別居中の夫の心理10選！関係修復する方法＆離婚に向けてしておくべき準備

浮気や喧嘩、価値観の違いなどが原因で、別居を決意する夫婦は少なくありません。 離れて暮らすことで、パートナーに対する気持ちと向き合ってみたり、考えを整理したり…中には離婚に向けて準備を進める人もいるでしょう。 「離婚したい」「復縁したい」「別居のまま婚姻関係を続けたい」「話し合いで決めたい」など、別居中の気持ちは状況に応じて様々だと思いますが、気になるのは夫の気持ちですよね。 別居中とはいえ婚姻関係にある以上、復縁や離婚は自分ひとりでは決められないことなので、夫の気持ちが気になるのは当然のこと。 別居の原因が夫にある場合も、自分にある場合も、夫が今の状況をどう思っているのか…これから先どうしたいと思っているのかは、気にせずにはいられないポイントでしょう。 また、夫の気持ちが分かれば、自分がどうしたらいいか…これから先の行動を決める指針にもなります。中には、夫がどう思ってるかなんて知りたくない…と思っている人もいるかもしれませんが、気持ちが分かれば、あなたの願う未来に向けて優位に事を進めていける可能性もあるので、夫の気持ちにはアンテナを高く張って置いた方がいいでしょう。 この記事では、「別居中の夫の気持ち」を詳しく解説していきます。 また、「別居中の夫の気持ちを知る方法」「別居中の夫との関係を修復する方法」「別居中の夫と離婚したいときにしておくべきこと」「別居中にしてはいけないこと」についても紹介します。 子供や自分の将来がどうなるのか…これから先どうしたらいいのか…つらくなったり、疲弊したりしている女性、大好きな夫との関係を修復してこれからも一緒にいたいと願う女性、夫と離婚して新しい人生を歩みたいと考えている女性…どなたにも役立つ内容です。 ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

1）家族の存在の大きさを痛感している

別居して数日は寂しさを感じなかった男性も、数週間経つと一人でいることに寂しさや虚無感を感じるようになります。 にぎやかだった家庭を思い出して、妻や子供の存在の大きさに気がつくのです。 いつも近くにいると、いてくれることが当たり前になってしまうもの…。良いところよりも悪いところの方が目につくようになり、ネガティブな感情ばかりが渦巻いてしまうことも多いです。 別居して、自分ひとりで家事をしたり、一人で静かに過ごしたり、電気のついていない寒い部屋に帰宅したりする中で、家族の存在を当たり前に思っていたことに気づき、いてくれることへのありがたみや存在の大きさを実感するのです。 この心理の男性は、自分から妻に連絡して謝罪したり、妻のSNSをチェックするなどして関係修復の糸口を探したり…自分から別居解消に向けて行動するでしょう。

2）自分のしたことを反省している

夫側の非によって別居することになった場合、家族と離れて自分のしたことを後悔し始める男性もいます。 浮気や裏切り・DVやモラハラをして傷つけたり、妻に育児を任せっきりにしたり、浪費癖があり借金を背負うことになったり…自分のしたことが原因で家族がバラバラになり、妻や子供に会うことができなくなってやっと、自分がしてきたことが間違いだったと分かり、本当の意味で反省するのです。 「こんなに大ごとになるなんて思っていなかった…」「軽い気持ちで妻を裏切ってしまった…」など、事の重大さが分かっていなかった男性が、別居を経て自分の過ちに気がつくケースは珍しくありません。 彼の方から何度も謝罪してきたり、これからどうしていくのか具体的な改善策を提示してくれたりするようなら、彼が自分の過ちを反省していると思っていいでしょう。

