パーソナルスペースの広い男性、狭い男性の特徴とは？

パーソナルスペースって、知っていますか？ このパーソナルスペースの広さには個人差があり、男女によっても違うものなのです。 まずは、パーソナルスペースについてみていきましょう。

パーソナルスペースとは他人に近づかれると不快に感じる個人空間のこと

相手によっては、至近距離に近づかれることで不快な気持ちになる距離感ってありますよね。 例えば恋人や親友ならどれほど近くても不快には思わないのに対し、初対面の相手や親しくない相手に至近距離に近づかれると思わず避けてしまうこともあるでしょう。 このような、他人に近づかれると不快に感じる距離感の事を「パーソナルスペース」と言います。 また、関係が親密な相手ほどパーソナルスペースが狭く、反対に嫌いな相手ほどそのスペースは広いとされているのです。

パーソナルスペースは男女で広さが違う

パーソナルスペースは対象の相手によって変わってくるものですが、男女でもその広さは違ってくるものなのです。 女性よりも男性の方がパーソナルスペースは広いとされています。 確かに友達同士で密着している女性は見かけますが、男性同士ってあまり見かけないですよね。 人によってもその広さは違ってくるため、一概には言えませんが、パーソナルスペースには男女差があるという事ですね。 他にも、社会文化や個人の性格、民族などによってパーソナルスペースの広さには違いがあると言われていますよ。

パーソナルスペースには、種類が存在します。 ここからは、4種類のパーソナルスペースについてみていきましょう。

親しい人に許される「密接距離」

親しい人にのみ許される「密接距離」というパーソナルスペースの種類があります。 恋人や家族、親友など、親しい人はどれだけ至近距離にいても不快に思うことがないですよね。 そのため、4種類のパーソナルスペースの中では、この「密接距離」と呼ばれるパーソナルスペースが最も狭い距離感と言えるでしょう。 「密接距離」は0ｃｍ～45ｃｍとも言われていますが、その距離だと簡単にハグやキスなどが出来るような距離感ですね。 そのせいか、親密ではない相手がこの距離に入ってくると不快感を感じてしまうでしょう。

相手の表情が読み取れる「個体距離」

相手の表情が読み取れるほどのパーソナルスペースを「個体距離」と言います。 相手がどのような表情をしているのかが分かり、手を伸ばせば届くような距離感です。 「個体距離」は45ｃｍ～120ｃｍと言われていて、約1ｍの距離があるため簡単にはハグやキスなどが出来ない距離感でしょう。 友人や同僚など、特別親しい訳ではないけれど親しいと言えば親しいような相手が、この「個体距離」で接する機会の多い相手です。 例えばお店などでテーブルを隔てて話しているような状況は、この「個体距離」と言えますね。

手は届きにくいが簡単に会話ができる「社会距離」

簡単に手が届くような距離ではないけれど、簡単に会話は出来るような距離を「社会距離」と言います。 120ｃｍ～350ｃｍとされていて、お互いの声は十分に届くので会話には困りませんが、手を伸ばしても体に触れることが楽には出来ないような距離感ですね。 この「社会距離」で接することが多いのは、仕事の上司やあまり親しくない相手、また、知らない人と話す時にもこの距離感をとることがほとんどとされています。

服すの相手が見渡せる「公共距離」

パーソナルスペースの中でも相手と一番遠いとされているのが、「公共距離」です。 距離的には350ｃｍ以上とされていて、複数の相手が一度で自分の視野内に収まることの出来るような距離感です。 大勢の前で話をするような、公式な場や講演会、会議などの機会にはこの「公共距離」で接することがほとんどでしょう。 相手との関係性が個人的なものではない時などにはこの距離感で接することが多いです。 そのため、一体一で会話するのではなく、多対一で対面している状況などに用いられる距離感ですね。

パーソナルスペースは男女によっても違うと言いましたが、ここでは男性に焦点を当てていきましょう。 ここからは、パーソナルスペースの狭い男性の特徴について見ていきます。

人付き合いが得意でいろいろな人に囲まれていたいタイプ

パーソナルスペースが狭い男性は、人付き合いが得意で社交的なことが多いです。 いろいろな人に常に囲まれていたいタイプなので、あまり親しくない相手であってもパーソナルスペースが狭いのです。 相手に対して警戒心を持つよりも、「もっと親しくなりたい」と言う気持ちの方が勝っているため、自然と相手に近い距離であるパーソナルスペースにずかずか入り込んでいきます。 相手の反応なども特に気にしていないので、無神経に入り込んでしまう時もあるでしょう。

