《タロット》ペンタクルの7の正位置と逆位置の意味|恋愛/仕事/相手の気持ち/復縁/結婚/

畑に立った男性が、自分が育ててきた作物を眺めている様子が描かれた、タロットカード小アルカナの「ペンタクルの7」。 これまで一生懸命仕事を行ってきた手を止め、成果を振り返るタイミングが訪れているのです。 実った作物を見ながら、男性は思案顔をしています。 成果に満足して、一休みしているのかもしれません。 または、思っていた結果とは異なり、次の方向性を探っているとも考えられます。 実っているように見えても本人にとっては失敗で、落胆しているようにも見えますね。 この様子から、努力の成果を振り返り、客観的に自分の行ってきたことを確認することをあなたに促しているといえるでしょう。 正位置では「熟考」「成果を振り返る」「成長途中」といった意味で解釈することができます。 逆位置の場合は「不満」「焦り」「計算違い」というような意味になるでしょう。 詳しい解釈については、これから状況別に解説していきます。 基本的な意味を解説するとともに、シチュエーション別に正位置逆位置の意味をチェックしていきましょう。

恋愛においてペンタクルの7の正位置が出た場合、あなたは恋愛の不調を感じていると考えられます。 「つまらない」「出会いがない」が口癖になっていませんか？ 実は全く出会いがない訳ではないのですが、つい相手の悪い部分を見てしまって、恋愛モードに移ることができていないのです。 これまで自分磨きをしたり、仕事や勉強で努力してきたあなたにとっては、恋の相手探しも妥協できないものなのでしょう。 少し理想が高すぎるところもあるので、妥協点を探ってみるか、もうしばらくは辛抱強く相手探しを続けてみると良さそうです。 付き合っている相手がいる場合は、ややマンネリ気味。 相手への不満も溜まっているかもしれません。 付き合い自体に疑問を感じているなら、別れを選ぶかどうか具体的な考えをまとめてみましょう。

逆位置の場合、正位置よりも恋愛への情熱を失っていると考えられます。 将来への不安も感じていますが、何とかしようと具体的に行動に移す気力も失っている状態です。 付き合っている相手がいる場合も、ただ何となく恋人が欲しいからといった理由でしかないのかもしれません。 得るものの少ないまま時間を過ごし、同じような付き合いを繰り返してしまう可能性があるため、自分のスタンスを見直してみることが求められます。 将来に不安があるのであれば、どういった面で不安を感じているのかを見つめ直してみましょう。 そして、不安を解消するために恋人や結婚相手探しが必要なのであれば、真剣に方向転換することを考えてみてください。 労力は要りますが、今からでも少しずつ行動することを意識するだけでも変わってくるはずですよ。

相手の気持ちについてペンタクルの7の正位置が出た場合、恋愛やあなたとの関係性の今後の展開について、思い悩んでいるようです。 残念ながら「あなたのことを、ただただ大好き！」といった状態ではありません。 損得勘定をしたり将来性を見極めたりする部分が少なからずあり、考えながら恋愛をするタイプといえるでしょう。 あなたの片思いの場合は、付き合うべきか、他の人を選ぶべきかじっくり思案している場合もありそうです。 付き合っている場合も、関係をよりより良くしていきたいと思いながらも、どうすればよいのか考えあぐねたまま現状維持しているような状態と考えられます。 まだ結論には至っていないので、もう少し経過を見ていきたいと思っているのでしょう。 あなたも無理に話を進めようとせず、ゆっくりと信頼関係を育むことを心がけてみてください。

逆位置の場合、思い通りにならないことへの不満や不安が高まっている状態と考えられます。 2人の関係は決して悪くはないのですが、相手の考えていた展開とは少し異なっているのでしょう。 場合によっては、別れを選んだり、他の人に心変わりしてしまうこともありそうです。 片思いの相手の場合、相手はこの先どうなるか分からない関係に不安を抱いていると考えられます。 気持ちを伝えるなら、早めに伝えてしまいましょう。 告白までしなくても、相手への好意をアピールしたり、他に気になる人や付き合っている人がいないことを伝えるだけでも効果があります。 付き合っている相手の場合も、あなたの方からどんどん愛情を伝えていくことで、相手の不安や焦りが解消されるはずです。 このまま付き合い続けても大丈夫だと感じてもらえるよう、温かい気持ちで接してあげてください。

