人生は無意味…と感じているあなたに送る偉人の言葉と人生が楽しくなる考え方を紹介

人生が無意味だと感じている人は、どうすればいいのでしょうか？ 人生が無意味と感じて生きることへのモチベーションが下がっている人に、おすすめしたい考え方を紹介します。

人生は無意味だからこそ楽しいことを追求する

やらないことリストを作って嫌なものを遠ざける

無意味だからこそなりたい自分になれる

「なりたい自分になることが人生の最高の目標」これは、アズローの欲求５段階ピラミッドで最上段に位置する欲求「自己実現欲求」を意味します。 アズローの欲求とは、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、人間の欲求を5段階の階層で理論化したもの。 アズローの欲求のピラミッドは、一番下から、生理的欲求・安全の欲求・所属承認欲求・自尊欲求・自己実現欲求の順でなり立っており、人の欲求はこの順で満たされていくとされています。 最上段にある自己実現欲求が満たされた時、人は最上級の幸せを感じることができるというわけです。 人生の中で、なりたい自分になることができれば、最高に幸せな人生を送ることができるということです。 人生が無意味なのであれば、自身が最上級の幸福で満たされるために、なりたい自分になることに専念するのもひとつです。

人生の意味への探求は今に始まったことではなく、ずっと昔から続いているものです。 そこで、ここからは、あなたと同じように、己の生きる意味を追い続けた偉人たちの言葉を紹介します。 あなたの人生探求への更なるヒントになりますように。

「人生の意義を探し求めようとしない者がいるならば、その人間は生きながら死んでいるのだ」

「人生において重要なのは生きることであって、生きた結果ではない」

「人生はシンプルで、シンプルなことが正しいことなんだ」

「いくつになってもわからないものが人生というものである」

「内面へも旅をしなければ、どこへも行きつくことはできません」

「人生はいたって単純。競争なんて本当は存在しないし、勝たなきゃいけないレースもない」

「生きることとは、考えることだ」

ここまでの偉人たちの言葉を読み、自身の人生も意味のある人生にしたいと思った人も多いでしょう。 「ああ良い人生だった」と言える人生にするために、まず「どんなことができれば理想的か」を考えてみましょう。 そして、すべきことを全て書き出してみましょう。 これから紹介するいくつかの例が、あなたの理想の人生へ近づくヒントになればと思います。

前からやりたかったことをとりあえずやってみる

遠慮はいりません。 先述した偉人たちの言葉に何度も出てきたように、あなたの人生ですから、遠慮はいらないのです。 ただ、誰かを傷つけたり、迷惑をかけたりすることだけは避けましょう。 せっかくの人生を、自分の手で台無しにしてしまうことになります。 前からやってみたかったとこ、誰にでもあると思います。 「人の目を気にしてできなかった」「親に遠慮してしまってできなかった」理由はさまざまだと思いますが、あなたの人生です。 やらずに後悔してしまうのはもったいないですよ。

好きなことが見つからなければやりたくないことを考える

周りの目を気にせず、自分らしさを大切にする

もう周りの目を気にするのはやめて、自分を優先してあげましょう。 あなたのことを大切に思ってくれる人ほど、あなたがあなたらしく生きている姿を誇らしく思ってくれます。 あなたの家族や友人、恋人は共に幸せを感じてくれることでしょう。 あなたが逆の立場ならばどうでしょう。 あなたの大切な人が、その人らしくイキイキと日々を過ごしていたら、うれしくなりませんか？ あなたが、あなたらしくいることは、あなたの周りにいる大切な人たちをも、幸せな気持ちにすることができるのです。

周りの人に感謝する

旅をしていろんな文化に触れる

内容の濃い人生にするのであれば、活動場所を広く持つことです。 今いる場所だけにとどまっていると、経験できる内容も限られます。 思いきって文化のまったく異なる国へ行ってみて、ここではできない経験をして帰ってくるのもいいでしょう。 今までできなかった経験をして帰ってくると、異文化の刺激を受けた分、ものの見方やとらえ方が変わり、住み慣れた同じ地でも新たな発見ができるはずです。 今までの型にはまった生活から一変、内容の濃い人生が新たにスタートします。

引っ越しや転職をするなど環境を変えてみる

ひとつ前の「旅をしていろんな文化に触れる」と同じように、暮らす環境を思い切って変えてみましょう。 「人生の意味」を見出せずに悩んでいた今までと同じ暮らしを続けていては、この先も発見はないでしょう。 なれ親しんだ環境から離れるのは、とても勇気がいることですが、一度思い切って踏み出してみると、意外と何とかなるものです。 やったことのない職についてみるのもいいでしょう。 今までにない刺激とやりがいが見つかるかもしれません。

