「無理しないでね」の本当の意味と言う人の心理。「無理しないでね」と言われるのは嬉しい？

「無理しないでね」という言葉をどういう意味や心理で相手にかけるものなのか、気になりますよね。 今回は、「無理しないでね」という言葉の意味について解説していきます。

まずは、「無理しないでね」と言われた時の女性の本音をご紹介します。 女性はこの言葉をかけられた時、どんな気持ちになるのか、女性の本音を確認していきましょう。

気づかいを感じて嬉しい

「仕事が忙しい私に、彼は『無理しないでね』といつも声をかけてくれます。 彼には申し訳ないと思ってしまうのですが、その言葉をかけられるとすごく嬉しいなと感じるんです。 会えなくても、構えなくても、彼は私のことを気づかってくれているんだなと思えるから。 その言葉をかけられると、早く仕事を終わらせて彼に会いたいと思えますね！いつも本当に救われています」(31歳・金融関係) 気づかいを感じられて嬉しいと思うのです。 今の状況に文句を言うのではなく、相手を気づかうことができる優しさを女性はこの言葉で感じられるのでしょう。 早く今の状況を終わらせて、彼に会いたいと思うことができるのです。

気持ちがラクになって助かる

「付き合ったばかりなのに忙しくなって本当に申し訳ないなって気持ちと、気持ちが離れていってしまうのでは？と不安を抱えてしまうことがあります。 でも、彼が『無理しないでね』と声をかけてくると、気持ちがすごくラクになるんです。 今は目の前のことに集中していいんだと思うことができ、すごく助かりますね。 不安を和らげてくれる言葉なので、私はすごく好きですよ」(28歳・アパレル) 気持ちがラクになって助かるという女性もいます。 目の前のことに集中していいと相手が言ってくれているような気がして、気持ちがすごく軽くなるのでしょう。 忙しい時期を応援してくれているような気がして、女性からしたらすごく助かるなと感じる言葉なのです。

かえって、頑張らなきゃ！という気持ちになってしまう

「彼はよく『無理しないでね』と言いますが、あまり好きではありません。 かえって、頑張らなきゃいけないという気持ちになってしまい、急かされているような気がしてしまうんです。 なんか責められているような気がしてしまい、私は少しイラっとしてしまいますね。 彼の気づかいと分かっているけど、あまり言わないでほしいかな」(30歳・販売) 逆に、頑張らなきゃという気持ちにさせられてしまう女性も。 急かされている、責められていると感じてしまうこともあり、イライラしてしまうこともあるようです。 彼の気づかいとわかっていても、その言葉を素直に受け止めることができないこともあります。

では男性は「無理しないでね」という言葉に対して、どう感じるのでしょうか。 つづいて、男性の本音をご紹介していきます。 女性の本音と比べながら、確認していきましょう。

心配してくれてる？と嬉しくなる

「自分は彼女に無理しないでねと言われると、なんだか嬉しくなりますね！忙しい自分を心配してくれているのかな？と思って、彼女の優しさを感じられる言葉です。 無理してるように見えているのかなと少し反省もしますが、彼女はきっと自分の体調を気づかってくれているんだと思います。 彼女のなりの優しさと思うと、素直に嬉しいと思える言葉ですよ」(34歳・広告代理店) 信頼してくれてるのかな？と、嬉しくなるのです。 彼女の優しさを感じられるため、その言葉を素直に嬉しいと思える男性が多いのでしょう。 彼女に、これ以上心配かけないようにしようと意識をすることもあるはずです。

能力を見くびられた！と多少不愉快になる

「自分はひねくれているのか、多少不愉快になってしまいますね。 なんか、能力を見くびられた？と思えてしまって、なんか腹が立ってしまうんです。 自分的にはこれくらいのことどうってことないのに、彼女からしたら自分にとっては重荷と思えているということだから、なんかバカにされたような気がして、彼女に対してイラっとしてしまいます」(32歳・IT) 多少、不愉快になってしまう男性もいます。 自分の能力を見くびられた！と感じてしまい、バカにされたような気がしてしまうのです。 自分にとってはどうってことないことなのに、彼女からしたら無理をしているように映ることが不快なのでしょう。

