遠距離恋愛は大学生にとって大きな壁？寂しさと距離に負けないためにすべきこと

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遠距離恋愛という言葉を聞いただけでも、続けるのが難しいイメージを持つ人が多いほどカップルの大きな障害となる距離。 大学生の遠距離恋愛には、どのような壁があるのでしょうか。

金銭的な負担

基本的に遠距離恋愛というと、会うだけで数万円単位のお金がかかります。 やりたいことがあって地元を離れたのに、恋人と会うお金を稼ぐためにアルバイトに明け暮れていたのでは本末転倒。 勉強をしながらデートのための交通費などを稼ぐというのは、決して簡単なことではありません。

イベントを一緒に過ごせない

お互いの誕生日やクリスマスなど、恋人と一緒に過ごしたいと思うイベントも、遠距離恋愛では叶えることが難しくなります。 イベント時期は交通費も上がり金銭的な負担につながるだけでなく、イベント当日が平日だと会うことすら叶わないかもしれません。

不安な気持ちになる

大学生の遠距離恋愛がうまくいかなくなるのは、お金や時間という物理的な壁だけではなく、心理的な壁、つまり気持ちの壁が大きな要因です。 サークルやアルバイトなど視野が広がる大学生活。 新しい世界を知り、異性との関わりも増える環境の中で、なかなか会うことができない遠距離恋愛をするには、大きな不安が付きまとうのです。

改めて見ると、大学生のカップルにとって遠距離恋愛は大きな壁があることがわかります。 では、その壁を乗り越えられない大学生カップルにはどのような特徴があるのでしょうか。

恋人との時間を作れない

勉強やサークル、アルバイトなど何かと忙しい大学生活。 早いうちに単位を取ろうとすると、1年生2年生の間は授業がビッシリなんてこともよくあります。 朝から夜まで授業、休みの日はサークルとアルバイトで大忙しで、恋人へ連絡する暇もないというカップルは長く続きません。 遠距離恋愛がうまくいかず別れてしまう原因で1番多いのが、会う時間が減って自然消滅してしまうという終わり方。 大切な恋人を失いたくないなら、恋人と向き合う時間を作りましょう。

恋人を信頼できない

環境が新しくなると、慣れないうちは余裕がなくて連絡が減ることもあります。 連絡が減った、そっけなくなったと、理由を聞かず恋人を責めるカップルはうまくいきません。 また、新しい出会いを必要以上に恐れているカップルもいます。 異性と連絡先を交換しない、飲みに行ったら必ず写真を送るなどの束縛は恋人に窮屈さを与えます。束縛で自分の不安が満たされることはないため、どんどんエスカレートし恋人を苦しめてしまうことになるのです。

本音を言えない

恋人と離れて寂しいと感じるのは当然のこと。しかし、恋人に気を遣って本音を言えないカップルは意外と多くいます。 毎回連絡を取るたびに「寂しい」と言われると相手の気持ちも滅入ってしまうかもしれませんが、だからと言って全く弱音を吐けない関係ではあなた自身が疲れてしまいます。 ただでさえ顔を見て話す機会の少ない遠距離恋愛。何を考えているかわからないと思われたら、関係を長く続けることは困難です。 いい感情も悪い感情も正しく伝えることが大切です。

遠距離恋愛をして別れてしまうカップルがいる一方で、2人の距離が離れているのに仲がどんどん深まっていくカップルもいます。 遠距離恋愛を長続きさせる秘訣はどこにあるのでしょうか。 ひとつひとつは簡単なことですが、簡単なことの積み重ねで恋人との関係を良好に保つことができるのでぜひ取り入れてみてください。

連絡を強要しない

会えないからこそ、日々の連絡は遠距離恋愛中のカップルにとって重要です。 とはいえ、学校やアルバイトなど、2人にもそれぞれの生活があるため、四六時中連絡を取り合うというのは難しいもの。 朝起きたら連絡をする、夜寝る前には連絡をするなど譲れない部分を話し合ったら、相手の状況に合わせてあげることも大切です。

喧嘩を持ち越さない

付き合っている2人なら、意見の違いなど些細なことで喧嘩をしてしまう日もあるでしょう。しかし、喧嘩した勢いで電話を切ったりLINEを途切らせたりすると、仲直りのきっかけをつかむのが難しいのが遠距離恋愛の難点。 喧嘩はその日のうちに終わらせて、愛情と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

遠距離でできるデートを楽しむ

ZoomやLINEのテレビ電話など、今は無料で顔を見ながら話せる手段がたくさんありますよね。 例えば画面共有で映画を見たり、テレビ電話を繋ぎながらテスト勉強をしたり。離れていても一緒にいるような時間を過ごすことができます。 また、オンラインゲームなら、離れていても一緒にプレイすることができます。

お互いの目標を決める

何年後に結婚するなど、遠距離恋愛の先のゴールを決めることでモチベーションもあがります。しかし、あまりに先の未来の目標だと現実味が湧きづらいもの。 そんな時は「次会う時までに相手の得意料理を習得する」「将来に備えて資格を取得する」など、具体的にすぐに行動を起こせる目標を決めてみるといいでしょう。