3）関係を修復したいと思っている

別居の原因が夫側にある場合、どうやったら妻との関係を修復できるか…頭を悩ませている可能性もあるでしょう。 どうしたら妻に許してもらえるか…どうやったら家族に戻れるのか…復縁する方法を考えている男性もいるのです。 とはいえ、自分に非があり、妻の気持ちが離れてしまっている場合、復縁は簡単ではありません。復縁したい気持ちはあるものの、どうしたらいいか分からず、何も行動を起こせない男性も少なくないでしょう。 何か話したそうにしていたり、用もにないのに電話してきたりするのは、あなたとの関係修復の機会を探っている可能性が高いです。あなたも仲直りしてまた一緒にいたいと思っているなら、あなたの方から修復のきっかけを作ってあげるといいでしょう。

4）意地を張って何もできない

男性はプライドが高く意地っ張りな傾向があります。自分が悪い自覚があったり、仲直りしたいと思っていたりしていても、自分から歩み寄って謝ることができない人も多いのです。 意地っ張りで自分から仲直りしたことがない男子柄や、衝動的に家を飛び出して別居を始めた男性は特に、「ごめんね」「悪かった」「仲直りしたい」と素直に伝えることができず、関係はどんどんこじれていってしまうでしょう。 本心ではこの状況を何とかしたいと思っているのに何もできない自分に嫌気がさし、仲直り自体を諦めてしまうことも…。彼がこのタイプの男性ならば、女性の方から歩み寄る必要があるかもしれません。

5）離婚すべきか迷っている

離婚すべきかどうか…迷っている男性もいるでしょう。 離婚を前提に別居する夫婦もいますが、別居を経てどうするべきか決める夫婦もいます。後者の場合、離婚するかどうか決まっていない段階で別居しているので、別居中は離婚の是非で迷う気持ちでいっぱいになるのです。 周囲の友達や同僚からアドバイスをもらったり、両親の気持ちを聞いたりする中で、さらに迷ってしまうことも。子供がいる場合は特に、妻との関係だけでなく子供の将来も大きく関わってくるので、簡単に決めることはできず悩むでしょう。 彼が何も言ってくれないのは、今後についてまだ何も決められていないからかもしれません。早く今後を決めたいと思うなら、一度二人で話し合う機会を持った方がいいでしょう。

6）どうしたらいいか分からず困り果てている

妻に別居を言い渡された男性、妻が知らない間に出て行ってしまった男性は、今何が起きているのかさえ分からないこともあります。自分にあるはずの原因さえ見つけられないことも…。 何も分からない中で急に今までの日常が崩れたら、男性はどうしたらいいか分からず頭を悩ませてしまうでしょう。 妻が連絡に応じてくれなかったり、どこにいるか分からなかったりする場合はなおさら、これからどうするべきなのか全く見通しがたたず、途方に暮れてしまう男性も多いです。中には、別居がいつまで続くかも分からない中ストレスが溜まり、考えることをやめてしまう男性もいるでしょう。

7）妻がいないことを不便に感じている

妻がいないことに対して、不便さを感じている男性もいます。 これは、妻がいてくれることのありがたみや、してくれていることに対する感謝の気持ちではなく、ただ不便さを感じる心理。妻のことを家政婦やお手伝いさんのように感じ、「夫を支えるのが妻の役目」「妻は夫の一歩後ろにいるべき」と思っているDV気質やモラハラ気質を持った男性に多い心理です。 別居しても妻に対する感謝が生まれない男性は、別居を解消して復縁したとしても上手くいかない可能性が高いです。改めてくれないその態度に、妻がしびれを切らすのも時間の問題でしょう。

8）一人で清々している

別居して一人になって、清々している男性もいるのが事実。 普段、家庭の中で居場所がないと感じていたり、自分ひとりの時間が全くとれなかったりする男性は、妻や子供がいない一人の空間に寂しさよりも、楽さや楽しさを感じてしまうでしょう。 家族と過ごす日常に不満がありストレスが溜まっている男性ほど、一人になったときに自分の生活や時間を満喫しがち。家族のことを忘れて、飲み歩いたり、友人と会ったり、趣味に明け暮れたり…中には女性と関係を持ったりする人もいるでしょう。 何も連絡がなかったり、SNSに新しい写真を投稿したりしているようなら、夫は別居を楽しんでいるかもしれません。

