結婚前に同棲するメリット・デメリットは？期間やプロポーズにつながるルール作り

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一緒に住むという点を見れば、結婚も同棲も同じように思えます。 しかし、結婚と同棲は全くの別物です。 結婚と同棲は、何が違うのでしょうか。

1.結婚と同棲では保障が違う

結婚とは、社会的に契約を結ぶこと。同棲はあくまで一緒に住んでいるだけの関係です。 同棲しているだけでは、扶養家族になれたり、扶助を受けたりすることができません。 それは、恋人が働けなくなっても保障されないということ。 働けなくなった本人は保障されますが、同棲相手への保障はないのです。

2.結婚と同棲では関わる人が違う

結婚するということは、家族になるということ。 恋人と2人だけではなく、相手の家族や職場の人とも関わりを持つことになります。 それに対し同棲は2人だけの関係。 恋愛の延長でできますが、どちらかが関係を終わらせたいと思ったら、2人だけの話し合いで終わらせることができてしまうのです。

好きな人とずっと一緒にいられる、結婚生活のシミュレーションができて恋人のことをより深く知れるなど良い意見もある同棲。 しかし結婚前に同棲すると、結婚した後の新鮮味が薄れてしまう、結婚のタイミングを失ってしまうなど否定的な意見もあります。 同棲したほうがいい、同棲しないほうがいいとった正解はありませんが、結婚前に同棲するカップルが増えているは事実。 同棲したいけれど一歩踏み出せない場合は、半同棲という形で一緒にいる時間を増やしてみてもいいかもしれません。 正解がないからこそ、自分たちにとって心地よい距離感の選択をしていいのです。 また、結婚前のカップルが同棲するメリットとデメリットを知ることは同棲を考えるうえで重要です。 同棲経験者は、どんなメリットやデメリットを感じているのかも把握しておきましょう。

結婚前に同棲する３大メリット

同棲のメリットとして1番に挙げられるのが、一緒にいられる時間が増えること。 仕事がシフト制など、時間を合わせるのが難しい2人でも一緒に暮らすことで、約束をしなくても顔を合わせる機会が増えるのは素敵なことです。 また、結婚式が決まっている場合は準備のために何度も話し合いが必要。 一緒に暮らすことで、結婚式の準備がしやすくなるという意見もあるようです。

同棲をすると、1日の中で恋人と一緒に過ごす時間が増えるので、付き合っているだけでは見えない部分を知ることができます。 生活スタイルや金銭感覚など、結婚生活を送るうえで大切なことを結婚前に知ることができる、言わば結婚生活のシミュレーションができるのです。 生活の違いや考え方の違いを結婚前に知っておくことで、結婚後のギャップを抑えることにつながります。

それぞれが家賃や光熱費などの生活費を負担する一人暮らしと違い、同棲することで生活費の負担を軽減させることができます。 また、外食が多いカップルは自炊をすることで食費の節約にもなります。 残ったお金は貯金に回すこともできるので、金銭的にゆとりがでるという面においても、同棲にメリットを感じているカップルは多くいます。

結婚前に同棲する3大デメリット

メリットを感じる一方で、結婚前のカップルが同棲することにデメリットを感じる場合もあるようです。 デメリットとして挙げられる主な内容について、解決策と合わせて紹介します。

結婚前のカップルが同棲をする場合のデメリットとして1番に挙げられるのは、結婚のタイミングを逃してしまうのではないかという不安。 特に同棲期間が長くなれば長くなるほど、結婚してもしなくても同じという考えになってしまいやすい傾向にあるようです。 同棲する前に、結婚の意思があるかどうかを確かめることは非常に重要。 また、同棲期間を決めておくとスムーズに結婚につながりやすいです。 期間を決めずに既に同棲しているカップルの場合は、家の更新のタイミングで改めて話し合ってみるといいかもしれません。