ひとりの時間を楽しむ

遠距離恋愛は、会えない時間が長いですよね。会えない時間に恋人のことを考えて過ごすのも素敵ですが、うまくいっているカップルは、ひとりの時間も楽しんでいます。 おしゃれなカフェで女子会をしたり、読みかけの本を読んだり。彼がいない時間も楽しみを見つけてご機嫌でいることが、遠距離恋愛を長続きさせる秘訣です。

不安や寂しさが大きな壁となる遠距離恋愛。 少しでも苦しい気持ちを軽くしたいですよね。 不安や寂しさを埋めるためには、どうしたらいいのでしょうか。

会う頻度を話し合う

遠距離恋愛の2人が会うためには時間もお金もかかります。 だからこそ、会う頻度は2人でしっかり時間を作って話し合いましょう。 月に何回など、こまめに通うと金銭的にも時間的にも大きな負担になりかねません。 しかし、大学生は長期休暇が多いのが利点。 長期休暇を利用して長めに一緒に過ごすと負担を軽減できるかもしれません。

気持ちを言葉にする

好きな気持ちを言葉にするのが得意ではない人は、態度で気持ちを示そうとします。近くにいれば問題ありませんが、遠距離恋愛で会える時間が限られている場合は態度だけでは伝わりません。 照れくさく感じるかもしれませんが、「好き」や「会いたい」など思っていることをストレートに言葉で伝えるようにしましょう。

SNSに異性との写真をあげない

小さなことかもしれませんが、遠距離恋愛でうまくいっているカップルはSNSにまで気を遣っています。恋人と会える時間が少なく、SNSにはほとんど2人の写真がないのに、他の異性との写真がたくさんあがっていたら不安に感じてしまいますよね。 不安を感じさせるような写真は撮らないという心遣いも、恋人への愛情の１つなのです。

予定を共有する

授業の他に、サークルやアルバイトなど大学生活をどんな風に過ごしているのかを共有しているカップルは、すれ違いが少なくなり喧嘩も減ります。 休みの日や夜に連絡が取れなくても、「アルバイトの時間だな」「サークルの飲み会だって言ってたな」と何をしているかわかるだけで、不安をかなり減らすことができるのです。

友達を紹介する

サークルの友達やアルバイト先の仲のいい人を恋人に紹介しておくのも、不安を減らすために有効です。 恋人の周りにどんな人がいるかわからないと、大勢で遊びに行くときや飲み会と聞いたときに不安になるのが女心。 面識を持つことで、漠然とした不安を消すことができるうえに、「彼には恋人がいる」と周りに認識させることができるのです。

いろいろな壁があって、続けるのが難しいと思われる遠距離恋愛。 しかし、遠距離恋愛は悪いことばかりではありません。遠距離恋愛で得られるものもあります。大学生が遠距離恋愛を通して得られるメリットとは、どんなものでしょうか。

勉強や部活に集中できる

人生の夏休みとも言われるほど、遊べるイメージがある大学生活。 しかし、わざわざ恋人と離れる選択をしてまで入った大学なら、勉強や部活など何か目標があるはず。 大学生が遠距離恋愛をするメリットは、自分の時間を作りやすいというところにあります。 恋人が近くにいると、「忙しくても少しくらい会える」という思いから、距離感が掴みにくくなりがち。 自分のしたいことに集中できないということが起こってしまいます。 2人の距離が離れていると「恋人に会えないのは当たり前」という考えになりやすいので、自分のやるべきことに時間を集中して使うことができるのです。

デートの度に旅行気分が味わえる

遠距離恋愛の場合、恋人と会う方法は３つ。 自分が会いに行くか、会いに来てもらうか、中間地点など別の場所で会うかです。 どれをとっても、せっかくお金と時間をかけて恋人と会っているのだから、何か思い出をつくりたいですよね。 会いに来てくれたら、おいしいお店を紹介したり、地元で有名なところに足を運んだり。誰かを案内すると思えば、住み慣れた街にも新しい発見があるかもしれません。 また、中間地点など全く別の地域で会うことで、恋人とのデートが旅行に変わります。 行ってみたい街があるのなら、これを機にぜひ提案してみてください。

成長につながる

遠距離恋愛を続けるうえでは、恋人を思いやる心が何よりも大切です。会えない環境で、大切な恋人がどんな心境にいるのか、何をしてあげたら喜ぶのかを考えることは、2人の関係を更に強固なものにしてくれるでしょう。 また、遠距離恋愛を通して、恋人が何を考えているのかを正しく理解するコミュニケーション能力や、会えないという状況の中でどうすればよりいい関係を築けるのかという問題解決能力が養われます。コミュニケーション能力や問題解決力は社会に出てからも非常に重要なものとなります。

遠距離恋愛を続けるためには、寂しい気持ちや不安に打ち勝つ力や、恋人への思いやりが必要です。それは決して簡単なものではないかもしれません。 寂しさは自分だけが感じていると思ってしまうかもしれませんが、恋人も同じように寂しさを感じています。 それでもお互いが1番大切だから、関係が続いているのです。 今は苦しいかもしれませんが、大きな困難を一緒に乗り越えたとき、恋人との絆はより強いものになっているでしょう。 遠距離恋愛は、あなた自身、そして2人の関係を大きく成長させる貴重な経験となるのです。