《タロット》ワンドの6の正位置と逆位置の意味|恋愛/仕事/相手の気持ち/復縁/結婚/

月桂樹の輪をかぶり、白い馬に乗って凱旋する男性が描かれた、タロットカード小アルカナの「ワンドの6」。 相手に打ち勝つ力や状況、目的を成し遂げる力や状況を表すカードです。 一人が馬に乗り、他の人物は付き従うように行進している様子から、あなたがリーダーシップをとって勝利を収めることや、イニシアチブを握った立場にあることを表しているといえるでしょう。 6という数字には「調和」という意味もあります。 チームワークを大切にすることや、1人で成し遂げた気持ちになってはならないことを表しているといえそうです。 正位置では「勝利」「自信」「賞賛を得る」「指揮をする」といった意味になり、逆位置では「虚栄心」「見せかけの勝利」「劣勢」「独善的」といった意味になるとされています。 「喜ばしいカードに見えない」という印象をあなたが受けたなら、他の人物が隙あらばリーダーの座を奪おうとしているように見えたのかもしれません。 この馬は「はりぼて」の馬であり、一時的な勝利や担ぎ上げられた状態とする解釈もあります。 勝利を確かなものにするため、油断せず謙虚に邁進し続けることが求められるといえるでしょう。 詳しい解釈については、これから状況別に解説していきます。 基本的な意味を解説するとともに、シチュエーション別に正位置逆位置の意味をチェックしていきましょう。

恋愛に関してワンドの6の正位置が出た場合、勝利や祝福を表す喜ばしい暗示と考えられます。 特に片思いの場合は、ライバルに勝利し、一歩リードすることができるでしょう。 努力を続ければ、相手を射止めることができる可能性が高いです。 例え優位な位置につけたとしても、ライバルはまだ諦めてはいないようですから、幸せな気分に浸って油断しないように気をつけて下さい。 付き合っている相手がいる場合は、周囲から祝福を受けて楽しい時間を過ごすことができるでしょう。 あなたも自分に自信を持っており、みんなに羨ましがられるカップルとして注目されそうです。 しかし、「相手の気持ちは絶対に離れていかないだろう」と思っているなら要注意。 相手への思いやりを忘れず、更に仲を深めていくための努力を欠かさないようにしてみましょう。

逆位置の場合、いつの間にか相手の気持ちが離れてしまっていることがあるかもしれません。 付き合っている相手の場合、あなたは順調な交際だと思っていても、相手はそう思っていない可能性があります。 自分の感情にばかり目を向けず、相手の様子も注意深く観察してみて下さい。 知らないうちに相手の心は自分から離れ、別の人の方へ向いているかもしれません。 片思いの場合は、ライバルに先を越され不利な立場になってしまいそうです。 挽回しようとするあまり、自分を過度に良く見せようとしたり、嘘をついてしまう可能性があります。 背伸びをするのは却って逆効果で、相手にもバレてしまうので、今は冷静に戦略を練りましょう。 自分の気持ちより相手の気持ちを優先し、理解を示すことも大切です。

相手の気持ちについてワンドの6の正位置が出た場合、相手はあなたのことを自慢の存在だと思っているようです。 付き合っている相手の場合は、あなたと恋人でいることをとても喜ばしいことだと思っています。 相手の仲間や家族からも応援や祝福を受け、嬉しい気持ちに浸っているかもしれません。 あなたとの関係にも自信を持っており、これから先の未来に希望を見出しているようです。 自分がリードしたいという気持ちが強いので、相手優位の恋愛になると考えられます。 あなたがリードされたいタイプであれば、これから先も上手くいきやすいでしょう。 片思いの相手の場合も、あなたに好意を抱いており、気になる存在になっているようです。 日ごろから近くにいるようにし、何かと頼ってみると、更に距離が縮まるでしょう。

逆位置の場合、あなたとの関係に不安や焦りを感じていると考えられます。 周りと自分を比べてしまい、自信を無くしている可能性もありそうです。 片思いの相手であるなら、相手の良いところや魅力的なところを積極的に伝えてあげると良いでしょう。 相手は見栄を張って自分を良く見せようとしているかもしれませんが、そういった背伸びをした部分ではなく、相生まれながらに持つ良いところを見つけてあげることがポイントです。 あなたに他に好きな人がいるのではないかと疑ったり、ライバルの存在を恐れている可能性もあるでしょう。 疑心暗鬼になっているところがあるので、とにかく「あなただけ」ということを伝えてあげると良さそうです。 これは、付き合っている相手の場合でも同様です。 相手のためだけでなく、あなたが疑われたりしないためにも、細やかに愛情を伝えていってください。

