転職を後悔。前の会社に戻りたいと感じる理由と決断をする前に考えたい事

せっかく覚悟と気持ちを新たにして転職したのに、転職を後悔…！ なんで前の会社を辞めちゃったんだろう…戻れるなら戻りたい、と嘆いてしまっていませんか？ 前の会社に戻れるかどうかはさておき、その前に、転職を後悔することになった理由を落ち着いて考えてから決めていきませんか。 前の会社に出戻りを早々に決意する前に！考えておきたいことをご紹介します。

転職してしまってから後悔すると、ほとんどの人は前職に戻りたいと考えてしまうようです…！ でもひとまず、なぜ転職を後悔してしまっているのか？ その理由を洗い出して、頭の中を整理してみましょう！

想像していた会社と全然違う会社だった

想像していた会社と全然違う会社だった…！ 転職しようと決めた理由そのものはなんでしたか？ 「嫌いでどうしようもなく上手く付き合えない目上の人がいる」「給料面が不満で先行きが不安になってきた」「やりたい仕事ではないと気づいた」など、色々な理由があったことでしょう。 ではどうして転職しても後悔しているのか…？ 転職したい気持ちで次の職場を探している時は、情報誌やネットの情報のみで判断することも多いでしょう。 確かに、そういった紙面や情報にはメリットが前面に書かれているものですよね。 まして、転職してこうなりたい、こうできれば…と望みを持って探している時には、良い想像が膨らみ、条件に合うと思ったら飛びついてしまうこともあるでしょう。 でも実際に働いてみると想像とは全く違った会社で、収入はよくても人当たりのよくない人ばかり集まる環境だった、労働時間が言っていたのとは違って長い、など裏切られた気持ちになることがあります。

転職して前の会社の良さに気づいたから

転職して前の会社の良さに気づいたから後悔している。 その場所で働いている時は、嫌な部分やマイナス面が目についてストレスが溜まって仕方なかったかもしれません。 でも、いざ転職してみると「仕事はぼちぼちで変化はなくても慣れた作業でやりやすかった」「冷たいと思っていたあの人は、実は全然優しい方だったのかも…」と気づいてしまうことがあります。 この場合は、転職先でまた一からすべての関係や仕事を掴み、慣れていくまでの過程ですでに心が折れかけてしまっているかもしれません。 仕事を変えると、年齢がいくつだろうとも自分が一番下っ端。 その場になじむまでにかかる緊張やストレス、孤独感から「前の会社に戻りたい」と思ってしまうことがあるんですね。

前の会社を美化しているので、隣の芝が青く見えている

前の会社を美化しているので、隣の芝が青く見えていることも…。 去った場所を美化してしまうことは、誰にでも経験のあることです。 辞めてしまうと、どんなにその時嫌だと思っていた職場でも、いいものだったように記憶が変換されてしまうもの…！ 隣の芝生が青く見える…という感覚に陥っており、前の会社で自分が転職したいとまで思っていたその内容をついつい忘れてしまうんですよね。 このパターンは転職を何度も繰り返すたび、美化が進んでいくもの！ ただきれいに思えているだけかもしれない…ということを理解すると気持ちが変わってきます。

転職前の会社に戻りたいというよりは転職後の会社に納得できていないだけ

転職前の会社に戻りたいというよりは転職後の会社に納得できていないだけ!? 転職後の会社に納得が行っていなかったり、さらに不満を感じてしまっている時は、本当は…転職前の会社に戻りたいわけでもないのに、今の会社と前の会社をどうしても天秤にかけてしまっている状態。 そうするとまるで「前の会社に戻りたい」と思っているかのような錯覚に陥るんですね。 でも実際には、転職した先の会社が納得のいくものであればそんな風には思わなかったはずです…！

何社転職をしても自分に合う会社が見つけられないから

何社転職をしても自分に合う会社が見つけられないから、前の会社に戻りたい…という逃げ。 今までにも、前の会社の前にも、転職を何度もしてきた経緯はありませんか？ 何度も転職した結果、自分に合う会社が見つかっていないと感じている時、結局は少し慣れていた前の会社が一番無難だったかもしれない…と思ってしまっているかも。 「自分に合う」「自分の望む条件に合致している」ということにこだわり過ぎて、その場その場で得られる何かを、得る前に辞めることを繰り返している人に多く見られる傾向です。 自分がそこで学ぼうとする意欲や、意地でも何かを得ようとする気持ちがなく、いつか自分に合う会社が向こうから近づいてくると受け身になっていませんか？

