神通力ってどんな力?種類と特徴・修行の特徴まで徹底解説!

神通力ってどんな力?種類と特徴・修行の特徴まで徹底解説!

言葉だけは知っている神通力ですが、それってどんな意味か説明できますか?神通力は、並大抵の修行では得ることが出来ないんです。何故か大天狗と関わりがある神通力ですよね。とてつもない力である神通力、その種類と修行についてわかりやすく紹介していきます。

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皆さんは神通力という言葉をご存知でしょうか? 好きな占い師の占術で神通力を知ったという方や、神通力は誰でも使えるようなものなのか気になったという方もいるかもしれません。 神通力とは仏教と深いかかわりを持ち、妖怪が持つ能力とも言われています。 今回は、神通力が使えるようになったらやってみたいことがある人も、神通力が何なのか知らない人も分かるように、神通力がどのようなものなのかを解説していきます。

神通力とは?意味と種類

神通力は不可能を可能にする特殊能力で、選ばれた人が持つものと言われています。 しかしあまり認識されていないのが現状のようです。 今回は、その神通力について詳しく紹介していきます。

《神通力とは》不可能と思われる事を、なしとげる特殊な能力

「神通力」それは神に通じる力と書きます。 通常、目では見えないモノや耳で聞こえない音までも感覚でわかることとされているものですよね。 神様や仏様が使うとされている人智を超えた特殊能力であり、瞑想を修習することによって得られる能力のことを神通力と言うんです。 この神通力は仏教と深く関わりがあるのは、後程紹介していきますね。 不可能なことを成し遂げることの出来る、神のような驚異的な能力のことを神通力といいます。 並大抵の修行では得ることができない、別格の能力なんですよ。

《神通力とは》仏教から生まれたもの

神通力とは、元は仏教から生まれたモノなんですね。 仏様や菩薩様などが持っているとされる力であり、特に「六神通」は6種の特殊で超人的な能力のことを指す言葉です。 この「六神通」は「六通」とも呼ばれているものであり、その中でも宿命通、天眼通、漏尽通の3種の神通力で「三明」と呼ばれているとても超人的な能力であり、極僅かな人しか扱えないものになります。 もともとこの神通力は、「人々を真理へと導くための示導」であったものです。 般若心経が菩薩様の教えであり、それを伝える能力であるのがこの神通力だと言われています。

《神通力の種類①》神足通

「神境智證通」(じんきょうちしょうちつう) 通称:神足通 自由自在に身を現すことが出来る能力であり、空や海を飛行することも出来ます。 また自分の姿を好きに変身することも出来るんです。 好きな場所に姿を現すことが出来るのは、「テレポート」と言った方がイメージしやすいかもしれせんね。 瞬時に空を飛ぶことは、「縮地(しゅくち)」とも呼ばれます。 神通力の中では一つ目ですが、とんでもない能力ですよね。 変身もできてテレポートまで出来る、そして空や海まで飛行できる、秘密道具顔負けですね。

《神通力の種類②》天耳通

「天耳智證通」(てんにしちょうつう) 通称:天耳通 普通の人は聞こえるはずのない、遠くの音を聞いたりする神通力の一種です。 たくさんの雑多な音の中から、聞き分けることも出来るんです。 また「地獄耳」も、この一つとも言われています。 聖徳太子は十人の声を同時に聞いて全ての言っていることを聞き分けたという説も残っていますよね。 もしかしたら聖徳太子もこの「天耳通」を持っていたのかもしれません。 超人的な耳の持ち主であり、あり得ないほどの遠さや聞き分けることが出来る神通力の一つです。

《神通力の種類③》他心通

「他心智證通」(たしんちしょうつう) 通称:他心通 これは他人の心を知る力であり、隠している本心や相手が何を考えているのか心の奥底まで読み取ることが出来る神通力です。 自分の心ばかりしか見えていないと、相手の心なんて全く見えてきませんよね。 それを読み取ることが出来るのは、自分に欲が全くないからともいえるでしょう。 この神通力は「読心術」とも言われていたりもします。 他者の心の声までもが聞こえる能力は、相手はどれだけ気持ちを隠そうと読まれてしまう驚異的な神通力の一種ですよね。

