35歳過ぎると結婚はほぼ不可能？結婚できる確率と独身卒業のためにできること

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婚活サイトやネット記事で頻繁に目にする「35歳を過ぎると結婚はほぼ不可能」という言葉。聞いたことがある女性もいるかもしれませんが、35歳を過ぎた女性が結婚できる確率は2％であるという恐ろしい噂も流れています。果たしてその噂は本当なのでしょうか？ 2015年の国勢調査によると、35歳の未婚女性が5年以内に結婚する確率は21.5%だそうです。つまり、35歳のときに未婚だった女性の5人に1人は、40歳までに結婚しているというデータが出ているのです。 35歳を過ぎた女性が結婚できる確率は2%だという噂の、実に10倍もの女性が40歳までに結婚しているのです。 婚活では、若い女性を求めている男性が多いためもう少し厳しい数字になったとしても、決して2%だということはないはず。情報を鵜吞みにして結婚を諦める必要は全くないのです。

なぜ35歳を過ぎると結婚はほぼ不可能だと一般的に言われているのでしょうか？結婚が不可能である理由として挙げられる項目に、あなたが当てはまっていないかチェックしてみてください。

年齢が上がると結婚は不利？

結婚が不可能かどうかを考えるうえで、実際のデータは知っておく必要があります。 35歳のときに未婚だった女性の5人に1人が40歳までに結婚しているとはいえ、その数は決して多いものではないかもしれません。 2015年の国勢調査によれば、5年以内の結婚率が最も高いのは26歳の女性です。26歳のときに未婚だった女性の約4割(43.5%)が5年以内に結婚するのだとか。そこからは年を重ねるごとに5年以内の結婚率が下がっているのは事実です。 そう考えると、不可能とは言わないまでも、年齢が高いことは結婚に不利になるという見方はできるかもしれません。 ではなぜ、年齢が上がるにつれて結婚が難しくなっていくのでしょうか。

20代前半で結婚をする女性は、あまり男性の将来性を見て相手を選んでいません。あくまでも今の自分が幸せか、という基準で男性を選んでいます。今の延長線上に未来があるので、その選び方は間違いではありません。また、若いうちは勢いで結婚することもあるので、細かい条件にはこだわっていないことがほとんど。 しかし年齢を重ねるにつれ、若くして結婚した女性の「旦那の稼ぎが悪くて生活が苦しい」という愚痴や、離婚の話を耳にするようになります。自分は失敗したくない、不安な生活を送りたくないという思いが強くなるため、年々相手に求める条件が細かくなっていくという特徴があります。 条件が細かくなればなるほど、当てはまる男性は限られてきます。もし仮に条件に当てはまる男性がいたとしても、理想的な男性はすでに結婚しているという状況になってしまうのです。

35歳まで結婚せずに生きてこれた女性は、男性に頼らなくても生きていける術を持っています。仕事でキャリアを積んでいたかもしれませんし、ひとりの時間を自分のためだけに使えることに喜びを感じていたのかもしれません。 結婚せずに独身でいることを「売れ残り」なんて表現していた時代もありますが、今はそんな時代ではありません。男性に買ってもらわなくても、自立して輝いている女性はたくさんいます。 あなたが「ひとりでは生きていけない」という女性なら早々に結婚しているはず。妥協してまで結婚したいと思っていないし、ひとりでも生きていけるだけの生活力のある自立した女性なのです。 そして、きっとそれは周りの男性にもそう見えているはず。あなたのことをいいなと思っても、「俺がいなくてもひとりで生きていけそう」と思ったら、男性はアプローチできないものです。

ひとり暮らしの期間が長いと、自分にとって心地の良い生活パターンと言うのができあがってきませんか？「帰ったらすぐにシャワーを浴びたい」「日付が変わる前に寝たい」「夕飯は必ず自炊をして野菜中心の生活を送りたい」…。細かい人だと、「リモコンを置く位置はここ」「タオルはキッチンと洗面所で分ける」などもあります。 マイルールが増えれば増えるほど、他の人と暮らした時にそのルールが破られることがストレスになります。結婚したいと思っている一方で、心のどこかでは「誰かと一緒に暮らすなんて無理」と思っている女性は、結婚が遠のいてしまいます。 「結婚できないかもしれない」と不安を感じているかもしれませんが、実際は「結婚できない」のではなく、あなた自身が何か理由をつけて「私は人と暮らせない」と自分に言い聞かせているのかもしれません。

35歳の未婚女性が5年以内に結婚する確率は21.5%だとお伝えしました。ちなみに35歳の未婚男性が5年以内に結婚する確率は17.8%だそうです。男性の方が結婚する確率が低いんですね。 男性でも女性でも、35歳を過ぎて結婚する人もいればしない人もいます。35歳を過ぎて結婚ができない人にはどんな特徴があるのかを、男性女性それぞれで見ていきましょう。

