運命をつかさどる神ってどんな存在？有名な運命の神を一挙ご紹介

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こんにちは！MIROR PRESS編集部です。 突然ですが、運命をつかさどる神についてご存知ですか？ 運命をつかさどる神は、運命神と呼ばれており、人の運命を支配し動かすことができるとされているのです。 今回はそんな運命をつかさどる神についてご紹介していきます！ 自分の運命はもしかしたら、神が決めているのかもしれません。 さまざまな運命をつかさどる神が存在するので、過去・現在・未来、そして死などあらゆる状況によって存在する運命神をこれを機に知ってみましょう。

ギリシャ神話の神様で別名モイライ
長女秩序のエウノミアー(クロト)が運命の糸を編み、次女正義のディケー(ラケシス)が運命を織り上げ、３女平和のエイレイネー(アトロポス)が裁断する事で神々や人の運命が決定する

— アーク (@Elder_Arch) 2019年4月13日

≪北欧神話の登場人物：ノルン≫
神と人の未来を見とおす運命の三女神長女ウルズ、次女ヴェルダンディ、三女すクルドで、それぞれ「運命」「存在」「必然」という意味があるノルンたちの爪の上にはルーン文字が刻まれている#GODTIMES

— GOD TIMES編集部 (@godtimes1) 2019年5月18日

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運命神とは、人に幸福や不幸を与えて、今後の人生を動かす事ができる神の事を指します。 神には、幸福をもたらす神から、不幸をもたらす神、人を死へといざなう神などさまざまな神が存在するとされており、人間の行為存在を支配していると考えられているのです。 そんな運命神にはギリシャ神話、ローマ神話、北欧神話など、さまざまな神話の中に存在しており、世界中に運命神がいると言う事が分かります。 そんな運命神は日本にも存在をしていて、国によって言い伝えられている神のもつ能力も異なってくるので、さまざまな運命神を知って、神にはどのような力があるのかをみていきましょう。 ではさっそく、運命をつかさどる神について詳しくみていきます。

運命をつかさどる神について、ここからは見ていきましょう。 国ごとに神は少しずつ異なり、とくにギリシャ神話には様々な神が登場するとされています。 運命をつかさどる神には、人の寿命を決める神や神々の運命を決めるものから、幸福をもたらす神まで様々な運命神が存在すると言い伝えられてきたのです。 また、幸運だけではなく不幸をもたらす神も存在しており、人々の運命は神の手によって大きく左右しているかもしれません。 そんな運命を司る神について、詳しくみていきましょう。

ギリシャ神話に登場するクロトーは、運命の三女神（クロートー・ラケシス・アトロポスの３姉妹）のうちの1人で、三女神は、モイラとよばれており、1人1人の運命はモイラたちが決めているとされています。 まず、人の運命の糸をクロトーがもっている糸巻きから紡ぐ役割を果たしていて、その運命の糸の長さをはかり決めるのがラケシスという神で、糸の長さを断ち切り寿命を決める神がアトロポスという神とされているのです。 北欧神話に出てくる「ノルン」にモイラは類似しており、人の運命の長さを定める神としてあらわされています。

さきほど紹介したモイラ（三女神）のうちの１人のラケシスは、人の運命を割り当てる役割を果たしている存在です。 どのような神であっても彼女たちが下した運命には逆らえないのですが、彼女たちモイラに力を与えたのは大神ゼウスとされており、大神ゼウスだけは、彼女たちが下した運命を変えることができるとされています。 ラケシスは人の運命の長さ、つまり寿命を決める事ができる神で、人々の運命の割り当てはラケシスの手によって決められているのです。

アトロポスは、三女神のモイラのうちの1人で長女とされています。 クロトーが人の運命とも言える糸をつむぎ、その糸（運命）の長さをラケシスが決めて、最後に長女のアトロポスが絶ち切り、死の瞬間に運命の糸を断ち切る役割を果たしているのです。 糸をひと巻きした状態を１年として全部巻き上げられた状態がその人の寿命をあらわし、最年長のアトロポスが断ち切る事で人の寿命の長さが決められます。 彼女たちモイラは生後３日目の子供のゆりかごの側に来て運命を決めるのですが、アトロポスは運命を決めた人間の運が成就するように力を尽くすのです。