《神通力の種類④》宿命通

「宿住隨念智證通」(しゅくじゅうずいねんちしょうつう) 通称:宿命通 自分の過去世(前世)を知る神通力です。 前世が今生の人生にどのような影響を与えているのかを知ることも出来る力の事であり、どうして自分がここに存在するのかなども理解できる能力のことをさします。 過去の事全て、生活だけではなく前世までわかってしまうこの神通力、輪廻転生についてよく理解していることが必須条件ですよね。 その輪廻転生を理解するには魂の成り立ちを理解しないといけない、カナリ高度な神通力になってきます。

《神通力の種類⑤》天眼通

「天眼智證通」(てんげんちしょうつう) 通称:天眼通 一切衆生(いっさいしゅじょう)の過去世(前世)を知る力、つまり他人の前世までも見ることが出来るようになります。 そして過去世だけではなく、現在、未来までもハッキリと先まで見ることが出来るのがこの神通力です。 予知能力も、この一種なんですよ。 過去、現在、未来の時の流れを全て見ることが出来るので、予知も出来るんですね。 莫大な情報量など様々な知識全てが頭の中にドバっと流れ込んでくるとも言われ、それに脳や心が耐えきれない人もいるそうです。 それに耐えきった人のみが、この天眼通を扱えるようになるんですよ。

《神通力の種類⑥》漏尽通

「漏尽智證通」(ろじんちしょうつう) 通称:漏尽通 自分の煩悩が尽きて今生で最後になり、生まれ変わることのなくなったと知る神通力です。 輪廻転生の輪から抜け出す存在になったという事ですが、それは魂が成長しきったという事でもあります。 人間には108の煩悩があると言われていますが、その全てを振り祓うことが出来て欲を捨てることが出来た時に、自分の魂の使命を果たしたと気づくことが出来るんですね。 そしてこの神通力を得ることができるのです。 「宿命通」「天眼通」「漏尽通」で三明と呼ばれるほど、とてつもない神に通じる力と呼べるものでしょう。

五種通とは?

五神通とは「ごじんずう」と読み、仏教用語だとされています。 五神通は仏や菩薩が持つ力で、その名の通り5種類の神通力を指し、天眼通(てんげんつう)・天耳通(てんにつう)・他心通(たしんつう)・宿命通(しゅくみょうつう)・神足通(じんそくつう)があります。 これらには、自分の思い通りになったり、相手の気持ちを知ることができたりする不思議な力が宿っています。

神足通(じんそくつう)

神足通(じんそくつう)は、禅定の修業の中で培われる力だといわれており、自分の思い通りになる力を持っています。 禅定とは仏語であり、「定」は、心を一つの対象に注ぎ、心の散乱をしずめることを言い、「禅」は、「定」があるうえでその対象をとらえて考えることを言います。 つまり、心を一点にして、それについて静かに集中して考えるということであり、坐禅によって無心になることです。 心を一点に集中することによって神通力が培われ、行きたいところに行けたり、したいことができるようになるのです。

天眼通(てんげんつう)

天眼通(てんげんつう)は、てんがんつうとも呼ばれ、「千里眼」と同じ意味を持ちます。 天眼通は、世の中のすべてのことを見通せる力のことであり、過去・現在・未来のどの時代でも自由自在に見通すことができます。 仏教には「五眼(ごがん)」という、ものを見る五種の作用があり、天眼はそのうちのひとつです。 天眼のほかに、肉眼・慧眼・法眼・仏眼というものがあり、仏眼はすべてを備えた目だといわれています。 天眼の類語として「透視」が挙げられ、そのままの意味ですべてを見通してしまう力なのです。

天耳通(てんにつう)

天耳通(てんにつう)は、天眼通が耳になったパターンであり、様々な音を聞き取ることができる能力です。 自然の音だけでなく、聞こえるはずのない世間の声や、一説によると動物の声まで聞こえるようになるのです。 現実世界にいるとしたらその聴力は超人級で、天にいたとしても下界の音や声を聞き取ります。

他心通(たしんつう)

他神通(たしんつう)とは、その名の通り他者の心を読み取る力のことです。 相手の心を読み取ることで、その人の本当の望みを知り、その望みに見合った対価のものを授けることができます。 相手の心を読み取るため、相当の集中力が必要です。 そして、人間の心は複雑なので、心を読み取ることはかなり難易度が高く、清らかな心の持ち主でなければ取得することのできない力なのです。

宿命通(しゅくみょうつう)

宿命通は(しゅくみょうつう)は、自分や他人の過去をさかのぼって見ることのできる力です。 人間は、何度も生死を繰り返し新しい命を宿すという「輪廻転生」によって何度も生まれ変わっています。 そのためその人の前世までも見通すことができ、過去のあやまちもわかってしまうのです。 過去の過ちを見ることで、今世反省し見つめなおす能力でもあります。

十種通とは?

