優しいけどデリカシーがない人の特徴６選！デリカシーがない人の対処法

あなたの周りに、「優しいけど、デリカシーがない人」はいませんか？ 「普段は優しい彼氏だけど、突然無神経なことを言われて傷つく」 「仲のいい友人に思いやりのない発言に悩んでいる」 恋人や友人のデリカシーのない行動に、傷ついたり恥ずかしい思いをしたりしたことのある人も多いのではないでしょうか。 「優しいけど、デリカシーがない」とは、一見矛盾しているように聞こえますよね。 ですが、「優しさ」と「デリカシー」は別物です。 デリカシーとは、他人の気持ちを思いやる配慮や心遣いという意味があります。 つまり「デリカシーがない」とは、相手が傷つくかもしれないことを平気でしてしまうということです。 では、デリカシーのない人と、恋人として、友人として付き合っていくことはできるのでしょうか。 ズバリ、うまく付き合っていく方法はあります。 もちろん、相手は何が人を傷つけるか想像できないので、あなたが大人の対応をする必要も出てくるでしょう。 もしそれでもうまくいかなければ、距離を取る選択をしなければなりません。 本記事では、「優しいけど、デリカシーがない人」の特徴を解説します。 併せて、思いやりのない人とうまく付き合っていく方法を紹介します。

普段は親しく付き合っているのに、時々「太った？」「髪型変」などと失礼なことを言われて、傷ついたり喧嘩になったりしてしまうことはありませんか？ そんな人は「優しいけど、デリカシーがない」と言えるでしょう。 ここからは、優しいけど、デリカシーがない人の特徴を紹介します

言って良いことと悪いことの区別がつかない

デリカシーがない人は、言って良いことと悪いことの区別がつかない傾向があります。 自分の言動で「相手が傷つくかもしれない」「失礼なことかも」と考えたり、相手がどう思うのか想像したりすることができません。 冗談のつもりで相手を傷つけることを言ったり、秘密をばらしたり、どんなに失礼なことであっても、思った瞬間素直に口に出してしまいます。

外見に対して言及する

人の気持ちに無頓着な人は、人の外見について、コンプレックスを指摘したり、気づいてほしくないことを言ってしまうことがあります。 デリカシーのない人は、人間関係を上手く築くことができないので、交友関係が狭くなりがちです。 そのせいで、コミュニケーションの取り方が幼稚なことがあります。 安易に外見に指摘したり、人をからかったりしてしまうのです。 見た目を安易に指摘すると相手を傷つけてしまうかもしれないという思いやりが欠けているといえます。

衝動的で自分勝手

デリカシーがない人は、衝動的に行動してしまう傾向があり、自分勝手に振る舞ってしまいます。 相手が傷つかないか、相手に迷惑をかけないか慮る思考が欠けているので、思いついたことをすぐに行動に移してしまうのです。 やりたいことをやり、やりたくないことはやらない、自分の欲に忠実と言えるかもしれません。 また、計画性がない気の赴くまま行動したり、約束を破ったり、遊びやデートに行くときに振り回されてしまう人も多いでしょう。

TPOをわきまえない

ルールやマナーを守ったり、TPOに合わせた行動を取ったりすることができない人も、デリカシーがないと言われます。 他人からどう見られるか、不快に思われないか、ということに無頓着だからです。 なので、静かな場所で大声で話したり、公衆の面前でデリケートな話をしたりして空気を読まない行動をします。 また、大きな咀嚼音をたてながら食べたり、フォーマルなシチュエーションでカジュアルな服装をしていたりすることもあります。 あまりにもTPOをわきまえない振る舞いを繰り返すと、デリカシーがないと言われてしまうのに加えて、教養がない、信用できないと評価されてしまうでしょう。