転職を後悔しまうことは、よくあることなんですね。 でも本当に前の職場に復帰するべきなのかどうか、よく考えることが大事です。 そこで、前の職場に復帰するべきか!?という3つの判断基準をご紹介します。

一からのスタートをする覚悟があるのかどうか

一からのスタートをする覚悟があるのかどうか？ 例えば、前の職場にスムーズに戻れたとしましょう。 ですがそこで前回と全く同じ待遇を受けられるのかどうか？といえば違います。 あなたが退職後、別の誰かが入社していればその人は先輩になり、あなたは後輩になるのです。 出戻りだからといって、先輩風を吹かせることは、あなたを知らない人からすればいい印象にならないですよね。 前の会社に復帰とはいっても、また一からスタートする覚悟で戻る必要があるのです。 そして、一度は「辞めたい」と思ったところに戻るという事は、以前と同じこころの持ち方で復帰したところで、同じ心境になる可能性もあります。 その時は「やっぱり転職したさきで頑張ればよかったかも」なんてまたまた、隣の芝生が青い状態になってしまうことも。 そのため、前の職場に復帰するなら、一からスタートする覚悟を決め、そこプラスして以前辞めたときとはまた違う考え方を持って復帰するべきと言えるでしょう。 一度辞めたところにさらに復帰して、また辞めるのは、難しいですよ…！

何が理由で転職前の会社に戻りたいのか、そもそも理由が明確なのか

何が理由で転職前の会社に戻りたいのか、そもそも理由が明確なのかどうか？ 前の職場に戻りたい理由がぼんやりしていたり、ただ、今の環境から逃げたくなってしまっていてとりあえず戻りたいと思ってしまっているなら、復帰は待つ方がいいかもしれません。 例えば「前の会社のこんなところが自分には合っていた」「こんなところをもう一度伸ばしてみたい」と明確にイメージができて、前の会社でなくてはならない理由がそこにあるかどうか？です。 理由が明確でないなら、早い話が「一時の気の迷い、弱り」であるかもしれないということ。 そうなると何度でも同じことを繰り返してしまう可能性がありますので、よく考えてみてくださいね！

転職後の会社で満足するために自分ができることはないのか

転職後の会社で満足するために自分ができることはないのか。 最初って、どこに入社しても毎日が緊張とストレスの連続ですよね。 朝起きて、憂鬱で「ああ、もう行きたくない」なんて思ったり、「休んじゃいたい」って思うことも。 その慣れない、人とまだなじめない、仕事に手ごたえややりがいを覚える前に圧倒されちゃっていませんか？ これって誰でも通る道なんですよね…自分に自信が持てなかったりもします。 でも退職する前に本当に転職して入った今の会社であなたができることはないのか？ 本当に色々な部分を知ったり、気心の知れる信頼できる人を見つけられたのか？ ということをもう一度、自分に問いかけてみてもらいたいのです。 転職を決める時も、迷って連絡を取って面接を受けて採用されて…という段階を踏みますよね。 この段階を踏むのも神経を使ったりもう嫌だと思うからこそ、前の職場に戻りたい！となることもあるでしょう。 会社でも大切なのは人間関係です。 何かの拍子で、あなたにとって理解のある人が職場にできただけでも変わってくることがあります。 今やめてしまって本当にいいのかどうか？立ち止まってみましょう。

そんな「前の会社に戻りたい」「転職して後悔した…」という気持ち。 どうすればそんな後悔を持たずに転職を成功させることができるのでしょうか？ 戻りたい…と何度も後悔しないように、そもそも転職前に知っておきたいことを見ておきましょう。