前章では、神通力や五種通について解説していきました。 ここでは十種通についてご紹介していきます。 十種通は正式には十種神通と言われ、菩薩が持つという神通力です。 そして、十種通にも様々な名称があり、それは経典に書かれています。

出生念宿命方便智通

出生念宿命方便智通は、生まれながらに過去を知ることができる能力です。 その人の前世や過去を知るだけでなく、人とのつながりやその人が隠してることもわかってしまうので、その人を本来の道に導くという能力も備わっています。 しかし、何でも知ることができてしまうがゆえに悪用されると、恐ろしいことになってしまうでしょう。 この能力の扱いには十分な注意が必要です。

出生無礙天耳方便智通

出生無礙天耳方便智通は、生まれながらに10の方向から聞こえる音や声を聴き分ける能力を持っています。 この能力を手にした人は、神の声を聞く力も持っており、人生に迷っている人や悩みごとがある人を、その人が進むべき道に導いてくれるのです。 つまりは神の声を、この能力を持つ者が代わって伝えてくれるのでしょう。

生知一切衆生不可思議心心数法方便智通

生知一切衆生不可思議心心数法方便智通とは、生まれながらすべての心と教養を自分のものにしている能力です。 出生無礙天耳方便智通と似た能力でもありますが、その人が言葉にはできない気持ちや本音をくみ取ることができるのです。 そして、その問題を解決するために、その人が進むべき道まで導くことができる能力なのです。

出生無礙天眼觀察衆生方便智通

出生無礙天眼觀察衆生方便智通とは、六神通のうちの天眼通に当たり、現在だけでなく過去と未来も見ることのできる能力です。 この能力を持った人は、今目の前で起きているかのように過去や未来を見ることができ、その人が抱えているトラウマの原因までわかるのです。

出生不可思議自在神力示 画像現衆生方便智通

出生不可思議自在神力示 画像現衆生方便智通は、生まれながらにして自由自在な神の力を、衆生に対して発揮することができます。 衆生とは、この世に生きる生物や動物、人間などすべてのもののことで、全ての生き物に対して神の力を使ることができるのです。 この力は十種通特有の能力とも言われているほど、かなり大きな能力なのでしょう。

出生一身示現不可思議世界方便智通

出生一身示現不可思議世界方便智通は、出生不可思議自在神力示 画像現衆生方便智通と同様に十種通特有の能力だといわれています。 この能力は、生まれながらに人智を超えた世界のことわりを示すことができる能力です。 人智とは人間の知恵のことであり、生まれたときから知識が豊富で、物事の筋道を示すことができるのです。

出生於一念中往詣不可説世界方便智通

出生於一念中往詣不可説世界方便智通は、仏と繋がった人だけにしか使うことのできない能力です。 この能力は、言葉では通じ合うことができない世界を、この能力を持った人が言葉以外のコミュニケーションツールを用いて、つなぐことができるのです。 この能力に関しては他の能力よりも解釈が曖昧で、正確な情報がないとされています。

出生不可思議荘厳具荘厳一切世界方便智通

出生不可思議荘厳具荘厳一切世界方便智通は、世界のどんなものともつながることができる能力のことです。

出生不可説不可説化身示現衆生方便智通

出生不可説世界成阿耨多羅三藐三菩提不可思議示現衆生方便智通

神通力と超能力の違い

超能力と神通力は最近混同されがちですが、似ていても全く違うモノなんです。 脳や修行などが関わってくるのですが、ここからは超能力と神通力の違いについて詳しく見ていきましょう。

