素直の意味とは？素直な人が人に好かれる理由が意外だった！

「素直」とはどういう意味でしょうか？ 「何となくはイメージできるけど、言葉で説明するのは難しい」という人も多いかもしれませんね。 ちなみに、素直という言葉には幅広い意味があり、良い意味でも悪い意味でも使われます。 そこら辺も踏まえながら、まずは「素直」の意味について説明していきますね。

素直とは、ありのままのこと

素直とは、ありのままで飾り気のない様や素朴といった意味があります。 また、性質や態度が穏やかで、ひねくれておらず従順という意味もあるようです。 素直の意味を表す言葉は他に、真面目・単刀直入・正直・率直などが挙げられるでしょう。 ただし、これらは場合によって悪い意味として捉えられることもあります。 先程も素直という言葉は良い意味でも悪い意味でも使われると話しましたが、素直なことはメリットとデメリットの両方があると言えるでしょう。

言葉の意味について分かったところで、続いては「素直だな」と思われる行動についてご紹介していきます。 これは素直な性格の特徴にも当てはまるかもしれませんね。 以下の行動に当てはまる部分が多ければ、周りから「素直な人だな」と思われているかも。 自分だけでなく、周りに素直な性格の人がいるなら、その人の行動と照らし合わせてみてくださいね。 それでは一緒に見ていきましょう。

感情表現が真っ直ぐ

感情表現が真っ直ぐなのも素直だと思われる特徴でしょう。 例えば、「嬉しい」「楽しい」「幸せ」といった感情を、言葉だけでなく全身を使って表現するのです。 そんな様子は、周りからすると微笑ましく映るかもしれませんね。 ただし、感情を真っ直ぐ表現するのに慣れすぎたせいで、気持ちを抑えることが上手くできないのは難点です。 素直な人はポジティブな感情だけでなく、怒りや悲しみや憎しみといったネガティブな感情もストレートに出してしまいます。 ですから、ネガティブな感情が伝染して全体の雰囲気が暗くなってしまったり、必死にフォローする周りが気疲れしてしまうなど、場合によっては少し困ってしまうこともあるかもしれませんね。

顔に出やすい

先程の「感情表現が真っ直ぐ」ともリンクしますが、素直な人は感情を抑えたり隠すことが苦手なので、考えていることや思っていることが顔に出やすい傾向にあります。 表情の変化から思っていることが周りにも伝わってしまうのです。 嘘を吐いてもすぐにバレてしまうので、ある意味周りからの信用を得やすいとも言えるでしょう。 しかし、思ったことが顔に出てしまうせいで無意識に相手を不快にさせてしまう恐れもあります。 ただ当の本人は、感情が顔に出ているとは思っておらず、むしろ「上手く隠し通せている」と思っている可能性が高いです。

疑うことをしない

疑うことをしないのも、素直だと思われる行動でしょう。 人を疑わないということは、その相手を素直に受け入れ信用している証拠ですからね。 素直な人は他人を疑うことをしないので誰に対しても公平に接しようとします。 また、素直な人からは警戒心が感じられないので周りも接しやすいはずです。 そういうところは周りから好かれやすいポイントかもしれませんね。 ただ、慎重さが足りないので厄介事に巻き込まれて損をしてしまうこともあります。

騙されやすい

素直な人は疑うことをしないのと同時に、騙されやすいとも言えます。 たとえ初対面の相手であっても、言われたことをすんなり信じ込んでしまうのです。 「ちょっと怪しい？」「言ってることがおかしいかも？」と思っても、人を信じようとする心理が勝ち他人の言葉を真実として受け入れてしまいます。 根拠もないのに「どうせ嘘だろう」初めから疑ってかかるのもどうかと思いますが、信じすぎてしまうのも騙されたり相手の都合の良いように利用されてしまう恐れがあるので、あまり良くありませんね。

嘘をつかない

素直な人は嘘を吐きません。 そもそも、当人は嘘を吐こうと思ったことがあまりないと考えられます。 素直な人は「嘘を吐くと相手や周りに迷惑がかかる」と思っていたり、常に自分の気持ちに素直に従って行動しいる為、感情を隠したり誤魔化すことが本当に苦手です。 普段嘘を吐き慣れていないので、嘘を吐くことに対して不安や煩わしさを感じるのでしょう。 そういった感情を避ける為に、素直な人は正直に話すとも考えられます。 仮に嘘を吐いたとしても、素直な人の場合は態度や表情で周りにもすぐにバレてしまいますしね。 当人も「嘘を吐くのは得意ではない」と自覚しているのかもしれません。

