《タロット》カップの7の正位置と逆位置の意味|恋愛/仕事/相手の気持ち/復縁/結婚/

男性が七つのカップを眺めている様子が描かれた、タロットカード小アルカナの「カップの7」。 カップが雲や煙の上に並んでいるのは、それらが男性の想像の産物だからです。 頭の中で、もわもわと豪華で魅力的な宝物たちを夢想しています。 これは、今のあなたに様々な選択肢が与えられていることを表しているのかもしれません。 また、夢を見て妄想にふけるばかりで、実際には何も行動していない怠惰な状態と考えることもできます。 自分を甘やかし現実を見つめることができていないなら、そろそろ目を覚まさなくてはならないといえるでしょう。 以上のことから、正位置では「夢想的」「選択肢に迷う」「怠惰」「現実逃避」といった意味なり、逆位置では反対に「現実を受け入れる」「夢から覚める」「賢明な選択」といった意味になると解釈することができます。 詳しい解釈については、これから状況別に解説していきます。 基本的な意味を解説するとともに、シチュエーション別に正位置逆位置の意味をチェックしていきましょう。

恋愛に関してカップの7が出た場合、妄想や空想に浸りがちな状態と解釈することができるでしょう。 頭の中で様々なシチュエーションを想像して楽しむことが多いのではないでしょうか。 楽しい恋愛ができるのは良いことですが、想像の中で理想的な相手を作り上げてしまい、現実の相手を正しく見ることができていない可能性があります。 独りよがりな恋愛なので、付き合っている相手がいる場合、相手は置いてけぼりになっているかもしれません。 理想を押し付けたり、相手に勝手に期待していることがあるならば、目を覚ました方がよいでしょう。 片思いの場合も、幻想を抱いてしまっています。 付き合いをスタートしたいと思うなら、1人で楽しむ恋愛から抜け出し、ありのままの相手を見つめてみましょう。

逆位置が出た場合、恋に幻想を抱いていたことに気が付くことになりそうです。 現実の恋愛や異性は、少女漫画とは異なっていると実感するでしょう。 しっかりと現実を見つめ、受け入れられるようになることで、恋愛はスムーズに進展するようになると考えられます。 付き合っている相手がいる場合は、自分の理想を押し付けていたことに気づき、そのままの相手を受けれることができるようになるかもしれません。 派手でロマンチック恋愛でなくても、ごく普通の日常を幸せだと感じられるでしょう。 片思い中やフリーの人は、思いを寄せる相手や異性の欠点や実態を目の当たりにすることになる可能性があります。 相手が「自分の夢を叶えてくれる存在」ではなく、生身の人間であることが分るでしょう。 冷静に現実を受け入れることで、却って距離が縮まっていくと考えられます。

相手の気持ちに関してカップの7が出た場合、お相手はあなたに対して自分勝手なイメージを抱いているかもしれません。 あなたを理想の異性だと思い、美化している可能性もあります。 また、相手が自分の理想の恋愛像を貫こうとしているなら、あなたにとっては「ごっこ遊び」のように感じられてしまうかもしれませんね。 そのうえ、相手の理想と現実のあなたに相違点が合った場合、急に冷めてしまうことも考えられます。 改善は難しい状況ですが、相手のイメージに縛られすぎる必要はありませんので、あなたらしく相手に接していくことが大切です。 また、相手にはあなたの他にも気になる異性が存在している可能性があります。 誰を選ぼうか考えあぐねているのかもしれません。 しかし、それぞれの異性のスペックや容姿ばかりに目を奪われているため、人柄をしっかり見極めてはいないでしょう。 自分を見てもらえるよう、優しさや愛情を伝えてみてください。

相手の気持ちに関してカップの7が出た場合、相手はあなたに対する先入観や幻想を取り払い、クリアな目で向き合おうとしていると考えられるでしょう。 あなたと接する時間が長くなったことや、恋愛経験を積んだことで、現実的な大人の恋愛ができるようになったと考えられます。 あなたへの真の愛情を自覚した場合には、交際が更にに発展していくでしょう。 付き合っている相手なら、結婚を視野に入れるようになるかもしれません。 片思いの相手なら、相手から距離を縮めてくることがありそうです。 あなたも相手への気持ちをアピールしてみましょう。 一方、冷静になってあなたを見つめた結果、気持ちが冷めてしまう可能性もなくはありません。 態度がそっけなくなっているなら、気持ちが離れつつあると考えられるでしょう。

