もしかして恋愛依存症？恋愛依存の特徴と克服する具体的な方法を紹介

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「恋愛依存症」の言葉を聞く機会があっても、どんな状態が依存の症状として現れるのかを知らない人も多いはずです。恋愛依存症の状態としてよくあるのが、どんなときでも彼のことばかり考えて優先してしまう状態や、「彼がいないと生きていけない」と思い込んでしまう状態を表します。精神的にも孤独を感じることが増え、一人でいると涙が溢れたり、ネガティブな気持ちを感じたり、ときに自傷行為に走ってしまうこともあるようです。また、恋愛依存症になると、何事より彼を最優先に考えてしまうので、これまで築き上げてきた友情関係や、家族との信頼関係も壊してしまう可能性があります。

恋愛依存症になりやすい人には共通の特徴があると言われています。ここでは5つの特徴を紹介するので、自分に当てはまる点がないかどうかをチェックしましょう。もし当てはまるところがあっても大丈夫。特徴を事前に知っておくことで、どうすれば恋愛依存にならないで済むかを知るキッカケになるはずです。

過度に自立している

依存症になってしまう人のなかには「自立している人」が多い特徴があります。自立と聞けば依存と結びつかないような気もしますよね。しかし、自立しすぎていることは、自立せざるおえなかった家庭環境や、原因があった可能性も考えられます。そういった人が甘えられる存在に出会えたときに、これまで満たされなかった心が満たされていく感覚を覚え、依存してしまうことが多いみたい。とくに、幼少期に満たされなかった心が大人になってから満たされてしまうと、依存度合いが高くなる傾向もあります。

過去の恋愛にトラウマがある

過去の恋愛でひどいフラれ方をしたり、浮気をされたりなどのトラウマがある人は、「もう二度とあんな思いをしたくない」といった気持ちを強く抱いてしまう傾向があります。この気持ちがあると、恋人に嫌われない行動を最優先したり、自分の想いを隠して恋人の想いを優先したりすることも多く、相手の考えに依存してしまう可能性が高いです。「嫌われたくない」「振られたくない」不安は、見捨てられない行動や、相手に合わせる行動を生んでしまいやすいのでしょう。

寂しがり屋

恋愛依存症になりやすい人のなかには「寂しがり屋」の人も多いです。寂しい気持ちを人で埋めてしまうと、そこでしか埋められない安心感を抱いてしまうはず。この安心感はほかのものでは埋めることができないですよね。一度でも寂しさを埋める安心感を知ってしまうと、本能的に寂しさを埋めるために誰かと繋がることを求めてしまうのでしょう。寂しがり屋の人は、自分が寂しがり屋である自覚を持っているからこそ、不安や孤独感を感じると、「なんとかしなきゃ」と寂しさを埋めてしまう人を求めてしまう傾向があります。

自分に自信がない

自分に自信がない人は、自分のことを認めることができません。だからこそ、周囲からの評価や態度で「自分は必要とされている」と思ってしまいます。とくに恋愛となれば、相手は自分のことが好きなのが前提なので、自分が求められていることに安心するはず。自分に自信がない人は、恋愛をするより、恋愛をしていると「必要とされる自分」がいることに安心する傾向があります。恋愛は特別な関係でもあるので、「恋人がいる＝自分には存在意義がある」とより感じやすいですよね。また、自分に自信がない人の恋の始まりは、自分が好きになるよりは、相手にアプローチされ「求められた喜び」に嬉しさを感じ始まる傾向が高いです。

孤独を感じやすい

恋愛依存症になりやすい人の多くは、ひとりでいる時間に孤独を感じてしまいやすいです。誰かと一緒にいることでしか埋められない孤独は誰にでもあるものですが、恋愛依存症になる人は、そこに過剰な執着をしがちに。恋愛関係は、相手と密接な関係になれるため、自分は一人じゃない安心感を抱けるはず。恋愛依存症になってしまう人の多くは自分で埋められない孤独や寂しさを「恋人」で埋めようとするからこそ、彼がいない時間に対して孤独を感じてしまう悪循環が起こってしまうのでしょう。

恋愛依存症になってしまう人の中には、恋人同士がお互いに依存する「共依存」になることもあります。共依存になってしまうと、その関係から抜け出すことが難しくなり、解消法が恋人により依存することしかなくなってしまいます。ここでは、共依存になる人の特徴を紹介するので一緒に見ていきましょう。

