モラハラ上司がやばい！特徴と対処法を詳しく紹介！

モラハラという言葉、最近ではよく耳にすることも多いですよね。 そんなモラハラは年々増加している傾向にあり、それは職場でも増え続けていると言います。 特に、上司からのモラハラ行為に頭を悩ませているという人は非常に多いので、まずはモラハラ上司の特徴について見てみましょう。

細かい説明などはしてくれない

モラハラ上司は「これやっといて」と言うわりに、頼んだ相手に対して具体的な説明を一切しません。 そのため、頼まれたほうは十分な仕事ができず困ってしまいます。 具体的な説明をしないのだからできなくて当然なのは間違いありません。 しかし、モラハラ上司は仕事ができていなければ説教が始まるので、その理不尽さに頭を抱えてしまいます。 かといって上司に反論することはできないので、頼まれ→怒られ→頼まれ→怒られを繰り返すこととなってしまうのです。

何をやっても怒られる

モラハラ上司に頼まれたことをしたのに怒られた、職場全体で仕事が追い付いていなかったので残業したら怒られた、わからないことを聞いただけで怒られたといったように、部下が何をしても怒るモラハラ上司もいます。 何をしてもモラハラ上司は怒ってくるので、部下は何もやる気になれなくなってしまうもの。 また、何かしたらまた怒られるという恐怖で、物事に対して消極的になってしまうのですが、今度はやらなければやらないで怒られてしまうため、「じゃあどうしたらいいんだろう…」と頭を悩ませる原因になるのです。

プライベートを馬鹿にしてくる

モラハラ上司は部下のプライベートに干渉してくるうえに、それを聞いたあとに「そんなことばかりしているから仕事が疎かになるんだ」といったような馬鹿にする発言をしてきます。 仲の良い人にプライベートのことを聞かれるのはいいですが、自分が苦手だと思っている人にプライベートなことを聞かれると誰もがウザイと感じるものです。 しかし、それが上司となれば話さないわけにはいかなくなってしまうので、「嫌でも答えなければいけない」と思ってしまいます。 ただ、せっかく答えたのに返ってくる言葉は馬鹿にするようなものばかりなので、「馬鹿にするぐらいなら聞かないでくれ…」と部下は思ってしまうのです。

相談をしても否定的なことを言われる

「何かあれば相談して！」と言ってくれたから相談したのに、「お前には無理だ」「お前なんかが悩んでもどうにもならない」といったような否定的なことしか言わないのもモラハラ上司の特徴です。 相談というのは、指示を仰いでもらいたいときや、悩みの解決策を見出すためにするもの。 要は、助けを求めるときに行うものなのですが、否定的なことばかり言われたらさらに悩みを増幅させてしまう原因になります。 部下にとって上司は頼れる存在の一人なのですが、これでは頼りになるどころか悩みの種を作ってしまうだけなので、「相談したくてもできず、どうしたらいいのかわからない」と部下が思うようになってしまうのです。

指示通りの事をしていても文句を言われる

上司に言われたことをきちんとやってミスもない、けれどなぜか文句を言うモラハラ上司もいます。 部下に非があれば怒られるのは致し方のないことですが、モラハラ上司の場合は仕事ができていたとしても何かと理由をつけて部下を怒ります。 しかも、あえて休憩時間などに呼び出したり、緊急でもないのに忙しいときに呼び出したりという嫌がらせをしてくるので、部下にとってはいい迷惑でしかありません。 けれどモラハラ上司はそんなことはどうでもよく、自分のストレスを発散できればそれでいいと思っています。

事績や成果を認めてくれない

どんなにすごいことを成し遂げたとしても、その成果を決して認めないのがモラハラ上司の特徴です。 また、評価しないだけでなく「成功したのはまぐれだ」といったように部下を軽視した発言をすることもあります。 一般的な上司であれば、部下を公平な目で見て評価するのが当たり前です。 けれどモラハラ上司の場合は評価自体をしてくれなかったり、評価してくれたとしても納得のいかない理不尽な悪い評価を付けられることがあります。 けれど不満を言えば「また怒られるかもしれない…」と部下は思ってしまうので、言い出せずに不満を抱える原因となってしまうのです。

