《タロット》ペンタクルの8の正位置と逆位置の意味|恋愛/仕事/相手の気持ち/復縁/結婚/

職人の若者が、一生懸命コインを作っている様子が描かれた、タロットカード小アルカナの「ペンタクルの8」。 出来上がったコインたちは大きさが微妙に不揃いであることから、この若者がまだ修行中の身であることがわかります。 集中し、じっくりと作業を繰り返すことで、一人の職人として成長していくのです。 この若い職人のように集中して勤勉に物事に取り組むことを、カードは伝えています。 街の景色が遠くに見えるように、自分の作業にのめり込むことは孤独なものなのかもしれません。 しかし、全力で取り組むことによって、将来が安定したり、夢を掴むことができるのです。 正位置では「勤勉」「集中する」「修行」「チェックする」といった意味になり、逆位置では反対に「根気がない」「実力不足」「虚栄」「能力の出し惜しみ」といった意味にになると解釈できるでしょう。 詳しい解釈については、これから状況別に解説していきます。 基本的な意味を解説するとともに、シチュエーション別に正位置逆位置の意味をチェックしていきましょう。

恋愛についてペンタクルの8の正位置が出た場合、コツコツと実直に努力を続けていけば、恋が実りそうな暗示です。 あなたは恋愛に対してとても真面目な考えを持っているようですね。 一つ一つのプロセスを踏んで、正々堂々と恋愛に臨もうとしているようです。 また、一度好きになったら長続きするようなタイプともいえるでしょう。 片思いの場合は、焦らず自分のペースで相手との距離を縮めていってみてください。 ひたむきに相手を思い、努力している姿が伝われば、良い印象を持ってもらえるはずですよ。 付き合っている相手がいる場合、相手はあなたの誠実さを信頼しています。 思いやる気持ちを忘れず、ポジティブな気持ちで相手と向き合い続けることができれば、堅実な結婚に至ることができるでしょう。

逆位置の場合、長く続く片思いや、刺激の少ない交際に飽きが生じる可能性を示しています。 片思いの場合、報われる気配がなく諦めモードになってしまいそうです。 これまで相手を思い続けることに集中してきたのなら、一度気持ちをリフレッシュさせるために、趣味などに心を傾けてみても良いでしょう。 アプローチを続けてきたつもりでも、相手の心にはヒットしていないかもしれないので、別の方向からのアプローチ法を考えることも有効です。 付き合っている相手がいる場合、変化のない毎日に飽きてきています。 他の人が良く見えることがあるかもしれませんので、浮気心には注意をしてください。 付き合いを続けていくか、別れを選ぶかのターニングポイントが訪れています。 曖昧にせず、自分の気持ちや相手としっかり向き合ってみましょう。

相手の気持ちについてペンタクルの8の正位置が出た場合、真面目な考え方を持っていると考えられます。 コツコツと努力することが得意で、いい加減なことができないタイプです。 片思いの相手の場合は、今は仕事に集中していて恋愛に気持ちが向いていないこともあるでしょう。 そんな態度が面白くなくても、相手の気持ちを尊重してあげてください。 理解を示すことで、相手も心を開いてくれるはずです。 付き合っている相手の場合は、態度に現れてこなくても、あなたを真剣に愛してくれていると考えられます。 真面目さゆえに刺激は少ないかもしれませんが、浮気の心配はありません。 あなたを支えて養っていきたいという思いもあるので、結婚にも向いているでしょう。

逆位置の場合、相手はマンネリを感じているか、そもそも本気で恋愛をしてはいないようです。 カードの中の人物の様子でいうと、手を抜いて手っ取り早くコインを作り上げようとしていたり、名声を得たいために奇をてらった作品を作ろうとしているようなイメージになります。 手早く恋愛を楽しみたいと考えているため、あなたのガードが堅いとすぐに冷めてしまうかもしれません。 自分の技術やテクニックを試してみたいという気持ちも持っているようです。 相手が自分の満足のためにあなたと付き合おうとしているような場合は、一度距離を置いたほうが良いでしょう。 長く付き合い続けていきたいと思っているなら、相手への気持ちを細やかに伝え、お互いの気持ちをすり合わせてみてください。