9）他の女性に心移りしている

別居前から浮気していた男性が別居を機に、浮気心に拍車がかかることもあります。一人になって隠れて女性に会う必要がなくなり、表立ってデートするようになったり、別居中の家に女性を呼んだりする男性もいるでしょう。 また、別居の原因が女性関係以外だったとしても、別居がきっかけで他の女性に心移りしてしまうケースも。暇を持て余した夫がマッチングアプリで女性探しをしたり、女友達に会って関係を持ったりして、夫婦関係が余計に悪化してしまうこともあります。 夫の女性関係に怪しい点があったり、浮気が原因で別居したりしている場合は、あまり自由にさせすぎない方がいいです。定期的に会ったり、様子を見に行ってもいいというルールを事前に作ったりして、夫の浮気を防ぎましょう。

10）離婚する気で行動している

別居した夫が離婚する気で行動している可能性もゼロではありません。 別居の原因が妻にある場合、行動を別にすることによって夫が離婚に向けて行動を始めるケースも少なくありません。一人になって時間ができたことで、弁護士相談に行ったり、新居を見つけたりと、着々と準備を進めることができるのです。 別居の際夫から離婚を切り出されていたり、何度話し合っても夫の離婚したい気持ちが変わらなかったりする場合は、別居で離れることで夫が離婚に向けて具体的に行動し始めるきっかけになってしまうこともあります。 離れて冷静さを取り戻す場合もありますが、離婚への意志が固まってしまう可能性もあることは覚えておきましょう。

・連絡してみる

別居中の夫の気持ちを知るには、自分から接触する必要があります。 まずは夫に連絡して反応を見てみましょう。連絡の仕方は、「久しぶり。元気にしてる？」「寒いけど、大丈夫？」など、短文で夫が返信しやすい内容にすること。長文で怒りや苛立ちがにじんだ内容を入れたり、今の思いの丈をぶつけたりするようなメッセージを送ってしまうと、それをきっかけに関係が崩れてしまう可能性もあります。 感情的になってしまいやすい人は、何度も目を通してメッセージの内容を確認しましょう。 夫の仕事の時間や朝早い時間などは避けて、仕事終わり～寝る時間など返信しやすい時間帯を狙って連絡するのがおすすめ。 数日経っても返事がないとしたら、夫の気持ちは今はあなたに向いていない可能性が高いです。「今は一人でいたい」「話したくない」「離婚したい」と思っている可能性もあるので、追いラインはせず様子を見るようにしましょう。 一方で夫から返信があったら、関係は完全には破綻していない証拠。ラインのやりとり次第では、関係を修復できる可能性があります。毎日1通程度でもいいので連絡を続けるようにしましょう。

・話し合いの場を作る

夫の気持ちをちゃんと受け止める自信があるなら、話し合いの場を作りましょう。 曖昧な言い方をすると、夫が話し合いに応じてくれない可能性もあるので、「ちゃんと気持ちを聞きたい」「別居も〇ヶ月になるから、一回ちゃんと話し合おう」と、ストレートに話し合いたいことを伝えてみるといいです。 距離を置いて冷静になる期間を作ることを目的として別居する夫婦も多いので、別居中に連絡をとらない夫婦も少なくありません。 全く接触がないとなると、相手の気持ちを知るのは至難の業。夫が何を考えているかを知ってから、自分がどうするか考えたいと思っているのであれば、早めに話し合いの機会を持ち、何を考えているのか聞いてみましょう。 夫が二人きりでの話し合いに抵抗を見せたら、信頼できる人やプロにお願いして同席してもらうといいです。お互いに感情的になったり、どちらかが手を出したりしてしまう可能性が少しでもあるなら、二人きりでの話し合いはやめておきましょう。