詮索好きで口が軽い

詮索好きでプライベートに踏み込んでくるのも、デリカシーがない人の特徴です。 言ってはいけないことが分からないのと同様に、軽々しく聞いてはいけないことが分からないからです。 お金の話や家族の悩み、病気などデリケートな事柄は、親しい相手であっても簡単には話しませんよね。 そういった話題であっても、自分が知りたいと思ったら安易に尋ねてしまうのがデリカシーのない人の振る舞いなのです。 さらには、そうして聞き出した話や噂話を簡単に広めてしまいます。 秘密をばらしてしまった時、どうなってしまうのか想像できません。 むしろ、自分が知っていることをひけらかしたいという心理が働いてしまうのでしょう。

人の気持ちに鈍感で、無神経な言動を悪いと考えていない

デリカシーがない人は、人の気持ちに鈍感で、無神経な発言を悪いものと認識でしていないので、デリカシーのない言動を辞めさせるのは極めて困難です。 思いやりのない発言に対して、「そういうのやめて」「傷ついた」「そういう発言はやめた方がいい」といっても、理由が分からないのです。 自分の言動のどこに相手を怒らせるポイントがあるのか分からないのです。 むしろ「君のために言ったのに」「失礼かもしれないけど、良かれと思って」などと善意を装っていることもあります。 人の気持ちも分からず、理解しようともしない以上、デリカシーのない発言をやめることもできないのです。

恋人や友人にデリカシーのない人がいると、普段は楽しく過ごしていても、デリカシーのない発言にモヤモヤしたり、喧嘩になったりして、付き合いを続けられるか不安になることもあるでしょう。 デリカシーのない人との付き合いを続けていくことには、不可能ではありません。 「デリカシーがない」人は、素直で裏表がない人でもあります。 人を選んで態度を変えることがないので、飾らず、素の自分を見せているといえます。 お互いにストレートな気持ちをぶつけあえば、より深い絆ができる可能性もあるのです。 デリカシーのない言動も改善の余地がないわけではありません。 我慢せず、相手と話し合ってみましょう。 もし、相手がデリカシーのない言動を顧みて、反省し謝ってくれるのなら、望みはあります。 直してほしい点を根気強く伝え続ければ、デリカシーのない振る舞いも徐々に変わっていくでしょう。 不快な言動をやめてほしいと伝えても、一切反省する様子がない、取り合ってくれない時は、距離を取ることを考えてみてもいいのではないでしょうか。

デリカシーのない人との付き合い方が分からなければ、ストレスになって、精神的に消耗してしまいますよね。 ここからは、デリカシーがない人とうまく付き合っていく方法を紹介します。

嫌なことははっきりと伝える

恋人や友人のデリカシーのない言動に傷ついたときは、我慢せず、嫌だとはっきりと伝えましょう。 人の気持ちに鈍感な人は、自分の発言がどんな影響を与えているのか分かりません。 嫌な気持ちになった時、ただ黙って我慢したり、不機嫌になったりするのでは、状況は変わりません。 我慢するだけの関係は健全ではありませんよね。 デリカシーのない言葉によって、どんな気持ちになって傷ついたのか、言葉にして説明するべきなのです。

不快にさせない言い方を教える

「デリカシーのない振る舞いはやめてほしい」と伝えるだけではなく、「こう言ってほしい」と伝えることも大切です。 デリカシーのない人は、そもそも円滑なコミュニケーションの取り方を知らない場合があります。 人を傷つけない言い方、遠回しに言う方法を教えることで、コミュニケーション能力が向上するかもしれません。 なるべく具体的に伝えることで、言葉の使い方を想像しやすくなります。

