ボルターガイストの原因はなに？実はヤラセだった？仮説を徹底解説！

何もないところから音がする！ラップ現象

物が勝手に動いたり、飛んだりする現象

ポルターガイストの一種として、物が勝手に動いたり飛んだりする現象もあげられます。 「机の上に置いてあったはずの本が勝手になだれ落ちてきた」 「自分の部屋に飾ってあったはずの人形が、気づいたときにはリビングのソファに座っていた」 など、勝手に物が動いたり落ちたりすることもポルターガイストの一種といえます。 さらに、ポルターガイストとして物が勝手に飛んだりする現象も起きるのです。 椅子や机、テレビといったものが空中を飛び交ったり、包丁が勝手に飛んで危機一髪の状態までおいやられた…など、世界中にはさまざまな噂話があります。

ポルターガイストと一言にいっても、それには2種類のタイプがあるのはご存知でしたか？ 以下では、その2種類のポルターガイストについて詳しく説明していきます。

タイプ①：ヤラセと思われるタイプ

タイプ②：本物の心霊現象

世の中にあるポルターガイスト現象のほとんどは「ヤラセである」と言われがちです。 では、どうしてポルターガイスト現象がヤラセだと言われてしまうのでしょうか。 以下ではポルターガイスト現象がヤラセだと言われてしまう原因について解説していきます。

「心霊のしわざである」という証拠がつかめないから

イタズラでポルターガイスト現象を起こすものが後を絶たないから

集団ヒステリー的にウワサが広まりやすいから

ポルターガイスト現象が起きるときと、起きないときがあるから

心霊の仕業のほかに、さまざまな説明がつく現象だから

ここまでポルターガイスト現象がヤラセだと言われてしまう原因についてご紹介してきました。 しかし、ヤラセではない本物のポルターガイスト現象が起こるのも事実です。 以下では本物のポルターガイスト現象が起きる原因について解説していきます。

心霊が怒りをあらわにしている

守護霊が危険を知らせている

寂しがりの心霊が構って欲しがっている

ポルターガイスト現象が起こるのは、霊からの構ってほしいサインかもしれません。 この世に未練を残して去ってしまった霊や、寂しがりやの霊は、人間に構ってほしいがためにポルターガイスト現象を起こすことがあります。 勝手にテレビがついたり、勝手に雑誌がめくられたり、ゲームがついたりシャワーが流れたりするのも、その土地や場所に居ついている霊があなたに構ってもらおうとポルターガイストを起こしているのかもしれません。 またはもともとあなたに居ついている霊が構ってもらおうと、そういったサインをだしていることも原因として考えられるでしょう。

みなさんは「エンフィールドのポルターガイスト現象」はご存知でしょうか。 映画化やドキュメンタリー化もされたこともあるほど有名なもので、説明できないような不可解なことが一家を襲った事件です。 以下では、史上最長のポルターガイスト現象ともされるこの事件について解説していきます。

物が飛び回り少女が空中に飛ばされた

エンフィールドのポルターガイスト現象とは、1977年の8月から1979年の9月までイギリスのとある一家で起こった事件です。 1980年に再発したという資料もあるほど、とても長い期間にわたってポルターガイスト現象が起こっていたことが分かります。 一家を中心として、家具が動く音やノック音といったラップ現象、机や積み木が家の中を飛び回るといったポルターガイストまで起こっています。 それだけではなく、その家の子どもである少女が空中に飛ばされたり、何かが壁をすり抜けたり、家具が積み上げられたり、ボヤが起こったりといったことまで起こりました。

少女ジャネット・ハーパーの口から男の太い声が聞こえた

中でも、空中に飛ばされた少女のジャネットは、自身の声とは思えないほど低い声で話したこともあったそうです。 それは明らかに少女の声ではなく、男性の太い声で、話していた内容もとても少女が話すようなものとは思えないような内容だったのです。 少女はその太い声で複数人の名を名乗り、そのまま数時間話し続けたそうです。 連続して起きるポルターガイストはたびたび写真や動画に残され、深く調査もされましたが、結局原因不明のままこの事件は終息してしまいました。

映画『ポルターガイスト』の不可解な事件の連続には、「呪いがかかっている」と噂も流れるほど説明できないようなことが続いています。 以下では、映画『ポルターガイスト』にまつわる不可解な事例についてご紹介していきます。

メインの出演者2名が次々と死亡

映画『ポルターガイスト』の第一作目は、スティーブン・スピルバークによって製作されました。 オリジナル作品と続編を含めて全三作品も製作されている『ポルターガイスト』シリーズですが、映画化されるたびメインの出演者が亡くなるという不可解な事件が起こっています。 一作目で長女を演じた女性は、映画公開の数週間後に元恋人に刺され死亡。 ポルターガイスト一作目から三作目すべてに登場していた末っ子役の少女も12歳という若さで亡くなっています。

