職場でのモラハラの特徴と見分け方。ゆるせない！モラハラへの対処法

こんにちは！MIROR PRESS編集部です。 突然ですが職場でモラハラを受けているかも…と不安になる事はありませんか？ 自分はモラハラを受けていると感じても、正解がないので確証が持てず、モヤモヤしてしまう方も多いのではないでしょうか。 多くのモラハラ被害者は「もしかしたら思い込みかも…」「過敏になりすぎてるのかも…」と自分のせいにして耐え忍んでしまいがち。 でもそんな事を続けていてはいつかうつ病などのストレス疾患になりかねませんよ。 ストレスが爆発してしまう前に、対処が必要です。 この記事に目を止めたということはそろそろ、限界がきているサインかも…。 今回はモラハラについての特徴やサインを探っていくことで今の状況について考えていきましょう。 また、対処法についても合わせて紹介していきますので、不安の解決に活かしていただければ幸いです。

一言でモラハラと言っても、実際はどういう行為がそれにあたるのでしょうか？ モラハラだと自覚するためには、まず知識として身につけなければいけません。 今回寄せられた実際の例を見つつ、職場のモラハラがどのようなものなのか考えていきましょう。

無視されたり飲み会に誘われないなどの仲間外れで孤立させられる

「社内で挨拶をしても無視をされた」（24歳・設計） 「やけに自分の知らない話が多いと思ったら、飲み会に自分抜きで行っていたと知った」（28歳・営業） 「部署内で仲間外れにされている」（25歳・プログラマー） 自分だけあからさまに無視されたり、仲間外れにされることでモラハラを疑う方も多いようです。 仕事上の付き合いだからそんなに仲良くする必要はありませんが、自分ばかり仲間外れで孤立させられてしまうと仕事もやりづらくなりますね。

会話中にバカにしたようなため息をつくなどコミュニケーションを阻む

「会話中に自分だけやたらといじられてイラっとする」（28歳・弁護士） 「自分が話す時にため息をつかれてしまってそれ以上話すのを躊躇する」（24歳・営業） 「バカにしたような態度をされるとその人にあまり関わりたくなくなる」（32歳・現場監督） バカにされてしまったり、ため息をついてこれ以上こちらが話すのを遮られると、コミュニケーションを取る気も無くなってしまいますよね。 やり方も陰湿で、職場の雰囲気も悪くされてしまいそうな嫌がらせです。

会議の場所や時間、必要な資料など仕事に必要な情報をくれない

「会議の時間を教えられておらず、自分だけ遅れて怒られた」（30歳・企画） 「必要資料を自分だけ会議直前に渡されて、読み込みが甘いまま会議に出席させられて大変だった」（29歳・販売） 「自分の事が気に食わないのはいいが、仕事に必要な情報を止められるのは困る」（32歳・飲食業） 会議の時間や必要資料等、仕事に必要な情報をもらえないのは、仕事に支障がでるので会社にとっても良くない事のはずです。 自分に非がないのにミスを引き起こされられる事は社内での信用問題にもつながります。

影でこそこそと悪口を言う、聞こえるように陰口を言う

「陰で悪口を言われているのが、直接聞こえなくても雰囲気で伝わる」（28歳・現場監督） 「聞こえるように悪口を言われるのがかなりストレスになる」（25歳・総務） 「裏で悪口を言うぐらいなら直接言って来いって思う」（32歳・飲食業） 人間ですので、タイミングの悪さやちょっとしたミスで相手を悪く言いたくなる気持ちもわかります。 しかし、悪口を言われていい気分になる人はいませんよね。 しかもそれが続くとなるとモラハラと言えるかも…。 ただ、影でこそこそと言われている悪口の場合は、もしかしたら仕事の助言だったり、実は自分の事ではないかもしれません。 あまり気にしすぎて委縮してしまうよりは、直接言ってくるまでは聞こえないふりをするのもいいかも…。

夜中に突然家に押しかけるなどプライベートにまで入り込んでくる

「先輩が突然家に泊まりに来る事があって迷惑だが言えない」（32歳・税理士） 「休日の予定まで付き合わされるけど、上司にあたるので何も言えない」（24歳・建設業） 「仕事後や休日に突然予定を入れられ、断ると「先輩のいう事が聞けないのか！」と怒られる」（28歳・公務員） 仕事をする上で、プライベートの時間をつかってリフレッシュすることは非常に重要です。 しかし、中には先輩の権力を振りかざして休日や夜中に無茶なお誘いをしてくる人もいるようですね…。 自分より上の立場の人だから邪険にできず、結果無理して付き合わざるを得ない人がほとんど。 非常に困りますね。

実際の体験談を紹介してきました。 職場のモラハラの現状をわかっていただけたでしょう。 ここからはモラハラの可能性があると判断できる事例を見ていきます。

職場での明らかな無視や仲間外れが続く場合はモラハラの可能性あり

先程もありましたが、職場での明らかな無視や仲間外れにされる場合、その状況が続くと仕事で必要なコミュニケーションを取ることを難しくなりますね。 社内でも関係ない部署の人ならこちらも無視したり関わらない事で対処できます。 しかし相手が同じ部署だと、社会人として重要な報告・連絡・相談がままならず、仕事にも影響が出てしまいますよね。 こういった場合はモラハラと判断して良いでしょう。