人生について考えている人の本を読む

自分の頭の中だけで「人生の意味」を考えるのではなく、他者の意見や考えを知ることもひとつです。 悩み考える人にありがちなことですが、視野が狭くなりがちです。 そんな時に、他者の意見がたっぷり詰まった本をじっくりと読んでみると、ひとりでは気づくことのできなかった、ものの見方や考え方のヒントが見つかります。 また、その著者の人生ヒストリーを知ることで、生き方について、心が熱くなる発見があるかもしれません。 本の内容だけ読みとくのではなく、著者についても知ると、さらに良い刺激になるでしょう。

先ほど、視野が狭くならないように、様々な人の考え方や意見を知ることをおすすめしました。 誰かと語り合うことも大変おすすめですが、本と対話をするのも良いでしょう。 具体的に、どのような本がおすすめなのか、いくつかご紹介します。

「ミライの授業」

瀧本哲史氏著の「ミライの授業」。 今後の世界を変えることを許された、14歳の若者たちへ向けた「未来のつくり方」をまとめた本です。 そんな内容が載っているのならば、14歳の若者のみならず、大人の私たちも読みたいですよね。 未来というものは誰にもわからないし、予測することも難しい。 よって、未来とは不安につつまれたもの。 わからないし予測もできないし不安になるのならば、欲しい未来を自分の手で作り上げればいい！ というような考えが元になっている本です。 未来をつくるための５つの法則にそって、世界の歴史的著名人を紹介していきます。 読んでいる自分自身も、歴史的著名人になれる可能性が十分にあると気づかせてくれる本であり、読みながら未来が楽しみになってくる本です。

「夢をかなえるゾウ」

水野敬也氏著の「夢をかなえるゾウ」。 ハリのない日々の生活に嫌気がさしていた青年と、急に現れたゾウの神様（ガネーシャ）とのやりとりをストーリー仕立てにまとめた、とても読みやすい本です。 青年の人生をより良いものにするため、2人は共同生活を始めます。 登場人物の青年のように、人生にモヤモヤしている人にはおすすめです。 「人生にハリがないならから、日々の生活を充実したものに変えたい。 でも、何から始めればいいのかわからない…」こんなふうに考えて、何も変わらない生活を送り続けていませんか？ 何も変わらない日々を自分に過ごさせているのは、他でもないあなたです。 ハリのある人生にするために、何から始めればいいのか。 この本が教えてくれます。

「夜と霧」

戦時中にナチスの収容所で地獄を見てきた、この本の著者であるヴィクトール・フランクルの実体験がつづられている本です。 読んでいると、残酷なナチス収容所でのできごとに、心が傷むかもしれません。 しかし、彼は、そんな地獄のような収容所の中で、人生の意味を見いだしています。 過酷な人生の中で、生きる意味とは一体なんなのか。 人は過酷な場面でこそ、生きる意味を見出すものなのかもしれません。

「人生の意味の哲学」

佐藤透氏著の「人生の意味の哲学」。 「人生の意味」という難題に先人たちの思想や、仏教やキリスト教などの思索を紹介しながら、すでに存在している価値体系ではない切り口で「人生の意味」を考えていきます。 昔も今も変わることなく、人々は生きる意味を求め、時に「意味などない」という誰かの言葉に絶望することもあります。 「生」というものが、さまざまな視点から紐解かれていくこの本が、あなたの「人生の意味」を見出す助けになるかもしれません。

「生き方」

稲盛和夫氏著の「生き方」は、多くの人にすすめたい一冊です。 本の中には「仕事の成果は、その人本人の生き方やあり方がそのまま投影されたものである」という言葉がつづられています。 仕事だけではありません。 人生をなんとなく適当な生き方あり方で歩んでいては、命が尽きる日、「ああ良い人生だった」と言えるでしょうか。 自分の人生ですから、「ああ良かった」と笑って終われる人生にしましょう。

先人たちが、多くの言葉を残してくれました。 人生はいいことばかりではなく、時に無意味だと感じることもあるでしょう。 しかし、あなたらしく人生を歩めることができれば、それでいいのではないのでしょうか。 今回の記事を参考にして、「自分に生まれてきてよかった」と思えるよう前向きに過ごしましょう。