職場で泣く人への対処法！みんなの泣かれた体験談もシェア！

職場で泣く人っているの？と疑問に思う人もいるかもしれません。 実は職場で泣く人は多いんです！ とはいえ、職場で泣く人を前にしてどうすべきか迷ってしまいますよね。 今回は、職場で泣く人を実際に見かけた体験談をシェアしながら対処法をお伝えします。

実際に職場で泣く人を見かけた人のエピソードが編集部に寄せられています。 どんな話が飛び出すのか、早速見ていきましょう。

仕事の業績が不調で相談を受けている時に泣かれた

「必死で頑張ってはいたけれど、どうしようもないトラブルが重なり業績が大幅に落ち込んでしまった時期がありました。 取り戻すには数ヶ月はかかるであろう中で、新卒1年目の若手が深刻な顔をして相談に来ました。 どうやら彼のミスもあって、業績が落ち込んだと思っていたようです。 とはいえ、彼のミスは些細なものですしシステム関連のトラブルになるので誰のせいでもないのですが、話を聞いているうちに泣かれてしまいました。 一瞬びっくりしたけれど、責任感が強いなと感心しました」(30歳男性・営業) 他人事ではなく、自分の事として受け止めているのは素晴らしいですね。 涙は次の成功に必ず繋がるはずですので、頑張って欲しいです。

プライベートのショックを職場に引きずり、泣かれた

「もともと涙脆いとは聞いていたのですが、後輩が先日恋人と別れたらしく、そこから事あるごとに泣かれています。 恋愛系は泣いちゃうからNGだし、元彼と同じ銘柄のタバコも思い出しちゃうから遠慮してほしい…という無茶ぶりが飛び出す始末。 とりあえず有給を数日取ってもらい、落ち着き次第出社してほしいと伝えました」(35歳女性・広告関連) プライベートの問題は出来るだけ会社には持ち込んで欲しくないものです。 理由も立ち入り辛く、中々踏み込めない事なだけに周囲も苦労します。

感情的になって叱ってしまった時に泣かれた

「これは私もいけなかったのですが、繁忙期にミスが立て続けに発生したため全員残業する羽目になってしまったんです。 ミスした本人も頑張っているのは分かっていたのですが、同じ原因で複数回ミスが起こり、取引先からも厳重注意を受けてしまったので担当を外すかどうかの瀬戸際でした。 連日残業していた社員もおり、私も予定をキャンセルせざるを得なくなってしまったのでつい感情的になって怒鳴ってしまいました。 泣かれてしまいましたが、今後も含めてしっかり対策してもらわないと本当にクビになってしまうかもしれないので…とはいえ、怒鳴ったのはいけなかったなと反省しています」(33歳女性・貿易) 感情的になってしまうのは叱るという観点からは好ましくありません。 ですが、本気で怒らないといけないくらいのミスをしたという事は理解できたのではないでしょうか。

遅刻や業務態度など当たり前のことを注意しただけで泣かれた

「新人さんなんですが、遅刻も多く業務態度も人の話を聞かずに私語が多いのがずっと気になっていました。 さすがにもう許せなかったので、はっきりと注意したら急に泣き出してトイレに駆け込んでそのまま数時間籠城されてしまいました。 なんとか説得してその日は帰ってもらったのですが、翌日から来なくなってしまいました。 当たり前の事だと思うのですが、そんなに辛かったんですかね…」(31歳男性・公務員) 注意する方もギリギリまで本人の改善を待ちますが、残念ながら叶わない部分も多いです。 常識は人によって違うとはいえ、あまりに当たり前の事過ぎて唖然としてしまいますよね。

繁忙期中に「なかなか帰れない！」と泣かれた

「私の会社は季節物を取り扱うので、状況によっては連日徹夜という事もあるんです。 そんな中、前の会社でバリバリ業務をこなしてきたという人が入社してきたのですが、ちょうどその時は猫の手も借りたいくらいの繁忙期。 入社した時期が悪かったのもあるのですが、残業や徹夜が10日ほど続いていました。 ある時、その人が急に帰れない！と泣き出し、社内はプチパニックに。 忙しいわその人は放っておけないわで一番忙しかったです」 業種によっては、繁忙期は非常に忙しく徹夜も多いです。 通常業務に加えてその人への対応、忙しかった事がひしひしを伝わってきますね。

ここからは、職場で泣いてしまう人の理由をご紹介します。 職場で泣く、というと大人げない気もしてしまいますが、感情のコントロールが難しい人や涙脆い人は実際泣く場合も多いです。 どんな理由があるのか、まずは見ていきましょう。

仕事で取り返しのつかない大きなミスをしたから

数千万の取引を取消しにするような失敗をしてしまった、会社全体に多大な迷惑をかけた等謝っただけでは済まないであろうミスの場合、自分の不甲斐なさに泣いてしまう事もあります。 ミスの収拾にあたってくれている上司や同僚を見ると申し訳なさでいっぱいになってしまいますよね。 泣かないように、と必死で我慢していても誰かの言葉がきっかけになって号泣してしまう事もあります。

叱られて罵声を浴び、精神的に傷ついたから

職場で叱られた際、大きな声で怒鳴られてしまい思わず感情が抑えきれなくなったという場合もあります。 情けない気持ちや、「そこまで怒鳴らなくても…」というどうしようもない気持ちになってしまうような状況に陥る場合もありますよね。 怒鳴られる事に大きな恐怖を覚える人もおり、泣く事で自分の感情を処理しようとしている事も多いです。 とはいえ、怒鳴る事で相手に分かってもらおうとするのは好ましくありません。

