彼氏が見せる独占欲のサイン10選│複雑な心理や嫉妬されたときの対応のコツまで解説

「彼氏が独占欲が強くて嫉妬傾向がある。結構一緒にいるけど、何が不安なんだろう？」 「独占欲を全く見せてくれない彼氏が不安。独占欲を感じているかどうかを知りたい」 彼氏から独占欲を見せられると、「愛されている」と思う人もいれば「面倒くさい」と感じてしまう人もいるでしょう。感じ方は人それぞれであっても、彼氏から独占欲のサインを出されているということは、彼を不安にさせている事実があるはず。 今回は、彼氏が見せる独占欲のサインを具体的に解説しながら、独占欲のサインを見せてしまう複雑な心理まで具体的に紹介します。また、記事のなかでは独占欲が原因で嫉妬されたときの対応のコツも解説するので、独占欲が強い彼氏がいる人はぜひ参考にしてください。

「そもそも独占欲ってどんな感情？何が原因で感じるの？」と思う人もいるでしょう。 独占欲という言葉を聞けば、なんとなくどんな欲求かが分かるはず。独占欲とは「人やモノに対して抱く”自分だけのものにしたい”」という欲求です。とくに恋人や友だちなど、人間関係で芽生えやすい欲求となりやすく、独占欲が強い人は、特定の人に執着や依存しやすい傾向があります。 独占欲を感じやすい人の傾向として挙げられるのが、自己肯定感が低いことです。自己肯定感が低いと、恋人ができたときに「取られてしまうかも」といったネガティブな気持ちが芽生えやすくなるでしょう。恋人がどれだけ「あなたのことが好き」と言ってくれても、その感情を素直に受け取れないことも多く、愛されているのに心が満たされないようになりやすいのです。 さらに、独占欲が強い人は理想が高かったり、プライドが高かったりする傾向もあるため、恋人が思い通りに動いてくれないことに対して不満を抱くこともあるみたい。この感情は、相手を好きであればあるほど芽生えやすく、「自分のものにしたい」という欲求は人間関係を築くうえで難しい感情となるでしょう。

独占欲と支配欲に違いはある？

独占欲と支配欲は恋愛関係において愛情が故に芽生えやすい感情といえるでしょう。よく混同されやすい欲求ですが、元をたどればそれぞれの欲が手に入れたいものには違いがあります。 独占欲は「自分のものにしたい」という欲求であり、支配欲は「自分の言うことを聞いてほしい」という欲求です。ただ、この二つの欲求は一緒に芽生えやすく、独占欲が強い人は支配欲が強く、支配欲が強い人は独占欲が強いことになりやすいのでしょう。 とくに恋人に対してこの二つの欲求を抱いてしまう人は男女問わずいると考えられていて、自分に自信がないことが原因で、「自分でコントーロールして、常に自分だけの近くにいてほしい」という欲求が芽生えてしまうこともあるみたい。

ここまで、独占欲とはどんな欲求なのかについて紹介しました。独占欲が芽生えやすい人は、自分に自信が持てず、自己肯定感が低いからこそ、「離したくない」「自分だけのものになってほしい」という強い欲求が芽生えやすいのでしょう。恋人という関係性は信頼によって成り立つものでもありますが、自己肯定感が低いと目には見えない繋がりだけでは不安になりやすく、相手からの行動や態度を通して、「愛されている」「この人は自分だけのもの」という確証を求めてしまうのです。 ここでは、自分の彼氏が独占欲が強いかどうかを判断するためにも使える、独占欲のサインを具体的に解説します。「行動・態度編」と「LINE編」に分けて紹介するので、自分の彼氏が既に見せているサインはないかを確認してみましょう。

