新しい職場で緊張が解けない！緊張が和らぐ方法と緊張しなくなるメンタルの作り方

新しい職場ではワクワクもありながら、緊張もしますよね。 緊張し過ぎてしまって仕事に支障が出てしまうのではなど不安がまた重なり、さらに緊張してしまうなんてこともあります。 今回はそんな緊張を和らげる方法や、職場に早くなれるためのヒントなど、新しい職場で感じた緊張との付き合い方を紹介していきましょう。

まずはどんな人が職場で緊張しやすいのか、すぐに緊張してしまう人の特徴を5つ挙げているので、一緒に詳しく見ていきましょう。

一気に覚えようとする

新しい職場では早く慣れたい、早く役に立ちたいなど、気が焦ってしまうこともありますよね。 そのためには、できるだけ多く仕事でもなんでも覚えないとと考えてしまいます。 その一気に何もかも覚えようという気持ちが、緊張させてしまうのです。 覚えなきゃいけない、覚えないと必要とされないのでは、早く仕事に慣れないとダメなどという考えに陥ってしまうと、自分を追い込んでしまうようになり、職場で緊張するというのがなかなかとれなくなってしまうんですね。

役に立とうと頑張りすぎる

新しい職場で自分の居場所であったり、必要とされている実感を早く持ちたいと思うこともあります。 それがまた仕事へのやりがいに繋がったり、原動力に繋がったりしますよね。 最初は仕事はもちろん働く人も職場の雰囲気もまだわからないことばかりで、空回りしてしまうこともあります。 それでも役に立とうとやれることを必死になってやり過ぎてしまうと、結果などがついてこなかったり、上手くいかないことばかりだと、こんな自分でいいのかと次に職場にいくことが緊張してしまうんですね。

人見知りが激しい

どんな職場でも、人間関係が必須なことの方が多いですよね。 人と関わらないでいくということは、なかなか難しいものです。 新しい職場というだけでも多少緊張するというのに、人見知りの人にとっては初めて知りあう人ばかりの場所はもっと緊張してしまいます。 新しい職場では初めましてが何度もありますし、そのたびに緊張してしまうと、いつだって緊張状態になってしまうことに繋がっていくのです。 どんな人と出会うかと職場で緊張しっぱなしになってしまうのが、人見知りのタイプには多いんですね。

真面目で完璧主義

真面目で完璧主義というのも、職場で緊張しやすい人の特徴でもあります。 全部きちんとやろうとすればするほど、自分を戒め、緊張状態を作ってしまいますよね。 完璧主義な人は「こうでないといけない」「こうあるべき」というのが強すぎて、それに自分を当てはめようとまた緊張状態を作ってしまいます。 常に緊張した状態で自分を追い込んでしまうので、職場が緊張する場になってしまうんですね。

失敗を過度に恐れる

誰でも失敗は嫌ですし、できるだけ避けたいものでもあります。 緊張しやすい人は、その失敗を人一倍怖れてしまっている傾向にあるんですね。 何よりもまず失敗しないことに重きをおくので、仕事中は特に緊張状態であることが多いです。 失敗しないように失敗しないようにといろんなこと気を遣ったり、周りを気にしてしまうので、職場で緊張がなかなかほぐれなくなってしまうんですね。

職場で緊張してしまうという人も多いでしょう。 ここからは、特に緊張してしまう場面や瞬間などのみんなのエピソードを集めてみました。 編集部に寄せられたエピソードを、一緒に見ていきましょう。

やったことの無い仕事にチャレンジする時

「なんとなく見たことのある程度でやったことない仕事をお願いされた時には、かなり緊張した」（26歳・IT関係） 「前の職場では分担したり、みんなでやっていたことも、自分一人でやってと任されたときには、やったことないこともあったし、全部できるか不安で緊張した」（27歳・サービス業） やったことのない仕事にチャレンジをするというのは自分にきちんとできるかなどの不安もありますし、緊張するものですよね。 きちんとやらなければという責任感の強い人や、理想の高い人、完璧主義の人に多く見られる傾向にあります。

厳しい先輩のチェックを受ける時

「何より緊張する瞬間は先輩に仕事のチェックをお願いしたときで、他のみんなもそうだけど、必ず何か言われてしまうので大丈夫かな、どうかなとドキドキする」（24歳・接客業） 「厳しい人と言われている人の下に配属されて、仕事の確認や報告に行くのが本当に緊張する…今回は何言われるんだろう…って」（25歳・商社） 自分の仕事ができているかどうか、ちゃんとやれているかどうかなど、チェックされたり試されることはドキドキしますよね。 特に厳しいと言われている人にお願いしなくてはならないとなると、ハードルが高くなるようなイメージもあり、もっとできるようにならないとと自信のない人など、緊張してしまいがちになるんですね。

