「人生山あり谷あり」の意味と、そんな人生を豊かに生きる8の考え方

「人生山あり谷あり」と言うと、「苦労」「辛い」という言葉が頭に浮かんできますよね。 今の時代でこのことわざは、「人生にはいい時もあれば悪い時もある」、「人生には様々な困難が待ち受けている」という意味で使われることが多いです。 しかし、本来の意味は少し違うようです。

元来の意味をたどると、「人生のタイミングに合わせて、自分の考え方や価値観を多様に変化させていこう」というポジティブな意味だったようです。辛いことも楽しいことも、自分を変えるチャンスだと思えば、なんだか乗り切れそうな気がしてきます。

あなたの人生、占ってみませんか？

自分の考え方や価値観を変えるチャンスが、人生の山や谷だということですね。 それでは人生の様々なタイミングをどのように生きていけば、そのチャンスを活かしてより成長していけるのでしょうか。 ここでは、人生を豊かに生きる8の考え方のコツをご紹介したいと思います。 山や谷との向き合い方を見直し、波乱万丈な人生を、楽しむ余裕をもてるようにしましょう。

山と谷どちらも楽しむ

いい時と悪い時が常に繰り返されるのが人生です。 いい時はもちろん楽しい気持ちだと思いますが、 辛かったり哀しかったり、乗り越えることが難しいこともありますよね。 辛いことも楽しめ、というのは、なかなか無茶なアドバイスに聞こえるかもしれません。 でも、山も谷もどちらも楽しむことができれば、後からその事を振り返るときっと、自分で乗り越えてきた自信にもなると思います。 悪い時も、「次は良い時がやってくるはずだ」という強く前向きな気持ちで乗り越えたいですね。

辛い経験はあなたの肥やしになる

山あり谷ありの中で味わった辛い経験は、必ずあなたを強くする経験になります。 なぜなら、悪いことから学ぶものは非常に多いからです。 いいことを経験しているときよりも、悪いことを経験しているときのほうが、 「なぜこうなった？」「なぜうまくいかない？」と様々なことを自分に問いかけ、たくさん考えますよね。 その結果、 ・失敗原因 ・困難を乗り越えた方法 ・周りの人への感謝の気持ち などなど、多くのことを学ぶことができるのです。 その瞬間は、先が見えないほど辛いこともありますが、いろいろなことを考え、乗り越えたときには大きく成長できていることでしょう。 つらい時期の自分の頑張りを忘れずに、その後の糧にして生きていきましょう。 辛いことをまた一つ乗り越えることができたあなたは、前よりずっと成長した自分になっているはずです。

辛い事は笑い話にする

山あり谷ありの人生を生きる中で、辛い事は度々あります。 そんな時は、くよくよしていても、ずっとトラウマになって辛いままです。 なかなか辛い経験を克服するのは難しいですが、ひとつのやり方は「笑い話にする」ということです。 時間が経ったらなら、笑い話にしてしまいましょう。 辛い話を自分から話すということは、自分の傷をえぐることにもなりますし、人にどう思われるか不安に思います。ですから、自分の辛い話で人を笑わせられる人は、強い人です。 人に話してみると、辛かった思い出を良いことを学べた経験だったと思えるようになるかもしれません。 また、他の人にとっては、あなたの困難体験から、何か学べることがあるでしょう。 辛いことはうまく笑い話として消化して、他人と共有していきましょう。

本当に辛い時には休む

休むことは逃げではありません。 山あり谷ありの人生を、辛い体と心のまま乗り切る事はできません。 山あり谷ありを楽しむことも大事ですが、無理せず休みたいときは休みましょう。 人生は長いですから、急ぐ必要はありません。 休む方法はたくさんあります。 ・辛いことを一旦忘れてみる ・違うことに没頭する ・周りの人に頼る 休んでみると、新しい答えが見えることもありますし、 自分に合ったストレス発散方法を見つけることもできるでしょう。 「休むことは逃げではない」ですから、 辛くて辛くてしんどくなるまえに、勇気を出して休んでみてください。

結婚と夫婦は二人で山と谷を乗り越える

山と谷を乗り越えることは、なかなかつらいことも多く、一人では容易ではありません。 結婚して夫婦になった二人は、これから人生の山と谷を乗り越えるパートナーです。 気を使う事もありますが、強力な味方を得られる事だと思って喜びましょう。 信頼できるパートナーがいれば、楽しいことは２倍に、辛いことは半分になるというのは、本当だと思います。 楽しいことを共有すれば、二人分の幸せが生まれます。 辛いことを共有すれば、傷も早く癒えることでしょう。 二人で支え合って生きていくことを誓うのが結婚ですから、 人生の山と谷も、二人で手を取り合って、立ち向かっていきたいですね。

恋愛は一人で二人分の山と谷を経験するもの

恋愛は人を大きく成長させます。 それは二人分の山と谷を乗り越える事になるからです。 片方が辛い時はもう片方も辛いので波はよりいっそう激しくなりますが、喜びも倍です。 つまり、山や谷が、大きな山と深い谷になるのが、恋愛の特徴です。 恋愛は辛いことも多いですが、あなたを人間として感情豊かにしてくれるものだと思いましょう。 大きな山と深い谷は、乗り越えるのは骨が折れると思いますが、 その分学べることも、大きいです。

どんなに辛い時でもいつか、いい時が来る

これまで、「こんなに辛いことは乗り越えられるはずがない」「一生こんなに辛いんだ」というふうに思ったことはないですか？ でも、その後どうでしたか。 きっと辛い気持ちが時間が経って小さくなったり、意外にも解決できたこともあるのではないでしょうか。 たしかに辛いことは一生続くような気がしてしまうものですが、 それほど辛いことならば、それ以上に辛いことはなかなか無いと思います。 「これ以上辛いことはないから、次は今よりもっと良い時がくるはずだ」 と、強い気持ちで人生を進んでいくと良いですね。 どんなに辛い時でも、いつかは必ずいい時がきます。 それまで休みつつも一歩一歩前に進んでいきましょう。

いい時こそ、謙虚に生きる

いい時であればいい時であるほど、驕り高ぶることはしてはいけません。 いい時は、気持ちがいいし、自分がすごく偉大な人間であるような気がしてきますよね。 でも、そこで驕り高ぶるのは我慢してください。 人生の調子がいい時の態度が、その人がさらに大きな人間になれるかどうかを左右します。 周りの人や自分自身に感謝して、油断せず謙虚に生きましょう。 そうすれば、味方の多い人生になるでしょうし、新たな良いことを呼び込むこともできるのではないでしょうか。

人生山あり谷ありの本来の意味通り、人生は色々な局面が訪れます。 楽しい時や辛い時、それは毎日変わっていると言ってもいいほどでしょう。 だからこそ、心持ちとしては短距離走ではなく、マラソンなのです。 今は1位の人も飛ばしすぎると疲れて途中リタイアしてしまいますし、逆に最下位の人もその人のいいペースで走り続けていれば高順位に入る事もあります。 その時の状況をなるべく楽しめるように工夫したり、疲れたら休んだり。 柔軟に対応を変えて山あり谷ありの人生を豊かに生きていってみてはいかがでしょうか？