【腫れ物扱いが辛い】抜け出す方法５つと腫れ物(はれもの)扱いの意味、される原因を解説

仕事先や学校、またはご近所の友達の輪の中で相手から自分だけが周囲から避けられている 素っ気ない態度を取られている人を見かける そんな「腫れ物扱い」されている現場に遭遇したことがありますか？ しかし避けられていることに「なんで？」と言えばますます変な空気になりますし、そもそもなぜそのような状況になるのか知りたいですよね。 そこでここでは腫れ物扱いされる人の特徴や、腫れ物扱いする人の感情、そのほか、腫れ物扱いされた時の対処法を紹介していきます。

腫れ物扱いはしばしば「いじめ」と混同されがちですが、実際この2つの言葉はどのような違いがあるのでしょうか？ そもそも腫れ物扱いというのは、仲良くなりづらい人、つまり相性の悪い人に対してあまり関わらないようにしようと「気を使われている」状況を指します。 一方でいじめは直接的な暴力だったり、悪口などの言葉の暴力、いやがらせや存在を無視したり何かを強要したりなど気を使うのではなく、一方的な嫌悪感を態度に表すことを意味します。 要するに2つの言葉の違いは、気を使うか使わないが異なるというのが大きな特徴なのです。 このようなケースを目撃したら直接「ダメ」と注意するのではなく、一旦は状況を冷静に見つめるようにしましょう。

腫れ物扱いといじめは異なります。 では、その発生場所も異なるのでしょうか。 腫れ物扱いというのも、結局は人と人のコミュニケーション上で発生するものです。 しかし、いじめとは異なるコミュニティで発生するのです。

会社

腫れ物扱いされやすい場所というのには「会社」があります。 会社というものは年齢順などで理不尽なパワーバランスが作られやすい場所。 しかし「なんで？」と感情を出して、言いづらい理不尽に対抗してしまうと、「この人何？」と気を使われるようになるのです。 正論が通じにくいのが会社なのです。

学校

腫れ物扱いが起きる場所は学校も。 思春期は特に自我に目覚めやすく、他人との理解にすれ違いが起きやすくなります。 そのため、たとえば周囲が怖くて不登校になると、周囲もその人とコミュニケーションを取るのに不安を覚えます。 多感な時期だからこそ、素直な気持ちでぶつかると相手も動揺してしまうのです。

家

腫れ物扱いは家でも起きます。 家族と言っても他人です。 たとえば、反抗期の子供など感情をぶつけられても両親側は「何考えてるかわからない」と、あなたのことを理解できず戸惑ってしまいます。 他人なので、会社や学校のようなことが起きるのです。

腫れ物扱いの意味が分かったところで、じゃあ腫れ物扱いをされてしまう人ってどんな人なの？というところを一緒にみていきましょう！

1.極度に落ち込みやすい

ちょっと注意をしただけで極度に落ち込んでしまう人は腫れ物扱いされやすくなります。 「そこまで怒ってないのに..なんだか悪いことしてしまったみたい」と感じてしまうぐらい落ち込むと、次に声をかけづらくなるものです。 ほか、プライドが高い人ほど怒られると落ち込む傾向があるので、一緒に仕事をするとなると「できれば遠慮したい」と思われてしまいます。

2.普段から自信がない

普段から自信がない人は、普通に会話してもそのマイナス思考が目立ちます。 そして周りから「あまり話さないほうがいいかも」と腫れ物扱いされてしまいがちに.. 例えば恋愛の話題では「どうせ自分は結婚できないから」と自虐のようにも取れる話は場を盛り下げてしまいます。 常に気を使わないといけない思われ、避けられる対象になりますよ！

3.すぐに拗ねる

すぐに拗ねてしまう人はどうしても「腫れ物扱い」されやすいです。 腫れ物扱いされやすい人の典型的なタイプにもなります。 ちょっとしたことですぐに拗ねられると「もうめんどくさい！！」と感じてしまいませんか？ そうなるともう関わらないほうがまし！と思われやすくなります。 拗ねる人は最初から頼りにされなかったり、接点を持たれないことが多いんです。

4.感情の起伏が激しい

感情の起伏が激しい人は、特に周りから腫れ物扱いされやすいタイプです。 読めない感情の人とは一緒にいても疲れてしまうだけですもんね... そういった人は、職場や人が集まる場で「扱いが面倒くさい人」として一線引かれがちに。 さっきまで普通だったのに急に怒りだしたり、怒ったと思えば拗ねたりすると、理解できずに呆れられることも多いでしょう。

5.あまり笑わない

意外と無表情であまり笑わない人も腫れ物扱いされてしまいがちです。 「話していてもおもしろくないのかな？」とか「怒っているのかな？」とか感情が読めない人は、一線を置かれやすいです。 話しかけてもいつも無表情で感情が読めないと不安に感じますし、「もし怒らせていたら嫌だな」と気を使ってしまい距離を置こうと思われてしまいます。

