妻が浮気・不倫して妊娠｜夫として知っておくべきことや取るべき行動

もし、妻が浮気をして浮気相手の子供を妊娠していたら、あなたはどうしますか？ 妻が浮気・不倫相手の子供を妊娠したら考えるべきことと、やるべき行動をご紹介します。

事実の聞き取り（浮気・不倫事実の確認）

妊娠した子供を生むつもりなのかを確認（妻の自覚）

妊娠8週以降であればDNA鑑定が可能（DNAによる鑑定）

では、妻が浮気・不倫相手の子供を妊娠したことを知って、離婚となった場合どのような行動をすればいいのでしょうか。 妻と浮気・不倫相手から慰謝料を取る他、子供の戸籍のことまで詳しく見ていきましょう。

慰謝料は妻と浮気相手の双方に請求

浮気で妊娠した子供が、自分の戸籍に入るのを防ぐ

妻とは離婚をしないことになったとしても、浮気・不倫で妊娠した子どもが自分の戸籍に入るのは防いだほうが良いです。 なぜなら、自分の戸籍に子供が入るということは「認知」をしたことと同じです。 「この子供は自分の子供」であると認めることを「認知」と言います。 認知をすると、子供の父親になるため扶養義務が発生する他、自分が死亡した場合、遺産を相続する権利が発生します。 さらに、浮気・不倫相手は戸籍上父親ではないため、養育費を請求することが難しくなってしまうのです。 よほどの覚悟が無ければ自分の戸籍に子供を入れることはしないほうが良いでしょう。

自分の子の親権を獲得する

離婚をするとなった場合で夫婦間に子供がいる場合は、親権を獲得するためにいろいろ準備をしておきましょう。 今回のケースは、妻の浮気・不倫が原因なので、当然親権は夫側が持ちたいと思うのが当然です。 しかし、妻もお腹を痛めて産んだ子供なので、離れたくないと言って裁判になる可能性があります。 裁判になると、残念ながら親権は母親に行くケースが多いです。 なぜなら、離婚原因と親権は無関係であり、あくまでも子供の利益を優先に考えた結果で判決が下ります。 親権を獲得するためにも、妻の育児放棄や虐待などの事実や、自分が子供をきちんと育てていけるということを証明しなくてはなりません。 なので、妻が浮気・不倫をして子供を放置していたことや、虐待、また、休日だけでなく平日も子供と積極的に過ごし、家事を全て行い、頼れる実家があるという事を証明しましょう。 残念ながら、妻が育児を完ぺきにこなし、育児放棄も虐待もないただの浮気であれば、親権を獲得するのは非常に難しいのが現状です。

ここまで、妻が浮気・不倫相手の子供を妊娠して離婚をする場合に取るべき行動を見てきました。 ここからは妻が浮気・不倫相手の子供を妊娠していても離婚しない場合はどうしたらいいのかを見ていきましょう。

今後浮気を繰り返さないと妻に約束させる

まず、妻が二度と浮気・不倫を繰り返さないようにきちんと約束させましょう。 口約束ではなく、必ず約束事と破った場合のペナルティ事項を書面に書き、署名と捺印をしてもらってください。 書面を残すことで、もしも妻が約束を破って再度浮気・不倫を繰り返した場合は、書面を証拠として約束を破ったペナルティを与えることができます。 また、約束を破ったうえにペナルティにも応じない場合、その内容によっては裁判所に訴えることもできるのです。 書面を書くということは、浮気・不倫をした事実を認めたという証拠ですし、書面に書かれていることを守る義務が発生するので、繰り返させないためにもきちんと約束させましょう。

妻が妊娠した浮気相手との子をどうするか決める

妻が妊娠した浮気・不倫相手との子供をどうするか決めましょう。 恐らく多くの場合は中絶することになると思いますが、中絶できる週数が過ぎていたり、妻がどうしても生みたいと言って中絶を拒む場合はどうするのか決めましょう。 また、産むのであれば産まれてくる子供は戸籍上は夫の子供になります。 そうなると、浮気・不倫相手から養育費を請求することが難しくなってしまうので、浮気・不倫相手に認知させるのか、それとも養育費は請求しないのかを考えましょう。

慰謝料と養育費は浮気相手に請求する

妻と離婚をしない場合、慰謝料と養育費は浮気・不倫相手に請求しましょう。 浮気・不倫の相場は先ほどもお伝えした通り50～300万円です。 もし、話し合いで慰謝料が決定しない場合は弁護士に相談しましょう。 弁護士に相談すれば、示談交渉から裁判になった場合までサポートしてくれます。 また、子供の養育費を毎月請求してください。 養育費は、「養育費算定表」というものがあるので、それを参考にして決めます。 ただし、子供を自分の戸籍に入れてしまった場合、子供の父親は自分であるため、もし浮気・不倫相手が養育費の請求をストップしてしまったり支払いに応じない場合、もしかしたら請求するのが難しくなってしまう可能性があるので、しっかりと支払う約束を書面に残しましょう。

