最近デジャブが多いあなた！それって病気？デジャブが多い人の特徴とは？

デジャブが多くなると「何かおかしいのかな？」「病気かな？」と、不安になってしまう方もいるでしょう。 ですが、そもそもデジャブとは一体何なのでしょうか？ まずは、デジャブについて詳しく見ていきましょう。

デジャブとは一度も体験したことがないのに、すでに体験したと感じる現象のこと

よく「デジャブだ」と言ったりしますが、デジャブの意味とは一度も体験したことがない事を、すでに体験したことがあるかのように感じる現象の事です。 例えば「あれ、この景色と今のこの会話、どこかで経験したことがある」と、妙な既視感を感じることが多いでしょう。 ですが記憶を思い返すような行為とはまた違い、「覚えていないけど、今のこの感じ体験したことがある」と確信を持つことがデジャブ。 自分の記憶にはないけれど、確かに体験したことを感じるというのは不思議な経験ですが、デジャブを感じるのは何か特別なことをした時だけでなく、普段の何気ない日常の中で感じることが多いのです。

デジャブとはもともと、脳内の情報処理プロセスから生まれたもの

デジャブは不思議な現象ですが、科学的にデジャブを見ると、神経を通ってきた信号が脳内で認識して記憶されていく段階で、別ルートを通って直接記憶として脳内に蓄えられることで起こる現象なのではないかという説があります。 つまり、脳内の情報処理のプロセスの過程で偶然生まれたものという事ですね。 ですがこれはあくまで一説であり、他にも様々な説が存在します。 つまり、デジャブが何故起こるのかという決定的な説はないようですね。 もしかしたら、人間が理解出来ないことが起こっている可能性もあるということでしょう。

デジャブを一度も経験したことが無い人もいれば、デジャブを頻繁に体験する人もいます。 頻度に差が出るのは、その人が持っている特徴に関係しているようです。 ここからは、デジャブが多い人の特徴について見ていきましょう。

思い込みが強い

思い込みが強いことで、本当のデジャブではないものも「デジャブだ」と思い込んでしまい、デジャブ体験が人より多くなっているのでしょう。 デジャブは不思議な現象で、ロマンがあります。 そのため、ただ偶然起こったことでも無意識の内にロマンを求めて、「デジャブだ」と思い込んでしまうのでしょう。 思い込みが強い人は無意識の内に思い込んでしまうため、自然と他の人よりデジャブだと感じる頻度は高くなるはずです。 また、経験した瞬間は初めての事だと思ったのに、後から考えてみることで「経験したことがあるかも」と後付けで思い込んでしまうこともあります。

過去のトラウマがある

過去にトラウマを持っていると、似たようなことが起こった時やそれに近いものを目にした時などに脳がストレスを受け、デジャブが発生することがあります。 例えば「過去に虐められていた」というトラウマがあると、虐めの現場を目撃したり、虐めに近いことをされた時などに過去のトラウマがフラッシュバックし、脳が強いストレスを受けてしまうのです。 その強いストレスが刺激となり、デジャブを引き起こしていることもあります。 このように、過去に何らかのトラウマを抱えている人は、人よりデジャブが多くなってしまうこともあるようですね。

睡眠をしっかりとれていない

デジャブは脳がストレスを受けた状態で発生しやすい現象なのですが、睡眠をしっかりとれていないことでも発生します。 睡眠がしっかりとれていないという事は、脳がしっかり休めていないという事ですよね。 そのような状態では脳はストレスを感じてしまいます。 そしてそのストレスが、デジャブが起こる原因になっているのでしょう。 そのため、仕事などで睡眠時間が短くなってしまっている人や、睡眠時間が不定期な人などにデジャブは起こりやすいと言えますね。