6.周りに対して攻撃的

攻撃的な人のほとんどはだいたい腫れ物扱いされます。 できれば平和に過ごしたいですからね。 誰も進んで嫌な思いをしたくはないものです。 例えば、すぐに怒鳴る上司とか悪口ばかり言う人とは距離を置きたい、あまり関わりたくないとは思いませんか？ なるべく平和にしたいから関わらないようにする。 その考えはきっとみんな共通です！

7.プライドが高すぎる

腫れ物扱いされやすい人は、プライドが高いということも関係しています。 プライドが高いということは、自分に絶対的な自信を持っている人。 そのため自分から折れる、自分の信念を曲げることをなかなかしません。 「他の人が間違っている」、「自分が正しい」と思って行動しているので、他の人からすれば付き合いにくいのです。 結果、他人から嫌厭されるようになり、気を使われるようになっていくのです。

腫れ物扱い「される側」の特徴を見てきましたが、腫れ物扱い「する側」にも特徴はあります。 する側はする側で、他人と「関わらない」ようにしているというというのが根底あるようです。

1.ことなかれ主義

腫れ物扱いをする人は、ことなかれ主義という傾向にあります。 ことなかれ主義とは波風が立つのを嫌う人、争いを嫌い何もかも穏便に済ませたいと思っています。 いわゆる保守的な性格の人のことですが、自分が折れればそれでいいと思っているので話し合いしなければならない時もその態度であるため、無責任に思われるところがあります。

2.めんどくさがり

腫れ物扱いする人は、めんどくさがりという人も多くいます。 気を使うことを「めんどくさい」と思い、疲れるから関わりたくないとコミュニケーションを放置してしまうのです。 しかし、めんどくさがりな人はどのようなことも軽んじる傾向にあるので、信用を失いがちという欠点もあります。

3.長いものに巻かれる

長いものに巻かれる人も、腫れ物扱いする側の人と言えるでしょう。 長い物には巻かれるというのは、目の上の人や権力者など立場が上の人に合わせる人のことを意味します。 上の人に常に気を使っている状態なのですが、これは普段目立たないようにしているゆえの特徴なのです。

5.陰口を言う

腫れ物扱いする人は、人の陰口を言う人も含まれます。 これは波風を立たせたくないというわけではありません。 逆に陰口を言う、他人を批判する人は波風を立たせて自分が優位に立ち、ストレスを解消したいという欲望があります。 そのため、わざと他人を腫れ物扱いしてのけ者にすることで優越感を得ているのです。

腫れ物扱いされることは、気持ちのいいことではありません。 では一体、どのようにすれば腫れ物扱いされなくなるのでしょうか。 落ち込んだり怒るのではなく、落ち着いて物事を客観的に見る対処法が必要なのです。

深呼吸をして気持ちを落ち着ける

腫れ物扱いされたと感じた時、即座にできる対処法があります。 それが深呼吸をするということ。 「深呼吸ごときで……」と思うかもしれませんが、深呼吸は気持ちが落ち着きます。 息を深く吸い、そして吸った以上に長く吐くことを繰り返すことでリラックスでき感情を落ち着けることができます。 そうすることで、状況を理解しやすくなるのです。

反論したくてもまずは最後まで話を聞く

深呼吸のほかにもすぐにできる対処法は、相手の話を聞くということです。 相手が話している時、「でも」などと遮ることはありませんでしたか？ 相手が仮に間違ったことを言っていて、それに反論を「言いたい」となっても遮るのは悪手。 「話聞いてないんだな」と相手も失望してしまうからです。 そして、そこから始まる腫れ物扱いを防ぐためには相手が間違っていても我慢して、素直に話を聞くようにしましょう。

家族、友人など頼れる人に相談する

腫れ物扱いされないようするためには、その原因を見つけなればいけません。 しかし原因が自分で考えても見つかりにくいもの。 だからこそ、他人に相談して客観的な意見をもらうようにしましょう。 相談する相手は身近な人で構いません。 友達や会社の上司、または家族などに相談して客観的な意見をもらい、それを踏まえて反省して改善していくことで腫れ物扱いされることがなくなります。

周りをよくみて気配りする

腫れ物扱いされないためには、気を使われない人、つまりは周りの人に好かれる人なればいいのです。 腫れ物扱いされやすい人の特徴を前述しましたが、その特徴を思い出してみましょう。 その特徴すべてに言えることですが、腫れ物扱いされる人は自分勝手な振舞いをすることが多いのです。 そうであればそれとはまったく逆、自分の気持ちを押し出すのではなく、周囲の人に気配りするよう心がければ腫れ物扱いされなくなるのです。

人のことを見下したりしない、謙虚な姿勢を見せる

腫れもの扱いされる人は、他人に対して壁を作ったり、圧力をかけたりすることがあります。 たとえば、あなたも会社の上司に見下されるようなことを言われたら「何この人」と不審に思いますよね。 それと同じで、あなたがもし相手を見下すようなことを言えば、その人はあなたを腫れ物扱いするようになります。 そのため、相手のことは見下したりはせず、謙虚な態度で接するようにしましょう。