《タロット》ソードの8の正位置と逆位置の意味|恋愛/仕事/相手の気持ち/復縁/結婚/

突き立てられた剣（ソード）と並び、白い帯で縛られて立つ女性の姿が描かれた、タロットソード小アルカナの「ソードの8」。 見ての通り、「束縛」や「身動きが取れない」ことを表しています。 目隠しまでされているため、むやみに動けば剣で体が傷ついてしまいそうです。 しかし、よく見ると脚は縛られていなく、帯の巻き方はゆるやかで、抜け出そうと思えば抜け出せるようにも見えます。 本当は自由なのに、自分の心がストップをかけていたり、思い込みに捕らわれているのかもしれません。 基本的な意味は、正位置では「束縛」「制限」「自虐的」「考えすぎ」、逆位置では「開放」「希望 「自由」「視野が広がる」などと解釈されることが一般的です。 詳しい解釈については、これから状況別に解説していきます。 基本的な意味を解説するとともに、シチュエーション別に正位置逆位置の意味をチェックしていきましょう。

恋愛についてソードの８の正位置が出た場合、あなたは不安な気持ちでいっぱいで、心のままに行動することができていない状態と考えられます。 恋に不安や心配はつきものですが、負の感情に支配されたままでは進展することができません。 「もしもフラれてしまったら…」「もうこんなに好きになれる人には会えないかもしれない…」など、実際には起こっていないことについて心配しているのではないでしょうか。 片思いの人は、見つめているだけの期間は卒業しましょう。 どんな結果になっても、あなたの成長に繋がるはずです。 だいたいの心配は、あなたの「思い込み」で片づけられてしまうのです。 勇気を出して一歩踏み出してみて下さい。

逆位置の場合、1つ行動を起こすごとに周囲の状況が明確になり、自信をもって思い通りに恋をコントロールできるようになれるでしょう。 恋が進展するための環境は整っており、あとはあなたが動き出すだけです。 安心して行動を起こしてみて下さい。 片思いの人は、自分から声をかけることで相手との距離がグッと縮まります。 相手の様子を見つつ、押したり引いたりすることで、相手の気持ちを引き寄せることができるでしょう。 付き合っている相手がいる場合も、これまで抱いてきた悩みが解決に向かいそうです。 悩み苦しんできた時間があったからこそ、次のステップに進むことができます。 過去から学んだことを生かし、慎重に判断を下しながら進んでいきましょう。

相手の気持ちについてソードの8の正位置が出た場合、相手は「がんじがらめになっている」「束縛されている」という気持ちが強いようです。 付き合っている相手であれば、あなたが原因になっているかもしれません。 相手の行動を制限したり、付き合い方を強制している部分はないでしょうか？ あるいは、知らずのうちに相手にプレッシャーを与えてしまっている可能性もあります。 思い込みや気弱さから自信を失っていることも考えられるので、極力優しく接し、一歩踏み出してくれるのを待ってみて下さい。 あなたの片思いの場合も、恋愛に対して弱気になり、どうしたらよいかわからなくなっていると考えられます。 相手が安心して声をかけられるよう、あなたがフリーであることや、声をかけられるのを待っていることをそれとなくアピールしてみてください。

逆位置の場合、お相手の恋愛を制限するものから徐々に解放され、自分らしく振舞えるようになってきていると考えられます。 思い込みや誤解などは無くなり、自信をもってあなたに接してくれるでしょう。 これまで束縛の強かった相手であれば、あなたの行動を制限することは減ってきます。 自分のことを客観的に見られるようになった結果なので、相手の変化を前向きに受け入れてあげてください。 今まであなたの言うことをいつも聞いてくれた相手であれば、あなたの要求より自分の都合を優先するようになるかもしれません。 どちらかが無理をして相手に合わせるよりも、尊重しあえる関係になりたいと考えているのです。 あなたの方が相手を強く束縛すると、別れを選択してしまう可能性もあるので、譲り合える関係を目指してみてください。

仕事に関してソードの8の正位置が出た場合、思うように行動できず息苦しい気持ちを味わうことになりそうです。 会社から行動を制限されたり、周囲の干渉があり、最低限の仕事を目立たずに続ける日々が続くかもしれません。 しばらくは、無理やり行動を起こしても逆効果です。 自分の意見を主張する機会をじっと待ち、チャンスをうかがいながら過ごしてみてください。 また、あなた自らの思い込みやトラウマによって、積極的に行動するのを控えている状態と読むこともできます。 「上手くいくわけがない」「私なんかが…」とネガティブになっているうちに、チャンスを逃してしまいかねません。 心配しすぎな一面もあるようです。 行動してしまえば案外何とかなることもあるので、後ろ向きにならず積極的に新しい業務に挑戦してみてください。

