男性の支配欲はなぜ強いのか？征服欲の強い男の特徴と独占欲を上手に活用する方法

思い通りにならないと不機嫌になって口も利かない、自分のことは棚に上げて過度に束縛する、そんな支配欲の強い男性との付き合い方に困ったことはありませんか。 好きな人と1対1で向き合う恋愛関係だからこそ、男性の支配欲は強くなりやすく、彼氏や付き合う前の彼が独占欲丸出しな行動をして女性を困らせる、そんなケースも少なくありません。 支配欲の強い人は女性にも居ますが男性の方が圧倒的に多いため、彼氏の言動が理解できない、心の病気なんじゃないかと不安に感じることもあるでしょう。 ですが支配欲は決して完全な悪者ではなく、こちらの関わり方次第で上手に活用して円満な恋愛をすることもできるので諦めるのはまだ早いですよ。 ・どうして征服欲が強くなるのか、男性心理が気になる ・男性から征服したいと言われたら付き合わない方がいい？ ・独占欲が強い男性かどうか付き合う前の行動でもわかる？ そこで今回は、男性の支配欲が強いのはなぜなのか、その理由と征服欲の強い男の特徴、男性の支配欲を上手に活かして恋愛する秘訣と注意点を詳しく解説していきます。 なんでも自分の思い通りにしたい男との関わりに困っている女性は必見ですよ。

支配欲、征服欲という言葉は普段耳にする機会がほとんどないためいまいちピンとこない人も多いと思いますが、独占欲のようなものと言われたらイメージしやすいのではないでしょうか。 誰かや何かを支配したい欲求、征服したいと感じる心が支配欲、征服欲であり、支配欲が強い人は女性にも一定数いるものの男性の方が圧倒的に多いため、彼氏や付き合う前の彼から征服欲丸出しの行動をされて理解に苦しみ、戸惑う女性は少なくないのです。 それでは男性の支配欲が強いのは一体どうしてなのか、その理由をここで詳しく解説していきます。

プライドの高い男は支配欲が強い

男性は女性よりもプライドが高く、自尊心をとても大切にしています。 そのため自分のプライドが傷付かないよう、自尊心を守るために自分が上に立ちたいという意識が強くなり、自然と支配欲が強くなるようです。 プライドを守るために他者から評価される自分になりたい、見下されたくないと強く感じる男性だからこそ、そのための手段として相手を支配しようとするのですね。 プライドは一般的に男性の方が高い傾向にありますが、女性でも自尊心を大切にしている人は少なくないため、プライドの高い男女が恋愛をするとマウントの取り合いになる可能性が高いでしょう。

支配欲は自信のなさの裏返し

男性の見せる強い支配欲は実は自信のなさの裏返しであり、弱い自分、未熟な部分を隠すために虚勢を張っていることもあります。 支配欲は誰かや何かを支配したいという欲求そのもののことであり、実際に支配できる能力があるかどうかは無関係なので、自信がないからこそ反動でそうした欲求を強く感じていることもあるのです。 自分に自信がなく、自分より弱い他人を支配していないと自己価値が保てない、そんな不安を抱えている男性が安心のために支配欲を出すこともあるということですね。

過去のトラウマが原因で征服欲が膨らむ

過去の恋愛で大きく傷付いた経験のある男性は、それがトラウマとなっていて同じことを繰り返すのではないかという恐怖心があり、これ以上傷付かないように自分を守ろうとして支配欲を見せることもあります。 たとえば大好きな人に裏切られた、こっぴどく振られて傷付いた場合は、今度は自分が裏切られる側、振られる側にならないよう、なんとかして彼女を征服しよう、支配しようという気持ちになるのです。 なんでも自分の思い通りにしたい自分本位な性格というわけではなく、その背景にトラウマになるくらい傷付いた過去があるとわかれば支配欲が強くなるのも当然だと思えますよね。

支配欲は恋愛対象に向けられやすい

誰かや何かを支配したいという欲求は、必ずしも恋愛対象の女性にだけ向けられるものではありません。 職場でパワハラする上司がこの典型で、自分の支配欲を満たすために周囲に高圧的な態度を取り、強引に他者を虐げているケースも実は少なくないのです。 ただし、恋愛対象は1対1で真剣に向き合うより身近な関係性になるため、理解されたい、同じでいたい、手放したくないという思いがとても大きくなりやすく、より支配欲が膨らみやすい状態といえるでしょう。