仕事に関してペンタクルの8の正位置が出た場合、運気は上々です。 コツコツと努力を続けることで、安定した成果を得ることができるでしょう。 新しく始める仕事や、未経験の仕事でも、前向きに努力を続けることでしっかりと評価を得ることができます。 学ぶ姿勢を忘れず、ひたむきに取り組み続ける姿勢が大切です。 また、あなたには真面目に努力を続けられる才能があるので、恐れずにチャレンジしていきましょう。 長年同じ仕事を続けている人なら、技術が熟練のものになってきているかもしれません。 同じ作業をこのまま繰り返しているより、一つステップアップすることを考えてみても良いでしょう。 見習い期間終了の時期が近づいています。 新たな活躍の場を求め、新しい業務や転職に臨んでみるのにもぴったりな時期ですよ。

逆位置の場合、仕事に慣れてしまったために飽きを感じているようですね。 やる気を持てば更に成果を上げることができる実力をもっているので、とてももったいない状態です。 できること、できないことの線引きをしてしまい、簡単な業務しか行わないでいるのかもしれません。 自分ができることに関しては自惚れも出てきて、成長することができなくなっています。 本来のコツコツ努力できる性質を取り戻せるよう、きっかけを掴む必要があるでしょう。 環境を変えることでやる気がアップすると思えるなら、転職や異動を検討してみても良さそうです。 私生活に気がかりな問題が発生している場合は、そちらを優先して解決し、仕事に集中して取り組める環境を整えましょう。

復縁に関してペンタクルの8の正位置が出た場合、正しい方向へ向かって努力することができれば、復縁が叶う可能性が十分にあります。 大切なことは、過去の2人の付き合いを振り返り、改善点をしっかりと分析することです。 別れの原因は何だったのでしょうか？ 別れ話に発展する最初のきっかけは何でしたか？ 辛いかもしれませんが、振り返ってみることで、どうすれば良い関係を築いていくことができるのか分かってくるはずです。 あなたに反省する点があるのなら反省をし、成長することができれば、相手があなたを見る目も変わってくるでしょう。 復縁までの道のりは、焦らずにじっくりと進んでいってください。 一つ一つの作業を丁寧に行うように、相手の様子を観察しながら復縁に臨んでいきましょう。

逆位置の場合、正しく過去を反省することができず、復縁を遠ざけてしまいそうな暗示です。 楽しかった思い出や、良いところばかり思い出していても、前に進むことはできません。 相手の現在の様子を都合よく解釈してしまい、復縁できると思いこんで失敗してしまうパターンも起こり得ます。 仮に復縁が叶ったとしても、寂しさや情による衝動的なものである場合は、同じような形でまた別れてしまう可能性があります。 同じ失敗を繰り返さないよう、あなた自身が成長することが必要なのです。 過去を振り返って反省をするのが難しいような場合は、親しい友人に相談したり、占いなどをきっかけにすると良いでしょう。 自分でも気づかなった問題点を見つけることができるかもしれません。 成長するほどに復縁の可能性が高まるので、少しずつ努力してみましょう。

結婚に関してペンタクルの8の正位置が出た場合、今は結婚準備期間であるといえるでしょう。 安易に結婚話に飛びつかず、安定した結婚生活を営めるよう、計画を立てることから始めてみてください。 付き合っている相手がいる場合も、結婚の計画や準備を進めていくには最適な期間です。 理想とする結婚生活はどんな風か、実現するためにはどれほどお金が必要なのか、などを考えてみると、足りないものなども分かってくるでしょう。 具体的な計画を立てるほどに、実現するためのモチベーションも上がってきます。 フリーの方も、自分なりに計画を立て、どんな相手なら自分のライフスタイルに合っているか考えてみることで、相手探しが捗るでしょう。

逆位置の場合、結婚に対する前向きな気持ちが薄れてしまっているようです。 結婚したいという気持ちが特別強くないのであれば、今は無理に結婚話を進めないほうがよいかもしれませんね。 付き合っている相手がいる場合はマンネリを感じており、「退屈な結婚生活になるなら結婚はしたくない」と考えている場合もあるでしょう。 しかし、実際の結婚生活となると、日々のほとんどが刺激とは縁遠いものになります。 楽しめる場所にでかけ、ドキドキする体験ができないとつまらないと感じる相手なのであれば、結婚には向かないかもしれません。 一緒にいるだけで安らぎを感じられる相手かどうか、改めて自分に問いかけてみましょう。 これから相手を探す場合も、刺激よりは安定を重視すると上手くいきやすくなります。

集中してじっくりと物事に取り組むよう伝えている、ペンタクルの8のカード。 時に辛く孤独な作業でも、自分を磨くことで力を身に着け、幸せな未来を掴むことができるはずです。 あなたの目の前も、仕事や恋愛などの問題が立ちふさがっているかもしれません。 その問題をしっかり見つめ、一つ一つ集中して取り組んでいくことで、やがて解決に向かっていくでしょう。