人間関係のトラウマは意外と多い！体験談とトラウマの癒し方を徹底解説！

人間関係のトラウマを抱える人は多いです。 ですが、そのトラウマの内容はさまざまで、人によって違います。 今回は、そんな人間関係のトラウマについてご紹介していきましょう。

人それぞれ抱える人間関係のトラウマには、どのようなものがあるのか気になりますよね。 まずは、人間関係のトラウマエピソードについて見ていきましょう。

小学時代にいじめられ中学ではいじめっ子だった人と同じクラスになりいじめがエスカレートした

「小学時代にいじめられていて、そのいじめから脱出したくて皆とは違う中学へ行きました。 でもいじめていたうちの一人が偶然にも同じ中学で、そのいじめっ子と同じクラスになってしまいました。 これで終わると思っていたのに、絶望的でしたね。 同じクラスになったことでいじめはエスカレートしていき、物を隠されたり教科書を破られたり、正面から罵倒されたりして、最終的に暴力にまで発展しました。 先生がいじめに気が付き問題となり、それ以降いじめられる事はなかったですが、その件からトラウマになってしまい、今でも女子の集団を見ると怖気づいてしまいます」（23歳・会社員） このように、いじめが原因でトラウマとなってしまったようです。 今でも女子の集団を見るといじめを思い出して怖気づいてしまうという後遺症が残ってしまったようですね。

何か物が無くなるといつも気の弱い自分のせいにされるから誰も信用しないことにした

「昔からなんですが、学校で物が無くなった時も会社で物が無くなった時も、いつも気の弱い自分のせいにされてきました。 否定しても『どうせお前だろ』としか言われないので、誰も信用しないことにしました。 会社で誰かが『あれが無くなった』とか言って物を探しているのを見ると、また自分のせいにされるのではと不安になり、トラウマです」（28歳・営業） このように、物が無くなった時にいつも自分のせいにされることでトラウマとなってしまったようですね。 気が弱いことから、本当は違うのに「お前だ」と決めつけられ、誰も信用できなくなってしまったようです。

おとなしい性格なので人に利用されるだけされてきたので心からの友達がいない

「私は昔からおとなしい性格で、学生時代も女友達によく利用されてきました。 都合のいいように扱われて、それでも友達がいないと浮くかも知れないと思い必死に周囲に合わせてきましたが、そのせいで心からの友達がいたことが一度もありません。 社会人になってからも、『また利用されるのでは』というトラウマがあるので友達を新たに作ることが出来ません。 このままずっと友達がいないのかなと思うと、少し寂しい気持ちになってしまいます」（25歳・事務） このように、おとなしい性格で人に利用されてきたという経験がトラウマとなっているという意見もありました。 そのトラウマが原因で、未だに心からの友達がいない状態で寂しいようですね。

小柄で可愛いと言われていた学生時代、調子に乗ってると女子から仲間外れにされてからは人と会話をしたくなくなった

「学生時代、小柄で可愛いと言われていたのですが、そのせいで女子から仲間外れにされて孤立しました。 あの年ごろの女子って、モテる子をグループから省く傾向にありますよね。 でもその時の私は仲間外れにされたことにショックを受けて、トラウマになってしまいました。 そこからは人と会話をしなくなり、孤独なまま学生生活を終えて、社会人になってからは人と嫌でも話さないといけないので頑張っていますが、会社の女子グループには怖くて関われません」（22歳・会社員） このように、嫉妬や妬みの感情から女子グループから仲間外れにされ、トラウマとなってしまったようですね。 そこからは怖くて人と会話する気になれなかったようです。

修学旅行のグループ分けで仲間に入れてもらえず孤立してから集団が怖い

「中学生の時、仲の良い友達と違うクラスになってしまって、クラスで友達を作ることのないまま修学旅行の時期になりました。 どこかのグループに入れてもらえるだろうと安易に考えていたのですが、いざグループ分けになると仲間に入れてもらうことが出来ず孤立しました。 『関わった事ないから嫌』と断れて、それから集団が怖くなってしまい、今でもトラウマです」（20歳・大学生） このように、修学旅行のグループ分けで仲間に入れてもらう事が出来ずに孤立した記憶から、集団というものがトラウマになってしまったみたいですね。 集団で拒否されると一人から拒否されるよりも、ショックは大きいものです。