仕事に関してワンドの6の正位置が出た場合、ライバルや競合に勝利し、良い結果を出すことができそうな暗示です。 業績がアップして良いポジションに就くことができたり、リーダー的立場に立つことができるかもしれません。 良くも悪くも注目を集めることになります。 喜ばしい展開となりますが、永続的な勝利が約束されたわけではないので、結果に満足して気を抜かないよう注意が必要です。 調子に乗っていると、すぐに足元をすくわれたり、ライバルに追い越されてしまいます。 ここからが本当の勝負だと思い、最低限今いる位置をキープできるよう努力を続けましょう。 周囲の人もあなたを認め、尊敬の念を抱いているので、期待を裏切らないよう気を引き締めて下さい。

逆位置の場合、自信過剰になっていないか見直す必要があるでしょう。 自分の実力を見誤っていたり、勉強不足のため失敗をしてしまう可能性があります。 自信満々に取り組んでいる仕事でミスをしてしまい、周囲からも呆れられてしまうかもしれません。 ライバルや部下に追い抜かれてしまうことも考えられます。 部下を持つ人や、リーダー的ポジションにある人は、肩書だけで実力の伴わない人だと思われているかもしれません。 油断は禁物な時期なので、立場や役職に慢心することなく自分のスキルを磨きましょう。 もしトラブルや敗北を経験したなら、自分の力不足を認め、巻き返しに努めてください。 挽回はまだまだ可能なので、現実から目をそらさず努力することが大切です。

復縁に関してワンドの6の正位置が出た場合、前向きな姿勢で自信をもってアタックすることできるので、相手の心に思いが通じやすいです。 謙虚に努力することができれば、復縁が叶う可能性は高いでしょう。 相手もあなたの人間性や異性としての魅力は十分に知っています。 そのため、あなたの魅力をアピールするより、付き合うことで相手の人生がより良いものになることを感じてもらえるよう心掛けてみましょう。 「次はうまくいく」と相手に信じてもらうことができれば、復縁は叶いやすくなります。 友達からの理解や応援も得られるので、心強いでしょう。 恋のライバルが現れても、あなたが一歩リードすることができます。 順調に相手との距離を縮めることができるので、気を抜いて詰めが甘くならないよう注意すれば、相手との関係が良いものになっていくでしょう。

逆位置の場合、せっかく良い雰囲気になっても「まさか上手くいくわけない」と弱気になってしまい、チャンスの逃してしまいそうです。 相手がその気になっているのに、あなたの反応の薄いために、再び距離が開いてしまう可能性があります。 自分が追いかける立場の恋愛であれば、相手の反応次第で一喜一憂してしまうものでしょう。 過剰に反応して喜びすぎたり悲しみすぎたりするのも良くありませんが、感情を抑えすぎるのは更に良くありません。 喜びや悲しみ、期待などの感情が湧いてきたら、それを素直に受け止め、更に言葉にして相手に伝えてみましょう。 「嬉しいな」と言われれば、相手も悪い気はしないはずです。 あなたの気持ちをアピールし、相手の好意を引き寄せることもできるので、恐れずに気持ちを伝えてください。

結婚についてワンドの6の正位置が出た場合、家族や友人から祝福され、注目を集めるような結婚ができそうな暗示です。 付き合っている相手がいる場合は、あなたの希望通りに結婚話が進んでいくでしょう。 フリーの人も、意中の人を射止め、あっという間に結婚に至ることができるかもしれません。 自分に自信を持ち、堂々と自分の気持ちを伝えてみてください。 付き合っている人との結婚が決まっているのであれば、安心して幸せに浸っている時期であるといえるでしょう。 あなたの力でつかみ取った結婚ですが、ここがゴールではありません。 2人の生活はこれからが本当のスタートです。 新しい生活を豊かなものにしていくため、恋人モードから夫婦モードに切り替えていきましょう。

逆位置の場合、相手とあなたの気持ちには温度差があるかもしれません。 付き合っている相手がいる場合、あなたは結婚前提の付き合いだと思っていても、相手は結婚を考えていない可能性があります。 または、結婚観が違っており、あなたの希望通りの生活を実現することは難しい場合もあるでしょう。 友人に結婚後の生活についてのプランを語っているような場合は、あなたの言った通りにならず、後々恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。 結婚は相手があってこそのものなので、1人でヒートアップしないよう気を付けておきましょう。 フリーの人は、「本気で婚活をすればすぐに相手がみつかるだろう」と思っていると危険です。 今の時期は希望に合う相手が見つかりにくく、がっかりしてしまいそう。 時期を改めるか、謙虚な気持ちで条件を見直してみてください。

ワンドの6が出たなら、ライバルや自分自身に打ち勝ち、勝利を手にすることができる予感です。 自信をもって恋や仕事に打ち込んでいけば、良い結果が得られるでしょう。 祝福や賞賛を受けることができますが、大切なのは成功した後です。 慢心したり調子に乗ったりすることなく、謙虚な態度を貫いてください。 清々しい自信を持ち、また次の目標へ進んでいきましょう。