打算的な人の特徴とは？打算的だと得はあるの？

こんにちは！MIROR PRESS編集部です。 「打算的な人」という言葉を聞いたことがあると思いますが、実際のところどういった意味なのでしょうか？ 「打算的」とは、自分にとって得なのか損なのかをまず考えてから行動する事を意味します。 感情で動かず、損得で動く分「冷たい人だ」とマイナスのイメージを持たれがちですが悪いことばかりでもないです。 この記事では、そんな「打算的な人」についてご紹介していきます。

打算的の意味をもっと分かりやすくするため、類語について見ていきましょう。 「打算的」以外の言い回しとして「計算高い」「利己的」「損得勘定」「功利的」「現金な」などの類語が存在します。 どれもほとんど同じ意味を指している言葉で、打算的な人に対してもよく使われる言葉ですね。

打算的な人とは具体的にどのような人なのでしょうか？ まずは、打算的な人の特徴について見ていきましょう。

人によって態度を変える

打算的な人は損得で行動するため、人によって態度を変えることが多々あります。 自分にとって利益となりそうな相手には愛想を振りまき、自分から積極的に関わろうとするでしょう。 ですが、反対に自分にとって利益にならない相手に対しては不愛想で関わろうともしないはずです。 関わっても利益を得ることが出来ないと分かっているため、関わる意味がないと判断しているのですね。 このように打算的な人は、損得だけで人と関わろうとするため、人によって態度を変えてしまうことが多々あるようです。

頭の回転が早い

人と関わる時に、「この人は自分にとって得となる相手なのかどうか？」という事をまず第一に判断しなくてはいけないため、打算的な人は頭の回転が早いことが多いです。 瞬時に判断しないといけないため、頭の回転も自然と早くなるのですね。 打算的な人にとって「自分にとって利益はない」と判断した相手と関わり続けることは無意味なため、出来る限りその無駄な時間を省くためにも、「関わりを持つべきかどうか」「関わらなくても良い相手かどうか」という事を出会って数秒で判断する必要があるために、頭の回転が早くなったのでしょう。

図々しい

打算的な人は図々しいことが多いです。 損得勘定のみで行動しているため、相手の気持ちを考えるという事をしないためでしょう。 自分の利益のためなら何の躊躇いもなく図々しい態度を見せてきます。 例えば席を譲り合うような場面では、相手が「座っていいよ」と遠慮すると何の躊躇いもなく「あ、そう、ありがとう」と座ります。 このように相手の気持ちを考えたり、遠慮したりすることがないため、図々しい態度に映ってしまうようですね。

損得勘定で動く

打算的な人は損得勘定でしか動けません。 感情で動くという事をしないため、「可哀想だからこれをしてあげる」「感謝しているからお礼の品を渡す」というような行動には出ないはずです。 自分にとって損なのか得なのかという事がいつも念頭にあるため、感情で動かずに損得勘定のみで計算して動きます。 「自分にとって得になる」と判断すれば人に優しくしたり感謝したりもしますが、自分にとって損しかないと分かれば無駄な行動はしないでしょう。

モラルを気にしない

守るべきルールも打算的な人の前では意味がありません。 「こうあるべき」「こうしないといけない」「普通はこうする」というようなモラルを気にすることがないのです。 そのため、自分にとって得だと判断すれば平気でモラルも破りますし、その事に罪悪感すら持ちません。 例えば、「彼女のいる男性に手を出してはいけない」というモラルも打算的な人は気にすることなく、自分にとって利益があると判断すれば平気で彼女のいる男性にちょっかいを出してくるでしょう。

嫉妬心が強い

一見他人に興味を持っていなさそうな打算的な人ですが、実は嫉妬心が強いです。 常に自分が得をしていないと気が済まないため、自分と他人とを比較して他人の方が得をしていた場合などに嫉妬心を燃やすことがあるのです。 他人が得をしているという事はすなわち自分は損をしているという事です。 例えばくじ引きで一等賞が一つしかない時に、他人が一等賞を引けば自分には当たらず損をするという事ですよね。 そのような場合、「自分以外の誰かが得をしている」という事が許せず強い嫉妬心を燃やしてしまうことがあるでしょう。

ケチ

打算的な人は自分のことを最優先に考えているため、ケチであることが多いです。 そもそも損か得かでしか動かない打算的な人が、他人のために自分の身を切ってまで何かをするということ自体ないのです。 自分を犠牲にした先に大きな利益が待っているなら話は別ですが、そうでもない限り他人に何かをあげたり他人のために何かをするという行動はしないでしょう。 そのため周囲からは「ケチな人」と思われることが多いようですね。

協調性がない

打算的な人は損得勘定のみで動くため、協調性がないです。 「周囲に合わせよう」という気がないため、協調性を持とうとすらしていません。 自分にとって利益があると判断すれば、たとえ抜け駆けであったとしても行動します。 反対に皆がやる気になっている物に対して「損しかしない」と思うなら、全く動こうとはしないでしょう。 このように、自分にとって損か得かを最優先するため、周囲に合わせるという事が出来ず協調に欠けることが多いのですね。