デブだとからかわれた幼少期、大人になった今も少しでも太ると怖くなり人と会いたくなくなる

「私は幼少期に他の子よりもぽっちゃりしていたので、『デブ』とからかわれることが多かったです。 学生時代にダイエットに成功してからは言われなくなりましたが、今でも幼少期にからかわれた記憶がトラウマとなり、大人になった今でも少し太ると怖くなってしまって、人と会いたくなくなってしまいます。 毎日体重計に乗って太っていないかチェックするのにも疲れましたが、そうしないと不安で仕方がないんです」（30歳・販売） このように、「デブ」とからかわれた記憶がトラウマになってしまい、大人になってからも少し太るだけで怖くなり人と会いたくなくなってしまうという事でした。 相手はふざけて言っただけかも知れませんが、その一言が心に傷をつけてしまったようですね。

親は妹ばかり可愛がって自分は愛されなかったので未だに妹への憎しみが消えない

「小さい時から、親は妹ばかり可愛がって私の事は妹の二の次でした。 その経験がトラウマになってしまったのか、未だに妹への憎しみの気持ちが消えないです。 『自分は愛されなかった』というショックが大人になった今も残っていて、妹の事を恨むようになり今では妹との関わりはほとんどありません。 妹も気が付いているようで、向こうから関わってくる事もないので姉妹仲は悪いですね」（34歳・会社員） このように、小さい頃に親が妹ばかり可愛がって「自分は愛されていない」という気持ちが強く残り、トラウマとなってしまったようです。 人間関係のトラウマは家族でも起こり得る事なのですね。

揉め事が起きると感情的になる人がいるから関わりたくなくなる

「平和主義者なので、揉め事が嫌いです。 でも生きていると、たまには揉め事に巻き込まれてしまいます。 そんな時、揉め事で感情的になる人がいると関わりたくないと心底思いますね。 以前、揉め事で感情的になった人に辛辣な言葉を掛けられてからトラウマになり、それ以来感情的になる人とは距離を置くようになりました」（35歳・公務員） このように、揉め事が起こると感情的になる人がいるので関わりたくないという意見もありました。 感情的になると酷い言葉を言われたりするので不快な気持ちになり、その事がトラウマとなってしまったようですね。

喧嘩したまま月日は流れたが一生許すことができないので二度と顔も見たくない

「学生時代に親友がいたのですが、私の彼氏と浮気していた事が発覚しそこから喧嘩になりました。 親友だと思って信じていた相手の裏切りを許すことが出来ず、二度と顔も見たくないと思っています。 その出来事がトラウマとなり、友達が出来ても心の底から信用することが出来なくなってしまいました。 『また裏切られるのでは』と心のどこかで思ってしまい、人を信用するのが難しいです」（26歳・保育士） このように、喧嘩したまま月日は流れても、一生許すことができないし二度と顔も見たくないと思い続ける人もいるようです。 裏切られたショックで、人を信用することも難しくなってしまったみたいですね。

本音で話すと傷つく人がいるからどこまで話していいのか分からない

「昔、自分の何気ない一言で友達を傷付けてしまったことがあり、それ以来トラウマです。 自分は相手を傷付けるつもりで言った訳ではないのですが、相手はその言葉に傷付いたようでショックを受けていました。 そのような出来事があってから、『本音で話すと傷付く人がいる』という事を認識して、人にどこまで話していいのか分からなくなってしまいましたね。 今でも『どこまで言っていいのかな？』と迷うことがあります」（38歳・自営業） このように、本音で話すと傷付く人がいるためにどこまで本音を話していいのか分からないと言った意見もありました。 何気ない一言で友人を傷つけてしまった事がトラウマとなり、考えて過ぎてしまうようですね。

人間関係のトラウマは、どのように治していけばいいのでしょうか？ ここからは、人間関係のトラウマの癒し方について見ていきましょう。

心から信頼できて愛せる人を作る

人間関係のトラウマで悩んでいる人にとっては少し難しい事かも知れませんが、心から信頼できて愛せる人を作ることでトラウマが癒されていくことがあります。 恋愛の傷は恋愛で癒すとよく言いますが、それと同じで人間関係で出来てしまった傷は人間関係で癒すことが出来るのです。 トラウマという失敗体験をしてしまったからこそ傷となっていることが多いため、心から信頼できて愛せる人を作ることで成功体験を積み重ねていくのですね。 「今さら友人を作れない」と思うなら、恋人でも良いのでもう一度心から人を信頼して愛してみましょう。

