再婚する場合に養子縁組しないのってどうなの？すぐにするべき？
再婚を決めたけれどすでにお子さんがいて、再婚相手と養子縁組しないかするか迷っていませんか？養子縁組と言っても色々な考え方があり、養子縁組しないから愛していないということにはなりません！今回は再婚でも養子縁組をしないってどうなの？ということで、養子縁組しない選択肢についてご紹介していきます。
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周りの結婚の焦りや年齢の焦り、親からのプレシャー。
とはいえ、どうすればいいの？
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再婚で連れ子と養子縁組しないのは愛情がないから？
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こんにちは！MIROR PRESS編集部です。
お子さんを連れての再婚の場合、新しい家族として養子縁組をどうするか迷いますよね。
とはいえ、養子縁組ってそもそも絶対にしなくてはいけないもの？
どうするのが正しいの？と分からないことも多いものです。
今回は再婚で養子縁組しないってどうなの？というところから、
養子縁組のメリット、デメリットも合わせてご紹介していきます。
「養子縁組しないってどうなんだろう？」と悩んでいる方、
ぜひ参考にしてみてくださいね！
養子縁組とか里親とかについてよく知らないんだけど、親子関係結ぶ時って子供の意見は取り入れられることないの？
— 腰野痛美 Itami Koshino (@Celeste120402) 2019年1月13日
勝手に決められちゃうもんなんですか？
子供自身と親の思いが一致して初めて関係が成立すると思ってるんだけど、違うのかな
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再婚で養子縁組しないから愛情がないというのは間違い！
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子供を連れて再婚をするのにちゃんと養子縁組しないってどう思いますか？
愛情がないから責任を放棄してるような感覚がしてうしろめたい...
となんとなく思ってしまう方もいるかもしれません。
養子縁組とは、法律的に親子関係を結ぶためのもの。
ですが、養子縁組をしたからと言って
本当の親との親子関係がなくなるわけではありません。
連れ子であるお子さんにとって「ふたりの父親ができる」ということになります。
養子縁組によって養親(新しいお父さん)が一番に生活を養い、
二番目に実の父親が養育費として補足する、
という風に親の優先順位が変わるだけです。
再婚は、お母さんとお父さんの問題ですよね。
15歳までの幼いうちは、お子さんは自分で養子となるか決められない
という法律もあります。
気持ちとしては再婚するなら養子縁組することが愛の形だと思ってしまいがちです。
でも実際には、急に名前が変わったり、
実の親から十分な養育費が受け取れなくなる可能性も出てくるので、
冷静に見ると愛情とはまったく関係ないと言えることなんです。
新しい家族となるうえで、連れ子のこともちゃんと愛しているとしても、
将来を考えてのことやお子さんの気持ちを大切にする意味で
「養子縁組しない」という考え方も十分にあることです。
再婚でも養子縁組しないことを選んだ女性の意見
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養子縁組をする、しないがお子さんに対しての愛情とは無関係
だということがわかったところで、
実際に再婚をしたけれど「養子縁組しなかった」人の意見を聞いてみましょう。
養子縁組をしないという選択も悪くはないし、それぞれに考えがあってそうしています。
どんな思いがあって養子縁組しないことを決めたのか、さっそく見ていきましょう！
養育費のことを考えて養子縁組はしなかった
「再婚するからって元夫に子供への責任を忘れてもらいたくなかった。
あえて養子縁組せず、養育費はちゃんと全額もらうことにした」(27歳・専業主婦)
「養育費を減らされると知って、子供のために貯金もしたいのでしなかった」(32歳・教育関係)
離婚はしても養育費をもらうことで
