カウンセリングをしんどいと感じてしまうのはなぜ？受け方のポイント

カウンセリングを、しんどいと感じてしまう原因はいくつかあります。 あなたがどれに当てはまっているのか、見ていきましょう。

自分の気持ちを言葉にして表現する難しさ

自分の気持ちを言葉にするということは、意外と難しいものです。 本当はもっと言いたいことがあるのにもかかわらずうまく話せず黙ってしまう、今の自分の苦しみをわかって欲しいのにしっくりくる表現が見つからないということにストレスを感じることもあります。 あなたがカウンセリングをしんどいと感じるのは、このような自分の気持ちをうまく表現できないせいなのかもしれません。 わかって欲しいのにわかってもらえない、伝えることができないもどかしさが、しんどさにつながっているのです。

精神的に辛い時にその場所に足を運ぶことがしんどい

そもそも辛いときは、外に出るのも面倒なものです。 そのような状態でカウンセリングルームに行くのは、とても大変なことです。 カウンセリングルームに行くだけで、疲れてしまうということもよくあるでしょう。 カウンセリングそのものがしんどいというよりも、準備をして家を出てカウンセリングルームまで足を運ぶのがしんどいという心理です。 カウンセリングルームに到着した時点で既に疲れているので、カウンセリングがしんどいと思ってしまうのでしょう。

辛い気持ちをカウンセラーにわかってもらえるかどうか不安

あなたの不安が大きくなっていて、カウンセリングがしんどいと思っているパターン。 自分の気持ちは理解されるだろうか、カウンセラーに否定されたらどうしようなどと思って、しんどいと感じてしまいます。 悪いことばかり考えてしまうので、自分で自分の首を絞めてしまっているんですね。 独り相撲みたいな状態になっており、不安で頭がいっぱいになってしんどさが増してしまいます。

自分自身の見たくない部分に向き合うことがしんどい

カウンセリングは、現実と向き合う作業です。 もっと言えば、自分自身と向き合う作業がカウンセリングなんですね。 そのため、どうしても自分が見たくないものを見ることも必要になってきます。 これは誰だってしんどいものです。 しんどいから見ないようにしているのに、それを見ないといけないわけですからね。 しんどくないはずがありません。 カウンセリングには、どうしてもしんどさが伴います。 そのしんどさを受け入れ「ああ、いま自分はしんどいんだな」と感じて受け取めることができるようになれば、今度は気持ちが楽になりますよ。 新しい自分を生み出す苦しみと思って、しんどさとも向き合ってみてください。

カウンセリングがしんどい、辛いというときにどうするべきか迷いどころです。 続けた方がいいのかどうか悩む人も多いでしょう。 自分が今後どうするべきか、一度じっくり考えてみることをおすすめします。

しんどいなら休んでみるのも一つの手

しんどいという気持ちが強いなら、一度カウンセリングを休んでみるのも一つの手です。 カウンセリングは、義務ではありません。 あなたがやめたいと思えばやめればいいですし、続けたいと思えば続ければといいのです。 仮に一度中断しても、しばらくして再開することは可能。 カウンセラーはいつでもあなたのことを受け止めてくれますから、心配の必要はありません。 しんどい時は無理せず休んでみてくださいね。

友達に話を聞いてもらうことを試してみては？

カウンセリングは重く深いところまで自分を覗き込む作業です。 大事なことではあるのですが、つらいのもまた事実です。 もしかしたらあなたは、深く自分を見つめるよりも、ちょっとした息抜きの方が必要なのかもしれません。 そこで友達に話を聞いてもらうことをおすすめします。 友達に話を聞いてもらうことは、カウンセリングのような深いやり取りはできないものの、手軽にスッキリできるというメリットがあります。 しんどいと感じることもあまりないでしょう。 意外とびっくりするくらい気持ちが楽になって、しんどさが抜けるかもしれませんよ。

ストレス解消できる方法を探してみる

あなたは、カウンセリングそのものではなく、生活全体にストレスを感じている可能性があります。 そこで、ストレス解消できる方法を探してみましょう。 前項のように友達と話すでもいいですし、おいしいものを食べる、散歩する、カラオケに行くなどでもいいでしょう。 何かしらの方法でストレス発散すれば、しんどさが抜けるかもしれませんよ。

