離婚が子供に与えうる1２の影響。離婚を子供に伝える際のポイントまで紹介

こんにちは！MIROR,PRESS編集部です。 離婚した時の子供の気持ちや離婚後の生活について深く考えたことはありますか？ この記事では、離婚が子供に与えうる影響を紹介します。

離婚するにあたりさまざまな理由から最終的な決断として離婚を選んだとしたら、夫婦本人達の気持ちが一番大事ですが、子供がいる場合には離婚で与えてしまう影響を考える必要があります。 夫婦の話合いでは離婚する決断が一番のベストだとしても、子供にとっては一番の解決方法とは限りません。 離婚をすると子供にどんな悪影響があるのか知って今離婚が一番の選択肢なのか、もう一度考えてみてください。

学力低下につながる

学力低下というと、極端に感じますが、離婚をすることによって片方の親にはなかなか会えない状態が続き、その結果、勉強に集中することが出来ない可能性が高いという理由です。 今まで得意だった教科もやる気をなくし成績が一気に落ちてしまう可能性もあります。 特に受験を控えている子にとっては受験に影響してしまうでしょう。

精神的に不安定になる

両親が離婚をし、新しい環境でスタートすることは何もかもを一からスタートすることと同じことです。 学校を転校したり、家を引っ越しすることは子供にとってかなりのストレスになってしまうでしょう。 子供次第ではありますが、なかなか新しい環境になじめずに一人でいることが多くなり、引きこもりになったり適応障害に陥ってしまうこともあります。 離婚が影響し精神的不安な状態が大人になっても続くこともあるということを理解することが大事です。

家庭に甘えにくくなる

離婚をして片親になる影響として、どうしても経済的余裕も無くなるので親は働きに出かける時間が長くなってしまいます。 帰ってきてからも膨大な家事が待っている、休日もなかなか遊ぶ時間の確保が難しくなるため子供との時間が少なくなります。 コミュニケーションが取れていない状態が続くことで、親を頼ることを自然としなくなってしまいます。 一人で解決しようという気持ちが強くなるので学校での出来事、嫌だったことを話すのを我慢してしまいがちになります。

愛情を簡単に持てなくなる

子供にとっての大好きな両親が離婚をするその影響は、人間関係に不安を持ってしまいます。 「どうせ裏切られるに間違いない」といつかは別れてしまうと考えるようになってしまうので、愛情を簡単に持てなくなるでしょう。 これは普段仲良く遊んでいる友達に対してはもちろんですが、持ち物に対しての感情もそのようになってしまうので長く使うことが出来なくなります。 将来的に恋人が出来たとしても「裏切られる前に別れてしまおう」という考えになってしまうこともあるでしょう。 親が離婚を経験している姿を目の当たりにすると、本人も別れるという選択をしてしまいやすくなるでしょう。

裏切られることに敏感になる

両親の離婚が影響し人間不信、不安感を強く感じる子供も中にはいます。 裏切られることに対して恐怖をかんじるようになり誰も信じれなくなってしまいます。 夜になると泣きだしてしまったり不安のあまり登校拒否をしたりすることもあります。 親の前ではいい子でいるようにしてる子ほど裏切られることに対して敏感になってしまいやすくなります。

孤独を感じる

毎日喧嘩ばかりの状態の両親のそばにいた場合、子供は孤独を感じやすくなってしまいます。 「自分のせいで喧嘩をしているのではないか」「自分がいなかったらこんなことにはならなかった」と思ってしまう子供もいます。 自然と一人でいることを選んでしまい、精神的にも緊張状態が続き落ち着きがなくなるでしょう。 親が子供をどちらかの味方につけようとしたり相手の悪口を言う行為は子供がストレス発散に他の子をいじめたりする問題行動に影響してしまうので子供の前では喧嘩をしないようにする工夫が必要になってきます。

本人の離婚率が増加する

温かい家庭を知らない、嫌になったら別れればいいという考えがあるため、本人も離婚をしやすい傾向があります。 小さい頃から親が近くにいないとなれば「愛情を上手く受け取ることが出来なかった」「自分は絶対に幸せになるんだ」と両親の離婚に対しての感情から結婚相手に求めることが、多くなりすぎるのも原因でしょう。 離婚をすることは悪いことではありませんが、自分の子供も同じように辛い道をわざわざ通って欲しくないと思うのは親心ですよね。

承認欲求が増加する

両親が離婚をしている子供は寂しさを強く感じることが多いです。 そのため、自分を理解してもらいたい、大切に扱われたいといった承認欲求が強くなる場合があります。 他人から褒められても自分に無理をしているので素直に喜べず、これは本当の自分が褒められたのではないと感じてもっと寂しさを感じてしまいます。 これを繰り返していくうちにさらに強い承認欲求へなっていく可能性があります。

何かの依存症になりやすい

タバコやアルコールなど様々な依存症になりやすくなる場合があります。 両親の離婚の影響が原因で自分は何をやっても認められない、愛されることはなかったという事実を紛らわそうとするのでしょう。 特に女性はセックス依存症になりやすいと言われています。 好きな人には特に執着してしまいやすくなりますが、好きじゃない人でもセックスという行為が、自分を認めてくれるような気がして不特定多数の人と関係を持つようになります。