社交辞令だな、と感じる

「別にこの言葉には何も感じません。 よくある社交辞令だなって思うだけで、深い意味はまったくないと思いますよ。 なんて声をかければいいかわからないから、無理しないでねって言ってるだけ。 だから彼女に言われても、自分は何とも思わないし、不快にもなりませんね。 ありがとうと言っておくけど、嬉しくもないので特に意味のある言葉だとは思いません」(35歳・自営業) 社交辞令だなと感じる男性もいます。 なんて声をかければいいか分からないため、この言葉をかけているにすぎないと思ってしまうのでしょう。 ですから、不快にもなりませんし、嬉しいとも思わない言葉なのです。

「無理しないでね」という言葉の本当の意味とは、なんでしょう。 この言葉を相手にかけるときの心情は、一体どんなものなのか…。 つづいては「無理しないでね」という言葉をかけるときの心理についてご紹介します。

相手を心配する気持ち

相手を心配する気持ちがあるため、無理しないでねという言葉をかけています。 基本的にこの言葉を、そのままの意味で使っている人が多いでしょう。 無理しないでということは、体調を気づかったり、ストレスを溜めないでほしいという気持ちから発している言葉。 ただ、忙しい時期で切羽詰まっている相手が心配で仕方がないため、あまり無理をしないでねと労わりの言葉をかけているのでしょう。 見くびっているとか、バカにしているとかではなく、ただ単純に身体のことが心配だから言っているだけなのです。 無理しすぎない程度に頑張ってねということを、相手に伝えたいのでしょう。

「頑張れ」などと言って負担をかけたくない

「頑張れ」などと言って、負担をかけたくないのです。 頑張れって言葉はとても便利ですし、すごく励まされる言葉でしょう。 しかし、頑張っている相手にかける言葉とはまた違う気もしますし、言われた方もすごく負担になってしまうことがあります。 頑張れは言いたくないけど相手に何か言葉をかけてあげたいと思う気持ちから「無理しないでね」という言葉に変えているのです。 この言葉ならば負担も少なく、労わりも伝わると思い、選んでいるのでしょう。 相手を追い詰めたくない、頑張っていることが分かっているからこそ別の言葉をかけたいと思い、この言葉を言ってくれているのです。

口癖になっているだけ

ただ口癖になっているだけの人もいます。 「無理しないでね」という言葉は、すごく労わりや気づかいを感じられるものであり、誰にでも使うことができるものです。 ですから、それを何度も使いすぎてしまい、ただの口癖になってしまっている人もいるでしょう。 相手を不快にさせることもあまりなく、相手に対する気づかいを見せることができるため、何の感情もなくただ口から出てしまうこともあるのです。 頑張ってね、大丈夫？などと同じような感じで使っているのでしょう。 その言葉には深い意味はなく、相手に対するいたわりや優しさが無い場合もあるのです。

相手の気持ちを和らげるため

相手の気持ちを和らげるために使っている人もいます。 頑張って、あと少しだよなどと応援する言葉だと相手にとって負担になってしまうこともあると考えているのでしょう。 無理しないでねという言葉ならば、相手を応援するというよりも相手の状況や気持ちを理解し、応援しすぎないように相手を励ますことができるからです。 本当に切羽詰まっている人ならば、この言葉を言われた時すごく心が安らぐでしょう。 頑張ってという言葉を必要としていない状況ならば、この言葉の方が相手にとっては責められている感じもしないため、この言葉を使い励ましてくれているのです。

応援してるよ！という気持ち

応援してるよ！という気持ちを、無理しないでねという言葉に置き換えて使っている人もいるでしょう。 応援してるからという言葉を言っても、すごく他人事のように聞こえてしまうこともあります。 もっと親身に、労わりの気持ちも持ちつつ言葉をかけてあげたいという人は、きっと無理しないでねという言葉を使い、相手の気持ちを後押しすることもあるでしょう。 頑張ってねという言葉と同じような感じで使うこともあり、励ましや前向きな気持ちを持たせるために使うこともあるのです。 この言葉には、前向きな気持ちにさせることもできると思い、心配ではなく気持ちが向上するように願う心理も込められています。