仕事に必要な情報を、自分が忘れているわけではなくもらえないことが続く場合モラハラの可能性あり

先程の例にもあったように、会議の日時や場所を教えてもらえなかったり、必要な資料を自分だけもらえないなどの、こちらのミスを誘うような行為はモラハラと判断して良いでしょう。 こういった行為は結果的に仕事が回らなかったり部署の仕事を増やしてしまう事になるので、何を理由にこんなことをするのかはよくわかりませんが、早急に対処する必要がありそうです。

休日の予定を用事の強制などで縛られる、親しくもないのに家まで押しかけてくるなどはモラハラの可能性あり

休日の予定を強要されてしまったり、突然家まで来られたりするのは、モラハラの可能性が高いです。 ある程度の飲み会や食事会はお付き合いなので仕方ありませんが、休日や仕事後のプライベートの時間は大切にしたいもの。 それを先輩や上司だからと言って突然押しかけてきたり無理なお誘いを断れないのはつらいですよね。 休日に遊びや飲み会に付き合わされて十分に休めない事は、翌日以降の仕事に支障が出る可能性も軽視できません。

自分の受けている行為がモラハラかそうではないか考えて頂きました。 ここからは対処するにはどうすればいいか、その方法を一緒に考えていきましょう。 あくまで無理のない範囲でチャレンジしてみてください。

仕事に影響しないなら無視をするのも手。そんな人たちと仕事以外で付き合う必要なし

会話中のため息や影で悪口を言われることは、確かにいい気分ではありません。 しかし、相手が他部署であったり直接仕事をする上で関係がない人なら思い切って無視してしまってもいいでしょう。 相手は嫌がらせに対する反応を楽しんでいる場合もありますし、気を病んでしまって仕事でミスをしたらそれこそ相手の思うツボです。 できるだけ相手との関わりを減らし、動じないようにすることで、相手もターゲットを他の人に変更してくれるかもしれませんよ。

何をされてそれがどう影響したかを記録しておく。「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように」を詳しく

周囲の人にされた行為に対して、まずは記録を残すようにしてみましょう。 その際は、いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのようにを詳しく記録に残してください。 例えば「〇月〇日（14時～０時）　休日にも関わらず自宅アパートで　〇〇先輩が　自分が暇だからという理由で　自宅へ押しかけてきて　休日がつぶれてしまった」といった形です。 難しければ、いつ、どこで、だれが、どうした、だけでもいいでしょう。 「〇月〇日（13時～）　会社で　〇〇さんが　会議資料を直前まで渡してくれなかった」といった形です。 記録を残すことは、今後どこかに通報するための証拠にもなります。 また、後で記録を冷静に見直すことで、悪化してきているのか改善してきているのか判断材料にもなりますし、モラハラかどうかの判断ができない場合に親しい友人や家族に記録を見せて客観的に判断してもらう事も出来ます。

上記の記録やメール記録、録音やLINE記録、医師の診断書などを持ってモラハラ窓口などに相談する。専門機関にどんどん頼って

どうしてもモラハラに耐えられず、だからと言って退職も考えておらず、状況を改善したいと考えている場合は、専門機関に頼るのも有効です。 労働問題に関する窓口の例として、法テラスや労働局が挙げられます。 ただし、注意してほしいのは、やり方によっては会社にバレてしまう可能性がある事です。 匿名通報もできますが、解決を目指す場合は会社に調査が入ります。 会社に調査が入る時も通報者を会社に知らせない方法を取ってもらう事はできるようですが、調査により通報しそうな人として疑わられ、ばれてしまう場合もあるのが現状です。 まずは相談のみのつもりで連絡し、問題になるとわかったら改めて今後どうしたいかを考えるのも良いでしょう。

ここまで読んで頂きありがとうございます。 この記事についてまとめてみましょう。 ・悪口や会話中のため息等、相手と関わらずに解決しそうな場合は思い切って無視する。 悪口や会話中にコミュニケーションを阻まれる場合は、確かにいい気分はしませんが、その相手が直属の上司や同部署の人ではない場合、思い切って自分も相手を無視し、動じない事で解決を目指す方法があります。 相手が自分に興味をなくせばそれ以上の悪化は防げるかもしれません。 もし同部署や上司の方から嫌がらせを受けている場合は、記録を残すのがよさそうです。 ・わざと会議の時間を間違えて教えられたり、仕事に支障が出るモラハラはまずは記録を残す 仕事に支障が出るようなモラハラを受けている場合は、日時を含めて記録を残しておきましょう。 これから専門機関へ相談する場合も役立ちますし、後で冷静に見直すこともできます。 いざ、解決に動きたいと思った時に、残してきた記録は大きな財産となりますから、どんなに小さい事でもいいので残しておきましょう。 ・専門機関は匿名での相談も可能なので、プロの意見を聞くのも良い 労働局や法テラスなどの専門機関は、相談のみなら無料の場合が多いです。 また、匿名での相談も可能なので、もし職場のモラハラに悩んでいる時はぜひ利用してみましょう。 ただし、解決へ動こうとすると会社への調査が入り、そこで通報したことがバレてしまう事も残念ながら多いようです。 まずは相談し、実際に行動へ移す場合は、慎重に動くことをおすすめします。 モラハラは、なかなか無くならない問題の上、個人の感じ方の部分が大きいので、判断が難しいですよね。 今回の記事を参考に、モラハラの判断や対処をして頂ければ幸いです。