寂しい気持ちは悪いもの？どうしたらおさまる？理由と辛さを解消する方法

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どんなときに寂しい気持ちを感じるかは人によって違います。ずっとひとりでいても寂しさを感じない人もいれば、誰かと一緒にいるのに孤独感を感じる人もいるのです。 しかし、多くの人が寂しさを感じるタイミングがあります。それはどんなときなのでしょうか。

別れた直後

大好きな彼氏と別れたり、卒業して同級生と離れ離れになったり、人事異動で好きな人と離れてしまったり…。恋愛でもそうでなくても、人生の中で「別れ」のタイミングはたくさんありますよね。今まで当たり前だったものがなくなったことで生活が変わり、変化を実感するタイミング。「もう会えない」と自覚した途端涙が溢れることも。別れは寂しさを感じる大きなきっかけなのです。

過去を思い出したとき

現状に満足していないときは、つい幸せだった過去を思い出してしまいますよね。「あの頃はよかったな」「あの頃に戻りたいな」という思いも寂しさを感じるきっかけになります。自分でも「戻ることはできない」とわかっているのに、なかなか気持ちを切り替えることができず前に進めないということも。 人はいい思い出のほうが強く残ります。過去は美化され、幸せだったあの頃に戻りたいと思うのです。

ひとりでいるとき

ひとり暮らしをしていたり、家族と生活リズムが違ったりする人はひとりで過ごす時間が長いですよね。ひとりには慣れていると思っていても、ふとした瞬間に寂しさを感じることがあります。「他愛もない話をできる相手がいない」「休みの日に誰とも話をしていない」ということを自覚したとき、たまらなく寂しい気持ちに襲われてしまいます。 電話やLINEなどコミュニケーションを取る方法はたくさんありますが、それだけでは物足りないのかもしれません。

イベントのとき

誕生日やクリスマス、年末年始など家族や恋人と過ごすことの多いイベントの時期。誕生日やクリスマスは平日のことが多く、当日に必ず一緒に過ごせるとは限りませんよね。年末年始はお休みの人が多いかもしれませんが、コロナなど予期せぬ出来事の影響を受けてひとりで過ごさざるを得ない人もたくさんいます。 家族や恋人と一緒に過ごしている人のSNSを見たり話を聞いたりしたときに「なんで私だけ…」と孤独感に襲われてしまいます。

嫌なことがあったとき

仕事でミスをしたり、理不尽に怒られたり、嫌なことがあったら誰かに話を聞いてもらいたいと思いますよね。話を聞いてくれる人が近くにいなかったり、予定が合わなくて会えなかったりしたときは寂しい気持ちを感じやすくなります。また、ハグにはストレス解消や不安を解消する効果があると言われています。嫌なことがあって強いストレスを感じた時ほど人の温もりを求めるようにできているのです。

集団で生きる人間の習性として、ひとりになって危険に遭遇しないよう寂しさを感じるのは自然なこと。しかし、突然大きな寂しさに襲われて自分でもどうしていいかわからなくなってしまうこともありますよね。 寂しくてたまらない気持ちになるのはなぜなのでしょうか。

気持ちを吐き出せる場所がない

嬉しいことや悲しいこと、自分自身が感じている気持ちを吐き出せる場所はありますか？女性は特に愚痴を吐き出し共感してもらうことでストレスを発散します。ため込んだストレスを発散する場所がなく、抱え込んでストレスが大きくなってしまうと考えもネガティブになりがち。ありのままの気持ちを受け入れてくれる場所は、女性にとって必要なのかもしれません。

愛されたいという気持ちが強すぎる

愛されたいという気持ちは誰しもがもっているものです。だからこそ人を愛すことができるし、人に優しくもできるのです。しかし、愛されたいという気持ちが強すぎる人もいます。親が仕事で忙しく寂しい思いをして育った人は、大人になって愛情を強く求めることがあるようです。子供が親と一緒に過ごしたいと思うように、親も子供と一緒に過ごしたいと思うもの。愛情は既に十分与えられているのです。

ないものに目を向けている

隣にいない人や、自分に足りないもの、ないものに目を向けるのは簡単です。しかし、全てが満たされている人なんてどこにもいません。どんなに幸せそうな人にもないものがあります。ないものに目を向けていると、自分が満たされていない気持ちになりネガティブになっていきます。ひとりのように思えても、誰かに支えられて生きているということを感じられる人は、寂しさを感じにくいのです。

寂しいのは自分だけだと思っている

寂しくてたまらないときは、自分だけが世界でひとりぼっちのような気持ちになってしまうかもしれません。周りがみんな幸せそうに見えて、どんどん気持ちが沈んでしまいますよね。 しかし、寂しさに悩んでいるのはあなただけではありません。みんなそれぞれに、寂しい気持ちを抱えているのです。

ひとりでいても寂しくない人もいれば、ひとりでいるのが耐えられないほど寂しがり屋な人もいます。寂しさを感じにくい人と感じやすい人には、考え方に差があるのです。 寂しさを感じやすい人の特徴に当てはまっていたら、考え方を変えるだけで寂しさに襲われずに済むかもしれません。