悪気なく文句を言ってしまうことがある

素直な人は思ったことをそのまま口に出してしまうところがあります。 思っていることを口に出さないと「自分が嘘を吐いている」という感覚に陥って、辛くなってしまうのかもしれません。 また少し慎重さに欠ける為、口に出す前に場の空気を読んだり相手の心境を考えたりすることもしません。 ですから、悪気なく文句を言って無意識に相手を傷付けてしまうことも珍しくないのです。 同時に、口を滑らせることが多いとも言えますね。 例えば、お世辞を言わなければならない場面でポロッと本音を言ってしまい、相手の微妙な反応や周囲の空気が凍り付いたのを感じて、「しまった」と気付くのです。 当人に悪気はないのですが、文句を言ってしまうせいで周囲と衝突してしまうこともあるでしょう。

反抗しない

素直な人はあまり反抗することがありません。 というのも、自分と違う考えに対して「その人にとってはそれが正しい事なんだな」と素直に受け入れることができるからです。 これは、素直な人が自分の考えにとらわれすぎていないのも関わっているかもしれませんね。 また、素直な人は平和主義者でもあるので、周りとの衝突を避ける為に自分の意見を抑え込む傾向があります。 さらに、「相手を尊重しよう」という考えのもと他人と接しているので、基本的には相手に言われた通りに行動しようとするのです。 ただ、素直に従うとは言っても、当人の中には当然葛藤もあるでしょう。 自分のやりたいことを制限されているわけですから、気付かない内にストレスを溜めているかもしれません。

子供っぽいところがある

子供っぽいところがあるのも、素直だなと思われる特徴でしょう。 思っていることが態度に出やすかったり、感情表現が豊かなのも子供っぽく映るかもしれませんね。 また、自分の感情や欲求に正直なのは、言い換えれば無邪気な性格をしているとも言えます。 無邪気にはしゃいだり笑ったり、そういった仕草が多い自覚のある人は当てはまるでしょう。

天然な性格

素直な人には天然な部分があります。 上で「騙されやすい」という話もをしましたが、普通の人なら絶対に信じない話を本気で信じてしまうのは、天然な人にも多い特徴なのです。 さらに、裏表のない正直な発言や子供っぽい仕草で無意識に出るところも、素直な人と天然な人の共通点になります。 周りから「天然だね」と言われたことがある人は、同時に「素直だな」と思われているかもしれません。

すぐ態度に出るので駆け引きが苦手

素直な人は思っていることがすぐ態度に出るので、駆け引きが苦手です。 たとえ駆け引きを仕掛けても、先に相手に心情を読まれてしまいますし、嘘を吐いてもバレてしまうので、駆け引きをするくらいなら正面からぶつかるほうが性に合っています。 それに、素直な人は場の空気を読むのがあまり上手くありません。 同時に、相手の裏を読んだり相手のことを試したり、相手の出方を伺うようなことは苦手なのです。

素直の意味や素直だと思われる行動（特徴）などを見てきました。 これで素直な性格についてより理解が深まったり、素直な人へのイメージが変わった人もいるかもしれませんね。 では現時点で、あなたは素直な人に対してどんな印象を抱きますか？ きっと比較的好印象を抱く人が多いのではないでしょうか。 実際、素直な人は周りから好かれる傾向にあります。 では、素直な性格が人から好かれる理由とは具体的に何なのか、一緒に見ていきましょう。

吸収する力がある

素直な人は自分とは違う考えや新しい価値観も素直に受け入れることができます。 それは同時に吸収力があるということです。 なので、特に仕事においては作業を覚えるのも早く、素直に相手の話を聞いたり言われた通りに仕事を進めるので、上司や先輩から可愛がられる傾向にあります。 当人も「教えてくれる上司に迷惑をかけてはいけない」という思いが強く、どんな仕事も懸命に取り組むのです。 注意や怒られることがあってもそれに抵抗することなく、「自分が悪かったのだ」と素直に反省することができる為、周囲からの指摘をしっかり受け止め自分の力にすることができます。