前章を通して、女性よりも男性の方が支配欲や征服欲が大きくなりやすいこと、より身近な存在である恋愛対象にそれが向けられやすいことが分かりましたが、そのような男性たちは実際にどのような態度や行動をとるのでしょうか。 上手く付き合っていくためにはまず相手を知ること、理解を深めることが大切なので、実際の態度や行動原理について学ぶことはとても重要ですね。 それでは征服欲の強い男の具体的な特徴を８つ、ここで詳しく解説していきましょう。

１）いつも強気

特別な理由がなくてもいつも強気の姿勢を見せる、自分から積極的に主張しガンガン行動するというアグレッシブな姿を見せる男性は支配欲が強い傾向にあります。 はっきりものを言う、命令口調をつかうなど、何らかの方法で自分を強く打ち出して女性側が自然に寄り添う流れをつくり、自分次第で彼女をコントロールできる状態に持っていこうとしているのですね。 日本人は調和を重視する人が多く、他者から強気で来られるとつい合わせてしまう人が多いため、いつも強気で接することで他者を自分のペースに巻き込みやすくなるのは間違いありません。

２）上から目線で見る

いつも上から目線で人を見下すような言葉、態度を見せる男性は、支配欲が強いからこそ、征服するためにあえてそのような行動をとっているケースも多いです。 俗に言うマウント、マウンティングは支配欲の強さが大きく影響しているということですね。 性格や価値観は人それぞれ違い、必ずしも絶対的な正解不正解があるわけではない自由なものなのですが、他者を尊重すればそこは対等な関係になり支配することは難しくなるため、常に見下すことで自分の優位を保とうとしているでしょう。

３）なんでも知りたがる

何を考えどう行動したのか、そして実際に結果がどうなったのか、一から十まで事細かにあなたのことを知りたがる男性は、好きだから知りたいという一般的な欲求を超えていて、知らなければ気が済まないという支配欲が強い状態になっていると考えられます。 そしてその根底には、相手を意のままに動かしたい、思い通りにコントロールしたいという欲求があるため、知った上で意見が合わないと否定する、上から目線で指図するなどの自分本位な行動をすることになるでしょう。 好きな人が何を考えているのか知りたい、理解したいと思うのは人として当然のことですが、度が過ぎる場合はそこには支配欲がある可能性が高いということですね。

４）自分の意見を押し付ける

彼氏や好きな人とあなたの意見が合わなかったとき、相手が歩み寄ることなく一方的に自分の意見を押し付けてくるのなら、それは征服欲の強い男性の特徴的な行動といえるでしょう。 支配欲があってそもそも対等な関係を望んでおらず、好きな女性を支配したい、自分が上に立ちたいと思っているので自然にそうした行動をとるのですね。 こうした男性は視野が狭く主観で物事を考えがちなところがあるため、何の疑いもなく自分が正しいと思っていて悪気がないケースも多く、むしろ良かれと思って正解を教えてあげているくらいの気持ちで接していることもあるでしょう。

５）過度に束縛する

支配欲の強い男性は自信満々でいつも強気なイメージがありますが、実はそうとも限らず、あなたが離れるのではないか、気持ちが冷めるのではないかと不安を抱えているからこそ、安心のために束縛しようとすることもあります。 あなたの行動を過度に束縛して支配していれば、これで離れられないはずだ、もう大丈夫だと安心できるのですね。 異性を含めた複数人の友達グループで遊びに行く、同僚と飲みに行くなど、恋愛要素が薄い状況でも嫉妬して束縛するのなら、不安からくる独占欲の可能性が高いでしょう。

６）思い通りにならないと不機嫌になる

自分の思い通りにならないと不機嫌になり、口を利かない、何を聞いても素っ気ないなど、大人げない様子を見せる男性は典型的な支配欲の強い男性です。 自分の思い通りになっていない現実を見るとイライラ・モヤモヤしてしまい、つい感情が抑えきれなくなって言動に出てしまうのですね。 支配欲の強くない普通の人でも、自分の希望通りの流れ、結果にならなければモヤモヤすることが勿論ありますが、だからといって不機嫌になること、八つ当たりすることはないでしょう。