超能力は脳を使う、神通力は簡単には入手出来ない力

超能力と神通力の違いって、難しいですよね。 その違いは「脳」に大きく関係することなんです。 超能力とは、普段使っていない部分の脳までフル活用することで使える能力のことを指します。 そして神通力は、通常、簡単に入手できない能力を言うんです。 脳を使うことをある意味「超脳力」と書いた方がわかりやすいかもしれませんね。 そして神通力は「神に通じる力」と書くようにとてつもなく力の強さであり、それこそ神様に近づくほどの力のことを指すことが多いそうです。

超能力は大人になってから、神通力は子どものうちから

人間の脳は、1%しか普段は使っていないと言われています。 その残りの99%は眠ったままなんですが、それをフル活用出来るように訓練することによって超能力を使えるようになるとされているのです。 「超脳力」は訓練すれば、結構使える人もいます。 神通力は生まれながらにして持っている場合もありますが、それは「生得」といいますが、小さいころから力を発揮することが多いようです。 そのため、巫女様や神童と呼ばれるような存在が神通力を生まれ持っている人に多いのでしょう。

超能力は心のままに、神通力は邪念や物欲を捨て得る

神通力は、欲があると扱えるものではありません。 邪念や物欲、煩悩がない事が神通力を扱う必須条件だからなんですね。 何の欲もない状態になって初めて扱えるようになるのが神通力であり、なかなか使えないのも納得ですよね。 超能力は訓練を上手く出来れば、心のままに自由に使える能力です。 邪念や物欲は関係なく、脳の部分を上手く働かせることが出来るようになれば使えるので、いつでも集中すれば変えるようになるんですね。 「超脳力」と「神に通じる力」と違いを覚えても良いでしょう。

神通力を持つ人の特徴10つ

神通力は稀に生まれ持ってくることもありますが、厳しい修行を耐えきった僅かな人しか使えないモノでもあります。 ここからは、その神通力を使える人の特徴について見ていきましょう。

①波乱万丈な人生

②予知夢や警告夢をよく見る

③霊障に合いやすい

④人混みが苦手

⑤疲れやすく回復しづらい

⑥インスピレーションが優れている

⑦穏やかでクリエイティブ

⑧肉付きがいい体型

⑨霊能力がある

⑩山伏(やまぶし)

神通力を持つ人の手相

①仏眼

②神秘十字型

③直感線がある

神通力を鍛える修行方法

どうすれば神通力を習得することが出来るのでしょうか? 並大抵の修行では神通力は習得出来ません。 欲があると、それでもう習得できなくなってしまうのですから。 その厳しい神通力を得るための修行について見ていきましょう。

自然の中で修行

全ての煩悩を捨てるためには、人里離れた場所で座禅を組んで修行することが必要です。 少しでも誰かがいたりすると気が散ってしまい、修行なんてできませんからね。 人工物のたくさんある都会ではなく、自然の力も吸収しながら自分の心を静寂にしていくことがまずは大切になってきます。 心の中の嫌な思いなども、全て捨て去ることだけではありませんよ。 大宇宙の構造や過去から未来に至るまでの時の流れ、さらにはこの世界の法則まで理解することが出来ないと神通力は手に入れることが出来ないんですね。

あらゆる欲を捨て去る

人間には、欲求、欲望、煩悩などたくさんのモノがあります。 その全てを断ち切り捨てることが出来ますか? 108あると言われる煩悩と生きていれば自然い生まれてきてしまう食欲、睡眠欲、性欲、物欲を全て捨て去ることが出来ないと神通力は修習出来ないんですよ。 それほどに厳しい修行であり、もちろん戒律も守りながら修行をするんです。 この厳しい修行に耐えきった一握りの僅かな人だけが、神通力を扱えるようになると言われています。 生半可な気持ちで得られるものではないのも、当然ですよね。

徳を積む

まとめ

神通力はとてつもなく驚異的な力ですが、一般人が扱えるようになるのはほぼ不可能とも言えるでしょう。 人間はどうあがいても、欲は出てきてしまいます。 それは生きているからしょうがない事なんですよね。 神通力は「神に通じる力」であることからわかるように、想像を絶する厳しい修行を耐えきった人のみが扱えるとされているものです。 けれど実際は、人々を真理へと導くための力とされてもいます。 いつか本物の神通力の持ち主に出会うことが出来たなら、それはとてな幸せなことでしょう。

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