《タロット》ワンドの7の正位置と逆位置の意味|恋愛/仕事/相手の気持ち/復縁/結婚/

一対複数で戦っているような男性の姿が描かれた、タロットカード小アルカナの「ワンドの7」。 多忙さや優勢に立つことを表すカードです。 相手の攻撃は次々と仕掛けられてきますが、男性に届くことはありません。 この男性は高い位置に立っているので、優位な立場にあるといえるでしょう。 しかし、背景が崖のように見えることから、まったく気が抜けない状況でもあります。 孤独であっても強い意志をもって戦うことで、自分の立場や信念、命を守ることができるのです。 基本的な意味は、正位置では「抵抗」「優位」「争い」「信念」「危機」、逆位置では「圧倒される」「撤退」「不利」「妨害」とされています。 このカードが出たなら、他者との争いや激しい葛藤が待ち受けているか、あるいは今まさに争いの最中にあるかもしれません。 妥協せずに自分の信念を貫けば、良い結果となるでしょう。 詳しい解釈については、これから状況別に解説していきます。 基本的な意味を解説するとともに、シチュエーション別に正位置逆位置の意味をチェックしていきましょう。

恋愛に関してワンドの7の正位置が出た場合、カードの絵柄からイメージできるように、危機的状況が訪れると考えられます。 愛を守るための試練が訪れるといえるでしょう。 付き合っている相手がいるなら、ライバルが現れたり、付き合いを家族に反対されるかもしれません。 味方も少ないため、心身共に疲弊してしまう場合もありそうです。 しかし、自分の気持ちや愛情を信じて立ち向かいましょう。 「絶対にこの恋愛を守り抜くんだ」という気持ちがあれば、危機を切り抜けられるはずです。 片思いの場合、ライバルを突き放し、相手に一番近いポジションにいると考えられます。 積極的にアプローチを続ければ、成就する可能性も高いでしょう。 最初は手ごたえが無くても、諦めずに粘り強く続けることが大切です。

逆位置では、戦うべき相手や優先すべきことを見誤り、自ら不利な状況を作ってしまうかもしれません。 今まで以上に自分に自信を持ち、信念を貫くことを意識してみて下さい。 優柔不断な態度や八方美人な態度は、結果として好きな人の気持ちを逃してしまうことになりかねません。 付き合っている相手がいる場合、家族や友人の反対意見を受け入れてしまう可能性があります。 家族や友人との人間関係を大切にしたい気持ちがあるのも分かりますが、自分が本気で愛している恋人であれば、対立を恐れず自分の意見を主張しましょう。 片思いなら、ライバルが多くなかなか自分に目を向けてもらうことができないと考えられます。 孤独な闘いとなりますが、ライバルを貶めるようなことはせず、正々堂々と勝負する気持ちを持ち続けましょう。

相手の気持ちについてワンドの7の正位置が出た場合、自分の信念を守るために、何かしらの障害に立ち向かっているところだと考えられます。 付き合っている相手であれば、あなたとの交際を続けたり、結婚をするために家族や友人にアピールをしたり、仕事を一層がんばっているかもしれません。 反対を受けたとしても、流されずに立ち向かっているでしょう。 お相手が努力をしている様子が垣間見えたら、感謝の気持ちを伝えたり、好きな食べ物などで癒してあげてください。 あるいは、あなたの意見や好みの押しつけや、過剰な愛情表現に対して抵抗している可能性もあります。 片思いの相手でも付き合っている相手でも、あなた好みに相手を変えようとしているなら態度を改めたほうが良いでしょう。 相手を尊重することが大切です。

逆位置の場合、相手の気持ちは弱ってしまっているようです。 強い意志をもって立ち向かわなければいけない場面でも、自分の信念を主張することができず、誰かの言いなりになってしまうかもしれません。 あなたの意見を鵜呑みにする場合もあるでしょう。 片思いの相手であれば、あなたの押しに負けて付き合ってくれる可能性もあります。 自分の確かな意思でなく「流されている」状態なので、不安定な関係になってしまうでしょう。 相手の気持ちが分からないときは、本当に好きになってもらえるよう、一層相手を思い努力をしてみてください。 決断力に欠けている時期なので、結婚など大きな変化を伴う決断は避けたほうが良さそうです。 第三者の意見や世間の常識は参考程度に受け入れ、2人にとって一番良い方法を一緒に考えてみましょう。

仕事に関してワンドの7の正位置が出た場合、ライバルや競合から頭一つリードし、優位な体勢で成績を残すことができそうです。 しかし、喜ぶ暇もないほどに非常に忙しい時期となるでしょう。 少し気を抜けばライバルに逆転されるかもしれない立ち位置でもあるので、緊張感のある仕事が続きそうです。 取り掛からなくてはいけない仕事も、次から次へと割り振られてきます。 どの仕事にどの程度時間を割くのか冷静に判断し、慌てずに対応できれば、なんとか目標通りにこなすことができるでしょう。 今の時期は、仕事に忙殺されてしまうかもしれません。 プライベートな時間を楽しむ余裕がなくなってしまう可能性があるので、家族や恋人から理解と協力を得られるよう、声をかけておくとよいでしょう。