理不尽なことで怒られる

真面目に仕事をしているのに「真面目にやれ」と怒られたり、仕事の説明をされなかったのに「なんでやっていないんだ」と怒られたり、上司がミスをしたのに自分のせいにされたりと、理不尽なことで怒ってくるのもモラハラ上司の特徴です。 非があって怒られるのは致し方のないことですが、非がなく理不尽すぎることで怒られたら誰だって不満に思ってしまうもの。 しかも、怒るときは威圧するように怒鳴り散らしたりするだけでなく、あえて大勢の社員がいるところで怒ったりするので公開処刑のような気分になり、部下はいろんな意味で苦しい思いをしてしまいます。

無視される

挨拶を無視する、話しかけても無視をするのはモラハラ上司の特徴です。 いくら機嫌が悪かったとしても、話しかけてくる相手を無視するのはただの陰湿ないじめ。 なかには、必要な仕事の話でさえ無視をする人もいるので困りもの。 モラハラ上司はもちろん、無視がいじめだということに気付いてはいるでしょう。 しかしモラハラ上司は、「自分のストレスさえ発散できればそれでいい」という心理をしているので、自分の気分次第で話したり無視をしたりを繰り返す傾向にあります。

モラハラ上司は職場に一人いるだけでも非常に厄介な存在。 そんな厄介者に悩まされたという人は珍しくなく、驚愕な体験をしている人も多いようです。 そこで次は、上司から受けた驚愕のモラハラ体験について、編集部に寄せられた意見をもとにご紹介していきます。

上司よりも売り上げ成績が良かったことが原因で無視されるようになった。

《31歳・営業》の体験談 一時期上司よりも成績が良い時期があったのですが、そのせいで何を言っても無視されるようになりました。 私は営業職をしているのですが、たまたま自分が担当しているお客様が違うお客様を紹介してくれたので、いつも以上に良い成績を残すことができたのですが、それが気にくわなかったのか上司から無視されるようになりました。 「たまたまですよ」と経緯を説明してもわかってもらえず、しばらく無視をされていました。 良い成績を残せば会社はもちろん、上司にだって利益になるものですよね。 しかしそれを喜びではなく無視という形で表現する上司は、もちろんモラハラ上司だと言えるでしょう。

女性のみの職場、結婚をしたことが原因で独身の女上司からモラハラを受けることに。

《27歳・福祉》の体験談 私が結婚をしたことがきっかけで、嫌味を言われたり、無視をされたりなどのモラハラ行為を受けるようになりました。 職場に私よりも年上で独身彼氏無しの女性上司がいるんですが、その人は彼氏持ちの女性に対して当たりがとても強いです。 そんな中、私が結婚することになりみんなに報告したところ、その日から目も合わせてもらえないモラハラ生活が始まりました。 一緒に働いている人が結婚するとなれば、社内は一気に祝福モードでお祝いの言葉で溢れかえりますよね。 それなのにもかかわらず、自分が気に入らないという理由だけで妬みやひがみをあらわにするのはモラハラ上司確定です。

お局から目を付けられ理不尽なことで日々怒られ続けた。

《25歳・生産》の体験談 理不尽な怒られ方ばかりされていて、それが原因で職場を退職することになりました。 ある日、お局上司に頼まれたことを指示通りにやり、それを違う上司に提出したところ間違いを指摘されました。 そのとき「〇〇(お局)さんの指示です」というのを伝えたら、それがお局上司の耳に入り「私はそんな指示を出していない、あなたが間違っている」と怒鳴られました。 それからというもの、私は理不尽なことで何度も怒られるようになり、精神的に辛くなり転職するはめになりました。 自分の非を認めないばかりか、その罪を他人に押し付けるのは理不尽極まりない行為。 そんな日々が続いてしまえば、被害者の心が病んでしまうのは当然のことですね。

モラハラ上司に悩まされているという人は世の中には大勢いますが、「上司だから反論はできない」と思ってしまい泣き寝入りしてしまう人が多いのが現状。 けれどそれではなんの解決にもならないので、モラハラ上司をなんとかしたいと思うのであれば、これからご紹介する方法を試してみてください。