・SNSをチェックしてみる

夫がインスタグラムやXなどのSNSを頻繁に更新するタイプの人ならば、そこに夫の本音が書かれている可能性があります。直接聞くことに抵抗がある場合は、SNSを見てみましょう。 ただし、妻からは見れないように設定している場合もあります。見れないときには一か八か、新しいアカウントを作ってフォロー申請してみましょう。夫婦関係に悩む人のアカウントとして作れば、夫がフォローリクエストを許可してくれるかも。 夫の本音を知るのは怖いかもしれませんが、心の内を知れば、今後を決める指標にすることができます。また夫が復縁を望んでくれていると分かれば、これから先なにかあったとしても心の糧になっていくはずです。 ただし、夫との復縁が叶っても、SNSをこっそり見たことは内緒にしておきましょう。勝手に見たの！？と揉める原因になりかねないので、気をつけてくださいね。

・共通の友人に協力してもらう

共通の友人に協力を仰ぐのも一つの方法。一人ではどうしてもできることが限られてしまいます。共通の友人や夫から紹介されて仲良くしている同僚などがいるなら、連絡をとってみましょう。 夫の最近の様子や女性の存在の有無、妻や子供に対する思いなどを聞いてみたり、今後夫に何かあったときに連絡をもらえるようにお願いしたりして、協力してもらうのです。 共通の友人はあなたと夫どちらの立場も気持ちも理解してくれているので、客観的な意見やアドバイスをくれる存在です。協力してくれる友人選びは慎重に…あなたに味方してくれそうな友人や口の堅い友人、言いづらいこともしっかりと伝えてくれるような友人を選ぶといいでしょう。

・連絡の頻度を確認してみる

連絡頻度を見ると夫が今どんな気持ちでいるのか知ることができるでしょう。 男性は興味のないことに関して、自分の時間や労力を費やすことはしません。全く連絡がこなくなったり、業務連絡のような内容が短文できたりするだけなら、夫の気持ちは冷めてきている可能性が高いです。 一方で、あなたや子供の様子を聞いてきたり、愛情表現の言葉を伝えてきたり、近況報告のラインがきたりするようなら、夫はあなたに対して愛や未練を持っていると思っていいでしょう。 連絡頻度だけで夫の気持ちすべてを知ることはできませんが、夫があなたを気にかけているかどうか、判断する材料にすることはできるでしょう。

別居中の夫と関係を修復したいと思っても、どうしたらいいか分からない…という女性も多いでしょう。 別居の理由がどちらにあるのかにもよりますが、夫としっかり向き合うことが大事です。 ここから夫との関係を良くしていく方法を紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。

・とことん話し合う

夫婦関係が長いのであれば、今さら取り繕ったり、きれいごとを言ったりしても、意味がありませんよね。 二人の関係をよくしたいなら、とことん話し合って、誤解を解いたり、胸の内をさらけ出したりして、お互いの仲にわだかまりを残さないことが大事です。 直してほしいところや許せないところなどネガティブな感情についても包み隠さず伝えましょう。 いつまでも別居して連絡もとらずにいると、修復どころか関係は悪化して、破綻してしまいかねません。ずるずると別居が続いた末に離婚することにならないよう、とことん話し合う機会を作った方がいいでしょう。

・関係を良くしたいと伝える

もしかしたら夫もあなたと同じように、「妻はどう思っているんだろう…」と不安に感じている可能性もあります。特に男性側に別居の原因があり、妻を怒らせたり、呆れさせたりしてしまった場合は、妻に離婚を切り出されないかどうか…ドキドキしていることでしょう。 また、女性側に原因がある場合も、妻が謝罪して仲良くしていく気があるのか…それとも離婚して浮気相手と一緒になりたいと思っているのか…という点は男性にとって非常に気になるポイントです。 関係を修復して、仲良くやっていきたいと思っているなら、それを素直に彼に伝えましょう。ラインで伝えてもいいですが、お互いに気持ちが伝わりやすいのは電話や対面なので、時と場合によって対面で直接言うことも考えてみてください。