口が上手い

打算的な人は口が上手いことが多いです。 自分の利益のために行動しているため、利益を得るためなら相手を騙してでも言いくるめなくてはいけない時もあります。 そんな時に口下手だと、そもそも打算的な人にはなれませんよね。 打算的な人は口が上手いため周囲の人も騙されやすく、騙されているという事にも気付かないはずです。 自分の利益のために自然と口が上手くなっていったのでしょう。 そして口が上手いからこそ、上手く立ち回れるようですね。

世渡り上手

打算的な人は世渡り上手です。 頭の回転が早く、口も上手いとなれば苦労することなく利益を手にしていけますよね。 利益のある人に対しては表面上は愛想良く振る舞うため優遇されやすく、それらの人を上手く利用して自分の思い通りに事を運んでいくでしょう。 世渡りに必要な術を持っており、損得勘定のみでしか動かないため感情に左右されることなくいつも最適な選択をとることが出来ます。 そのため人生も上手くいくのでしょう。

打算的に生きることで何かメリットはあるのでしょうか？ ここからは、打算的に生きるメリットについて見ていきましょう。

仕事の効率があがる

感情に振り回されることなく、損得勘定のみで動くことの出来る打算的な人は仕事の効率が上がるというメリットがあります。 「イライラする」「むかつく」など仕事中に余計な感情を挟んでしまうことで、仕事に集中することが出来ずに効率が落ちてしまうことってありますよね。 しかし、打算的な人はそのような感情を挟むことなく、純粋に損得だけで判断して仕事を進めていけるため、仕事の効率がアップするという事なのです。 そのため、打算的な人は仕事が出来ると思われがちです。

自分にとってベストな選択ができる

損か得かだけで物事を判断できるという事は、自分にとってベストな選択が出来るという事を意味しています。 余計な感情が邪魔して、ベストな選択を見誤ってしまいがちな状況でも、打算的な人なら感情に振り回されることなく冷静に損得のみを見極めることが出来るでしょう。 そのため、いつも自分にとってベストな選択をとることが出来るので、後になってから後悔するような選択をとることがないというメリットがあるようですね。

リスクを回避できる

打算的な人は事前にリスクを回避できるというメリットもあります。 頭の回転が早いので、瞬時に自分にとって不利益になりそうなことを回避することが出来るため、リスクを負って失敗することもないはずです。 例えば「借金の保証人になって欲しいと言われたけど、断れないしなってもいいかな」と普通の人なら思うところを、打算的な人は即座に断ります。 そのおかげで後々リスクになって来そうなものを排除していくことが出来るのですね。

打算的に生きることでメリットもありますが、やはりデメリットもあります。 ここからは、打算的に生きるデメリットについて見ていきましょう。

人望がない

打算的な人は人を損得勘定のみでしか見ず、利益のある人にしか良い顔をしないため、人望がないことが多いです。 強いて言えばそこがデメリットかも知れません。 「関わっても得はない」と判断した相手とは縁を切ったりすることもあるため、人望は集まらず反対に嫌われてしまうことも多々あるでしょう。 損得勘定でしか人と接しないという事を周囲の人はよく見ています。 自分にとって利益がある相手には愛想良くするため気付かれていないでしょうが、自分にとって利益がないと判断した相手には態度で分かってしまうものなのですね。

困ったときに助けてもらえない

もしも自分が困った時に誰からも助けてもらえない可能性もあります。 人望もないため、助けてくれるような人物に恵まれないでしょう。 助けを求めたとしても、今まで損得勘定のみで人と接してきた人に対して都合よく助けてくれるような人は現れないはずです。 いくら打算的な人が頭の回転が早く世渡り上手とは言っても、自分の力だけでは解決できないような問題に突き当ることがあります。 そんな時に誰の助けもないと、自分一人で何とかしなくてはいけなくなってしまうでしょう。

Point！結局打算的に生きたい場合はどうするべき？

メリットとデメリットを知った上で、それでも打算的に生きたいと思うのなら、もしも困った時には自分一人で対処し誰からの協力も人望も得られないという事を理解しておきましょう。 それでも納得できるなら打算的に生きてもいいはずです。 反対に「誰からの助けもないのはキツイ」「人望がないのは寂しい」と感じるのであれば、打算的に生きるのは止めておいた方が良さそうですね。

いかがでしたでしょうか？ 打算的とは、自分にとって損か得かという感覚のみで動く人物のことを指すようですね。 そこにそれ以外の感情はなく、純粋に損得勘定のみでしか動かないという事です。 打算的な人は頭の回転が早く口も上手いため、世渡り上手なことも多いですが、人によって態度を変えたり図々しい一面もあるため周囲から嫌われてしまうこともあるでしょう。 ですがメリットもあり、打算的だからこそリスクを回避して自分にとってベストな選択をとることが出来ます。 しかし打算的故に、人望がなく困った時に誰も助けてくれないことを覚悟しなくてはなりません。 メリットデメリットをよく見比べて、打算的に生きるべきかどうか考えてみましょう。