《タロット》ペンタクルの2の正位置と逆位置の意味|恋愛/仕事/相手の気持ち/復縁/結婚/

若者が、まるでダンスを踊っているかのように2つのコインを操っています。 片足を上げて、軽々と操っている様子から、ペンタクルの2は「複数の事柄を要領よく対処していくこと」を表しているといえるでしょう。 2つのコインを乗せた紐が「∞＝無限」の形をしているように、この動きはいつまでも続いていくと考えられます。 絶えることなく起こる変化を、楽しみながら捌いていくことがこの若者にとっての「安定」なのです。 正位置では「器用」「臨機応変」「変化」「陽気」といった意味になり、反対に逆位置では「アンバランス」「融通が利かない」「いいかげん」「楽しみを失う」といった意味になると解釈できるでしょう。 詳しい解釈については、これから状況別に解説していきます。 基本的な意味を解説するとともに、シチュエーション別に正位置逆位置の意味をチェックしていきましょう。

ペンタクルの2のカードに描かれた若者が、ひょいひょいと楽しそうにコインのやりとりをしていることから、軽やかでワクワクするような恋愛になるとになると考えられます。 2という数字から、まだ始まったばかりの若々しい恋なのかもしれません。 あなたの気持ちも相手の気持ちも安定していて、大きな喧嘩をすることはないでしょう。 片思いの人も、次々変化する恋の模様を楽しむ心の余裕さえあります。 自覚が無くても、自分に自信があるのかもしれませんね。 恋愛中でも仕事や私生活を疎かにしない器用さも持ち合わせているので、恋に溺れてしまうことはありません。 ただ、楽しみたくて恋愛をしているので、気持ちが冷めてしまったら終わりを迎えてしまい、短命な恋が続いてしまう可能性もあります。

逆位置の場合、相手と気持ちが通じ合わない期間が続きそうです。 気持ちのすれ違いだけでなく、連絡が付きにくかったり、都合が合わずなかなか会えないといった問題が起こるかもしれません。 付き合っている相手の場合、多少会えなかったりすれ違いが起こっても「まぁいいか」と後回しにしてしまいがち。 お互いに歩み寄ろうとする気持ちが薄れいているため、このままにしておくとどんどん距離が離れていってしまいます。 自分の気持ちをハッキリさせることや、相手に思いを伝えることを面倒くさがっていてはいけません。 仕事が忙しかったり、心に余裕がないのであれば、無理に付き合い続けずに一度距離を置いてみてもよいでしょう。 嘘偽りのない気持ちで、真剣に相手と向き合うことができるか、落ち着いて考えてみて下さい。

相手の気持ちでペンタクルの2が出た場合、あなたとの恋愛をライトに楽しんでいると考えられます。 器用で会話が上手く、その上お調子者の相手なので、あなたは「私のこと本気なの？」という気持ちになることもあるでしょう。 付き合っている場合、相手は相手なりにあなたを愛しているのですが、「いつも一緒にいたい」「結婚したい」という気持ちはまだありません。 そのため、あなたが結婚話をしたり、束縛するような素振りを見せたなら「重たい…」と思われて距離を置かれてしまう可能性があります。 しばらくは相手の感覚に合わせ、様子を伺いながら関係を深めていくと良いでしょう。

逆位置の場合、相手の気持ちはフラフラとして定まっていません。 日によって気分が変わりやすく、あなたに対する気持ちも揺れ動いています。 まだ付き合っていない場合は、あなたとの関係をどうするか決めかねているようです。 ズルさが働いて、「とりあえずキープしておこう」という結論に至ることもあるでしょう。 相手が本当に本心で話しているのか、慎重に見極めてから関係を深めていったほうが良さそうです。 付き合っている場合も、あなたとの関係に自信を持つことができていません。 周囲の人にあなたの存在を隠していたり、紹介してくれなかったり、相手への不信感が募る出来事が起こりそうです。 相手には落ち着いて考える時間が必要なので、しつこく言い寄ったりするのは控え、相手からアクションを起こしてくれるのを待ってみましょう。

仕事におけるペンタクルの2は、非常に良い意味となります。 仕事とプライベートの両立も叶い、あらゆることのバランスが取れて、充実した生活ができそうです。 次々起こる変化を楽しみながら、的確な判断で処理していくことができるでしょう。 複数のことをこなす能力に長けています。 仕事内容や状況に応じてやり方を変えたり、仕事を分割して振り分けたりと、臨機応変な判断力で困難を乗り越えていけるでしょう。 副業をして、いくつかの仕事を同時に進めていくことも難なくこなせます。 カードの中の人物がコインのやり取りをしていることから、貿易や物流関係の仕事は特に吉です。 変化のある職場であればあるほど、あなたの能力が発揮されるでしょう。