しんどいと感じていることをカウンセラーに話す

しんどい気持ちを抱えることは悪いことではなく、責められることもありません。 できれば、その気持ちをカウンセラーに話してみてください。 カウンセラーは、あなたのしんどいという気持ちも受け止めて、その情報を元にしてカウンセリングを続けてくれます。 しんどい気持ちを感じているとわかることは、カウンセラーにとってはありがたいことなのです。 変にカウンセラーに気を使って隠すのではなく、しんどい気持ちもさらけ出す勇気を持ってください。

担当者を変えてもらうことを考えてもいい

カウンセリングがしんどいのは、カウンセラーとの相性が悪いせいという可能性もあります。 思い切って担当者を変えてもらうのも一つの手です。 ただし、ちょっと嫌なことがあっただけですぐに変えてもらおうとするのはやめてください。 嫌なことから目をそむけて、逃げ続けることにつながるからです。 真剣に自分と向き合おうとしたものの、どうしてもカウンセラーと相性が悪くうまくいっていない気がするときに変えてもらうようにするといいでしょう。

カウンセリングがしんどいときは、休むことも必要です。 ここでは、カウンセリングの受け方のポイントを解説します。 以下のことを参考にして、気持ち良くカウンセリングを受けましょう。

嫌だと感じた日は別の日に変えてもらう

カウンセリングがしんどい、受けるのがつらいと思ったときは、別の日に変えてもらっても構いません。 無理して体調が悪化する方が問題だからです。 逃げてばかりなるのも考えものですが、無理だなと思ったときは素直に話して対応してもらいましょう。

すぐに問題を解決しようとしない

カウンセリングがしんどいのは、あなたがカウンセリングの効果を期待し過ぎていることが原因かもしれません。 つまり、すぐに効果が出ると思ってカウンセリングを受けているのに、なかなか効果が出ないことにイライラして、ストレスになっているというわけです。 カウンセリングは、すぐに効果が出るものではありません。 長い年月をかけて少しずつ自分と向き合っていくものです。 すぐに問題解決しようと思っても、うまくいかないものです。 じっくり一歩一歩前進する気持ちでカウンセリングを受けてみましょう。

頑張り過ぎない

きっとあなたは、いまの自分を変えたいと思ってカウンセリングに通っているのでしょう。 その気持ちはとても立派です。 しかし、頑張り過ぎてはいないでしょうか。 変わらなきゃ、うまく話さないと、いまのままでは駄目だなどと思って自分を追い込んではいませんか。 頑張る気持ちが強く出過ぎても、カウンセリングはうまくいきません。 カウンセリングがプレッシャーになっては、本末転倒です。 少し肩の力を抜いて、気軽にカウンセリングを受けてみましょう。

先のことを考えるのをやめる

先のことを考えすぎると、不安が大きくなります。 特にいまはカウンセリングを受けないといけないくらい疲れている状況ですから、不安が大きくなりやすいです。 その状態で先のことを考えても、ネガティブ思考が進み、苦しくなってしまいます。 先のことを考えるのはやめて、いまの自分にフォーカスするようにしてみてください。

カウンセラーさんのことを信じてみる

カウンセリングがしんどいと感じるのは、心のどこかでカウンセラーのことを信頼できていないからかもしれません。 カウンセリングは、カウンセラーと共に二人で作り上げていくものです。 信頼する気持ちを持たなければ、カウンセリングがうまく作用しません。 もう少し、カウンセラーに任せてみる気持ちを持ってみてください。 そして、自分をさらけ出すようにしてみましょう。 そうすれば、しんどいと思うことも減って、気軽な気持ちで話ができるようになりますよ。 仮にしんどくなっても、カウンセラーがあなたを受け止めてくれますから安心してください。

カウンセリングでしんどい気持ちになることは、どうしても起こります。 そのようなときにしんどい気持ちから目をそむけず、自分にできることをやるのが大事です。 今回ご紹介した内容を参考にして、これからカウンセリングをどうすればいいか考えてみてください。 カウンセラーの力をうまく頼って、自分自身が幸せになれる選択をしましょう。