人には負けない特技を身につける

「これだけは人に負けない」と自信を持って言えるような特技を身に着けてみましょう。 そうすることで、自分に自信を持つ事が出来るようになります。 自分に自信を持つ事が出来れば、人からけなされた過去や仲間外れにされた過去に捉われる事なく胸を張って前を向いて歩いていけるはずです。 今何も特技がないなら、「自分は何が得意なのか？」と考えてみましょう。 そして少し得意な事を発見できれば、その分野の練習や努力をしていく事で「人には負けない」と自信を持って言えるような特技となるはずです。

人に依存せず一人の時間を大切にする

人間関係でトラウマが出来てしまい「もう人に関わりたくない」と思っているなら、人に依存せずに一人の時間を大切にすることで人から距離を置きましょう。 距離を置いて、自分の心を癒す時間にするのです。 仕事などでどうしても人と関わりを持たなくてはいけない時は仕方がないですが、せめてプライベートくらいは無理して人に合わせずに一人の時間を持ってみましょう。 そして、一人の時間は自分の好きな事を思う存分楽しむことで、心が癒されていくはずです。 そうして過ごしている内に、自然と「もう一度関わってみよう」と思える時が来るかも知れません。

共通の趣味の友人を見つける

自分が持っている趣味と、共通の趣味を持つ友人を見つけてみましょう。 共通の趣味を持っている人とは話も盛り上がりやすく、比較的簡単に仲良くなることが出来ますよね。 そして共通の趣味を持っていると、普通の友達とはまた違った「仲間意識」のような物が芽生えるでしょう。 トラウマによって「心からの友達がいない」「本当の友達がいない」と悩んでいるなら、共通の趣味を持った友人を見つけることで、上辺だけではない本当の友達が出来るはずです。 心から信頼できる本当の友達が出来ることで、トラウマが徐々に癒されていくでしょう。

小動物に触れて癒しを求める

少し視点を変えた癒し方もあります。 人間関係にトラウマを抱えて疲れているなら、人間関係によってそのトラウマを癒すのは難しいと感じることも多いですよね。 そんな時は、人間ではなく小動物に触れて癒されましょう。 家でペットが飼える環境なら、小動物を飼うのもおすすめです。 犬や猫、鳥やハムスターなど小さな可愛らしい動物に触れることで心が癒されていくでしょう。 動物たちは人間とは違い、純粋な心で飼い主を求めるためとても癒されるはずです。 もし家で飼えないなら、動物園やペットカフェなどに行ってみましょう。

悩んでいるテーマの本を読む

あなたがトラウマとして悩んでいることに関係のあるテーマの本を読んでみましょう。 本を読む事で、新たな発見があるかも知れませんよ。 また、読書は癒しの効果があるという事が分かっているのです。 トラウマを克服するようなテーマの本を読むことで、更に効果は高まりそうですね。 「忙しくて読めない」と言う人も、一日に数分読むだけで効果が出ます。 夜寝る前の数分間を、読書の時間にあててみてはどうでしょうか？ 一日の終わりに読書で癒されると、次の日も頑張れそうですね。

旅行へ行き色んな場所へ訪れる

旅行へ行って色んな場所へ訪れることで、トラウマが徐々に癒されていくこともあります。 旅行先で様々な場所を訪れ、色んな人と関わることにより、様々な考えや価値観を持つことが出来るようになるでしょう。 考えや価値観が変われば、トラウマに対する捉え方も違ってくるはずです。 トラウマで心が疲れてしまった時は、自分の好きな場所へ旅行へ行き様々なものを吸収していくことで、少しずつですがトラウマが癒されていくでしょう。

人の痛みを分かち合える人になる

人の痛みを分かち合える人になることで、自分の姿と相手の姿が重なってトラウマが癒されていくこともあります。 悲しんでいる人や困っている人など、周囲の人の痛みを「他人事」と思わずにまるで自分のことのように分かち合い、「大丈夫？」「辛かったね」と声を掛けたり相談に乗ってあげて、相手が救われていく様子を見ていることで救われなかった過去の自分と姿が重なり、まるで自分が救われたような気持ちになるでしょう。 人のために行動しているように見えますが、自分のトラウマを癒すための行動でもある訳ですね。

いかがでしたでしょうか？ 人間関係のトラウマを抱える人は、たくさんいるようですね。 家族や友人、学生時代の記憶など、トラウマの種類は様々ですがトラウマのせいで現在も悩みを抱えているという事でした。 そんなトラウマを癒すためには、人間関係で癒していく方法や逆に一人でいる時間を大切にすることも重要です。 また、動物や読書など少し変わった方法もありましたね。 自分に合った方法で、トラウマを癒して悩みを解消していきましょう！