そもそも、妻が浮気・不倫をしなければ浮気・不倫相手の子供を妊娠する心配はありません。 なので、最後に妻に浮気・不倫をさせない防止策をご紹介します。 浮気・不倫を防いで妻が相手の子供を妊娠してしまう最悪の事態を防ぎましょう。

普段からマメな連絡を心がける

お仕事が忙しかったりして、出張や残業が続いていたり、飲み会などがあるときは妻に連絡をしているでしょうか。 「今日は飲み会だって言ってあるから大丈夫」「いちいち連絡しなくて良いでしょ」と思っているのなら要注意です。 相手といがみ合っているとかでなければ、夫の帰りが遅かったり家を空けることが多いと妻は不安や寂しさを感じています。 その不安や寂しさを埋めるために浮気・不倫をしてしまうパターンは多いのです。 なので、出張に行っている時は仕事が終わったら電話をしたり、残業で帰りが遅くなる時は「今から帰るよ」と一言で良いので連絡をしましょう。 普段から「今から帰るよ」や「やっと仕事が終わった」など、マメに連絡をすることが大切です。

日常の妻に対する行動や態度を省みる

昔は、2世帯で暮らす家族がほとんどで、さらに専業主婦が多かったので今も女性が家事や育児を行うものという風潮があります。 核家族が多い現在、その風潮はいただけません。 共働きの夫婦も多く、働いているのに家事を全て行うというのはとても大変なことです。 共働きでなくても、専業主婦というのは働くより大変と感じている女性も多いでしょう。 それなのに、「家にいるんだから大変じゃないでしょ？」「家事育児は女の仕事」と思っていませんか？ 妻に感謝の心を持たず、「やって当たり前」という態度だと、妻は嫌気がさしてしまいます。 なので、日ごろから妻への感謝を忘れず、自分から家事を手伝うようにしたり、たまには子供を見て妻にリフレッシュする日を作ってあげたらいかがでしょうか。

たくさん褒めることを心がける

妻のことをたくさん褒めるように心がけることも大切です。 最近妻のことを褒めた記憶があるでしょうか。 たくさん褒めてあげることで、妻は嬉しいですし、あなたのためにやって良かったと感じることができます。 妻の行う家事は、あなたのために行っていることでもあるのです。 毎朝誰よりも早く起きてお弁当や朝食を作るのは、妻のためでもありますが、あなたのためですよね。 洗濯物もあなたが毎日清潔な服を着て仕事に行けるようにしているものですし、掃除も家であなたが快適に過ごせるようにしています。 なので、日ごろから妻への感謝の言葉をかけたり、褒めることを心がけましょう。 ただし、上から目線になってしまうと妻はイラっとするので注意してくださいね。

自信があるような男らしさを見せる

女性というのは、自信のある男らしさに惹かれます。 妻に男らしい自信のある姿を見せたことはあいますか？ たとえば、物事がいつまでも決められず、あっちにしようかこっちにしようかずっと悩んでいる優柔不断な人はいますよね。 たしかに悩んでしまうことは皆あるので仕方が無いですし、なかなか決められない理由もあるのでしょう。 しかし、女性は男性の優柔不断な姿を見ると、「ハッキリしなさいよ！」と苛立ってしまったり、がっかりしてしまうのです。 何十分も妻を待たせて自分の買い物などにずーっと悩んでいると、妻は怒ってしまいます。 そんな些細なことの積み重ねも、浮気に繋がることがあるので注意しましょう。

男磨きを怠らないようにする

結婚をしてから「幸せ太り」をしてしまった人も多いでしょう。 それに、結婚をしたから「もう頑張らなくていいや」と思ってダイエットをあきらめたり、見た目を気にしなくなっていませんか？ 結婚に安心しきって自分磨きを怠っているようなら要注意です。 あなたは妻にはいつまでも美しくいてほしいと思うでしょう。 それは妻も同じで、夫にはいつまでも男らしくかっこいい人でいてほしいと考えています。 なので、太ってしまった人はダイエットをしたり、オシャレを勉強する、流行のお店を調べて妻を連れていくなどしてみましょう。 内面も外見もカッコよくなれば妻も浮気なんて考えなくなります。

妻が浮気・不倫をしてさらにその相手との子供を妊娠したなんて考えたくないですよね。 しかし、もしそうなってしまったら現実を受け入れるしかありません。 妻とは離婚をせずに夫婦関係を続けていくのか、離婚をするのか考えなくてはならないのです。 どうしても決断ができない場合や、慰謝料などで揉めてしまったら、専門家に相談するのも一つの手です。 専門家はその道のプロなので、きっと問題解決に導いてくれます。 また、妻の浮気・不倫相手に会いたくない場合や、会ったら感情的になってしまいそうであれば弁護士をたてましょう。 示談交渉も弁護士が行ってくれるので、直接相手に会わず手続きが進みます。 まずは自分が落ち着いて冷静に物事が運べそうな方法を選びましょう。