隣の芝は青いもの。物事の本質を見極める

隣の芝は誰だって青いもの！物事の本質を見極めることが大事。 過ぎ去ったことを美化したり、自分のいない場所がどうしてもよく見えてしまうのは仕方ないこと。 ではそこでどうするのかといえば、本質的なところから逃げないようにすることです。 例えば会社で上司とうまくいかないとか、何かミスをしてしまってその時の嫌な感情で「もう辞めたい、転職したい」「前のところに戻りたい」と考えているとしたら その起きたことの本質、「なんでミスをしてしまうのか？」「なぜ上司に気に入られないのか」という部分をきちんと見つめること。 あなたがうまくいかない原因をきちんと見つけ出すためには、本質と向き合う必要があるでしょう。 そこでもしかしたら「ストレスで自己管理ができていないから、前夜に飲みすぎたりして仕事に集中できない」とか、「実はイヤイヤ仕事をしていることを上司に見抜かれている」なんてこともあるかも。 どう考えても上司が自分の個人的な好き嫌いで、いじめのようなことをしているなら話は別です。 でも、ある程度いやなことはどこへ行っても付きまといますよね。 本質としっかり向き合う癖をつけると、一時の感情ではなく、根本的な改善をする力がついてきます。 どこかや何かと比べる前に自分なんですよね。

問題は会社ではない。あなたの心次第で会社への考えは大きく変わる

問題は会社ではないとまずは考える！あなたの心次第で会社への考えは大きく変わるんです。 転職を繰り返してしまったり、前の会社に戻りたいと思ってしまうのは、実は会社の問題ではないということ。 これは本当によくあることです。 気持ちを強く持っていく事は、簡単なことではないですよね。 しんどいし、逃げたくなるし、嫌になる。 でも問題を会社のせいにしていると、自己責任とはどこにあるのか？という話になってくるんですね。 会社が悪いから自分はやめたくなるんだ。 それが答えだと思っていると、最終的に「じゃあ自分はどうしたいのか？」というところになります。 年を重ねていくほどに、自分が決めてやり出したことは自己責任でしかなくなっていくもの。 「会社を辞めたくならないような自分に、自分で持っていく」ことをしなくてはいけないのです。 人のせいや何かのせいにしていると気持ちはひと時、楽でしょう。 ですが「主体性」というものを持つようにしましょう。 主体性とは、「誰かに言われてするのではなく、自分がこうしたいからこうします」「自分で決めたことに対しては誰のせいでもない」という気持ちで物事を進めることです。 これがあると、なにか失敗してもそれは自己責任であり、誰かのせいにすることもなく、また後悔もしない選択をしていくことにつながります。

会社を転々としたところで結局何も変わらない。

会社を転々としたところで結局何も変わらない。 会社を転々としても、転々としなくなるのはいつなのか？と言われると、結果的には自分の望む仕事を手に入れたというよりは、居心地がよくて甘い場所に落ち着いてしまうこともしばしば。 会社を変えるよりは自分自身を変えていかなくては、結果同じようなことを招くということです。 どんな会社でもそこで何かを得られるかどうかは自分次第でもあります。 何も変わらないから転々としてしまうのです。 ならば会社を転々として後悔をしないような自分へ変えていくタイミングではないでしょうか。

高望みをして転職するのであればその分の覚悟と責任を持たなければいけない

高望みをして転職するのであればその分の覚悟と責任を持たなければいけない。 高望みとはどういうことか、ですよね。 例えば自分のできること以上に、転職先の基本給が高いとしましょう。 そこで頑張るのであれば、そのお給料に見合った仕事をする努力、向上心、責任を持たなくてはいけないということです。 とりあえす給料が高いからいいや…と、そこに飛びついても、覚悟がないのなら「だらけている人」と周囲の人はみなしてしまうでしょう。 責任感がない人への扱いはどうしても悪くなるのが社会であり、大人の世界ですからね。

いかがでしたか？ 転職したのはいいけど後悔する、前の会社に戻りたいと思ってしまう。 それは悪いことではなく、誰でも一度くらい思ったことがあるはずです。 ですが大事なのは「本質をきちんと見つめる」「その時の感情で決めない」「主体性を持つ」こと。 それでも、あきらかに理不尽な扱いを受けているなら、転職はしてもよいでしょう。 でも転々とするのではなく、いずれは落ち着いていけるようにきちんと考えましょうね。 応援しています！