退職を後悔し前の会社に戻りたいと感じる原因と対処法。復帰はあり？

勤めていた会社を退職した後に、「こんなはずでは、退職するんじゃなかった！」と後悔し、前の会社に戻りたいと思ったことありませんか？ そう感じてしまう原因は？対処法は？ そもそも、復帰しても良いものなのか… 今回は、そういった退職の悩みについてお話ししていきますね。

どんなに退職を後悔して辞めてしまった会社に戻りたくても、退職した会社に戻っても良いものなのでしょうか？ どういったパターンなら復帰できるのかについても確認していきましょう。

まず、あなたが退職を後悔し、戻りたいと感じてしまう原因って一体何でしょう？ 一度冷静に、その理由について考えてみましょう。

給与や休日などの待遇がよかったと気づいたから

給与や休日などの待遇がよかったと気づいたから。 転職後の給与が以前と比べガクンと下がってしまったり、有給休暇や長期休暇がほとんど取れなくなってしまったり。 福利厚生なんかは、会社に不満のあった退職時には重要視していなくても、案外、退職し他の会社に勤めてみると有難さが分かるもの。 「こんなはずではなかった…」と退職を後悔する要因の一つとなります。

不満がなく、他の会社の方がよく思えたが実際はそうではなかった

不満がなく、他の会社の方がよく思えたが実際はそうではなかったという場合も。 「隣の芝生は青い」とはよく言いますが、転職の際、他の会社の方がよく見えることは多々あります。 求人を募集している会社も人が集まるようによく見せるわけですから、そう感じてしまっても仕方ないわけです。 しかし実際に働いてみると、思っていた仕事内容と違っていたり、職場環境が劣悪だったり… 前の会社に不満が無かったのなら、更に後悔は大きいことでしょう。

人間関係が原因で退職したもののその他の面で前の会社にかなり劣るから

人間関係が原因で退職したものの、その他の面で前の会社にかなり劣るから。 退職理由の中でも、「人間関係」を原因に退職する方は多くいます。 もし社内で異動もできない場合には、「この不満から逃れるには退職するしかない」と思ってしまいますよね。 しかし、不満だった人間関係から逃れられても、給与面や仕事環境等のその他の面で、前の会社と比べて劣る場合「辞めなきゃよかった」と後悔し始めるものです。 下手すると、次の会社でも新たな人間関係で悩むことになった場合、更に後悔が大きくなります。

仕事の内容や取り組み方に納得がいかなかったが、それ以上に合わない仕事ばかりだから

前の会社の仕事の内容や取り組み方に納得がいかなかったが、今の会社はそれ以上に合わない仕事ばかりだから、という場合。 自分のやりたいことが叶う転職であれば後悔はないはずですが、ただ単に前職に納得がいかず不満のため転職してしまうと、こういったことが起こりえます。 100％自分の希望通りの仕事ができる職場というのは、そうなかなか見つかるものではありません。

給料が安く、もっと上を目指したいと感じたが、難しい現実に直面したから

給料が安く、もっと上を目指したいと感じたが、難しい現実に直面したから。 給与面で不満を持ち、ステップアップのつもりで転職したが実際には思っていた通りと違い、転職を後悔してしまうパターンもあります。 普通の人が出来ない仕事、難しい仕事、やりたくない仕事に対して、会社は高い報酬を払うもの。 高い給料を貰うには、それだけ厳しい現実が待っているのは当たり前なのです。 自分の能力を過大評価しすぎた場合もこのような現実に悩まされることがあります。

後悔して戻りたいと感じても、退職後に復帰はできるものなのでしょうか？ 退職後に復帰するための３つの必須条件についてお話していきます。

職場との信頼関係が築けていること

まず一つ目に大切なのが、職場との信頼関係が築けていること。 会社もあなたが入社してから、お金や時間、手間をかけてあなたを育ててきたのですから、それを一度ふいにしようとしたあなたへの信頼感が無ければ、再度雇ってもらえるはずもありません。 退職時に引継ぎをお願いした同僚や上司、人前に出る仕事であったならお客様への顔向けという点からも、他の人ではなく一度辞めたあなたを再度雇うには、信頼関係が非常に大切であると言えるでしょう。