元夫はお子さんへの責任を果たしているといえますよね。
別れた妻が再婚するからと言っても、子供への責任はまた別の話。
法律やルールは「気持ち」を守ってはくれないことも多いので、
あえて養子縁組しない人も！
正直、経済的なことを考えると余裕があるに越したことはないですよね。
元夫から十分な養育費をもらいながら、
再婚後の家庭でも大切にしてあげるという方法もありますね。
形にこだわらず養子縁組しないことを選んだ
「再婚は私たちがしたいことだし、子供まで強制的に巻き込まなくてもいいのかなと思いました」(29歳・事務)
「養子縁組しなくても自然に家族になれる環境だったし、私の子であることは変わりないので」(30歳・製造)
大事なのは「養子縁組」という形式だけではなく、事実、家族になれるかどうか。
確かに新しい親の形をしっかり作るのも大切かもしれませんが、
絆は法で作られるものではないかも。
養子縁組をすることで、戸籍や名前の変更、手続きなどややこしいことはたくさん。
お母さんとお子さんの血縁関係は何も変わらないので、
無理に決めなくても将来的にお子さんの気持ちで親を選べばいい
という感じ方、考え方もあるみたい。
子供が戸惑わないよう、養子縁組しなかった
「小学校の高学年の子供が学校で何か言われるのを避けたかった」(34歳・接客業)
「本人が名前を変えるのは嫌だと言っていたので、本人の気持ちを尊重しました」(32歳・飲食業)
子供と言っても名前が変わることに対して繊細に感じ取る年齢の場合もありますよね。
苗字が突然変わることで、お友達に「なんで？」
と悪気なく聞かれてしまうこともあるかもしれません。
もちろん養子縁組がどうの..というのは理解していなくても、
離婚、再婚と家庭環境の変化だけでもお子さんにとっては大きなことですよね。
母親としてなんの違和感もなく子供に毎日を送らせてあげたい、
という思いから養子縁組しないことを選ぶ人もたくさんいるようです。
再婚であえて養子縁組しないメリットとデメリット
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再婚はしても養子縁組をしない選択をする人も意外と多くいるんですね。
養子縁組=家族、という考えではないという女性もいて、家族の本質を考えさせられます。
ここからはあたらめて「養子縁組しない」メリットとデメリットをまとめていきましょう。
養子縁組しないことで意外とメリットはありますし、しっかり確認しておいてくださいね！
再婚で養子縁組しないメリット
①実の親からこれまで通り養育費をもらうことができる
②お子さんの気持ちで新しい親と子の関係になりたいか決めることが出来る(15歳になってから)
③多感な時期に名前を変えたり、実の親に対して複雑な気持ちにさせなくていい
女性意見でも多く見られましたが、
再婚したからといって元夫には養育費を減額させたくないと思うとき、
養育費の支払いに関してこれまで通り続けたいというとき。
養子縁組しないでいれば元夫には減額の請求ができませんので、有利となります。
またお子さんの気持ちの面で、再婚による波風を立てたくないという思いが大きい、
お子さん本人が「名前を変えたくない」と意思表示しているときは、
養子縁組しないほうがスムーズでしょう。
再婚しても「実の親と会いたい」とお子さんが言っている場合にも、
気がねしなくていいかもしれません。
再婚で養子縁組しないデメリット
①気持ちとして家族という実感が湧きにくいこともある
②法的に親子関係とはならないので「養う義務」が発生しない
③将来お子さんが養親の遺産を相続できない
養子縁組しないことで起こるデメリットはあまりないとも言えますが、
あえて言うならやっぱり法的に親子として認められないというところですね。
また、再婚相手が法的にはお子さんを養う義務はないので、
もしも再婚後の夫婦仲が悪化したり、もう一度離婚するような事態になったとき、
急に別居になったりしても子供を養う義務はないと言われる可能性は否定できません。
養子縁組をしていれば将来お子さんは再婚相手の遺産を相続もできますが、
しなければその権利を得ることができないというのも、
一つのデメリットになることもあるでしょう。
再婚で養子縁組しない？する？悩んだときに考えたい判断のポイント
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ここまで「養子縁組しない」ことに対してのメリット、デメリットも見てきましたが、