好感を持て魅力がある

素直な人は周りのことに不満を持って生活していないので、自然と表情が柔らかくなります。 また、ポジティブな感情をストレートに表に出すので笑顔でいることも多いです。 笑顔は好印象や魅力にも繋がります。 いつもニコニコしているので周りは親しみやすさを持ち、惹かれるのでしょう。 それに、素直な人は他人との距離の縮め方が上手いです。 初対面の人にも警戒心なくフレンドリーに接しますし、他人を尊重する心を持って接しているので相手も素直な人と一緒にいて心地いいでしょう。 たまに失言してしまうことがあっても、周りが「本人に悪気はない」ということが分かっているので、憎まれることなく誰とでもすぐに仲良くなれるのです。

純粋で円滑に物事が進む

素直だと様々な場面で物事が円滑に進みます。 というのも、素直な人は周りに助けてくれる仲間が多く、自分自身も肩肘張らずに生きているので、 柔軟に対応するだけの心の余裕があります。 ですから、困難に直面しても解決方法がすんなり見つかりやすいのです。 さらに、素直な人は失敗をしても立ち直るのが早いですし、1つのやり方にこだわらず、状況に応じてやり方を変えることができるので、成功しやすいと言えるでしょう。

良く聞き成長が早い

素直な人は、周囲からのアドバイスを素直に行動に移すことができます。 それから、素直な人は新しい知識を身に付けることに喜びを感じる傾向にあるので、他人の話も良く聞くのです。 相手の話を疑わず否定することなく聞くので、周りからはとても聞き上手に映ることもあるでしょう。 素直な人は目の前の事に夢中になりやすく特徴もあり、集中して取り込んでいる内に高い技術や多くの知識を習得していることも珍しくありません。 同時に、より自分に合ったやり方を模索して行けるので、成長も早いのです。

努力をする

素直な人は自分に限界を設定していないので、向上心が強いです。 ですから努力することにも抵抗がなく、失敗しても自分の悪い部分を認めることができるので、次に繋げられる力も持っています。 ただし、向上心が強く努力をするのは他人の評価を気にしているからではありません。 あくまで自分の気持ちや考えに従って行動しているだけです。 自分の為だからこそ、頑張れるのかもしれませんね。

言動が信頼できる

素直な人は言動が信頼できるから周りからも好かれるのでしょう。 上でも説明した通り、素直な人は嘘が吐けず正直者ですし、気持ちをストレートに表現します。 それはつまり裏表がなくて、何を考えているか分からない人よりも信頼しやすいということですね。 それもあって、素直な人は友達が多い傾向にあります。

何事にも一生懸命

上でも「素直な人は努力ができる」と話しましたが、何事にも一生懸命なところも素直な人の魅力の一つでしょう。 素直な人は真面目なところもあり、それ故にどうでも良いようなことまで真剣にとらえる節があるのです。 それに、素直な人は自分が納得いくまで努力をして、成果を出す人も少なくありません。 何事も最後までしっかりやり遂げるので、責任感のある人として周りから一目置かれる存在になりやすいでしょう。

子供っぽい笑顔や仕草が可愛い

大人になるにつれ、子供のような素直さや純粋さは失われてゆくものです。 だからこそ、素直な人に自分や他の人にはない魅力を見出す人が多いのでしょう。 素直な人が時折見せる子供っぽい笑顔や仕草に愛おしさや可愛らしさを感じて、「守ってあげたい」「放っておけない」と思う人も少なくありません。 それに、予測できないタイミングでの無邪気な行動は、周囲の目には面白く映り飽きが来ないものですよね。

素直の意味や素直と思われる行動、素直な性格が人に好かれる理由についてご紹介してきましたが、いかがでしたか？ 素直さの本質とは、物事にとらわれないことなのかもしれません。 大人になると知識や経験が増える分、1つの価値観や考え方に拘束されてしまう人も少なくないです。 ですから、新しい価値観や考えを柔軟に受け入れ、不安や悩みも上手く昇華し子供のように無邪気に振舞うことができる素直な性格に、憧れ惹かれる人が多いのでしょう。 もしこれを見ている中に「素直な性格になりたい」と望む人がいるなら、今回紹介したことを参考に、自分の素直さを表に出してみてくださいね。