ストレスをためて欲しくない気持ち

相手にストレスをためて欲しくないから、無理しないでねと言っている人もいるでしょう。 頑張れ！という言葉は、相手を責めることもあるためあまり使いたくない人もいます。 そして見るからに頑張っている人に対して使うのも、気が引けてしまうこともあるのです。 その言葉によって、自分は頑張れていないんだと落ち込み、ストレスをためてしまうこともあるでしょう。 それを回避するために、無理しないでねという言葉を使い、相手に対してストレスをためこないようにしているのです。 そして、身体的にも精神的にもつらい状況と知っているからこそ、無理はしてほしくないと思うため、その素直な気持ちを伝えているのでしょう。

後回しでもいいよ！という知らせ

後回しでもいうよ！という、知らせの意味もあります。 恋人同士だと、忙しい状況になった場合なかなか会えない時期も続くでしょう。 相手からしたら申し訳ないと思ってしまう時期でもあるため、その気持ちを少しでも和らげるために無理しないでという言葉をかけているのです。 自分は会えるまで待っているから、無理しないで自分のペースで頑張ってという意味が込められています。 この状況に不満をかかえていない、自分のことは後回しで良いよということを相手に伝えたいのでしょう。 そのため、無理はしないでねと労わりつつ、相手に不安や焦りをこの言葉で拭おうと思っているのです。

実はあなたを嫌っている気持ちを隠すため

実は、あなたを嫌っている可能性もあります。 しかし、あなたを嫌っていることを公にすることができないため、隠しているのでしょう。 嫌いな人に頑張れと応援したり、励ましたりすることはしたくないものです。 しかし、何も声をかけないとその場の雰囲気が悪くなってしまったり、嫌われていることがバレてしまうかもしれません。 ですから、無難な言葉をかけておこうと思い、無理しないでねと言っているだけでこの言葉に労わりや優しさは込められていない可能性もあるのです。 無理しないでという言葉ならば、相手を不快にさせることも、攻撃的な言葉になることもないため、適当に言っているだけで、あなたに対する気持ちを隠している場合もあるでしょう。

社交的な性格から

社交的な性格の人が、この言葉を使うことはよくあります。 例えば、同僚や部下に対して無理しないで頑張れとさりげなく声をかける人もいるでしょう。 それは相手が頑張っている、よくやっていると認めているからこそ、そっと声をかけて相手の気持ちをもっと高めてあげようと思っているのです。 そして、社交的で明るい性格の人は、誰に対しても気づかいや励ましの言葉を自然とかけることもできます。 頑張れ！という言葉をかけるのと同じように、誰に対しても無理しないでと明るく声をかけているだけで深い意味はあまりない場合もあるのです。 挨拶程度のようなものであり、誰にでもかけている言葉で特別な意味を持たないこともあるでしょう。

相手に好意を感じている

相手に好意を感じているため、使う人もいるでしょう。 恋人ではなく、同僚や友達からこの言葉をかけられるとすごく力が湧いてくることもありますし、この一言だけでも救われると感じることもあるはず。 好意を持っているからこそ、少しでも気持ちを和らげてあげたいと思い、無理しないでねと言葉をかけてくれることもあるのです。 そして、この言葉の中には何かあったら頼ってねという意味も込められています。 好きだからこそ、力になりたいと素直に思っているため、相手が頼りやすい状況を作ってくれているのです。 興味のない人間にわざわざこの言葉はかけないため、少なからず相手に好意を持ち、何かしてあげれることはないかと考えているのでしょう。

実は、異性から「無理しないでね」と言われる場合、脈ありの可能性もあるんです。 それは、どうやって見極めればいいのでしょうか。 ここからは、異性からの脈あり行動の見極めた方をご紹介します。