仕事に関してカップの7が出た場合、非現実的な夢を抱きすぎて、集中力を切らしていると解釈できます。 立ち向かわなくてはいけないことから目を背け、楽しいことばかりを見つめて現実逃避をしてしまっているかもしれません。 冷静にこれまでのキャリアを見つめなおし、目標の達成具合や、今後どんなキャリアを描いていきたいか考え直してみると良いでしょう。 転職や就職活動を進めている場合は、あれもこれもやりたいことが浮かんできている状況かもしれません。 選ぶことができないときは、物事の良いところばかりを見るのではなく、大変な点やネックとなる点も挙げてしっかり吟味し、安易においしい話に飛びつかないことが大切です。

逆位置の場合、迷いや幻想から脱却することができ、自分の進むべき道を見定めることができそうな暗示です。 理想ばかりを追わず、現実を突き詰めて考えてみましょう。 具体的な数値やデータを基にするなど、誰が見ても納得できる資料を用いることで、方向性が明確になり、信頼性も増します。 冷静な判断力が身についてきていますので、成果が上がりやすくなってくるでしょう。 仕事を探している場合は、自分に合った業界や職種を見定めることができるようになります。 憧れの仕事と、適性のある仕事は違うということに気がつくでしょう。 自分に合った仕事を選べるようになれば、より一層活躍することができるはずです。 あなたらしいスタイルが見つかり、充実した生活になるでしょう。

復縁に関してカップの7の正位置が出た場合、自分の想像の中で復縁のストーリーがどんどん進行している状態といえるでしょう。 復縁までのドラマチックな展開や、その後どんな付き合いをしていきたいかなど、様々な想像をしているかもしれません。 復縁へのモチベーションアップのために、前向きな未来を思い描くのは良いことですが、想像の通りになると思い込みすぎるのは危険です。 自分の理想を押し付けすぎず、しっかりと現実を見つめ、復縁に向けて具体的な行動を起こしましょう。 あれこれと雑念が浮かび、実際に行動に移せないまま時間が過ぎていってしまう可能性もあるのです。 または、他の異性と付き合うことも選択肢に入れているのかもしれません。 自分でもどうしたいかわからない場合は、信頼できる人に相談をしてみるのも有効です。

逆位置の場合、相手と復縁したい意思が固まっているといえるでしょう。 恋愛への幻想や理想を手放したうえで、相手は自分の人生に必要な人物だという判断に至ったようです。 相手の欠点や弱い部分さえも受け入れ愛する気持ちになっているので、相手に幻滅したりすることはありません。 あなたの広い心や深い愛情が伝われば、復縁に至ることも可能でしょう。 一方、冷静になったことで、復縁までの道のりが難しく感じられてしまうこともありそうです。 日常で会う機会のない相手であれば、接点を持つことすら簡単ではありませんよね。 ですが、間もなくあなたらしいアイデアが浮かんでくるでしょう。 自然に相手に接近するためのチャンスが巡ってくるかもしれません。 冷静さを忘れず、少しずつ距離を縮めていけば復縁の成功に一歩近づけるでしょう。

結婚に関してカップの7の正位置が出た場合、結婚に対して夢を見すぎているといえるかもしれません。 「結婚さえすれば…」と考えているなら、後々がっかりすることになるでしょう。 結婚はあくまでも日常生活の延長です。 結婚したからと言って、あなたの性格が変わったり、相手の悪い部分が直ったりすることはほとんどないと考えておいたほうが良いでしょう。 母親や、結婚している友人に話を聞き、現実の結婚について学んでみるのもよいかもしれません。 結婚すればすべて解決、というわけにはいきませんので、付き合っている相手がいる場合は、2人の間にある問題を曇りない目で見つめていくことが大切です。 フリーの人は、非現実的な結婚像を改め、自分が何を望んでいるのかを突き詰めて考えてみることで、条件が整理されるでしょう。

逆位置の場合、今までぼんやりと考えていた結婚のことが現実味を帯びてきます。 「いつかは自分も結婚するのかな」と何となく思いながら過ごしてきたかもしれませんが、いよいよ「そうも言っていられない」という焦りに変化していきそうです。 昔からの友人などの結婚を知り、子どもの頃から長い時間が経過していることに気が付く場合もあるでしょう。 身近な人がどんどん結婚していくのを目の当たりにして、あなたも将来を意識し始めるかもしれません。 付き合っている相手がいる場合は、結婚相手としてふさわしいかどうかを基準に相手を見つめられるようになります。 フリーの人も、恋愛よりも結婚を意識した相手選びにシフトチェンジしていくでしょう。 何歳までに結婚をして、子供を産んで…などと計画を立てると焦ってしまいますが、タイムリミットに縛られすぎず余裕を持って相手選びを進めていってください。

あらゆる夢や想像が膨らみ、現実が見えていない状態を表すカップの7のカード。 現実から目を背け、楽しい想像に浸って具体的な行動に移せないでいるのかもしれません。 空想を現実に変えるため、そろそろ自分の足で歩きだしてみませんか？ しっかりを現実を見つめて、計画を立てるところから始めてみましょう。