逆位置の場合、同じことを繰り返す毎日にうんざりしていると考えられます。 仕事へのモチベーションが下がっているため、ちょっとした油断がミスを引き起こしてしまうでしょう。 気を引き締めるとともに、今後の進路を考え直してみても良さそうです。 ペンタクルの2に描かれている人物が1人で作業をしているように、本来あなたは1人で黙々と働く方が性に合っているのかもしれません。 常にチームで働く職場であるなら、1人で担当する業務を増やしたり、異動を申し出ることで状況が変わっていくでしょう。 今の仕事では楽しみながら働けないと感じている場合は、転職を検討するのもOKです。 あなたはまだ若い行動力に満ちているので、自分らしく働ける職場を探してみましょう。

ペンタクルの2が正位置で出た場合、相手はあなたに対して良い印象を持っていると考えられます。 一度別れた相手には連絡しにくいものですが、この場合心配は無用です。 むしろ、再開を喜びワクワクして待っていてくれるので、安心して連絡を取ってみましょう。 一度会ってしまえば、付き合っていた頃のように楽しい時間が過ごせます。 お互いに「楽しい」と感じられたなら、復縁はすぐに叶うでしょう。 しかし、単なるノリでの復縁になってしまわないよう、けじめはしっかり着けることが大切です。 相手は恋愛を軽く考えている節があるので、同じ別れ方を繰り返さないよう、あなたの方から2人の間の問題点について話をしておいた方がよいでしょう。 重たい印象にならないよう「こうしようね」とあくまでライトに提案してみて下さい。

ペンタクルの2が逆位置で出た場合、復縁自体は容易に叶います。 しかしそれは相手が「来るもの拒まず」な状態であるからであって、本当にあなたを愛しているわけではない可能性がありそうです。 相手の心には芯が通っていなく、明日には別の人を好きなっていたり、あなたへの好意が薄れていたり…そんなこともありえます。 いつの間にか離れては戻り、付き合っているのかいないかのかわからない関係になってしまう可能性があるでしょう。 円満に復縁を遂げたいのであれば、相手の曖昧な態度に振り回されない強い意志が求められます。 相手があなたを受け入れてくれるからといって、簡単に身を任せてしまうのは止めてみてください。 「あなたを待っている」という態度を示し、距離を置いてみましょう。 相手があなたの大切さに気づけば、心の安定を取り戻し、あなたのもとへやってきてくれるでしょう。

結婚に関しては、2という数字が「調和のとれたパートナー関係」という意味を表してきます。 そのため、理想的な夫婦として楽しい結婚生活が営めると考えることができるでしょう。 2人のパワーバランスは釣り合いが取れており、協力し合って様々な物事に対処していけます。 お互いに自立し、べったりとした関係は好みません。 それぞれの仕事や趣味の時間も楽しむことができる、心地よい距離感です。 今付き合っている相手がいない場合は、思い切って婚活パーティなどに参加してみると良いでしょう。 通常の恋愛だと、つい「今を楽しむ」ことに意識が向いてしまいがちなあなたは、婚活をして「結婚」に意識を切り替えたほうが、結婚相手探しは上手くいきます。

逆位置の場合、結婚に対するネガティブなイメージが先行しているようです。 まだ自由でいたい、家庭に縛られたくない…という気持ちが強いうちは、無理に結婚をしようと思わないほうがよいでしょう。 今の生活を楽しみながら、自然と意識が結婚に向いていくのを待ってみてください。 付き合っている相手がいる場合、相手との気持ちのバランスが釣り合っていないと考えられます。 あなたか相手のどちらかが結婚に踏み切れずにいるのです。 あなた自身に迷いがある場合は、起こってもいないことを心配するのをやめて、結婚後も楽しく生活していけそうかどうか想像してみましょう。 心配なポイントがあるのなら、曖昧にしておかず、相手ときちんと話し合うことで解決していくはずです。

ペンタクルの2は、優れた対応力やバランス感覚を表しています。 あなたは、どんな変化が起こっても、楽しみながら乗り越えていける人です。 「行き詰っているな」と感じたら、その物事の楽しい一面を見つけてみましょう。 人生に起こる変化を楽しめる人は、思い通りに自分の運命をコントロールしていけるのです。