・自分の欠点を直す

別居の原因を自分が作ってしまった場合や、夫から直してほしいと常々言われていることがある場合は、直す努力をしましょう。 復縁しようと前向きになったときに、相手が何も変わっていなかったら、誰だってがっかりしますよね。夫にそう思われてしまわないように、自分の欠点が分かっているのなら、できるだけ早く対処した方がいいのです。 自分の欠点が分かっている場合はいいですが、分からない…心当たりがない…と思うなら、夫や信頼できる友人にアドバイスをもらうのもおすすめ。直そうという努力が夫に伝われば、復縁に前向きになってくれるでしょう。

・二人で出かける

復縁の可能性が高いのは、別居後3ヶ月くらいのタイミング。お互いにパートナーがいないことに寂しさや物足りなさを感じ、相手を欲する時期だからです。 このタイミングで復縁することができれば、お互いの大切さに気がついているので、愛情は深まっており、復縁後に別れる可能性はぐっと低くなります。 別居してから3ヶ月程度経ったら、二人で出かける提案をしてみましょう。特に、結婚記念日やお互いの誕生日なんかは、夫が誘いに乗ってくれやすいです。久しぶりに会った妻が綺麗になっていたら夫も心惹かれるはず。 会う約束ができたら、自分磨きをしてその日を迎えてくださいね。

・別居婚のままいる

別居したまま婚姻関係を続けるという手もあります。 たしかに一緒に暮らして、苦楽を共にし、一緒に家事や育児をしていくのが理想かもしれませんが、離れていた方が上手くいく夫婦もいます。 お互いが好きなことをして、お互いが会いたいと思ったときにだけ会う…という別居婚の形をとる夫婦は年々増えているので、経済的にやっていけるのであれば別居婚の道を選んでもいいかもしれません。 ただし、定期的に会う約束をしたり、お互いに異性として意識し続けたりすることができないと、夫婦関係はさらに悪化し、いつか破綻してしまいます。別居を続けていくのであれば、一度しっかりと話し合い、事前にルールを決めておくことをおすすめします。

別居中の夫と離婚したい…と考えている女性もいるでしょう。 離婚に踏み切るのであれば、別居で夫と離れている間に準備を整える必要があります。一人になって大変なこともあるかもしれませんが、少しずつ準備していきましょう。

・財産分与について考える

財産分与については、しっかりと考えておきましょう。 まずは、夫婦の共有財産を把握すること。戸建てやマンションなどの不動産・預貯金・車・株や有価証券・保険など、結婚してから二人で築いてきた共有財産をリストアップするのです。 お互いに言っていない財産がある可能性も大。夫に隠し財産がないかどうかを調べることも大事です。 どちらかの名義で建てた家でも、財産分与するときには半分に分ける必要があったりと、調べて見なければ分からないこともたくさんあります。夫任せにするのではなく、自分で分与するべき財産の価値を調べて、どれくらい財産分与でもらえるのか把握しましょう。 財産分与を全て自分で調べ上げるのは簡単なことではないので、プロに相談してみるのもいいです。

・証拠集めをする

次に大事なのが、証拠集め。 夫が浮気をしたり、DVやモラハラ行為をしたりしている場合、離婚を有利に進めるためには証拠が必要です。 夫の裏切りや夫からのひどい仕打ちを目の当たりにするのはとてもつらいことだと思いますが、証拠があれば慰謝料を多く請求できる可能性がありますし、離婚したくないと言われたときに戦うための大事な武器になります。証拠として有効なものもあれば、無効になってしまうものもあるので、証拠集めを始める前にどういうものが証拠として役立つのか調べることも大切です。 証拠集めは一人では難しいので、信頼できる友人に協力してもらったり、探偵などプロに依頼したりする女性も多いです。一人で頑張ろうとせず周囲に頼りましょう。

・プロに相談する

離婚したいと思ったら、プロに相談するのも一つの方法。弁護士や離婚相談カウンセラーなど、離婚について相談に乗ってくれる場所はたくさんあります。 プロに相談すれば、公正証書や書類作成・代理人として相手方との慰謝料や離婚の交渉をしてくれたり、法的な目線で夫の裏切りや暴力に対して対応してくれたりと、夫と直接会わずとも話し合うことができます。 離婚が初めてでどうしたらいいか分からない…法的な知識がなくてどうしたらいいか分からない…夫に言いくるめられてしまいそう…という女性は、プロに相談して助言を受けるといいでしょう。