同じ家に恋人とずっと一緒にいることで、自分の時間が減るというデメリットも目立ちます。 仕事終わりはゆっくりしたい、寝る前は本を読みたいなど自分が普段どういう生活を送っているのかをしっかりと恋人に伝えましょう。 1日の中でどれくらいひとりの時間が必要なのかを事前に話し合うことで、窮屈さを感じずに済むかもしれません。 また、どうしてもひとりの場所が必要なら、部屋を探すときに自分の部屋を作れる間取りを選びましょう。 ひとりになれるスペースがあることで、喧嘩をしたときに頭を冷やすこともできます。

結婚前から同棲をしていると、結婚した後の新鮮味が減るという意見もあるようです。 結婚も同棲も、同じ家に住むという点では同じ。 生活が変わらないからこそ新鮮味が薄れてしますように感じるかもしれません。 そういうときは、部屋のレイアウトを変えたりインテリアを変えたりしてみましょう。 同じ家でも雰囲気が変わるだけで新鮮な気持ちになります。 また、入籍日に撮った写真や保存用の婚姻届を飾ると、結婚したという実感も持てるのではないでしょうか。 生活は同じでも2人の関係は変わっています。 変化を実感できるような工夫次第で、充分新鮮な気持ちを味わうことができるのです。

同棲を決めるきっかけは人それぞれ。 付き合ってすぐに同棲の話をしたら重いと思われないかな、どれくらいの期間付き合ったら同棲の話になるだろう、と悩むこともあるかもしれません。 付き合い始めて半年未満で同棲しているカップルが多く、付き合って1年未満で同棲を始めるカップルが半数以上だそうです。 お互いに結婚を意識していてタイミングさえ合えば、付き合っている期間はそんなに重要ではないのかもしれませんね。 どんなタイミングで彼に言い出したらいいのか迷ったら、他のカップルのきっかけを参考にしてみましょう。 代表的な3つを紹介します。

1.婚約やプロポーズ

結婚前のカップルが同棲を決める大きなきっかけになるのが、婚約やプロポーズ。 結婚したら一緒に住むけれど、結婚式のために準備をしたり話し合ったりする機会も増えるため、先に一緒に住んでおくという考えです。

2.家の契約更新

どちらかが一人暮らしの場合、住んでいる家の更新のタイミングで同棲を決めるカップルも多くいます。 更新料を払って今の家に住むより、少し広い間取りの家に引っ越して2人の暮らしをはじめようという考えになりやすいのです。

3.就職、転勤などのライフイベント

学生時代から付き合っていたカップルが就職をきっかけに同棲、遠方へ転勤になった恋人についていく形で同棲を決めるなど、生活環境や居住地の変化も同棲を始めるきっかけとなるようです。

付き合っている期間やきっかけなど、結婚前の同棲についてはカップルごとに差があるように感じます。 しかし、プロポーズにつながる同棲には共通点がありました。 代表的な2つの共通点を紹介します。

1.共通の目標

1年間仲良く暮らせたら結婚する、いくら貯まったら結婚するなど、結婚するための目標を決めている同棲カップルは、結婚につながりやすいです。 目標を達成したときに結婚の話を進めやすいのはもちろんですが、同じ目標に向かって歩むという、まさに結婚生活のシミュレーションとなるわけです。 慣れない環境の中で目標を達成するために自分も成長しますし、結婚前に同棲しながら2人の絆を深めていくことで、結婚後に問題が起きてもそれを乗り越える力をつけることができるのです。

2.生活のルール

家事の負担や飲み会の頻度など、適度なルール作りは円満な同棲生活には欠かせません。 家族との生活や一人暮らしとは状況が大きく違う結婚前の同棲。 恋人とはいえ他人であることを理解し、まずはお互いにとって譲れないところを挙げていくと話を進めやすくなります。 どちらかが我慢する生活は長くは続きませんので、しっかり時間を取ってルールを決めましょう。 ただし、外泊禁止などの特別厳しいルールではなく、遅くなるときは連絡をするなど、長く守っていける範囲のルール作りを心がけましょう。

結婚を考えているカップルのあらたな関係である同棲。 メリットやデメリットを正しく理解し、幸せな同棲生活を送れるよう祈っています。