あなたに実力があり、必要とされていること

次に大切なのが、あなたに実力があり、会社に必要とされていること。 あなたがいくら会社に復帰したいと思っても、会社があなたを必要としなければ復帰は難しいでしょう。 実際に働いている姿を見られてきたわけですから、あなたの評価は露呈されている分、新入社員や通常の転職より難しい場合もあります。 逆に、以前働いていて現場を知っている分、実践力として必要と思われれば、復帰できる可能性は高いはず！

退職後の復帰のために努力ができること

三つ目の必須条件は、あなたが退職後の復帰のために努力ができるかどうか。 一度退職した人間に対し、みんなが優しく迎え入れてくれるとは限りません、以前より人間関係に気を配る必要があります。 また、一度退職するほど不満に思っていた部分を我慢するか、改善する努力も必要です。 会社に必要と思われる人になるように、仕事のスキルアップのための勉強もしましょう。 もし復帰にブランクがあれば、抜けていた分の知識やスキルを埋め合わせる努力も必要ですよ。

退職を後悔し、以前の会社に戻りたいと感じている場合、何をすべきか・・・ 復帰するためにあなたがすべき５つのことについて説明します。

まずは一番仲の良い同僚に職場の現状を聞いておく

まずは一番仲の良い同僚に職場の現状を聞いておきましょう。 自分が退職した後、人が抜けたことが人手が足りてないのか、文句を言っていた人がいなかった等…。 「あの人惜しい人材だったよね」「仕事ができる人だったから戻ってきてくれないかな」なんて会話があったなら、復帰できるチャンス大です！

最も信頼のおける上司と個人的に話し合いをする時間を作ってもらう

次に、最も信頼のおける上司と個人的に話し合いをする時間を作ってもらいましょう。 ここで大切なのは、「最も信頼のおける上司」であること！ いざという時に、あなたを助けてくれる強力な味方が必要です。 もし連絡先を知っているのであれば、一度仕事終わりに会ってもらってください。

自分の後悔も含め全て気持ちを伝え、まずは上司を説得する

そして次に、自分の後悔も含めた全ての気持ちを上司に伝え、まず上司を説得しましょう。 まずは久々のご挨拶や、時間を取ってもらったことのお礼も伝えることも忘れずに。 そして、退職したことを今後悔していること、会社に戻りたいと思っていること等、あなたの思っていること全てを正直に話してみる。 一緒に働いてきた部下がまた同じ会社で働きたいという気持ちでいることを知れば、親身になってくれるはずです。

実際に会社に赴いてとりあえず相談から始める

もし上司を説得でき、社長や人事部等に掛け合ってくれることになったら、実際に会社に赴いてとりあえず相談から始めましょう。 実際に会って、再度働きたいというあなたの熱意が伝われば、あなたを快く迎え入れてくれるはずです。 気持ちだけでなく、既に社会経験も実務も伴っていることをアピールすれば、復帰に大きく前進するはず！

その際には事前にできる限りの根回しをしておく

会社まで出向いて相談する際には、事前にできる限りの根回しを。 会社の方も、雇ってもまた辞められたら困ると思っているので、一度辞めた原因やなぜ復帰したのか等、色々質問をしてくるはずですので、きちんと質問に答えられるように事前に答えを準備しておく必要があります。 もしできるなら、上司や同僚に味方として同席してもらえば心強いですね。 あなたがどう会社に必要な人間なのか、同席者からもアピールしてもらいましょう。

いかがでしたか、お役に立つ情報はありましたでしょうか。 一度退職した会社に復帰するためには、 ・退職したいと思った原因を明確にし、本当に前の会社に復帰が必要なのか考える ・復帰したいのであれば、必須条件に自分が当てはまるか分析する ・復帰のためにすべき行動を取り、できる限りの努力をする この３つが大切です。 本当に復帰したいと感じているのであれば、また後悔しないために、復帰できる努力を続けていってくださいね。