他の上司に話す

モラハラ上司以外の上司がいるのであれば、「こういう状況で悩んでいる」ということを伝えてみるといいでしょう。 上司という存在は、ただ仕事を黙々とこなすだけが仕事ではありません。 部下が快適に仕事に取り組める環境を作ることも、実は上司の仕事のうち。 ですから、状況を話すことで対処してくれる場合がありますよ。 モラハラというのは、はっきり目で見てわかる被害がありません。 だからこそ、周囲の人はあなたがモラハラを受けていることに気付いていないかもしれないので、まずは現状を知ってもらうために相談してみるようにしてください。

同僚に相談する

モラハラを受けていて辛い気持ちををスッキリさせるために、職場の同僚に相談してみるのもいいでしょう。 悩みというのは意外なもので、誰かに話すと多少スッキリするものですよね。 ですから、信頼のおける同僚に包み隠さず話してみるといいですよ。 ただし、同僚に「なんとかしてほしい」とお願いするのはNG。 同僚にとってもモラハラ上司は上司にあたるため、解決することは非常に困難だからです。 同僚に相談する目的は、「自分の気持ちをスッキリさせたいとき」というのを覚えておきましょう。

本人にはっきりとモラハラであることを伝える

モラハラ上司は、あなたが辛いと思っていることに気付けていないかもしれません。 ですから、モラハラをされて辛いということを伝えてみるといいでしょう。 モラハラをする人は無意識に行っている人が多いため、自分がモラハラの加害者になっていることに気付いていないケースが多々あります。 けれど、加害者になっていることを納得させるのは非常に困難。 なぜなら、本人たちは教育や指導の一環としてモラハラ行為に及んでいるからです。 そのため、「それはモラハラなのでやめてください」とハッキリ伝えると機嫌を逆撫でしまう可能性はゼロではありません。 もしモラハラ上司に伝えるのであれば、「そういう言い方をされると辛いです」といったように、辛い心境を伝えるようにするのがいいかもしれません。

相談機関に問い合わせてみる

「辛いけれどどうしたらいいのかわからない」と思っているのであれば、相談機関に頼ってみるといいですよ。 相談機関は全国にたくさんあり、電話で話を聞いてくれるところもあれば、直接窓口で相談できるものもあります。 たくさんあってわからないというのであれば、まずは「DV相談ナビ」というところに電話して、あなたにとって適切な対処法を教えてもらうといいでしょう。 相談機関は被害者に親身になって寄り添ってくれるので、一人で無理をせずに一度相談してみるようにしてくださいね。

労働基準監督署に相談してみる

モラハラ上司に直接指導するわけではありませんが、会社に指導を入れてもらいたいという思いがあるのであれば、労働基準監督署に相談してみるのもいいでしょう。 労働基準監督署は、いわゆる労働する人たちが相談する窓口です。 そこへ相談することで、今後どうするべきかのアドバイスをもらうことができます。 もしくは、申告といって会社になんらかの指導を入れてもらうことも可能です。 ただし、申告する場合は証拠が必要になってくるため、日頃行われているモラハラ行為を録音しておくなどして証拠を集めておきましょう。

モラハラ上司を上手に対処できないときは、そもそも会わないようにするのがいいでしょう。 次は、モラハラ上司と会わずに済む方法について解説します。

移動願を出す

モラハラ上司と同じフロアにいなければ我慢できるというのであれば、違う部署へ異動届を出すのがいいでしょう。 モラハラ上司と関わりたくないとはいえ、突然会社をやめるわけにはいきませんよね。 そんなときの応急処置としておすすめなのが部署の異動です。 部署が変わったのに、わざわざモラハラ上司がやって来てモラハラ行為をするとは考えにくいので、間違いなく顔を合わせる回数はへるでしょう。 ただし、異動届を出しても必ずしも許可が下りるわけではないので、まずは人事に相談してみるといいかもしれません。

転職する

二度とモラハラ上司の顔を見たくないのであれば、勇気を出して転職するのがいいでしょう。 モラハラは根気よく説得すれば治るというものではなく、指摘しても一生治らない人もいます。 ですから、時間をかけて相談窓口などを利用したとしても、100％解決するかはわからないのです。 だったら、もう二度と顔を合わせることのないように転職してしまうのもアリ。 転職は勇気がいるものですが、心機一転清々しい気持ちで仕事に打ち込めるようになるはずですよ。