生活に大きな変化が生まれる

両親の離婚がきっかけで今まで普通に暮らしていた生活のスタイルが変わってしまう場合もあります。 生活リズムや環境がまったく変わらないということはないので、子供が適応するのに苦労してしまいます。 引っ越しをすれば学校も異なりますし、友達も一から作ることになります。 離婚によって親の生活スタイルも変わるので、今までの生活を同じように行っていくのは困難になります。 生活スタイルが変わることで子供自身が精神的苦痛を伴ってしまうことも少なくないようです。 一人で部屋で閉じこもってしまうこともあるので気おつけたいポイントです。

周囲からの視線が気になってしまう

他の人から自分はどのように映っているのだろうと自分の意見があやふやになってしまい、優柔不断な性格にもなることもあるようです。 周りに合わせることが多くなる場合も。 他人からの評価を気にしすぎる結果、自分で自分を苦しめてしまうことになります。

人を愛することが怖くなる

離婚を決断した夫婦にとっては一生会いたくない存在の場合もありますが、子供からすればかけがえのない大切な親なのは変わりありません。 離婚後急に子供に会わせない、会わないケースになってしまった時、子供は今まで受けていた愛情を急に失ってしまう感覚に襲われ傷を残すことは少なくありません。 その結果子供自信が親を信じることが出来なくなり、親だけではなく、周りを愛することが出来ないようになっていきます。 人を愛てして信じてしまったらどうせ裏切られて捨てられてしまう日がくると考える傾向があるようです。

離婚は、子供からすれば急なことで、受け止めるのに時間がかかるでしょう。 どのように話していくと子供も受け入れやすいのか参考にしてみてください。

年齢や気持ちの余裕などタイミングを考える

離婚を子供に伝えるときには、タイミングを考えて伝えるようにしてください。 子供を第一に考えてあげてほしいので、受験、試験前など子供にとって大事な時期はなるべく避けてあげる配慮が必要になってきます。 特に思春期になると傷ついているけど簡単には口に出せず強がってしまうことが多いためです。 DVや虐待などが関係している場合には、子供のことを考えてまずは安全に避難すること、離れるということをしてタイミングも大事ですが、一刻も早く離婚の話を子供に伝えるようにしましょう。

嘘をついて混乱させない

離婚を伝えるときに嘘をつくことも大事という話を聞いたことはありませんか？ そのように嘘をつきとおして結果的に幸せだった場合もあるでしょう。 しかし、もし嘘がばれてしまったとき嘘をつかれた子供からすれば信じていた親に、嘘をつかれていたという真実がはるかに傷つきます。 親の言うことは全く聞かず問題行動ばかり起こすようになってしまうケースもあります。 子供が傷つかないようにと隠していたことも逆に仇になってしまうこともあるので、嘘はつかずなぜ離婚することになったのかをしっかりと伝えてあげることが必要です。

離婚の原因を子供にしない

子供は何事にも敏感で、離婚をするのは自分のせいだと感じてしまう傾向があります。 別れるのが自分のせいだと感じている場合はその子のケアを一番にしてあげる必要があります。 離婚はあくまでも夫婦二人の問題であるということをしっかりと伝えてあげてください。 子供のせいで離婚をするのではないということを双方から言ってあげるのが一番の解決方法です。 その時はわからなくても、時間をかけて理解できるよう、しっかり伝えましょう。

配偶者を否定するようなことを言わない

夫婦の間が冷え切って、相手のことを悪く言いたくなる気持ちもあるでしょうが、子供にとっては自分の親に変わりありません。 悪口を言えば、子供たちからすれば悲しいですし、その姿は醜く映ってしまうでしょう。 誰だって好きな人のことを目の前で悪く言われら嫌な気持ちになりますよね。 子供の前で相手のことを悪くいったり、相手のこんなところが悪くて離婚をしたなどの罵倒は絶対にやめましょう。

離婚しても親で変わりはないことをしっかりと伝える

一緒に暮らせなくなった親に対して寂しさを感じることはもちろんですが、捨てられてしまったのではないかと勘違いしてしまう可能性があります。 離婚をしても親に変わりはないし、愛しているということを伝えてあげましょう。 「一緒に暮らしていなくてもなかなか会えなくても大好きだよって言っていたよ」と子供への愛情を忘れていないことを話してあげましょう。 それだけで子供は安心感を覚え、普通の生活を送ろうと頑張れるでしょう。

いかがでしたか？ 離婚は子供にさまざまな影響を与えてしまう可能性があることが分かったと思います。 しかし、いつも子供の目の前で喧嘩をしていたりするならば、離婚をせずに一緒にいても子供に良い影響があるとは限りません。 離婚をする場合には親の愛情をしっかりと伝える努力が必要になります。 子供の変化にも、これまで以上に気をつけて見てあげるようにしましょう。 離婚しても、両親から「愛している」という言葉を聞けるだけで、子供は安心できるはずです。