周囲の注目を浴びている時

「プレゼンなど、人前で話さなくてはいけないときが、失敗はできないのはもちろん、注目されているっていうこともあって、一番緊張する」（26歳・メーカー） 「グループリーダーになって、多数の人を前に指示を出したり、リーダーとして取引先で話さなきゃならなくなったときには本当に緊張した」（28歳・建築関係） プレゼンであったり、人の上に立つ立場になったときなど、周囲の注目を浴びるときも仕事の中ではありますよね。 自分をよく見せようとしたり、失敗したくないという気持ちが強くなると緊張もしやすくなってしまいます。

期待された時

「君に任せたよって上司から言われた時には、いつもの仕事以上に力も入ったし、緊張感があった」（29歳・デザイン系） 「一つの仕事を最初から最後まで自分でやらせてもらえたときには、その期待が緊張に変わって、精神的にも肉体的にもきつかったの覚えてる」（27歳・教育系） 期待されることは嬉しいことでもありますが、その半面でプレッシャーを感じたり、ちゃんとやらないとという気持ちから緊張してしまうこともあります。 仕事に真剣に向き合っているからこそであったりしますし、責任感の強い人や理想が高く完璧主義な人も期待されると緊張してしまうんですね。

何度も失敗してしまった時

「職場行くたびに何かしら失敗してしまうと、行くのが怖くなるというか、緊張してしまう」（24歳・接客業） 「同じミスを繰り返すと、その仕事を任されると思うと身構えてしまう」（26歳・IT関係） 失敗を何度も繰り返してしまうのは、痛くて苦しいですよね。 そうするとだんだんと同じ仕事や似ている仕事を目の前にすると緊張してしまうなんてことがあります。 失敗ばかりが頭をよぎってしまい、恐れすぎて、なおさら緊張を引き起こしてしまうんですね。

職場で緊張しやすい人の心理や原因はいくつかあります。 ひとつひとつを具体的に見ながら、自分はどうなのかを当てはめながら一緒にチェックしてみましょう。

自意識過剰になってしまうから

周りの目を気にし過ぎてしまっていたり、自分の仕事ぶりを見られていたり、良くも悪くも評価されているのではと考えてしまうことはありませんか？ 周りが本当にそうかどうかというよりも、自分が気にし過ぎてしまっていることが原因で緊張がなかなか取れないということがあります。 緊張してしまうのも、周りがどう思うか気にしてしまうのも自分自身ですよね。 あなたをそこまで緊張させたいと周りが画策するということは、とても稀なことでしょう。 緊張してしまう原因は、自意識過剰になってしまっていることが一つとしてあげられるのです。

一人で頑張りすぎてしまうから

何でも一人でやらないといけないなんて、背負ってしまっていないでしょうか。 責任のある仕事を任されたり、成長したところを見せたい、役に立つということを示したいと思うと、なんでも自分でやらなければいけないと自分を追い込んでしまうことがあります。 一人で頑張りすぎてしまうことで、失敗できない、周りにできないと思われたくないと考えたりして、緊張感を維持し続けてしまうのです。 それが、職場が緊張する場所になってしまう原因となっていくのでしょう。

失敗を引きずりやすいから

失敗をしてしまうと、なかなかそこから立ち直れなかったり、次に前向きになれないなんてことはありませんか。 失敗を引きずってしまうことで、次もまた失敗してしまうのではないか、同じようにまた怒られたり、みんなに迷惑をかけたら嫌だななど、マイナス思考に陥りやすくなります。 そうすると何か仕事をしているときはいつだって失敗を極端に恐れてしまい、緊張してしまうようになるんですね。 失敗を怖がるドキドキが、大きな緊張感へと変化していくのです。

ネガティブだから

自意識過剰になってしまうことも、失敗を恐れてしまうことも、ネガティブな考えからでもありますよね。 ネガティブな気持ちが、緊張を生み出してしまうことがあるということです。 周りにどう思われているかをマイナス思考でとらえてしまうことで、「もっと頑張らないと」、「失敗できない」「ちゃんとしなきゃ」など、自分を追い込んでいき、緊張してしまう要素をつくり上げていってしまうんですね。

自分に自信がないから

周りの目を気にしてしまい自己評価を下げてしまうことも、ネガティブな考えになりやすいことも自分に自信がないからということもありますよね。 自分のしていること、仕事への姿勢など、何か一つでも胸を張ることができるなら、誰がどう思おうと堂々とできるんです。 自信がないことで誰かに何かをつっこまれると何も言えなくなってしまったり、言われることや思われることに恐怖を感じてしまったりします。 そうして周りの目が気になってしまい、職場が緊張する場になってしまうんですね。

職場が緊張してしまう場所というのは、できれば解決したい問題ですよね。 ここからは、緊張してしまうときの対処法をこれから紹介していきますので、早速一緒に見ていきましょう。