逆位置の場合、制約から解放されて一気に自由度が高まるでしょう。 会社の制度が緩くなる、プレッシャーが弱まるなど、あなたを押さえつけてきたものの力が弱まってきます。 昇給や昇進がしやすくなったり、プライベートな事情に合わせて休暇が申請しやすくなったりと、引き続き今の職場でがんばるモチベーションに繋がるでしょう。 もし転職を考えていた場合は、今が絶好のタイミングとなります。 あなたの希望に合った仕事が見つかり、長く働けることとなりそうです。 新しい職場では耐えたり苦しい思いをしたりすることはなく、伸び伸びと本来の能力を発揮できるでしょう。 しかし、自由に振舞えるからといって自分勝手な行動をしたり、人を傷つけたりしないよう注意が必要です。 これから出会う人はあなたにとって長い付き合いとなる可能性が高いので、思いやりをもって接してください。

復縁に関してソードの7の正位置が出た場合、「束縛」がキーワードとなります。 もしあなたが、今まで相手に対して制限をかけて束縛をしていたなら、復縁は困難な道となるでしょう。 お相手はあなたに押さえつけられていたため、まだ悪い印象を持っています。 復縁を望むなら、辛抱強く接していってください。 あなたを責めたり、自分勝手なふるまいをして試そうとする場面もあるでしょう。 相手が心から納得してくれるまでは、時間がかかりそうです。 あるいは、あなた自身が「私にはあの人しかいない」という思い込みに囚われている可能性もあります。 極端に言えば「復縁できなければ人生おしまい！」というくらいの気持ちをもっているかもしれません。 必死すぎると周りが見えなくなってしまいます。 自分自身の心を落ち着けることをまずは優先してください。

逆位置の場合、「解放」がキーワードとなります。 素直に気持ちを伝えるチャンスに恵まれますが、きっぱりとした別れになるかもしれません。 相手は、あなたとの恋愛を既に過去のものとして昇華することができています。 気持ちを伝えてもはっきりと断れてしまうか、全く新たな形で恋愛関係がスタートするかのどちらかになります。 いずれにせよ、未練のない形で先に進むことができるでしょう。 決着をつけるつもりで、迷わずにすぐに連絡をとってみてください。 会った際は、どんなに未練があっても爽やかな態度や言葉を選ぶようにしてみましょう。 相手が「もう別々に生きていきたい」と主張するのであれば、否定せずに、納得できるまで冷静に相手の意見に耳を傾けてみてください。

結婚に関してソードの8の正位置が出た場合、束縛や抑制されることへの不安が表れていると考えられます。 あなたは結婚後も自立していたいと思っているようです。 付き合っている相手との結婚話、あるいは婚活を始める際は、専業主婦になるより働きたいというスタンスを貫くと上手くいくでしょう。 相手の家柄に合わせる生き方は、あなたには向いていないようです。 結婚に当たって相手側の意見が強いようであれば、自分の意見を主張できるチャンスをうかがい、しっかりと話し合いましょう。 ある程度の条件は受け入れるか、納得できないようであれば結婚を破棄する流れとなりそうです。 また、「結婚はこうでなければならない」という固定観念に縛られている可能性もあります。 結婚への先入観を一度手放してみることも必要かもしれません。

逆位置の場合、結婚に対して客観的で一歩引いた考え方ができるようになるでしょう。 冷静になることで、思い込みもなくなり、自分に合った結婚のスタイルを見つけることができそうです。 付き合っている相手がいる場合は、結婚時期を考え始めることになるかもしれません。 結婚に関する両親や親戚からのお節介もなくなり、自由度は高まりますが、その分責任も重くなることを忘れずにいてください。 相手選びを間違え、裏切られることがあっても、誰のせいにすることもできません。 「何があっても自分でなんとかする」くらいの強い気持ちで婚活や結婚の相談に臨みましょう。 焦らず慎重に行動すれば、あなたらしい結婚に辿り着くことができるはずですよ。

束縛や抑制を表す「ソードの8」。 今のあなたは押さえつけられているような状態にあったとしても、起死回生するチャンスは近づいています。 五感を研ぎ澄ませて好機を待ちましょう。 あるいは、あなたを押さえつけているのは、あなた自身かもしれません。 客観的に物事を見つめることができれば、ネガティブな気持ちや恐れも和らいでいくはずです。