自分に自信を持っている

パーソナルスペースの狭い男性は、自分に自信を持っている傾向にあります。 自分に自信が無ければ、「あまり親しくないのに近すぎると嫌われてしまうかも」などと色々考えてしまい、パーソナルスペースは広くなりがちです。 ですが、自分に自信を持っていることによりそもそもそんな心配をするような事がないのです。 自信を持っているからこそ「嫌われてしまうかも」というマイナス思考になることもなく、平気で相手のパーソナルスペースに入って行ったりもします。

いつも誰かと一緒にいたい寂しがり屋

パーソナルスペースの狭い男性は、いつも誰かと一緒にいたいと思っている寂しがり屋である場合もあります。 寂しいからこそ、「人に触れていたい」と思うのでしょう。 そして人肌恋しいため、相手が誰であろうとパーソナルスペースが狭く、距離が近くても不快に思うことがないのです。 パーソナルスペースが狭い男性は、「いつも誰かと一緒にいたい」「一人行動なんてできない」と言うような、極度の寂しがり屋なようですね。

甘えん坊な性格

「誰かに甘えたい」という気持ちが先走ってパーソナルスペースが狭くなっている男性もいます。 元々甘えん坊な性格で、誰でもいいから甘えていたいと思うため、あまり親しくなくてもパーソナルスペースが近くなるでしょう。 まるでいつも彼女と手を繋ぎたがる彼氏かのように、誰かといつも繋がっていたいと思っているので、相手があまり親しくなくても真横に座ってきたりもします。 甘えん坊な性格で、少し幼い傾向を残しているためにパーソナルスぺ―スが狭くなってしまったようですね。

恋愛に積極的

パーソナルスペースが狭い男性は、恋愛にも積極的です。 元々親しくない相手のパーソナルスペースに平気で入っていけるため、狙った女性がいるとずかずかと相手のパーソナルに入っていくでしょう。 そしてどんどんその女性との距離を詰めていくため、恋愛では肉食系に見られてしまう事も少なくありません。 ボディタッチなども自然と出来てしまうので、恋愛上手のような印象を周囲に与えやすいです。 ですが、反対に女性に警戒されてしまうような場合もあるでしょう。

異性の友達がたくさんいる

パーソナルスペースの狭い男性は、男性だけでなく異性の友達が沢山いることが多いでしょう。 「異性」として意識せずに、自然と相手のパーソナルスペースに入っていくため、初対面の相手とも仲良くなって打ち解けるのが早いからです。 そして社交的な性格も幸いして、男女関係なく自分から話しかけていくため、自然と異性の友達も増えていきます。 そのため、周囲から「チャラい」と思われてしまう事もあるでしょう。

誰にでも優しい

パーソナルスペースの狭い男性は誰にでも優しい性格をしています。 優しい性格だからこそ相手の話や気持ちに同調し、「それは大変だったね」と慰めてあげたい気持ちが大きくなり、物理的距離も近づいてしまうようですね。 誰かを慰める時にハグをしたりしますが、ハグをするまではいかなくても、「慰めてあげたい」という気持ちが大きくなりハグ出来るような距離感であるパーソナルスペースが狭くなってしまうのでしょう。 そのような気持ちを誰に対しても持てると言うのは、その人が優しい心の持ち主であることを表していますよね。

反対にパーソナルスペースが広い男性はどのような傾向を持っているのでしょうか？ ここからは、パーソナルスペースの広い男性の特徴について見ていきましょう。

警戒心が強く内向的

パーソナルスペースが広い男性は、警戒心が強く内向的な性格をしていることが多いでしょう。 あまり親しくない相手や初対面の相手などが至近距離に来ると普通は警戒してしまうものですが、パーソナルスペースの広い男性はそのような相手だけでなく、友人に対してもパーソナルスペースを広めに取ります。 友人のことを警戒しているというよりも、人に対して警戒心を持ち距離をとるのが癖のようになっているため、つい癖でパーソナルスペースを広くとってしまいます。 警戒心が強いため、内向的な性格で、自分から進んで誰かと関わろうとはしないでしょう。