どうしようか迷ってしまう時にしっかり考えたい3つの判断ポイントをおさらい！
元夫からの養育費、再婚相手とお子さんのつながり、養子縁組のタイミング
についてもう一度考えてみることで、何を優先したいか整理してみましょう。
元夫から養育費をもらえなくなる可能性
養子縁組で再婚相手の実の子として生活するようになると、
元夫は養育費の金額を減らすことができる可能性があります。
たとえば、再婚相手が収入面でとても安定している場合や生活に潤いが出てくるとき。
先述しましたが「第二の親」としての役割は消えませんので、
あくまでも養子縁組している方の親が中心として
どのくらい養育費を払うかどうか再検討することができるということです。
あなたが再婚しても、子どもの父親（前夫）は子どもの親であることには変わりないので、養育費の支払い義務はあります。 あなたの子どもが、あなたの再婚相手と養子縁組した場合、再婚相手は子どもの生活費を負担する義務が生じますが、そうであっても、子どもの実父（あなたの前夫）の養育費の支払い義務は残ります。 親は自分と同程度レベルの生活を子どもにさせる義務を負います。 これを前提に考えると、あなたが再婚し、その結果、子どもの生活レベルが上がれば、養育費は減額はされる可能性はありますが、ゼロになることはないです。出典 : https://www.bengo4.com/c_3/guides/981/
養子縁組することで法的なつながりは強くなる
養子縁組をすることで、法的に「実の子」として関係が結ばれるということは確かです。
血のつながりはないにしても、お子さんを育てていく責任を法的に持ち、
再婚相手を筆頭者として新しい家族として戸籍を作りスタートすることができます。
ただ、養子縁組しなくても、お子さんはお母さんの戸籍に入っていて、
新しいお父さんの扶養に問題なく入ることができますし、
日常生活になんの問題もないと言えます。
お母さんの旦那さん、お母さん、お母さんの子供という関係になるだけで、
実質として一緒にあたたかい家庭を築いていれば立派な家族です。
養子縁組をすぐに決める必要はない
一番尊重してあげたいのは、
親のことで環境が変わってしまうお子さんの気持ちかもしれません。
中にはお子さんから結婚にGOサインをもらって決意する方もいるでしょう。
ただそこで再婚相手を「お父さん」と決めるかどうかは、
本来自由に決めていいことかもしれないですね。
再婚のタイミングでお子さんがまだ幼い場合、実の父親を覚えていないこともあり、
それなら今のうちに養子縁組しよう..と考えることもあるでしょう。
でもお子さんにとっては法律うんぬんはよくわからないことで、
子供のうちはそれよりもそこにいて幸せかどうかのほうが重要なのではないでしょうか。
また、お母さんが幸せそうかどうかもそうですね。
再婚といってもお子さんと再婚相手との関係はまだまだ始まったばかり。
ゆっくりと関係をあたためていきながら、
お子さんの意思を聞いたあとで養子縁組するのも悪くありません。
生活は実親にも養育費をもって保証する義務がありますので、焦らずに考えてみましょう。
メリットやデメリットなどを知っても再婚の養子縁組しないか悩んじゃう…
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再婚時のタイミングでなくてもできる！養子縁組しないかどうかはじっくり考えてみて
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いかがでしたか？
お子さんを連れて再婚を決めた時、養子縁組については
「焦らなくても大丈夫」ということです。
すぐにしなくても生活において問題は起こりませんし、
お子さんの意思を聞いてから、選べる年齢になってから、という選択肢もあります。
生活していくうえで元夫との関係性(養育費も含めて）や、再婚相手とお子さんの関係、
将来などもじっくりと考慮しながら慌てずに家族で話し合うことをおすすめします！
養子縁組はいわゆる「法的な形式」ですし、
いつでも縁組はできるということを忘れないでくださいね。
記事の内容は、法的正確性を保証するものではありません。サイトの情報を利用し判断または行動する場合は、弁護士にご相談の上、ご自身の責任で行ってください。