独占欲のサイン：行動・態度編

独占欲が強い彼氏は、直接言葉にして独占欲を伝える前に、「何らかの形で自分の想い通りにならないか」とサインを出すことが多いです。そのなかでもよくあるのが、あなたの行動を制限することでしょう。 たとえば、「休みの日は一緒にいることを当たり前にしたい」と彼氏がおもった場合、毎週土日はどちらかの自宅で遊ぶような約束をやんわりとしたり、あなたが異性がいる飲み会に出かけないようにしたりと、何らかの形で行動を制限しようとしがちに。 このサインの特徴として考えられるのが、直接「行かないでほしい」と伝えないことでしょう。態度や行動などを通して、「汲み取ってほしい」とひっそりと制限をかけるのです。直接制限してこない男性は、独占欲があることが伝わるのを恥ずかしいと思っている傾向もあり、「重い」などと思われたくないのでしょう。

彼氏が見せる独占欲のサインとして分かりやすいのが、突然不機嫌になることです。たとえば、あなたが会社の同僚男性の話をした際、あなた的には「仕事の話をした」と思っていても、彼的には「異性の話をされた」と受け取ってしまうことがあるでしょう。 「もうその話をしないでほしい」というアピールも込めて、話の相槌が適当になったり、突然無視をしたりと、分かりやすく不機嫌になった場合は、あなたの話に嫉妬している可能性が高いです。突然不機嫌になる男性は、自分の感情をコントロールすることが苦手なため、咄嗟に不機嫌になってしまうのでしょう。 あなたが「何かあった？」と質問をしても、「理解してよ」と言わんばかりの無視を決め込んでくることも…。

急に不機嫌になるのと似ていますが、素っ気ない返事をするのも彼氏が見せる独占欲のサインとして多いといわれています。不機嫌になるとまではいかなくても、気に食わないことがあったことをアピールしたり、気持ちの整理がつかずに態度に移してしまう人は多いはず。 そっけない返事をするときは、そもそも会話をしていた可能性が高く、あなたの何気ない発言や、他の異性を感じられる会話内容に、イラッとしたしまった結果の態度といえるでしょう。

彼氏が見せる独占欲のサインとしてよく挙げられるのが、テレビのチャンネルを勝手に変えることだといわれています。嫉妬心が強い彼氏が「彼女の意識をこっちに向けたい」と思っているときにとる行動としてよくあるようです。たとえば、一緒にテレビを見ていたときに、あなたが何気なく「この俳優さんかっこいいよね」と言ったとしましょう。その言葉に彼氏が嫉妬をして、テレビのチャンネルを変えることもあるでしょう。 女性からすれば「子供っぽい」と思ってしまう態度かもしれませんが、独占欲のサインを出すような嫉妬深い男性は、自分の感情をコントロールできない傾向があるため、冷静に「やめてほしい」と伝える前に行動に移してしまうのです。

彼氏と同じ職場で働いている場合は、独占欲のサインを勤務中に感じることもあるでしょう。そのなかでも高確率で見受けられるサインが会話に割り込んでくることです。あなたが自分以外の異性と話しているのを見ると、いてもたってもいられなくなり、会話に割り込んでしまうこともあるでしょう。 職場の人があなたと彼が付き合っているかを知っているにせよ、知っていないにせよ、独占欲が強い男性は、冷静に判断して行動ができない傾向があり、「何を話しているかが気になる」という感情に任せて、つい割り込むような行動を取ってしまうのかもしれません。

独占欲のサイン：LINE編

突然返信が遅くなるのも、彼氏が見せる独占欲のサインのひとつです。とにかく独占欲が強い男性は嫉妬心や不機嫌な気持ちを隠すことができず、冷静になろうとしてもつい態度に表してしまう傾向があります。LINEというやり取りをするにしても、あなたからの返信がちょっと遅いだけで不機嫌になることもあり、「自分も返信を遅くして、相手に寂しさを感じてほしい」と思うこともあるのでしょう。

既読無視も彼氏が見せる独占欲のサインとしてよくあるものです。独占欲が強い男性は、「彼女のことが好きすぎるから既読無視はしないのでは？」と思った人もいるかもしれません。たしかに、彼としては彼女といつでも連絡を取り合いたい気持ちがあると思いますが、思い通りにならない関係性や嫉妬してしまう事実があった場合、そこで感じたネガティブな気持ちをスルーすることができず、突発的に既読無視をしたり、返信を遅くしたりしてしまうのです。 既読無視をする理由として考えられるのが、既読無視を続ければ、彼女から「どうしたの？」「何かあった？」と構ってもらえることが分かっているからというのもあるでしょう。