普段から体調や様子の変化を気にしてくれるかどうか

普段から、体調や様子の変化を気にしてくれているかどうかがポイント。 あなたの小さな変化を相手が気づいてくれていることが多いならば、それは脈ありと考えていいでしょう。 いつもあなたを見ているからこそ、少しの変化に相手は気付くのです。 あなたがいつもと違うことがわかるからこそ、「無理しないでね」と声をかけてくれるのでしょう。 相手はあなたに対する労わりの気持ちを持っています。 体調が悪くない時でも声をかけてくれるのは、少し雰囲気がいつもと違うから。 相手はあなたのことを見ているからこそ、変化が気になり、心配になってしまうのです。

目がよく合うかどうか

目がよく合うかどうかも、脈ありのポイントです。 視線を感じることが多い、顔を上げると目が合って笑いかけてくれるなど、目が合うことが多いと感じるのは、相手はあなたのことを見ている回数が多いから。 好きな人を目で追ってしまうのは、男女共に当然のことであり、好きな気持ちがあるからこそ見てしまうものなのです。 ですから、目がよく合う相手に「無理しないでね」と声をかけられることがあるならば、それはあなたのことを心配して言ってくれているということでしょう。 嫌いな人ならば見ることもないため、目が合うということは少しでもあなたのことが気になっている証拠なのです。

以前した話を覚えているかどうか

以前した話を覚えているかどうかも、見極めるポイントです。 好きではない相手の話って、あまりよく覚えていないものでしょう。 興味が無いため、あまり真剣に聞くことがなく、聞き流してしまうからです。 しかし、好きな人の話はどんな話であっても真剣に聞こうとします。 少しでも相手のことが知りたいと思うからこそ、どんな話も真剣に聞き、すべて内容を覚えているのです。 ですから、あなたが忘れていた話でも相手が覚えていたら、それは脈ありサイン。 あなたに好意があるからこそ、あなたが忘れてしまう程度の他愛のない話でも相手は覚えていてくれているのです。

二人きりになりたがるかどうか

二人きりになりたがるかどうかも、重要なポイントでしょう。 複数ではなく、二人きりで食事がしたい、二人で話したいと二人にこだわるのはあなたが好きだからです。 好きではない相手と二人きりになりたいと思うことはなく、興味も湧かないものでしょう。 しかし好きな相手と二人きりになりたいと思うのは、男女共に当然の気持ちであり、もっと仲を深めたい、関係を進めていきたいと思っているから、二人きりにこだわるのです。 食事に誘われた時に、二人かそれとも誰か誘うのか、相手に聞いてみることで判断できます。 相手が二人がいいと、二人にこだわるならば脈ありと考えていいでしょう。

何かと手伝おうとしてくれるかどうか

何かと手伝おうとしてくれるかどうかも、脈ありを見極める方法。 どんな小さなことでも、手を貸してくれるのはあなたの力になりたいからなんです。 例えば女性ならば重たい物を持ってくれる、高いところにある物を取ってくれるなど自分でもできそうなことを男性が手伝ってくれるのは、脈ありのサイン。 男性ならば、女性の方から積極的に手伝うことある？と聞いてきたり、何も言わずにお茶やコーヒーを出してくれたりとさりげない気づかいを女性が見せてくれます。 どんなことでも、率先して手伝おうとするのはあなたとそこで接点が持てると思っているから。 あなたの助けになることもでき、接点もできるため何かと手伝いを申し出ることが多いのです。

いかがでしたか？ 「無理しないでね」という言葉にはいろんな意味が含まれています。 しかしその意味は相手によって変わるものであり、恋人や友人ならば優しさや気づかいを見せている証拠。 少しでも相手の気持ちを和らげてあげたいと思い、言っている言葉なのです。 しかし、なかには癖になっていたり、ただの社交辞令として口にすることもあります。 相手との関係性を考えることで「無理しないでね」の言葉の意味を知ることができるでしょう。 相手によってはこの言葉自体不快に感じてしまうこともあるので、多用しすぎるのはよくありません。 状況や相手の反応を見て、言葉を伝えていきましょう。