35歳を過ぎて結婚ができない男性の特徴

35歳以上の男性の結婚率は実際のデータとしてもとても低いものです。なぜ多くの男性が結婚できないのでしょうか。

結婚というものを意識したとき、多くの女性が男性に求めるのは収入です。結婚相談所のデータでは、「年収300万円以下の男性が女性からアプローチを受ける確率は0％」だということがわかっています。実生活ではそうではないかもしれませんが、こと結婚相談所において条件で結婚相手を選ぶ場合、年収はそれだけ大きな判断材料になってしまうのです。 今の収入が低くても、収入を上げるために努力をしていればいいのですが、今の収入のまま向上心もなくただ毎日を過ごしているだけの男性は、結婚相手として女性から意識してもらうことは難しいのかもしれません。

学生時代や新入社員時代に何かで表彰されたり好成績をおさめたりした実績がある男性が陥りやすいのが「過去の栄光に浸る」という失敗。一番輝いていた時代のことをいつまでも誇りに思うことは素晴らしいことですし、過去に誇れるものがあるのは素敵なことです。 しかし、自分の人生の全盛期が過去だというのは少し悲しいことのように感じませんか？今の自分が輝くための努力をせず、過去の栄光に浸っている姿は魅力的とは言えません。 女性が結婚相手として見ているのは、過去のその人ではなく今目の前にいる男性の姿なのです。

結婚するなら若い女性がいいという男性は一定数存在します。もちろん若い女性を求めることが悪いわけではありません。結婚、出産を考えたら若い女性を求めるのは生物学上まったく不自然なことではないのです。 しかし忘れてはいけないのが、若い女性を求めている男性は多いということ。その分ライバルが多く、そのライバルの中から勝ち抜かなければいけないのです。 ルックスや収入、スキルなど、他の男性との差別化を図れないと、望み通りの女性と結婚することが難しく時間ばかり流れてしまうことになります。

35歳を過ぎて結婚ができない女性の特徴

35歳を過ぎてこんな特徴に当てはまっていたら、素敵な男性と出会っても結婚相手として見てもらえないかもしれません。

家事が好きかどうかは別として、家事が全くできないというのは少し考え物。食事は全て外食かUber Eatsで済ませていますという女性は意外と少なくありません。自炊をしなくても生きていける便利な世の中ですが、結婚や子育てを視野に入れたときに料理が全くできない女性だと男性は不安に感じてしまいます。冷蔵庫にあるものでパッと作れるようなレベルではなくても、健康を意識した食事が作れたり、着るものにきちんとアイロンがかかっていたり、部屋を清潔に保つなどの努力はしておいたほうがいいことは確かです。

結婚できない女性が１番陥りがちなのが、「理想が高すぎる」ということ。年収は1,000万円以上で公務員か大手企業に勤めている、身長は180cm以上、最低限の家事ができるなど、さまざまな理想を掲げていませんか？ 多くの女性が惹かれる条件を持ち合わせている男性は、そのぶんライバルも増えます。35歳の女性が20代の女性と婚活市場で勝負したって不利になるだけ。そのまま理想を貫いて時間だけが流れてしまうと、どんどん結婚が遠のいてしまうのです。

意外かもしれませんが、あまりにも美人すぎる女性も結婚は難しいと言われています。美人であるがゆえにモテた過去があり、そのころを忘れられない女性は自分の理想に見合わない男性と付き合うことを避けてしまいます。また、非常に理不尽な話ではありますが、美人な女性が独身で長くいると「何か理由があるのではないか」と考える男性も一定数いるのです。 美人はデメリットではないので、男性と話すときに笑顔で接するなど、相手に親近感を与える努力をすれば周りの男性のあなたへの対応は大きく変わるはずです。

確率は高くないとは言っても、実際に35歳を過ぎてから結婚した男性も女性も確かに存在します。その人たちは何か特別なことをしたのかというと、案外そんなことないかもしれません。35歳を過ぎても結婚ができた男性と女性の特徴について見ていきましょう。

35歳を過ぎて結婚ができた男性の特徴

35歳の未婚男性のうち、5年以内に結婚するのは6人に1人。非常に低い確率のように思えますが、実際に結婚した6人に1人の男性とは、どんな特徴を持った男性なのでしょう。

女性が結婚相手を選ぶときに、男性の年収を気にする理由を知っていますか？裕福な暮らしがしたいという女性もいるでしょうが、1番多いのは「生活に不安を抱えたくない」という理由です。 出産をする女性は、一定期間働けなくなってしまいますよね。また、子育てが落ち着くまでは今までと同じようにフルタイムで働くことも難しいです。そんな状況でも生活を守ってくれるだけの甲斐性が男性にあるかどうかを女性はよく見ています。 家族を守るために頑張るという気持ちがある男性なら、女性は安心して結婚して子供を育てることができるのです。

男性は外で仕事だけしていればいいという時代は終わりました。今や男性にも家事能力を求める時代です。仕事もバリバリこなして家のこともやらないといけないなんて不公平だと思う男性もいるかもしれません。もちろん、毎日家事をしてほしいとは女性も思っていません。 しかし、女性がつわりで動けなくなったときに自分のご飯も用意できない、仕事に着ていく服も用意できないようでは、一緒に暮らしていくことは不可能だと思われてしまいます。普段は奥さん任せでも、なにかあったときに対応できる能力は必要なのです。

