神社での唱えことば!祓いたまえ清めたまえの意味。知っておきたい参拝方法まで

神社での唱えことば!祓いたまえ清めたまえの意味。知っておきたい参拝方法まで

お祓いでよく聞く「祓いたまえ清めたまえ」とはどんな意味なのでしょうか。 神職の方がお祓いなどでよく唱えるけれど、「祓いたまえ清めたまえ」は我々でも唱えて問題ないのかを説明するとともに、神社への正しい参拝方法を詳しくご案内していきます。

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「祓いたまえ清めたまえ」を唱えるのってなんの意味があるの?

「祓いたまえ清めたまえ」を唱えるのってなんの意味があるの?
「祓いたまえ清めたまえ」って聞いたことあるけど、どういう意味かわからない…と気になっているあなた。 神社で唱える言葉ですから、「祓いたまえ清めたまえ」にはもちろん意味があります。 厄払いのご祈祷くらいしか聞くことのない言葉ですが、我々一般人が唱えても良いのか? 元々の意味を紐解きながら、これからご案内します。

「祓いたまえ清めたまえ」ってどんな意味があるの?

「祓いたまえ清めたまえ」ってどんな意味があるの?
「祓え給い、清め給え、神かむながら守り給い、幸さきわえ給え」(お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい)
出典 : https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/osahou/tonaekotoba
日本には「言霊」という言葉にもある通り、発言には魂が宿るとされています。 自ら悪を祓い、願いを口にすることで言霊の力が発揮され、願いを叶える言葉とされてきました。 元々は占いの際に用いられた「吐普加美依身多女(とおかみえみため)」という言葉が元になっているようです。 言葉の意味は諸説あるため明らかではありませんが、「神様の言葉・心がはっきりわかりますように」という意味があったとされています。 古代の占いは神の言葉を巫女が聞き、その言葉を元に時の権力者の政治を行い、民衆は付き従ったとされていますので、神様の意思を聞く能力のある人間は世間の尊敬を集めていました。 そこから数千年が経過し、やや意味を変えながら現代にも残った言葉とされています。

「祓いたまえ清めたまえ」を唱える効果

「祓いたまえ清めたまえ」を唱える効果
神社は神様がいらっしゃる清浄な場所です。 基本的にどの神社でも手水舎など身体を清める場所が設けられていたりしますよね。 また、現代では少なくなりましたが女人禁制の神社も存在しますし、神社に行く数日前から肉を控える方もいるようです。 そもそも神社になぜ作法があるのか、と言いますと神様の機嫌を損ねずにスムーズに自分のお願いを伝えるための手段だからです。 神様にも優しい神様や気難しい神様など、たくさんの神様がいらっしゃいます。 私たちも、身だしなみが整っていない人や常識のない人からのお願いを聞くのはなんとなく気が引けますよね。 言霊の力を信じるかどうかは人それぞれですが、どうしても叶えたい願いがある方は自身で唱えてみるのも良いかもしれません。

「祓いたまえ清めたまえ」を唱える際はルールを守ろう!

「祓いたまえ清めたまえ」を唱える際はルールを守ろう!
ここでは「祓いたまえ清めたまえ」を唱えるタイミング、回数をご案内します。 神社により様々タイミングや回数など、神様によってやや異なりますが基本的なものをご紹介します。 手水舎で身体を清めた後、本殿参拝の際に「祓いたまえ清めたまえ」と唱えましょう。 後にご紹介する拝殿での二礼二拍手一礼の前でも構いません。 (神社によっては二礼四拍手一礼のところや、手を叩かず静かにお祈りする場所もあります) 唱える回数は1回から3回と神社によって異なりますが、初詣や例大祭など人が多い時は状況にあわせて回数を変えて問題ありません。 冷たい水と言霊の力で神様の力を最大限にいただき、願い事をかなえるお手伝いをご依頼しましょう。

神社で参拝する際に押さえておきたい6つのルール

神社で参拝する際に押さえておきたい6つのルール
神社はいわば神様の家。 神様の力をいただくには、作法を守ったお参りが必要です。 ここでは、参拝の具体的な方法のほか神社の敷地に入ってからのルールまでご紹介します。 文字で書くと厳しいと思われがちですが、実際はそうでもありませんのでご安心下さい。 【服装】 通常の参拝であれば服装は好きなものを選んで構いません。 ただ、原色を使った洋服や過度な露出は避けましょう。 女性の場合、スカートはひざ下が無難です。 靴もサンダルは避けましょう。 というのも、神社は玉砂利が敷かれている所もありケガをするおそれもあります。 歩きやすい靴で行きましょう。 夏場などはノースリーブが目立ちますが、神社の周囲には蚊や蜂も飛んでいますのでカーディガンを羽織るなど虫よけ対策も怠らないようにして下さい。 【鳥居のくぐり方】 鳥居は現世と神様の世界を区切る、いわば門のようなものです。 我々にも言えることですが、挨拶なしに家に入る客人はとても失礼ですよね。 特に何かを唱える必要はありませんが、鳥居をくぐる前・出た後は一礼しましょう。 入るとき・出るときは左足から入り、帽子も一旦取りましょう。 立つ位置も実は決まっていて、中央よりやや左とされています。 何故左なのかというと、諸説ありますが左は神様、右は人間を意味するのだとか。 ご挨拶の際、出来ればコートも脱いだ方が良いとされていますが、季節や混雑具合などでは無理に脱がなくても結構です。 【参道の歩き方】 参道は左端を歩きましょう。 中央は神様がお通りになります。 参道は神様のいる家へつながる道ですので、ぶつからないよう配慮してくださいね。 神社によっては逆の場合もありますので、行く前に調べるのが無難です。 【賽銭の方法】 テレビでも初詣の様子を中継していますが、お賽銭を投げるのは止めましょう。 神様にお金を投げることは、とても失礼な行為にあたります。 また、人に当たってケガにつながることもあるため、とても危険です。 正しくは、滑りこませるように静かに下から入れるのだとか。 今は貨幣として現金が流通していますが、以前は米や魚など食物をお供えしていました。 特別事情のない限りは、できるだけお賽銭箱に入れるようにしましょう。 【手水の作法】 基本的には左手、右手、口をゆすぐといった順番になります。 口をゆすぐときは柄杓に口をつけてはいけません。 水盤(水が溜まっている部分)に手を入れる行為もご法度です。 なぜなら穢れを口に入れることになってしまうから。 必ず手に水を受け、口を付けずに行ってくださいね。 【拝礼の作法】 基本的にはお賽銭を入れた後に鈴を鳴らし、「二礼二拍手一礼」となります。 お辞儀を二回、柏手を二回、願いを唱え終わったら一礼して参拝は終了です。 お守り、おみくじを買う予定のある方は参拝が終了してから出向くようにしましょう。

まとめ

まとめ
神社の基本的な参拝方法や、唱え言葉の意味をご紹介しましたがいかがでしたか? 日本には八百万の神々がいるとされ、それは多種多様な神様がいるとされています。 近年、パワースポットとしてメディアに取り上げられることも多くなり、良い意味で神社が身近になりました。 初詣で行くだけではなく、気が向いた時にふらっと立ち寄ってゆっくりするのも良いかもしれませんね。

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