７）勝ち負けにこだわる

支配欲の強い男性は自分が上に立っていないと気が済まないため、一般的な男性より勝ち負けにこだわる傾向があります。 元々プライドが高く、一番でいたい、周りから評価されたい男性にさらに勝ち負けへのこだわりが加わると思うと、女性としては想像を絶するくらい極度の負けず嫌いに見えるかもしれません。 人それぞれ性格や価値観は違い、得意なことも苦手なことも異なるため、冷静に考えれば一部分を切り取って勝ち負けを判断することに大きな意味はないと分かるものの、ついこだわってしまうのが征服欲の強い男性と言えるでしょう。

８）陰で努力する

支配欲が強く、征服欲があって人の上に立たないと気が済まない性格というとなかなか癖が強く感じますが、そんな性格だからこそ、陰で人一倍努力できる男性が多いのも特徴です。 自分が勝つため、優位に立つためには努力もいとわないという向上心が、コツコツ取り組む原動力になることもあるのですね。 ただし、男性は好きな女性の前ではカッコつけたい生き物なので、こうした陰の努力を見せることはほとんどなく、そこに気付くことは難しいと言えるでしょう。

男性は女性よりもプライドが高く、それゆえに支配欲が強くなりやすいため、そんな彼と上手に付き合っていくためには相手の特性をしっかり理解する必要があります。 過度に相手に合わせて自分の気持ちを抑えること、自己犠牲してまで無理に関係を続けることはおすすめできませんが、支配欲の強さを逆手に取り、上手に活用できたら素敵ですよね。 それでは実際にどのように関われば円満な関係でいられるのか、支配欲の強い男性と上手に恋愛する秘訣を解説していきます。

１）小さなことでも褒める

支配欲の強い男性はプライドが高く、他者から評価されたい、人の上に立ちたいという思いが強いため、些細なことでも積極的に褒めて男としてのプライドを満たすことが大切です。 そうすることで、支配欲をむき出しにして自分の意見を押し付ける、過度に束縛するなどの行動をとらなくても安心して向き合えるようになり、心が安定してあなたへの接し方も柔らかい対応に変わっていくでしょう。 逆にプライドが満たされないと不足感を埋めたくなって支配欲がどんどん大きくなり、今以上に癖の強い態度をとって征服しようとする可能性が高いですよ。

２）こまめに感謝の気持ちを伝える

男性の支配欲は、その裏に自信のなさからくる不安を抱えているケースが多いため、好きな女性が離れていかないように束縛する、指図するなどの行動をとることもあります。 そのため日頃から彼のしてくれた行動に対してしっかり感謝の言葉を伝え、彼の存在があなたの幸せにつながっていること、日々幸せを感じていることを表現するのも大切ですよ。 感謝を伝えられ、今の自分でも彼女の幸せに貢献できている、力になれていると思うとプライドが満たされて不安が和らぎ、支配欲も軽くなり、穏やかに過ごせる時間が増えていくでしょう。

３）上手に甘える

女性を征服したい男性は自分が上に立つことで安心したい、男としての自信を持ちたいという思いがあるので、なんでも自分でこなすのではなく、時には上手に甘える、頼ることで彼を立てる関わりも大切です。 彼から求められなくてもこちらから相手を立てるような接し方ができると、自然に支配欲が満たされて心が落ち着き、円満な付き合いが続く可能性が高いでしょう。 可愛く甘え、頼ることで男としてのプライドが満たされ、これまで以上にカッコいいところを見せよう、彼女を幸せにしようとがんばってくれる流れになれば、お互いに心満たされた素敵な関係性になれますよね。

４）積極的に愛情表現する

男性の強い支配欲はその裏に自信のなさ、不安、過去のトラウマによるネガティブな思い込みが影響している可能性が高いため、彼が安心して付き合えるよう積極的に愛情表現することも大切です。 まだ付き合ってない2人の場合、いくらでデートを重ねていても相手の気持ちが見えなくて不安になりやすい時期ですし、付き合ってるカップルの場合はちょっとした相手の変化で気持ちが冷めたかもしれないと心配になることもありますよね。 愛情表現が足りないと彼を不安にさせ、嫉妬させてしまい、ネガティブな感情を払拭するためにより支配しよう、征服しようと強い行動をとる可能性が高くなるので気を付けましょう。

５）特別感を演出する

男性の支配欲を上手に活用して円満な関係を続けていくためには、特別感を演出して一番になりたいという思いを満たし、安心感を与えることが大切になります。 あなたにしか話せない、他に頼れる人がいないなどと言われたら、自分は特別な存在なんだと感じることができて自信が持てるようになりますし、期待に応えようとこれまで以上にがんばってくれるでしょう。 自分は特別な存在であるという安心感は、支配欲の強い男性にとって大きな心の支えであり、原動力にもなるということですね。