仕事に関してペンタクルの7の正位置が出た場合、満足できる結果が得られるのはまだまだ先となりそうです。 これまでもあなたは十分な結果を残してきているのですが、更に上を目指しているようですね。 思ったように仕事が進まなくても、焦らずに最善の方法を探っていきましょう。 新たな戦略を考えるということは、既に一つ上のステージに進んでいるということです。 最初に立てた目標通りに進めているか確認してみることでも、新たな発見があるでしょう。 必要に応じて方向性を変えたり、目標を再設定することも時には必要です。 これまで一生懸命頑張ってきたのなら、一度立ち止まって休憩をしてみるのも良いかもしれません。 疲れた心と体をリセットすることで、新たなアイデアが浮かんでくる可能性がありますよ。

逆位置の場合、努力をしても思ったような成果が得られず、苦しい時期が続きそうな暗示です。 モチベーションが低下し、働く楽しさを感じられなくなってしまうことがあるかもしれません。 注意力が散漫になったり、成果をなんとか上げようとあがくほどに、ミスを起こしやすくなってしまいます。 焦らずに、淡々と日ごろの業務をこなすことを心がけていきましょう。 大きな成果を目指せば目指すほど、成果を上げるまでに時間がかってくるものです。 「こういうときもある」と受け入れ、それでもイライラしてしまうときは、趣味などで思い切りストレスを発散してモチベーションを保ちましょう。 必要に応じて、キャリアプランを見直しても良さそうです。 客観的な視点を得るため、信頼できる人やプランナーに相談してみるのが有効でしょう。

復縁に関してペンタクルの7の正位置が出た場合、カードの中の人物が育っていく作物を見つめるように、無理に手を加えずにじっと見守ることが求められています。 また、自分自身やこれまでの恋愛を客観的に見つめる冷静さもポイントとなるでしょう。 1人で過ごす寂しさを感じたり、相手が別の人と恋愛をしてしまわないか不安になったりするとつい相手に連絡をしたくなってしまいますが、衝動的な電話やメールは控えてください。 2人が別れてしまった原因や、自分の悪かったところなどを改めて考えることから始めましょう。 相手に指摘された欠点や、相手を手助けできなかったことがあったなら、改められるよう努力することで、再会したときにより強く相手を惹きつけることができるはずです。

逆位置の場合、中途半端なアプローチによってチャンスを逃してしまいそうな暗示です。 連絡を絶って自分磨きに専念するときは、自分との約束を破らないようしっかりと専念しましょう。 そして、アプローチをかけるときは迷いを捨てて思い切り行動することが大切です。 相手が別の人と付き合い始めてしまったり、転勤などで物理的な距離ができてしまったり、近づきようがなくなってしまうかもしれません。 復縁に繋がる手立てが見つからず、苦しい思いをすることも考えられます。 思った通りの進展がないからと言って、無理に迫ったり、感情的になったりしてしまわないよう注意してください。 そう簡単に叶う復縁ではないので、強い覚悟を持って臨みましょう。

結婚に関してペンタクルの7の正位置が出た場合、結婚に踏み切れない状態が続いてしまうと考えられます。 結婚して良いのかどうか頭で考えすぎており、ちょっとした相手の難点を大きな問題として捉えてしまっているのかもしれません。 付き合っている相手がいる場合も、結婚生活を思い浮かべることができないのではないでしょうか？ 相手に物足りなさを感じ、「もっといい人がいるのではないか」という考えが捨てきれないでいると考えられます。 少し理想が高すぎるのかもしれませんね。 時には理屈ではなく、本当に相手を愛しているかどうかを基準として考えてみてもよいでしょう。 婚活中の人は、なかなかピンとくる出会いが無さそうです。 出会い自体はあるのですが、理想的な相手との出会いはもう少し先になると考えられます。

逆位置の場合、「結婚しなくては」という危機感が強くなっているようです。 安定した生活をしたい気持ちや、子どもを持ちたい気持ちから、結婚までのタイムリミットを感じている場合もあるでしょう。 結婚したい動機が「漠然とした不安」であるために、不安を解消するための条件ばかりで相手を探してしまいます。 条件第一で相手を選んでしまうと、気持ちが追い付かず、付き合いが長続きしないでしょう。 付き合っている相手と急いで結婚しても、良い結果にならない可能性が高いです。 焦りすぎず、じっくりと結婚までのプロセスを考えていきましょう。 譲れない条件がある場合はしっかりと将来設計をまとめ、結婚相談所や婚活サイトなどで相手を探してみると良い出会いがありそうです。

これまでの人生や恋愛、仕事の成果を見つめ直すときが訪れています。 改めて振り返ったとき、納得がいかない部分もあるかもしれません。 しかし、自分が築いてきた大切な人生であることに変わりはないのです。 真剣に向き合い、これからどう過ごしていくのかを考えてみましょう。