フォルトゥナは、運命の歯車を司り、人々の運命を決めている神、いわゆる「運命の女神」とされています。 チャンスは後になってからは掴めない事をあらわすために後ろ髪が無く、前髪しかない、もしくは前で神を束ねられている姿で描かれているのです。 運命は時によって変化する事を表す神であり、帆は移ろいやすさをあらわし、舵を運命を司る道具として持ち、運命は先が読めない事を表すために目隠しをしている姿をしています。 また、運命は不安定でどちらに転ぶか分からない事を示すために、不安定な球体に乗っており、運命は移り変わりやすいということを表しています。

ディースは北欧神話における女神たちの総称をさしており、運命や戦いを司る神で、神の中でも霊的存在の一種とされています。 見た目は黒いベールをまとっていて、乙女戦士の服装をしているところが特徴的です。 ディースは破滅と不吉の予言をする女神であり、悪い事が起きる事を宣告するために現れるとされています。 恐ろしい姿をしており運命に介入する役割を果たしていて、神々の勝敗として人と神々の生死を定めているのです。

ノルンは北欧神話に出てくる３女神の総称であり、さまざまな血統の人々の運命を支配する役割を果たしている多数の女神的存在で、先ほど紹介したディースの１種と伝えられています。 ノルンはウルズ、ヴェルザンディ、スクルドの三女神で運命の泉から現れて、泉から水をくみ上げ、泥をすくい取りそれらを混ぜたものをユグドラシルと言う巨木に与え、巨木を保たせており、その巨木の下には巨人界や人間界が広がっているとされているのです。 ノルンは、人が生まれた時の将来を定めるために大きく関与しています。 悪意のあるノルンと善意のノルンが存在し、悪意あるノルンは世界中の悪意を産む要因で、善意のノルンは守護女神として存在するのです。

ズルワーンは世界が存在した始まりの時は、世界にはズルワーンしか存在しなかったと伝えられています。 彼は運命神のうちの1人で、長い時間をかけて世界に善なるものをうみだしつくりあげようと考えますが、本当に善なるものだけで良いのかを迷ってしまい この迷いにより、ズルワーンから生まれた子は、善なる存在と悪しき存在と2つに別れてしまう事になるのです。 このとき生まれた善なる存在（アフラ・マズダー）と悪しき存在（アンラ・マンユ）と言うそれぞれの神が、世界をつくりあげることとなり、人は善と悪とが戦う世界になってしまったと伝えられています。

ホーラは、時間を意味する女神で季節の秩序を司る運命神とされていて、ゼウス（主神）とテミス（掟の女神）の娘です。 普段ホーラは、季節が規則正しく移ろうように管理をして人間社会の秩序の平和を司る役割もはたしています。 季節の秩序を司る運命神なので植物や花の成長を守る女神ともされているため、花を手にした優美な姿で描かれているのです。 季節の秩序や人間社会の秩序を守るだけではなく、天界と地上を結んでいる門の番人役も果たしており、この世界になくてはならない存在と言えるでしょう。

福天は七福神のように、人々に幸せや富、幸福を与える神のことを指します。 古くから日本の神としてあがめられ、民間信仰され神頼みをする際に信じられてきたのです。 福天の中でも有名な七福神は、恵比須、大黒天、毘沙門、布袋、福禄寿、寿老人、弁財天の七神で、構成されていて、経済的な安定や子宝、無病息災など様々な運を上げてくれる運命神として今でも崇められています。 人の幸せを大きく左右する神なので、福天も運命神のうちの１つということができるでしょう。

運命を司る神として日本の神の貧乏神も、そのうちの１神ということができます。 貧乏神は家に取り付く神で、取りつかれた家族は貧困におちいってしまい、運命が大きく変わるとされているのです。 日に日にお金が無くなってしまったり生活が苦しくなるなど、憑りつかれてしまうと、苦しい状況が続くことになってしまいます。 特に貧乏神に好かれる人の特徴としてあげられるのが、ものが捨てられない・身だしなみがおろそか・ケチという3つの特徴があるので、このような特徴を持った人間は貧乏神に目をつけられやすく、福の神よりも貧乏神が寄り付くと言い伝えられています。 今一度、自分にその特徴がないかをチェックしてみましょう。

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いかがでしたか？ 運命を司る神には、様々な神が存在することがわかりましたね。 人の運命はもしかしたら、本当に神が左右しているのかもしれません。 ですが人生の中で不運なことがあったとしてもすべてを神のせいや運命のせいにせずに、どうしたら現状を変えていくことができるのかを考えるようにしましょう。 また、自分の運命を良いものにするためにも今回ご紹介した福の神や幸福をもたらす神を信じて前向きに生きてみてくださいね。