婚活市場において女性がかなり重要視するのが「清潔感」です。若い女性の場合は「顔が整っている」とか「背が高い」ということを求める傾向にありますが、年齢を重ねた女性が男性の見た目に求めるのは「清潔感」です。髪や髭は伸びたままになっていないか、シャツにはアイロンがかかっているか、履きつぶした靴を履いていないか…。 いい年齢をした大人の男性が自分の見た目に気を遣うのは、相手へのマナーのうちのひとつなのです。

35歳を過ぎても結婚ができた女性の特徴

35歳を過ぎたら結婚は不可能と言われている女性の中にも、実際に結婚している女性はたくさんいます。根拠のない情報に惑わされて不安になる前に、結婚できた女性がどんな女性なのかを知って、前向きにいい要素を取り入れていきましょう。

「男性の心を掴みたかったら胃袋を掴め」という言葉はまだまだ言われています。やはり、家のことを任せられるだけの家事能力がある女性は婚活市場でも重宝されます。若い女性であれば家事が多少できなくてもこれから頑張ればいいと目を瞑ってもらえるかもしれませんが、35歳を過ぎた女性が自分の食生活や生活環境に気を遣わないとなると話は別です。 家政婦のように家事を完璧にこなす必要はありませんが、健康的な食事を意識したり家の中を清潔に保ったりすることでメンタルを健康に保つ効果もあるのです。

結婚できる女性は、条件で相手を選んでいません。条件付きの「好き」は愛情ではないということをわかっているからです。条件で相手を見ている限り、そのステータスを持った相手しか見ることができず、相手の本来の姿を見ることができません。 そして、条件は生活環境や年齢とともに変わっていくということも忘れてはいけません。仕事ばかりで家に帰ってこなくてもいいから稼いでいる男性がいいと思って結婚して、子供が生まれたら子育てに協力してくれないと愚痴をこぼすのはよくあることです。

結婚できない女性は、「結婚＝ゴール」だと思っています。今まで結婚のチャンスはあったはずなのに、最高の結婚をするために相手を吟味し続ける結果、「もっといい男性がいるかもしれない」と結婚に踏み切れないのです。 結婚は男性に依存することではなく、男性と協力し合って一緒に家庭を築いていくものです。その気持ちがあるかないかは、相手の男性にも見抜かれます。 結婚したら生活が楽になると思っている女性を求める男性は、今の時代にはいないのです。

あなたが今35歳以上で、一生独身でいることを避けたいと思っているのなら、次のことを実践してみてください。

本当に結婚したいのかどうかを考える

あなたが結婚したいと思っているのなら、まずすべきなのは「本当に自分は結婚したいと思っているのか」と自分に問いかけることです。 ひとりの生活に慣れて心地良く暮らしている多くの女性は「結婚できない」と口にしながら本心では「ひとりの時間を失うのがこわい」「誰かと一緒に暮らして窮屈な思いをしたくない」と思っています。 結婚したら幸せだとか、結婚しないと売れ残りのレッテルを貼られるだとか、そんな誰が決めたかもわからない定義に惑わされていませんか？結婚は世間のためにするものではありません。親のためでも、誰かのためでもありません。あなた自身は、本当に結婚したいと思っているのでしょうか？

マイルールを見直す

結婚したいと心から思えるくらい自分と向き合って初めて、結婚に向けての準備ができます。ひとりで暮らす中でできたマイルールを紙に書き出してみてください。その量の多さに驚くかもしれません。「毎晩晩酌をする」「週末はNETFLIXでドラマを見て過ごす」…。 全て書き出したら、その中で絶対に譲れないものに〇をつけましょう。もし、結婚したとして旦那さんが付き合いきれないと言ったときに排除できるルールがあるのかないのかは、あなた自身が把握しておく必要があります。把握することで初めて、相手とのすり合わせができます。 自分の中で譲れないものがわからないから、「人と暮らせない」という漠然とした不安が生まれるのです。

相手への条件を見直す

最後に必要なのは、結婚相手への条件を見直すことです。 例えば年収1,000万円の相手がいいという条件をあなたが持っていたとして、なぜ1,000万円がいいのでしょう？税金や社会保障制度を考えると、旦那さんが年収600万円で奥さんが年収100万円の家庭が一番、収入に対する手取り率が高いという計算になります。つまり、稼げば稼ぐだけ、税金を払わなければいけないのです。それも踏まえて年収1,000万円がいいのか、なんとなくで条件を提示しているのかでは、理想を叶えたとしても理想通りの生活ができるかどうかが変わります。 あなたが持っている結婚相手への条件すべてに、「なんでそうでなければいけないのか」と疑問を投げかけたとき、あなた自身が本当に結婚相手に求めているものが見えてきます。

年齢を重ねるにつれて結婚できる確率が下がっていくのは事実ですが、そのほとんどが「理想が高くなる」「自分の生活スタイルを崩せない」など自分自身の問題。 結婚できる人は何歳になっても結婚できます。案外、結婚できるできないに年齢は関係ないのかもしれませんね。