他のキャストや監督なども早すぎる死を迎えた

他にもこの『ポルターガイスト』シリーズに関わった製作者たちは何かしらの原因で亡くなっています。 『ポルターガイスト2』で牧師を演じた男性は映画公開前に胃がんで死亡。 同じく2作目に登場した少女も腎不全で死亡しています。 さらに2作目を監督した男性も骨髄腫にて死亡しているなど、この作品に関わったものは何かしらの形で早すぎる死を迎えているのです。 こうしたことから、映画『ポルターガイスト』は呪われている、出演したものは死亡するといった噂が囁かれているのです。

ポルターガイストをめぐって事件が起きたのは、海外だけではありません。 岐阜県の富加町にある町営住宅団地では、日々ポルターガイスト現象が起こっていました。 住民からは、ラップ音として足音・爆発音などが挙げられ、他にもコンセントをさしていないにも関わらずドライヤーが勝手に動いたり、テレビが勝手につき、チャンネルが切り替わったり、勝手にコンロの火がついたりとかなり不可解な現象が起こっていたようです。 その団地に住む子どもたちは本来見えないはずのものを目にしており、その存在を親に訴えてもいたと噂されていました。 団地に住む人たちは自費でお祓いをするなどし、地方紙に取り上げられることで話題となりました。 かの有名な江原啓之さんも霊視はしたものの「私には対応できない」と発言したことも、この事件が大きくなるきっかけでした。 同じく霊能力者で有名な下ヨシ子さんがこの事件を終息に向かわせたものの、お祓い後も怪現象は続いていると言われているようです。

ここまでさまざまなポルターガイスト現象についてご紹介してきました。 ポルターガイスト現象には本物の霊が関わっていることもありますが、そうでないものの原因はどのようなものなのでしょうか？ 以下では、霊以外に考えられるポルターガイストの原因について解説していきます。

超能力説

ポルターガイストが起きる原因に、超能力が関わっている可能性が考えられます。 ポルターガイスト現象が起こっている場所の近くに超能力を持った人がいると、その力で不可解な現象が起こることがあるのです。 その人がその場所にいなくとも魂がそこへ居ついていれば、超能力を使い物を動かすことも可能だという説もあります。 無自覚のうちに超能力によって物を動かしたり、ラップ音を出したり、発火したりする場合もありますし、超能力者の怒りが爆発したとき、不安を感じた時に窓ガラスが割れたり、物が空中を飛び交ったりすることもあるのです。 本人の自覚もないために、超能力ではなくポルターガイスト現象と呼ばれるのでしょう。

電磁気異常説

ポルターガイスト現象と呼ばれるものの中には、電磁気の異常で起こり得るものがあります。 例えば、あなたが住む土地の断層の割れているところに水が溜まっており、そこに雷やさまざまな原因で電気がたまることで電池の役割をすることがあるのです。 その上に家が建ち、暮らしていると電磁気の異常が起き、ラップ音と呼ばれるポルターガイスト現象が起こることがあります。 さらに、人によっては電磁気の異常で脳が影響を受け、てんかんのような発作が起きることもあれば、本来見えるはずのないものが見えたりすることもあるのです。

地下の変動、水脈などの説

いたずら説

ポルターガイストの原因の一つに、いたずら説もあげられます。 これだけ科学も進歩し、さまざまなものを身近に手に入れられるようになった現代では、昔と比べていたずらのクオリティも上がっています。 プロジェクションマッピングを使えば、本来そこに見えないはずのものも見せることができますし、ラップ音を再現しようと思えば自然の力を借りたり、それらしき音を聞かせて怖がらせればいいのですから簡単です。 わざわざ人を怖がらせようとそのような骨の折れることをする心理の方に恐怖を感じますが、霊ではない場合、そういったいたずらによってポルターガイストを起こされている可能性も考えられるでしょう。

思い込み説

欠陥建築、不良建築説

あなたが住む家に欠落がある場合、ポルターガイストと呼ばれる現象が起きやすい原因になり得ます。 例えば床が傾いている場合、何かのきっかけで大きく家具が動くこともありますし、地盤が緩いと自分が気づかないような少しの地震が起きただけでも壁に飾ってあった絵が落ちてきて割れることもあるでしょう。 本来なにか詰められている場所がすっからかんだと、動物が入り込んで鳴き声が聞こえてきたり、物音や足音が聞こえることもあります。 どれもホラー映画では霊の仕業とされ、ポルターガイスト現象だと恐れられますが、実は欠陥建築であったり、不良建築が原因しているのかもしれません。

ポルターガイストとは、天井や壁から軋むような音が聞こえたり、爆発音が聞こえてくるといったラップ音から、物が勝手に動いたり発火したりするものまでさまざまです。 海外の方がポルターガイストが多いように思えますが、それには外国人の方が気を感じやすいから、といった意見もあるようです。 しかし同じように不可解な事件は日本にもあり、未だ解決されていないものもあるというので恐怖を感じてしまいますね。 世の中に起こる不可解なことの大半は、思い込みや水脈、電磁波といったことで説明ができますが、中には科学の力をもってしても解決できないものや、本物の霊が関係しているものもあり得ます。 ポルターガイストにあわないためにも、霊を侮辱したりからかったりすることは止めましょう。