モラハラ上司より上の上司に相談する

モラハラ上司より偉い上司がいるのであれば、その上司に相談してみるのもいいでしょう。 モラハラ上司は弱い立場の人間を好み、ストレス発散するための捌け口としているケースが多いです。 だから被害者は反論できず泣き寝入りになってしまうのですが、そうさせないためにはモラハラ上司より偉い上司に状況をすべて話すことです。 その事態を重く受け止めてもらえれば、その上司がモラハラ上司に指導をしてくれるかもしれませんよ。 念のために、モラハラが事実である証拠を上司に提出できるようにしておくといいでしょう。

出勤日や出勤時間をずらす

シフト制の職場で働いているのなら、出勤日や出勤時間をずらすという手もあります。 たとえば、モラハラ上司が昼間に出勤しているのなら、あなたは夕方や夜といったように時間をずらしたり、モラハラ上司が仕事の日に休みをもらうなどして調整することで、確実に顔を合わせないとまではいきませんが、今に比べれば顔を合わせることが少なくなるでしょう。 調整するにあたって必要なことは、シフトを作成する人や、上司にあらかじめ事情を話しておくようにするとスムーズですよ。

違う上司のそばをキープする

もしモラハラ上司の他にも上司がいるのであれば、その上司のそばをいつもキープしておくようにしましょう。 モラハラ上司は、反論してこない気の弱い人を好みます。 そのため、反論してくるような人がそばにいるとモラハラ行為をしてこない可能性が高いのです。 もし頼りになる上司がいるのであれば、常にその上司のそばをキープしておくことをおすすめします。 そして、もしその上司が協力してくれるのなら、モラハラ上司を指導してもらうというのもアリですよ。

モラハラ上司と接するときに注意しておきたいことがいくつかあります。 これからご紹介することを守れば、多少はモラハラ被害も減るはずなので参考にしてみてくださいね。

適切な距離感を保つ

モラハラ上司に距離を縮められないために、適切な距離感を保つようにしましょう。 ただし、この適切な距離というのが非常にシビアな問題。 なぜかというと、部下は上司の前では無力な存在なので、部下が適切な距離を空けていてもすぐに近付かれてしまう可能性があるからです。 ですからこの場合の適切な距離というのは、モラハラ上司と完全に距離を置いた状態を指します。 相手は上司ですから、ちょっとやそっとの距離を空けたぐらいでは解決しないということを覚えておきましょう。

まともに相手にしない

モラハラ上司の洗脳にあわないためにも、まともに相手をしないようにしましょう。 残念なことですが、モラハラ上司はこれからもあなたに対してモラハラ行為を繰り返します。 今は「上司からモラハラを受けている」と認識できているかもしれませんが、モラハラに慣れすぎてしまうと、まるで洗脳されたかのうようにモラハラされることが当たり前だと感じ始めてしまうのです。 ですから、相手の言うことをなんでも真に受けるのはNG。 まともに相手にしないように心がけてくださいね。

何を言われても受け流す

余計に怒られることがないように、何を言われても受け流すようにしましょう。 変に反抗してしまうと、モラハラ上司の機嫌を逆撫でして精神的暴力をふるわれてしまいます。 それではいつまで経っても解決することができず、延々とモラハラ上司の標的にされてしまうでしょう。 ですから、何を言われても適当に受け流すようにするのが吉。 とにかく「はい、わかりました」と言っておきましょう。 「本当に聞いてるのか！？」「返事だけは一人前だな！」などの小言や嫌味を言われても、「はい」と言って押し通してしまえば大丈夫。 モラハラ撃退には凛としたした態度で臨むことが非常に有効なので、勇気を出して試してみてくださいね。

モラハラ上司はあなたを苦しめる非常にやっかいな人物。 そんなモラハラ上司を撃退するのは一筋縄ではいきません。 けれど、何もしないでモラハラ上司の言いなりになっていては、いつまでたってもモラハラ上司の支配下にいなければならなくなります。 そうならないためにも、勇気を出してモラハラ上司に立ち向かうようにしてください。 モラハラ上司のことで一人で悩んでいるのなら、あなたを理解してくれる人に一度相談してみましょう。 あなたのことを大切に思ってくれる人なら、必ず力になってくれるはずですよ。