自分の世界を守ろうとして攻撃的になりやすい

パーソナルスペースの広い男性は、自分の世界を持っているためその世界を守ろうとして攻撃的になってしまうこともしばしばあります。 例えばいつもの友人グループに新しいメンバーが入ることで、自分の世界が壊されるのではと感じ、新しいメンバーに対して攻撃的になってしまうこともあるでしょう。 このように自分の世界を崩されることを嫌うので、新しいものに対しても拒否反応を示すことが多いです。 それだけ自分の世界を大切にしているという事ですが、いつもは大人しいのにいきなり攻撃的になる様子に周囲はびっくりしてしまう事も多いかも知れませんね。

他人と過ごすよりも1人の時間が好き

パーソナルスペースが広い男性は、誰かと過ごすよりも1人の時間の方を好みます。 たとえ相手がとても親しい友人だったとしても、自分1人の時間の方を優先させるでしょう。 そのため、休日なども誰かと過ごすよりも、自分1人で趣味を楽しんだりする方が満足感が高くなります。 決して友人の事が嫌いな訳ではありませんが、友人と過ごすと気疲れしてしまう事も多いでしょう。 誰にも気を遣わなくて済む1人の時間が大好きなようです。

繊細で自分にあまり自信がない

パーソナルスペースが広い男性は、心が繊細で自分にあまり自信がないです。 心が繊細という事はよくも悪くも周囲からの意見を重く受け止めてしまったり、傷つきやすいです。 そのため人の目が気になり、自分に自信が持てなくなってしまうでしょう。 そして自分に自信が持てないことで、「あまり親しくないのに近寄ったら嫌がられるかも」などとマイナスに考えてしまうようになるため、パーソナルスペースも自然と広くなってしまうようですね。

自分が傷つかないように関わる人を選ぶ

先ほども少し説明しましたが、パーソナルスペースが広い男性は傷つきやすい傾向にあります。 そのため、自分が傷つかないように関わる人を選ぶでしょう。 「この人は否定的な事ばかり言ってくるから距離を置こう」「あの人は乱暴な事ばかり言ってくるから離れよう」などと、関わることで自分が傷つく可能性のある人を排除していき、関わっても傷つかないような人ばかりで周囲を固めることが多いのです。 そのため心を許している人が限られてしまい、それに比例するようにパーソナルスペースも広くなってしまうようですね。

自分に不都合なことは他人のせいにしてしまう

何か自分に不都合なことが起こると、全て他人のせいにしてしまう傾向にあります。 たとえ100％自分が悪い出来事も、「だって〇〇さんが悪い」などと真っ先に他人のせいにしてしまうようですね。 そうすることで、傷つきやすい自分の心を守っているのでしょう。 また自分の世界を守ろうとする気持ちも強いですから、自分の世界を乱されそうな時は全力で他人のせいにしてきます。 普段は大人しいですが、自分の世界を壊されそうな時だけはやたら攻撃的になるため、不都合な事が起きると他人のせいにして上手く収めようとするみたいですね。

恋愛では束縛が強くなる

パーソナルスペースが広い男性は、恋愛においては束縛が強くなってしまう事が多いでしょう。 自分に自信がないため、「もしかしたら浮気されるのでは？」「俺よりももっと良い男性を見つけてフラれてしまうかも」などと妄想し、彼女に対する束縛がどんどん強くなっていく傾向にあります。 「男友達と二人きりで遊ばない」は勿論、中には「男性と話す事すら禁止」と行き過ぎた束縛となってしまうケースもあります。 ですがそれは「大切な彼女を失いたくない」という気持ちの現れでもあるのです。 彼女は数少ないパーソナルスペースに入れても良いと思える相手ですからね。

いかがでしたでしょうか？ パーソナルスペースには4種類ありましたね。 普段あまり意識することはないですが、言われてみれば恋人や家族などの近しい人は至近距離にいても不快感を感じません。 また、この4種類のパーソナルスペース以外にも、男性の中にはパーソナルスペースが広い傾向にある人と狭い傾向にある人がいました。 パーソナルスペースの狭い男性は、社交的な性格で人好きなので恋愛にも積極的なようですし、気軽に相手のパーソナルスペースに入っていけるようです。 その一方で、パーソナルスペースの広い男性は警戒心が強く内向的な性格をしているため、他人に簡単に心を開くことはなく新しいものに対して拒絶的でした。 男性のパーソナルスペースを知って、タイプによって関わり方を変えていきましょう！