年齢が若い

どこかで体験したことがあると感じるデジャブは、経験豊富な高い年齢層に多いと思われがちですが、実は年齢が若い人の方がデジャブが多いのです。 12歳～25歳の間が最もデジャブが多いと言われており、それ以上の年齢になると少しづつ減っていく傾向にあります。 ですが若ければ若いほどデジャブが多いという訳でもなく、12歳以上から増えていくことが多いようですね。 そして25歳を過ぎると、減少傾向になります。 何故年齢が若いとデジャブが多いのか分かっていませんが、年齢が12歳～25歳の間の期間は人よりデジャブが多くなってしまうのでしょう。

ストレスを溜め込んでいる

ストレスを溜め込んでしまっている人も、人よりデジャブが多い傾向にあります。 デジャブを経験する人は、経験する前にストレスを強く受けた状態が多いという事が分かっています。 ストレスを受けることで脳が疲れ、錯覚や混乱などが起こりやすい状態になっているからでしょう。 また、ストレスを溜め込んでいるせいで記憶障害などが起こることがあるとも言われています。 そのため、ストレスを溜め込んでしまいがちな人は、デジャブ体験が多くなってしまうようですね。

行動範囲が広い

行動範囲が広い人は、他人より色々なものを見て触れる機会が多くなります。 行動範囲が限られていると、目にするものや関わる人はいつも同じですが、行動範囲が広いことでその幅が広がり、より多くの刺激を受けることに繋がりますよね。 このように刺激を多く受けることで、デジャブが人より多くなってしまうのでしょう。 また、行動範囲が広いと様々な体験をしていることがあり、その体験の多さから似たような状況になった時に「どこかで体験したことがある」と錯覚してしまう現象も起こりやすくなります。

旅行をするのが好き

旅行はいつもとは全く違った経験をすることが多く、脳にとっての刺激に繋がります。 そのため、旅行をするのが好きな人は脳に刺激を受ける機会が多く、デジャブが多くなっていくようです。 毎日同じ日常を繰り返しているとその環境に慣れていき、刺激になるようなものは無くなっていきますが、頻繁に旅行へ行くと新しい物を見て、初めての人に出会い、何かと刺激になるものが多いでしょう。 デジャブは思春期の頃や感受性が豊かな人、つまり周囲からの刺激や影響を受けやすい人に起こりやすいものであるため、旅行で得られる刺激がデジャブの引き金になっていることもあるようです。

精神的な疲労を感じやすい

精神的な苦労を感じやすい人も脳が疲れやすく、ストレスを受けやすい状態になってしまうためデジャブが多いでしょう。 神経質な人や、ネガティブ思考な人などは人よりも精神的な疲労を感じることが多いため、デジャブが多くなっていきます。 このように精神的な疲労はストレスに繋がるため、脳がストレスを受けてデジャブを発生させるようですね。 日常的に疲労を感じやすい性格や考え方をしていることで、人よりもストレスを受ける機会が多くなってしまうでしょう。

感受性が豊か

感受性が豊かな人は、周囲の影響を受けやすい人でもあります。 感受性が豊かであると、少しの事にも感動したり笑ったりなど、周囲からの影響が強く作用するからです。 そして、先ほど説明した12歳～25歳の間が最もデジャブが多くなると言われている話にも通じるものがありますね。 思春期の頃はまだ心も体も育ち切っておらず、外からの影響を受けやすいという事が言えます。 そのため、感受性が豊かな人は思春期の頃のように、周囲からの影響を受けやすくデジャブも多くなっていくのでしょう。

脳の記憶障害がある人

脳の記憶障害があると分かっている人も、デジャブが多くなってしまうかも知れません。 冒頭でも説明しましたが、デジャブが起こる原因に脳内の情報プロセスの過程で生まれたものとする説がありましたね。 そのため、記憶障害がある人はこの脳内の情報プロセスが上手くいかないことも多々あり、デジャブを感じる機会も多いでしょう。 また、記憶障害だけでなく統合失調症の初期症状であるという説も言われています。 不思議な体験のデジャブですが、病気に繋がっている可能性も少なからずあるという事ですね。

デジャブが多いとつい気になってしまいますが、デジャブを気にしてばかりいると毎日を楽しむことが出来ません。 そこでここからは、デジャブが多くても気にしない方法について見ていきましょう。