・不貞行為をする

別居中なんだからいいでしょ…と夫以外の男性とお付き合いしたり、体の関係を持ったりする女性もいます。 しかし、別居中とはいえ夫との婚姻関係が続いている状態で他の男性と不貞をはたらくと、慰謝料請求されたり、離婚を要求されたりしかねません。 いくら離婚したいと思っていたとしても、不貞をはたらいたことによって離婚できるわけではありません。反対に離婚せずに相手方の男性とあなたに対して慰謝料請求だけする…というケースもあるので、別居中だからといって羽目を外すのはやめておきましょう。 また、夫の浮気が原因だからわたしもいいでしょ…と夫と同じことをしようとする女性もいますが、有利に離婚を進められなくなってしまうので、別居中はおすすめできません。

・生活費を独り占めする

別居していたとしても、婚姻費用（別居中の生活費のこと）を独り占めするのはNG。 婚姻費用を渡したくない…と拒否すると、相手方に調停を申し立てられて婚姻費用を請求される可能性もあります。 夫の預貯金を妻が管理し生活費を口座からおろしている場合も、夫に一切のお金を渡さないでいると、問題になりかねません。また反対に、別居の際に夫が預貯金を全て持って行ってしまい、全く生活費をもらえない場合、あなたが申し立て意をすることもできます。 生活費をどちらかが独り占めしてしまわないよう、別居前にしっかりと話し合う必要があるでしょう。

・話し合いを拒否する

話し合いを拒否するのもおすすめできません。 夫のことも離婚のことももう考えたくない…と思う気持ちとってもよく分かりますが、いつまでも話し合いを避けていると、あなたにとって不利な方向に話が進んでいってしまう可能性があります。 夫が関係を修復したいと思っていて、あなた自身も同じ気持ちでいる場合はなおさら、話し合いを避けていると夫の気持ちが変わってしまうこともあるのです。 別居中は、会いたくないと思っても話し合いをする必要があります。どうしても会いたくない…と思うなら、弁護士などのプロに代理人になってもらい、代わりに交渉してもらうといいでしょう。

離婚は夫婦で決めることなので、自分の気持ち同様、夫の気持ちもとても大事です。 また、すぐに離婚するわけではなく、別居中お互いがそれぞれどうしたいか考えるのであれば、夫が今の時点でどういう考えなのか知るのはとても重要なこと。 夫が自分と同じ気持ちでいてくれてるのであれば、復縁や離婚に向けてお互いに準備をすることができますし、夫が自分と違う気持ちでいると分かれば、夫の気持ちを動かすために行動したり、自分自身の行動を見返して行動を改めることもできるから。 自分の気持ちでいっぱいいっぱいになるのではなく、少し余裕が生まれてきたら、夫の気持ちを知る努力をしてみましょう。 別居…と聞くと、悪いイメージを持つ人も多いですが、別居後に関係が良くなる夫婦も少なくありません。結婚して一緒に暮らすようになると、パートナーがいてくれることを当たり前のように感じてしまいがち。それは男女ともに同じで、一緒にいてくれるありがたみや大切さを忘れてしまう人も多いです。 その点別居して離れ離れになって数ヶ月経つと、一人でいることの寂しさを感じ、いてくれることに対する感謝の気持ちや関係を修復したい気持ちが生まれることは珍しいことではありません。 別居を経て、夫婦関係がよくなることもあるので、別居を後ろ向きなこととしてとらえるのではなく、お互いがそれぞれ自分やパートナーとしっかり向き合う時間として前向きに考えるようにしましょう。 この記事が夫と別居することになり不安を感じている女性、離婚に向けて準備を進めている女性、関係修復を望む女性に役立つことを祈っています。