逆位置の場合、ライバルや同業者にリードを許してしまうことになりそうです。 勝負運が低迷気味で、攻めより守りの姿勢に徹することとなりますが、その体勢も崩されてしまうかもしれません。 失敗をしてしまったり、撤退を余儀なくされることがあっても、過剰に落ち込まないよう気持ちを切り替えてください。 チャレンジ精神を失わず、反省と挑戦を繰り返すことができれば、あなたの信頼や立場までが無くなってしまうことはありません。 モチベーションも上がらず、失敗や責任を負うことを恐れて、無難なポジションに留まりがちになってしまうと、業績を上げるチャンスもどんどん減ってきてしまいます。 劣勢ではありますが、意欲的な姿勢を保つことを意識しましょう。

復縁についてワンドの7の正位置が出た場合、あなたのリードで展開を進めていくことができそうです。 復縁したいという強い気持ちを貫けば、相手の気持ちを動かすことができるでしょう。 ただ、決して楽な道のりではありません。 次から次へと復縁を妨げる妨害が入るような、厳しい戦いとなります。 周囲の反対意見や自分自身の中の弱気な声に負けず、復縁をして2人で幸せになるんだという強い気持ちを抱き続けてください。 相手の立場から見ると、あなたからのアプローチから身をかわそうとしていると考えることもできます。 自分の気持ちを押し付けていることに心当たりがあるなら、態度を改めてアプローチの方法を変えてみても良いでしょう。 相手は「復縁してもよいが、今すぐはできない」と思っているのかもしれません。 友達関係からスタートしてみても良いでしょう。

逆位置の場合、あなたにとって不利な状況が続き、復縁に対する気持ちが弱まってしまう可能性があります。 ライバルが出現したり、友達に反対されたり、あなたを好きになる別の異性が現れたりするかもしれません。 また、仕事で忙しく、思うように相手と会うチャンスを得られなかったりするでしょう。 何を優先し、何を後回しにするか、きちんと選択して順序だてて対応していくことが求められます。 自信のなさもあり、つい復縁へ向けた行動を後回しにしてしまいがちですが、相手に対するアプローチが最優先です。 「今日は仕事で遅くなったから連絡は止めておこう」とか、「今度美容院に行ってから会おう」とか思っているうちに、ライバルに先を越されてしまうかもしれません。 勇気を出して行動を起こしましょう。

結婚に関してワンドの7の正位置が出た場合、あなたのペースで積極的に結婚話を進めていくことができそうです。 付き合っている相手がいる場合は、「自分から結婚の意思を示したい」と思っている頃合かもしれません。 しかし、今あなたに協力してくれる人は少ないようです。 相手が積極的になってくれなかったり、家族に反対されたり、周囲の人と都合が合わず結婚が先延ばしになってしまう可能性があります。 結婚は1人でできることではないので、スムーズに進まなくても焦らず、着実に実現できる方法を選択しましょう。 無理をして妥協をしたり、自分の仕事や夢を諦めたりはしないほうが得策です。 フリーの人も、結婚に向けて孤軍奮闘しているような状況と考えられます。 ライバルとの争いや自分磨きなどに忙しくなると予想されますが、自分の理想の実現に向けて信念を貫きましょう。 妥協せずに突き進めば、あなたに賛同してくれる人に出会えるはずです。

逆位置の場合、「結婚したい」という意思は確かにあるものの、具体的な行動に移せない時期が続きそうな暗示です。 付き合っている相手がいるなら、お互いに結婚を意識しており、結婚秒読み状態かもしれません。 しかし、自信や余裕がなく「このまま結婚して大丈夫なのだろうか？」という不安から、行動に移すことができていないようです。 「結婚するなら年収〇〇から」とか「〇〇な人がベスト」という世の中の様々な意見に振り回されてしまっている可能性もあります。 しかし、大切なのは2人の意思です。 不安がらずに結婚へ向けた話し合いを進めてみましょう。 フリーの人は、仕事など日々の生活が忙しく、婚活をする余裕がない状態かもしれません。 仕事量を調節するなどして、余裕を作ることから始めてみましょう。 自分磨きをする余裕もなかったなら、美容院やエステに通って自信をつけてから婚活を開始すると、堂々と振舞うことができるでしょう。

忙しく孤軍奮闘している様子を表す「ワンドの7」。 あなたは今自分の夢や信念を守るため、追い詰められた状況にあるのかもしれません。 しかし、優位なポジションにつけているので、不安にならずに自分の意思を貫きましょう。 勇気をもって、そして冷静に戦い抜くことができれば、理想の自分にまた一歩近づけるはずです。