ひとりで行動するのが苦手

寂しさを感じやすい人の中には、「ひとりで行動するのは恥ずかしいこと」と思っている人がいます。「友達がいないように見える」「寂しそうに見える」と自分の中でマイナスのイメージを作り上げてしまうのです。 ひとりで行動することが苦手な人は、行きたい場所ややりたいことがあっても付き合ってくれる人がいないとできません。 「行きたい場所に行けない」「やりたいことができない」といったストレスも、寂しさを感じる要因になってしまいます。

ネガティブ

ひとりでいる時間を「自分の好きなように時間が使えて楽」と感じる人もいれば、「誰も私と一緒にいてくれない」と感じる人もいます。ネガティブな人は、一見なんでもないようなことでもマイナスに考えてしまう癖があります。 友達と話していても、少し輪に入れないと不安になる人もネガティブな考え方が影響しています。「誰も私を理解してくれない」「誰にも愛されていない」とネガティブになればなるほど、寂しい気持ちから抜け出すことができなくなるのです。

周りと比べる

「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、他人は輝いて見えるものです。特にInstagramなどの投稿はいい面しか出しません。「〇〇ちゃんは誕生日に彼氏と旅行に行ったのに、私の彼は仕事が忙しくて誕生日に休みを取ってくれない」などと言った不満はよくあることです。常に周りを基準に自分の幸せを量っている人は、いつまでたっても満たされることはありません。幸せの基準などというものは、存在しないのです。

ひとりで抱え込む

本音を出すのが苦手で、何でもひとりで抱え込む性格の人は寂しさを感じやすいです。人を頼ることが苦手なため、しんどいときに素直にしんどいと言えないのです。人を頼らない人は、人から頼られることもありません。誰も頼らず、誰にも頼られないで生きていると大きな孤独感に襲われます。自分ひとりでなんとかしようとせず、周りに頼ることで孤独感が薄れるかもしれません。

自己肯定感が低い

自分に自信がないと、「いつか皆離れていく」「いつかひとりになる」と思ってしまいます。愛されていることを信じられないため、どんな言葉をかけられても受け入れることができません。家族や恋人と一緒にいるときは満たされていても、ひとりになると不安に襲われ寂しさを感じてしまうのです。自分自身のいいところに目を向けて、自信をつけていくことが大切です。

寂しい気持ち抱えたまま過ごすのは苦しいですよね。少しでも早く寂しい気持ちを解消する方法や、気持ちを紛らわす方法を紹介します。

気持ちを紙に書き出す

気持ちを吐き出せる場所がない人は、紙に自分の気持ちを書き出してみましょう。寂しい気持ちを何とかしようとする前に、まずは自分の気持ちを受け入れる。あなたはどんな時に寂しい気持ちになるのか、自分のことをよく知っていますか？ 自分自身を満たすためには、まずはあなた自身が何で満たされるかを知ることが大切です。なぜ寂しいのか、どうなっていれば寂しくなかったのかを思いつくまま書き出してみてください。

良質な睡眠をとる

質のいい睡眠がとれていないと、考えがどんどんネガティブになっていきます。特に夜はマイナス思考になりやすい時間帯。どうしようもないことを考えてしまいやすい時間帯です。夜更かしで健康を損ねたり肌が荒れたりしたら、ますます気持ちが沈んでしまいますよね。お気に入りのアロマを用意したり、好きな香りのボディクリームを塗ったりしてリラックスして寝ましょう。生活習慣を整えるだけで、案外気持ちがスッキリするものです。

運動をする

適度に身体を動かすことは、考えをスッキリさせるためにも有効です。一日中考え事をしていたり、座りっぱなしの仕事だったりして「疲れているのに眠れない」と思ったことがあったら運動不足のサイン。脳は疲れているのに身体が疲れていないから眠れない…という悪循環に陥ってしまいます。「YouTubeで3分だけ運動する」など、無理なく続けられる範囲で運動をする習慣をつけましょう。

趣味や仕事に没頭する

寂しい気持ちが辛くてたまらないと悩んだら、寂しさを感じられないくらい忙しくするのもいい方法です。考えれば考えるほど寂しい気持ちが増していくのなら、違うことに没頭して考える時間を減らしましょう。 趣味の場は人との交流もありますし、仕事で成果を出せば評価が上がります。人との交流で寂しさを感じなくなったり、仕事で評価されて自己肯定感があがったりしたら一石二鳥。今まで時間がなくてできなかったことがあるなら迷わずやってみましょう。

口角を上げる

人の脳は単純です。口角が上がると脳は「今、楽しいんだ」と勘違いするのです。心から「楽しい」「幸せ」と感じていなくても、口角を上げるだけで気持ちが明るくなるのなら、こんなに簡単なことはないですよね。また、口角を上げるためには表情筋を使うのでリフトアップ効果も。笑顔を作るだけで寂しさを紛らわすことができて、リフトアップまでできてしまうなら、やらない理由はないですよね。ちょっとした意識で、笑顔美人を手に入れましょう。

寂しくてたまらないときは、気持ちが沈んでしまうかもしれません。 寂しさに耐えきれずどうしていいかわからないこともあるでしょう。 しかし、寂しいと感じるのは満たされた経験がある証拠です。 寂しい気持ちをマイナスな感情とするのではなく、より幸せになるための感情だと捉えてみてください。 寂しさとしっかり向き合い、うまく付き合うことでより幸せな人生を過ごせますよ。