休憩してリフレッシュする

デジャブは精神的な疲れや、脳へのストレスが引き金となり引き起こされているという事が分かりました。 そのため、休憩してリフレッシュすることにより、デジャブの回数が減っていくはずです。 脳が休まるように休憩してリフレッシュしてみましょう。 「自分の趣味に時間を使う」「アロマを焚く」「マッサージに行く」など、気分が解れるように一度休憩して下さい。 ストレスが解消されれば脳にかかる負担も和らぎ、デジャブを体験する機会も少なくなっていくはずです。

カウンセラーに相談してみる

あまりにっもデジャブが多すぎたり、デジャブが起こる事に対してストレスを感じて困っているなら、カウンセラーに相談してみましょう。 病気からデジャブが多くなっている可能性も否定できないため、あまりにも「これはおかしい」と思うのであれば面倒臭がらずに相談してみることが大切です。 相談してみることで病気が見つかったり、病気ではない場合もカウンセラーからのアドバイスでデジャブが減少したりすることがあります。 思い切って相談に行ってみましょう。

運動をしてストレス解消する

運動をして汗を流すことで、スッキリした気分になりますよね。 そのため、運動をしてストレス解消することによりデジャブが減少することもあります。 ストレスを解消することにより、脳にかかるストレスの負担がなくなりデジャブが無くなるかも知れませんね。 軽い運動でも良いので「ウォ―キング」「ヨガ」「筋トレ」など隙間時間で出来るものや、楽しみながらスポーツをしてみるのも良いでしょう。 誰かとスポーツを楽しむと心理的にも楽しいため、ストレス解消に繋がります。

偶然の一致を楽しむ

デジャブって、なかなか体験できるものではないですよね。 一生に一度も体験しない人もいるでしょう。 そのため、その貴重な体験を楽しむという心構えで過ごすと良いかも知れません。 デジャブの不思議な偶然の一致を楽しむことにより、デジャブを「怖い」と感じるのではなく「不思議で面白いもの」と捉えることが出来るでしょう。 デジャブに対する考え方を変えることで、デジャブが起きても余計なストレスを感じることなく遊び感覚で楽しむことが出来そうですね。

デジャブをポジティブに捉える

デジャブをポジティブに捉えることにより、あまりデジャブが気にならなくなるかも知れません。 デジャブが起こるのは脳内の情報プロセスの関係という説があると説明しましたが、それ以外にも平行世界にいるもう一人の自分の視点で経験したものという説もあります。 そう考えるとロマンがあり、不思議でワクワクとした気持ちになってきますよね。 このようにデジャブをポジティブに捉えることにより、デジャブが起きた時に「今、不思議な体験をしているんだ」と様々な不思議な空想に考えを巡らせて楽しむことが出来そうです。

瞑想をしてストレス解消する

瞑想をしてみることで、ストレス解消することが出来ます。 ストレスが解消されてリラックスした気持ちになると、脳への余計な刺激がなくなりデジャブが起こる回数が減少するかも知れませんね。 瞑想を日常に取り入れてみましょう。 仕事終わり、寝る前など、瞑想する時間を決めておいて日常に取り入れていくことで、その日のストレスをその日の内に解消することが出来そうです。 そうしていけばストレスが脳への刺激になることもなく、デジャブが無くなっていくでしょう。

いかがでしたか？ デジャブは、脳内の情報プロセスの過程で生まれたものという説があるようです。 ですがそれ以外にもスピリチュアル的な説も沢山あるため、考えていると不思議な気持ちになってきますね。 デジャブが多い人の特徴は「周囲からの刺激を受けやすい」「ストレスを感じやすい」という事が共通してありました。 また年齢的にも若い人の方が起こりやすく、年齢を重ねていくと現象傾向にあるようです。 もしデジャブに困っていても、年齢を重ねていくと自然と治っていくものと考えてあまり思い詰めすぎないようにしましょう。 あまりにも気になるようなら、一度カウンセラーに相談してみるのもアリですね。 デジャブを楽しみながら、不思議な妄想に胸を含まらせてみましょう！