男性が見せる独占欲のサインは、彼女の気を引くために無視をしたり、不機嫌になったりするイメージを持たれがちでしょう。その一方で、LINEだと素直に愛情を伝えてくることも独占欲のサインといえます。 普段は直接「好き」などの言葉を伝えてこないのは恥ずかしさがあるからといえるはず。そんな男性のなかには、LINEだと恥ずかしがらずに言葉にできる人も多いのだとか。また、恋人に「好き」などのストレートな愛情表現をする男性のなかには、自分がストレートに愛情を伝えることで、同じように相手からも愛情を受け取りたいという願望があるケースも多いです。

LINEをしているとき、「次の土曜日は〇〇に行こうね」などと、強制的にデートや食事の約束をしてくるのも、独占欲のサインといえるでしょう。男性は恋人ができると、愛情がかなり重たくなってしまう人も多いです。また、男性のなかにはプライドが高く、他の異性と自分を比べられることをとことん嫌がる人も多いといわれています。 そうなると、仕事が休みの日などは「恋人と一緒にいて当たり前」といった思考になることもあるのでしょう。しかし、女性側にも用事があったり、友人と遊びに行ったりするのは当たり前のこと。独占欲が強い人は支配欲も強くなるため、少しでも自分の思い通りに行かない状況を避けるため、LINEをしているときに勝手に約束を決められてしまうことは多いようです。

彼氏が見せる独占欲のサインとしてよくあるのが、LINEの返信が遅くなると詰めてくることです。一気に何通ものLINEを送られることもあるでしょう。独占欲が強い男性は「自分の思い通りにしたい」という欲求が強い傾向があるため、自分が欲しているタイミングで返信が来ないことを許せないのかもしれません。 もちろん、相手が仕事中など、「今は返せない」と分かっているときであれば、そのような態度は取らないでしょうが、「さっきまで連絡していたのに突然返信が来なくなった」となると、気になって仕方が無いような状況になってしまうのでしょう。 独占欲が強いサインを出す男性の共通点は、好きな人のことになると冷静になれないことです。つまり、詰められているのも愛されている証拠といえるはず。ただ、そんな愛情を素直に受け取ることができず、「面倒」と感じてしまう人は、一度関係性を見つめなおしてもいいのかもしれません。

彼氏が見せる独占欲のサインについて具体的に解説しました。独占欲は彼女のことが本気で好きだからこそ見せているということが分かりますが、その態度や行動が重すぎると、「愛されていると分かっていてもしんどい」と感じてしまうこともあるでしょう。 もしあなたが今、独占欲のサインを出してくる彼氏に対してネガティブな気持ちを感じているのであれば、関係を見つめなおすことも大事かもしれません。その一方で、独占欲のサインを出してしまう男性は複雑な心理が原因で、独占欲を見せている傾向があるのです。 ここでは具体的に彼氏が独占欲のサインを出してしまう心理を紹介するので、一緒に見ていきましょう。

自分に自信がないから自分だけを見て欲しい

独占欲が強い男性ほど、自分に自信を持てていない傾向があります。自分に自信があれば、彼女のこと束縛せずに自由にさせられる余裕があるでしょう。自分に自信がなくて心に余裕がないからこそ、「自分だけのものであってほしい」「自分を見てほしい」と独占欲を感じてしまうのです。 独占欲の根底にあるのが、自分への自信のなさなど、ネガティブな感情であることが分かると、彼の見え方は少し変わるのではないでしょうか？

他にも魅力的な男性がいるから彼女が浮気しないか心配

独占欲のサインを見せてくる彼氏が抱えている心理として挙げられるのが、「彼女が浮気しないか心配」というものです。この心配は、彼女に対する不信感などで生まれているというよりは、自分に自信が無い男性にとって「他にも素敵な男性はいっぱいいるから…」といった心理が原因となっている可能性が高いでしょう。 彼女が浮気しないようにしようと考えると、他の異性と関わらないように制限したり、休みの日などはできるだけ自分と一緒にいるようにしたりと、自然と自分以外の異性との関わりを減らさせるような行動を取ってしまうのかもしれません。