失敗して落ち込んでいる時に、さらに叱られたから

自覚しているミスでどうしようか迷っている時に、更に叱られた場合も泣く原因に繋がります。 正に「泣きっ面に蜂」といった状況です。 落ち込んでいるところへ、更に自分のミスに対するたたみかけになりますから涙が出てしまう事も致し方ないといえます。 ミスをしっかり自覚するのは悪い事ではありませんので、再発防止へ力を注ぎましょう。

仕事内容は正しいのに叱られるという、理不尽な仕打ちにあったから

間違った事はしていないのに、手順や要領が悪いと怒られたという場合も泣きたくなる原因です。 特に悪い事をしていなくとも、機嫌が悪いと他人に怒ったりする人間がいるのも残念ながら事実です。 完全に怒る方が悪いのですが、突然怒られた方は反応も出来ずただ理不尽な仕打ちを受けるというだけになります。 そうなってしまうと、仕打ちを受けたほうはやり切れないですよね。

大勢の前で叱られて恥ずかしかったから

叱る際は、当事者の他ごく少数に留めるべきですが、時には大勢の前で叱られる事もあります。 全く関係のない第三者からも「あの人怒られてるな」という視線を一手に受けて恥ずかしいやら惨めな気持ちでいっぱいになってしまいます。 どうしようもない感情を誰かにぶつける事も出来ず、泣くという選択肢になる場合も多いです。

尊敬していた先輩や上司から嫌われていたと分かったから

こうなりたいと尊敬していた先輩や、いつも親切に接してくれていた上司が実は自分の事を嫌いだという事実を知ってしまった…。 何かのきっかけで人の本心を知る事がありますが「尊敬していた人に実は嫌われていた」という事実は非常にショックですよね。 こういった場面に遭遇してしまうと、泣きたくなってしまうのも無理はないでしょう。 仕事に取り組むモチベーションも下がってしまいますし、とてもショッキングな出来事ですよね。

他人の会話中、自分の悪口が聞こえたから

オープンスペースだと色々な人の会話が聞こえてきます。 その中で、自分に対してネガティブな情報が聞こえてきてしまうと心が折れてしまう事もあるでしょう。 また、休憩中に誰かと会話していてうっかり自分の悪口を聞いてしまった…といった場合も。 特に悪口を言っていた人物が仲の良い人だった場合、心折れて泣いてしまうことも。 ただ、社内で個人の悪口を言う行為は社会人として好ましくないといえます。

泣いている人に悪気がないのは分かっているけれど、泣く人への対応を正直どうしたら良いか迷ってしまいますよね。 ここからは、職場で泣く人への対処法を5パターンご紹介します。 これで涙脆い人への対応も安心です！

ハンカチを渡して慰めてあげる

一度泣いてしまうと、人によっては中々泣き止まない事もあります。 そんな時は無理に泣くのを止めようとせず、ハンカチ等を渡して慰めてあげましょう。 人間はずっと泣く事は出来ませんので、必ず落ち着く時がきます。 もし、本人の業務上のミスなどで叱っていた最中に泣かれてしまった場合は、落ち着いてから話を再開する事でしっかりあなたの話も届きます。 少々時間はかかりますが、本人に分かってもらいたいと思う場合は一旦慰めてからの方が結果として同じミスの再発防止にもなるでしょう。

話を聞いて寄り添ってあげる

共感を求めている場合は、話を聞いて寄り添ってあげて下さい。 相手が四面楚歌になっていると感じた場合は、追い詰めたりしてはいけません。 更に泣いてしまい、説得力もないばかりか退職の原因になってしまう事もあります。 「私はあなたの味方だから、話を聞くよ」と伝えて本人に好きなだけ話をさせましょう。 よく話を聞いたら、致し方ない事情が隠れていたという場合もあります。 頭ごなしに叱るのではなく、まず相手の話も聞いてあげましょう。

水を渡して、落ち着かせてあげる

プライベートなど、業務と関係ない部分で泣かれてしまった場合は水などを渡して一旦落ち着いてもらって下さい。 特にペットロスや恋人と別れた場合などは、気持ちの収拾がつかないため本人が落ち着こうと思っても中々難しい場合があります。 時間が解決してくれる部分も多いので、こういった場合は無理せず後日に回しても良いでしょう。 ただ、プライベートが原因で発生した業務上のミスは後日でもしっかりと伝え、本人に反省と再発防止策をとらせるなどして下さいね。

自分が泣かせてしまった場合は謝る

叱っていたら、つい感情が入ってしまい泣かせてしまった…。 その場合は速やかに謝罪しましょう。 本来、叱る場合は感情を入れてはいけません。 なぜなら、私情が入ってしまい客観的なものではなくなってしまうからです。 叱る場合は冷静に、事実を淡々と伝えましょう。 怒鳴る事が本人への戒めになるかというと、必ずしもそうではありません。 特に怒鳴ってしまう方の場合、パワハラ案件に繋がってしまう恐れもあります。 一旦自分の叱り方を見直しましょう。

これ以上叱らず、話に共感してあげる

泣いてしまった場合は叱り続けても効果はありません。 泣く事にエネルギーを使ってしまい、人の話を聞く余裕がある人はほとんどいないからです。 叱っている途中で相手が泣いてしまった場合は、これ以上叱らずに話に共感してあげる事をメインに進めて下さい。 ただし、あまりにも責任転嫁の発言が多い・的を得ていない場合は一旦終了させ、後日に回しましょう。

感情豊か、とは言いますが職場で泣く人は扱いに困ってしまうのも事実です。 泣いても解決しないしな…と思っている人も少なくないでしょう。 しかし、泣こうと思って泣いている人はほとんどいません。 この記事を参考に、泣く人の対応をマスターして過ごしやすい職場を作っていきましょう。