適切な距離を取る

どんなに伝えても無神経な発言を繰り返すようなら、距離を取ることも考えなければなりません。 どんなに「やめてほしい、不快だ」と伝えても、「大げさだな」「冗談だよ」と取り合わないタイプもいます。 人の気持ちに鈍感だからこそ、相手の言葉をきちんと受け取れないのです。 一時的に距離を取れば、どんなに傷ついているのか、本気度が伝わる可能性があります。 距離をとっても、どんなに「やめて」と伝えても変わらないのなら、関係を変えることも考えましょう。 デリカシーのない人は、周囲を巻き込んで迷惑をかけてしまうので、ストレスが溜まってしまいます。 相手のデリカシーのない行動に、我慢するばかりであれば、恋人と別れるなり友達と縁を切るなりして、距離を取り、深く関わらないようにする方がいいかもしれませんね。

ここまで、デリカシーがない人について解説してきました。 しかし、デリカシーのない発言は、誰しもしてしまう可能性があります。 ここからは、デリカシーがないと言われないためにすべきことを紹介します。

声のトーンを相手に合わせる

TPOに合わない行動は、声の大きさにも表れます。 電車や図書館など静かな場所で大声で話す人は、周囲に迷惑にならないかということに思い至らないのでしょう。 デリカシーがないと言われないようにするために、普段から声の大きさやテンションを相手や周囲に合わせましょう。 ・静かな場所では周囲の迷惑にならないように抑えて話す ・内緒話やデリケートな相談事は小声で話す など、人は、TPOに合わせて声のトーンや話すテンションを変えるものです。 相手や周囲がどんな声の大きさで話しているのか観察し真似すれば、場違いな音量で話して周囲に迷惑をかけることもなくなるでしょう。

考え方は人それぞれと考える

無神経な発言は、相手を自分の常識で判断しているからこそ、相手を傷つけてしまうのです。 自分の価値観で当たり前であっても、相手にとって当たり前だとは限りません。 自分にとってほんの冗談や軽口であっても、相手にとってはひどく傷つく発言かもしれません。 自分にとってどうでもいいものであっても、相手にとっては大切なものかもしれません。 自分の価値観や常識は、相手にとって理解できないこと、非常識かもしれないと考えられれば、言動に慎重になれるでしょう。

何か言いたくなったら、言う必要があるのか考える

何か思いついたときに、実際に口に出して伝える必要があるのか考えましょう。 思いついたことを即座に口に出すのが、デリカシーがない人の特徴です。 例えば、ニキビができてしまった相手に「肌荒れてるね」などと伝える必要があるでしょうか？ 自分の顔にニキビができてしまったことなど、本人が一番わかっているはずです。 むしろ誰にも指摘されたくなくて、必死に隠そうとしているかもしれません。 その点をわざわざ指摘するのは、無神経としか言いようがありませんよね。 何か言いたくなったら、「傷つけないだろうか」「大きなお世話ではないだろうか」と一呼吸おいて考えましょう。 そして、「言うか言わないか迷ったら、言わないでおく」くらいの慎重さを身に付ければ、デリカシーがないと言われなくなるでしょう。

マナーを学ぶ

マナーを学ぶこともおすすめです。 デリカシーがない人は、周囲を気にしません。 自分のしたいことを衝動的に行動に移してしまうので、そもそもマナーに反する行動をしていることがあるのです。 マナー本は図書館や本屋にいくらでもあります。 いつでも簡単に学ぶことができるでしょう。 マナーはシチュエーションによって変わったり、新しいマナーが次々とできたりしますよね。 マナーとは、集団の中で気持ちよく過ごせるようなルールですから、大事なのは、周囲に迷惑をかけない、不快にさせないよう振る舞うこと。 マナーを学んで、マナーの根本を理解することが大切なのです。

ここまで、優しいけどデリカシーがない人について解説してきました。 デリカシーがない人は、人の気持ちを想像することを苦手としていることが多いようです。 まずは、不快に感じたこと、直してほしいところを言葉にして伝えてみましょう。 ただ、人の性格を変えるのは非常に困難です。 あなたを傷つけたり、イライラさせたりする人間関係は、あなたを消耗させてしまいます。 どんなに手を尽くしても、無神経な言動が変わらないのであれば、思い切って距離を取ることも考えてみましょう。