もともと依存体質

恋人同士がもともと恋愛依存体質だと、二人は惹かれあうように互いが一番の存在になって、求めあってしまうはず。恋人であれば、互いが互いを必要とする関係は一見理想のようにも思えますが、相手のことしか見えない関係は、不安や孤独を引き起こす原因となります。たとえば、どちらかが仕事場の異性と話すことをNGとした場合、もう片方も同じようにNGとしなければやっていけない。共依存はお互いが同じだけの愛情で引っ張り合っているような状況なので、どちらかだけが苦しいよりは、お互いが同じように苦しくなる関係でもあります。

相手をコントロールしたがる

共依存になりやすい人たちは、互いに相手のことを自分の理想にコントロールしたくなります。「恋人とはこういう関係」といった理想を押し付けてしまうのが、お互いにあるからこそ、お互いがその理想に苦しめられてしまうのでしょう。誰かの理想とする人間になるのは本当に苦しいことですが、共依存になってしまうと、「そうなるのが当たり前」といった考え方になってしまいやすいのです。

コミュニケーションが苦手

コミュニケーションが苦手な人は、人との関係を築くことを苦手とする傾向があります。コミュニケーションが苦手だと、自分の意見を相手に伝えることができず、相手の考えにYESを出してしまいがちに。とくにお互いがコミュニケーションが苦手だと、常に相手の考えや意見にYESを出す状態が続き、いつしか相手にコントロールされるような生活が始まってしまいます。自分の意見を伝えられないのは、相手に依存しやすい可能性が高いので、恋人間で自分の意見をちゃんと伝えることは何よりも大事になるでしょう。

恋愛依存症を克服するためには、自分が今どのぐらい恋愛依存症の沼に足を突っ込んでいるのかを客観視する必要があります。ここでは、恋愛依存症の度合いをチェックするために6つのチェック項目を紹介します。自分が何個当てはまるかを一緒に見ていきましょう。

友達より彼氏優先

事前に友達と約束していたのにも関わらず、彼氏がその日遊べるとなった場合、友達との予定をキャンセルしていませんか？「久しぶりに会える彼氏」などそれぞれの状況もあるかもしれませんが、ほぼ毎日会える彼氏にも関わらず、友達との約束より、彼の約束を優先してばかりの人は恋愛依存症になる可能性が高いです。また、こういうドタキャンは友達にもよく思われないですし、最悪の場合縁が切れてしまうこともあるので注意が必要でしょう。依存している彼との関係が終わると、友達すらいなくなっていた…なんて人は結構多いんですよ。

寂しいと好きでもない人と付き合える

恋愛依存症になる人の多くは寂しさを「人」で埋めたい願望をもっています。恋愛の寂しさを埋める方法はそれしかないと思い込んでいる人も多いはず。そうなると、異性からの連絡を断ることができなくなり、恋愛感情を抱かない人とも体の関係をもったり、恋人になってしまうこともあります。「寂しささえ埋められればいい」といった考え方は一見キッパリしているようにも思えますが、かなりの孤独感をため込んでしまう原因にもなりがち。「もう二度とそんなことはしない」と決めても、また同じところに戻ってしまうのも特徴的です。

自信のなさは誰かと一緒にいることで埋められる

自分に自信が持てない人は、自分の存在価値を「人に求められるかどうか」のものさしだけで測ってしまいます。たしかに、人から求められることは誰しも嬉しいことでしょう。しかし、そのものさしだけでしか物事を測れなくなってしまうと、一人でいる時間に自分の存在価値を感じられなくなり、かなり苦しくなってしまうはず。そうなると「誰かと一緒にいなければいけない」と脅迫観念のようなものに襲われてしまうこともあります。

恋人のSNSは常に監視

恋愛依存症の人はとにかく恋人のSNSを常に監視している傾向があります。また、自分のアカウントよりは、裏垢と呼ばれる成りすましたようなアカウントを作成し、彼のInstagramやTwitterなどを見張りがちに。コメントはもちろん、彼がいいねをした内容などを見て、嫉妬心を抱いてしまうこともあるでしょう。

恋愛をすると他の事に手がつかなくなる

恋愛をすると他の事に手がつかなくなるのは一見かわいくも思えますが、実は恋愛依存症になりやすいので注意が必要です。恋愛依存は「相手のことしか考えられない」状態であり、自分のことよりも相手を優先する状態でもあります。仕事をしていても優先は彼のことばかりになっていると、日常生活のすべてが彼で埋め尽くされてしまうはず。自分で物事を判断できなくなれば、それは紛れもない恋愛依存なので注意が必要です。