大好きだからこそ彼女の全てを把握したい

独占欲のサインを出してしまう彼氏の心理として考えられるのが、「大好きだからこそ彼女のすべてを把握したい」というものです。独占欲はネガティブな欲求だと思われがちですが、根底にあるのは「好き」という真っすぐすぎる愛情だったりもするのです。 その愛情が強まるほど、「彼女のすべてを把握したい」という気持ちが芽生る可能性が高く、ときにはその感情が暴走して、「自分だけが彼女のことを知っていたい」という感情に変わってしまうこともあるのでしょう。

ここまで彼氏が見せる独占欲のサインについて具体的に解説しました。独占欲の根底にあるのは愛情ですが、それを暴走させてしまうのは、彼氏自身の自己肯定感の低さや余裕のなさであることが多いです。そのため、独占欲が原因で嫉妬されてしまったときは、彼女として上手く対応する必要があるでしょう。 彼の抱える複雑な心理を知ったうえだと、上手な対応ができるはずです。ここでは対応のコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

連絡は短文でもマメに送ることを意識する

独占欲が強い彼氏は、自分の思い通りに進まない時間をとにかく嫌う傾向があります。とくにLINEで連絡をしているときは、彼の独占欲が露骨に表れやすいといえるはず。このやりとりを上手くこなすことができると、彼の機嫌をうまく保てることができるでしょう。 そこで意識してほしいのが、連絡は短文でもマメに送ることです。独占欲が強い男性は「今、彼女とやりとりができている」という状況に対して満足感を感じる傾向があります。そのため、「ちゃんと返信を返さなきゃ」と後回しにするよりは、「一旦返す」ぐらいの気持ちでやりとりをするほうが、彼の欲求を満たすことができるはず。

自信を持たせる発言をする

彼氏が独占欲のサインを見せるときは、自分の自己肯定感が低くなるような何かがあった可能性が高いです。たとえば、同じ職場で働いている上司とあなたがとても楽しそうに話しているところをみたり、テレビ番組を見ているあなたが何気なく褒めた俳優さんがいたりと、自分よりも魅力的な男性の存在に気付かされたときに、嫉妬心や独占欲が強まる傾向があるはず。 もし、あなたの発言や態度、環境などが理由で彼が独占欲のサインを見せてきた場合は、「●●くんのほうがかっこいいよ」などとあえて比べるような発言をしてみてもいいかもしれません。独占欲が強い人は「自分が好きな人の一番でありたい」という願望が強いので、そこを満たして自信を持たせてあげることは、対応のコツとして重要です。

スキンシップを積極的にとる

独占欲のサインを彼氏に見せられると、「彼の不安を取り除かないと」と焦ってしまう人もいるでしょう。「何かしてあげたい」という気持ちがあるのは関係性に前向きな証拠で、あなた自身が彼を好きだからこその行動ともいえるはず。だからこそ、何か特別なことをしようとするのではなく、好きな気持ちを素直に伝えたり、スキンシップを積極的にとってみたりすることがおすすめです。 恋人だからこそできるスキンシップを積極的に取ることで、彼自身の心は満たされていくはず。独占欲が強い男性にとって「愛されている」と実感できることは、何よりもの安心材料になるでしょう。

今回は彼氏が見せる独占欲のサインについて解説しました。独占欲の根底にあるのは愛情であることが多く。好きが故にときには相手に迷惑になってしまう行動を取ってしまう男性もいるでしょう。だからといって、それをすべて許さなければいけないということはありません。あなたが「嫌だ」と思うのであれば、関係を見つめなおすことも大事です。 ただ、独占欲を抱く男性の心理として考えられやすい、自己肯定感の低さなどを知ると、「上手く向き合いたい」と感じた人もいるでしょう。全て相手の理想通りに進めるのは自己犠牲になるため、互いが満足できる丁度良い塩梅を探していくことも、恋人として関係を築くうえで重要になるはずです。