前章では、支配欲の強い男性と上手に付き合っていくためのポイントを解説してきましたが、頭ではわかっていてもつい相手の言動に振り回されてしまうこともありますよね。 思い通りにいかないとすぐ不機嫌になる、上から目線で否定する、そうかと思えば過度に束縛するなど、相手の行動をいちいち真に受けてしまうとこちらの気持ちまで不安定になる恐れがあるでしょう。 ここではそんな心の揺れやすい状況でどのようなことに気を付けたらいいのか、支配欲が強い男性と恋愛するときの注意点を解説していきます。

自分軸を定める

相手の態度や行動に意識を向けてそこに反応するのではなく、自分自身は一体どうしたいのか、いま何を感じているのか、常に自分に問いかける癖を付けて自分軸をしっかり定めましょう。 支配欲の強い男性は女性をコントロールしようとして様々な行動をとるため、自分軸がないと相手の影響を強く受けやすくなり、いつも振り回されるしんどい関係になってしまうのですね。 他者に寄り添う気持ち、調和を大切にする心、優しさはとても素晴らしいものですが、相手に振り回されて自分を見失う恋愛では幸せを感じることが難しいでしょう。

適度な距離感を保つ

支配欲が強い男性は、好きな人を思い通りにコントロールして不足感を満たそう、安心しようと思っていることが多いです。 そのためこちらの関わりで相手を満たすこと、自信を持ってもらうことはとても大切なのですが、近付き過ぎてお互い依存的になってしてしまうのはとても危険なことといえるでしょう。 たとえば相手を不機嫌にさせると後々面倒だからといって、いつも彼の言いなりになってばかりではあなたが徐々にしんどくなりますし、かといって何もせず放っておけば彼の支配欲はどんどん膨らんでいきます。 つまり、バランスを意識して適切な距離を保ち、自立した恋愛を目指すことが大切ですね。

張り合わない

プライドの高さや支配欲は男性だけのものではなく、そこに個人差はあるものの女性にもあるものです。 そのため時には彼の支配欲丸出しの行動に抵抗したくなることもあると思いますが、真正面から張り合っても喧嘩に発展する可能性がとても高く、好きなのに傷付け合い、関係が破綻するリスクが高いので注意が必要です。 たとえ上から目線で見下されてもまともに取り合わず、感情を反応させてイライラせず、柳のように柔軟に受け流すしなやかさも大切ですね。

否定せず違いを尊重し合う

支配欲の強い男性と恋愛するときは相手の欲求を満たすことが大切ですが、なんでも言いなりになればいいというわけではありません。 大切なのは譲るところと譲らないところのバランスなので、もしお互いの意見が違ったとしても相手を否定せず、でも自分の思いは伝えるという誠実な関わりが大切になるでしょう。 ただし、あなたが自分の思いを伝えることで彼は否定されたと受け止めて不機嫌になる、張り合って見下す可能性も高いので、「私は〇〇だと思う」というように、あくまでも自分を基点としたアイメッセージで表現することが重要になります。

進んで自己開示する

支配欲の強い男性と向き合うときは、相手のプライドを満たす関わりがポイントとなりますが、何よりも大事なのは自分の本音を抑えないこと、過剰に合わせすぎないことです。 本音を抑え、相手の言いなりになってばかりでは自分がしんどいだけでなく、彼が調子に乗ってもっと独占欲を見せてくる、より過剰な要求をしてくる可能性もあるのです。 そのため何を考えているのか、どう感じたのかをしっかり言葉にして相手に伝え、お互いの違いを理解し受け入れ合う機会をどんどん増やしていきましょう。

男性の支配欲はなぜ強いのか、その理由と征服欲の強い男の特徴、男性の支配欲を恋愛で活用する秘訣と注意点について解説してきましたが、いかがでしたか。 プライドの高い男性は支配欲が強くなりやすく、それゆえに付き合う時には気を付けるべきポイントがいくつかあります。 ですが支配欲は必ずしも悪いものではなく、あなたが特別な女性だからこそ独占したい、征服したいと感じている可能性が高いため、ネガティブな要素にばかり囚われないよう気を付けたいところですね。 一見自分本位に見える態度や行動に振り回されて一喜一憂するのではなく、どうしてそのような行動をとるのか今一度理解を深め、相手の思いを上手に活用してバランスの取れた関係を築いていきましょう。