LINEの返信が遅いと嫌われた気持ちになる

彼からのLINEの連絡が遅いと「もしかして嫌われた？」と不安に押しつぶされてしまうこともあるでしょう。何日も何時間も返ってこない場合は仕方がないかもしれませんが、毎日この不安に押しつぶされてしまうようであれば、心が彼に依存している証拠。嫌われた理由を必死に探したり、何も悪いことをしていないのに彼の機嫌を取ろうとしていませんか？恋愛依存になると、自分が相手に媚びるような関係になりがちなのも問題点といえるでしょう。

ここまで恋愛依存症の特徴を紹介しました。「私は恋愛依存症にはならない」と思っている人もいるかもしれませんが、実は些細なことがキッカケで恋愛依存の沼に足を踏み入れてしまうことは多いです。だからこそ今、「自分は恋愛依存症…？」と感じている人は自分を責める必要はありません。恋愛依存症になる要因には幼少期の家庭環境や、人生経験などが関わっていることが多いです。自分だけが悪いわけではありませんよ。 ここからは、少しでも恋愛依存症を克服できるように5つの方法を紹介します。時間をかけてなった依存症はすぐに克服はできませんが、少しずつ改善できるように試してみてくださいね。そしてまずは、今「恋愛依存症かも」と違和感に気付けた自分を褒めてあげましょう。

仕事の目標を決める

自分に自信がない人は、仕事の目標を決めてみましょう。大きな目標よりは、まずは小さな目標で明日にでも叶えられるような目標がおすすめです。目標を達成することで感じられる「達成感」は、必ず自信につながるはず。自信のなさから人に認められることにだけ重きをおき、恋愛依存になっている人は、まずは自分の生活のなかで達成できる目標を決めてみましょう。

先約を優先する

一見当たり前のようにも思えますが、恋愛依存症になってしまうと先約よりも恋愛を優先しがちになってしまいます。そこで、まずは、絶対に先約を優先することを心に決めましょう。彼から突然会える連絡がきても、「ごめん、今日は約束があるから」と言うだけで大きな一歩になるでしょう。万一恋人から「俺のこと好きじゃない？」と言われてしまった場合は、少し冷静になってみてください。そんな発言をする人は、あなたとの約束すら守ってくれない可能性があります。

趣味を見つける

恋愛依存症になってしまう人の多くは、孤独や寂しさを恋人の存在で埋めようとする傾向があります。そこを改善するために、自分一人で熱中できる趣味を見つけてみましょう。映画鑑賞や読書などなんでもOK。とにかく始めて見ることが大事です。趣味を見つけることは意外と簡単なことではないですが、自分の過去の記憶を振り返ってみて、興味があったことや、「やってみたかったこと」をこの機会に始めてみることこそ、克服への一歩になるでしょう。

デジタルデトックスをする

恋愛依存症になってしまうと、常に彼のSNSをチェックしたり、彼と関わりがありそうな人のSNSをチェックしたりしがちに。暇さえあればSNSを見て、その内容に一喜一憂していませんか？じつは、恋愛依存症の人は、スマホ依存にもなりやすいんです。「そういえばスマホを結構触っているかも」と感じた人は、この機会にデジタルデトックスをしてみましょう。寝る前になったらスマホの電源を消してみたり、特定の時間はスマホを持たずに出かけてみるのもいいでしょう。まずは散歩の10分からでOK。とにかくスマホを触らない時間を作ってみてください。

複数のコミュニティに参加する

恋愛依存症の人は、趣味を始めるにしろ、どこかのコミュニティに所属するにしろ、ひとつのことに熱中と没頭しやすい傾向があります。何かに没頭できることは良いことですが、実はそこにまた依存をしがち。たとえば、趣味のコミュニティの人間関係に悩んでしまうなど、恋愛依存症とは違う場所に依存する可能性があります。そこでおすすめなのが複数のコミュニティに参加することです。ひとつのコミュニティとの関わり方が良い意味で薄くなるので、依存しない過ごし方に気付くことができるはず。

恋愛依存症になった事実に気付いてしまうと、自分のことを責めてしまう人もいます。しかし、自分を責める必要もなければ、あなたは弱いわけではありません。まずは今こうやって、自分の状況に気付けている自分自身を認めてあげましょう。恋愛依存症の克服はそう簡単なことではないですが、物事の捉え方を少しずつ変えていくことで必ず改善していきます。大事なのは自分の気持ちを最優先にすることです。あなたの人生の主役は自分自身であることをまずは覚えておいてくださいね。