深呼吸やストレッチを取り入れよう

緊張してしまうと、どんどんと体が硬直してしまい、口なども上手く動かせなくなってしまい、そうした現実がまたさらに緊張を呼んでしまうという悪循環が生まれてしまいます。 ですから、緊張してしまう時には、まず深呼吸をしてみましょう。 息を吐く時には、肩の力を抜いて全身の力を瞬間的に抜くイメージをもつと、硬直していた体が徐々にほぐれていきます。 それから可能ならストレッチもしてみましょう。 体を動かすことで血流も良くなり、強張った体がまた動き出します。 気持ちも体もリセットさせることで悪循環を断ち切ることができ、緊張する場面を少なくする効果が期待できますよ。

緊張してない人の言動を観察しよう

職場には緊張していなさそうだなと思う人や、いつも楽しそうにしている人など、緊張とは遠いところにいそうな人っていたりしませんか？ そういう人を見つけて、その人の言動をよく観察してみましょう。 観察してみてみることで、緊張しないヒントを見つけることができるはずです。 緊張しない人の言動を真似してみたり、その人の近くにいさせてもらうことで似てきたり、緊張しない空気のようなものがうつるようになることもあるんですよ。

リラックスできることを思い出してみよう

緊張してしまうときには、目の前のことにいっぱいいっぱいになってしまったりしますよね。 職場に行く前など、自分にとってリラックスできることを思い出して、気持ちを落ち着かせてみましょう。 好きなキャラクターや有名人でもいいでしょうし、趣味のことを考えてみてもいいですね。 好きな音楽を聴きながら職場に向かってみてもいいでしょうし、緊張しそうなときに今度の休みは温泉などゆっくりしよう！など未来のことを想像してみてもいいでしょう。 緊張している問題以外のことを考えることで、心に少し余裕をもたせて、気持ちを落ち着かせることができるようになりますよ。

家でイメージトレーニングしよう

緊張を少しでも和らげたいときには、家でイメージトレーニングをしてみましょう。 どうして緊張してしまうのかを、自分でまずは分析してみます。 それからどうしたら緊張しないのか、緊張してしまいそうなときにはどんなことをするかを考えてみましょう。 最初から上手くいくこともあればすぐには効果がでないこともあるということなど、できるかぎりたくさんのことを考えることで、それだけ対策できるようになります。 緊張しても大丈夫と思えるようになることも、緊張しなくなるための一歩になっていきますよ。

緊張してしまうことを誰かに話そう

緊張してしまうことを自分一人で抱え込んでしまうと、身動きが取れなくなってしまうことも。 職場以外の人でも誰でもいいので、自分が信用できる人に緊張してしまうことを話してみましょう。 誰かに話すことでスッキリして、気持ちが軽くなる効果も期待できます。 それから誰かに話すことによって自分の中で整理され、何が原因かなど考えるきっかけになったり、自分を客観視することで少し落ち着くこともできるでしょう。

ちょっとした心構えや考え方で、緊張しなくなる方法があります。 ここからは、職場で緊張しないメンタルの作り方を紹介していきましょう。

失敗してもたいしたことではない！と考えよう

大きな失敗には大きな痛手を伴いますが、小さな失敗はこれからの自分次第で成功への道の糧となることがあります。 周りの人や会社に、迷惑をかけてしまうかもしれないと思うと緊張してしまうかもしれませんが、迷惑をかけない人はいないというほど、誰もが失敗を経験しているものです。 会社を経営しているなど多くの人の責任をとる立場だったり、人の命にかかわる仕事などではないならば、自分が任される仕事のうちの失敗は大したことはないと考えてみましょう。 実際失敗することは痛みですが、失敗を怖がってしまい緊張ばかりしてしまうときには自分の気持ちを落ち着かせる意味として言い聞かせてみてはいかがでしょうか。

誰も自分になんて期待してない！と考えよう

あなたが考えているほど、周りの人はあなたのことを考えていない可能性があります。 自分のことでいっぱいいっぱいの人や、会社のことやお客様のことをまずは考えている人など、そうしたなかの一つとして、あなたは存在しているのです。 全てあなたに任せようとか、あなたの頑張り次第で結果が大きく変わると考えている人は少ないかもしれません。 ですから、自分に期待していないから緊張する必要はないんだと考えれば、少しでも肩の力を抜くことができるのではないでしょうか。

今までの努力を思い出そう

自信がなくて緊張してしまうこともありますよね。 そういうときには自分の今までしてきたことなど、積み重ねてきたものを思い出してみましょう。 仕事を覚える為にやってきた努力や、仕事を成功させるために工夫したことや努力したことなど、仕事に関して頑張ってきたことがありますよね。 そのことを思い出してみたり、記録したものや、溜めてきたものを見返してみてもいいでしょう。 その積み重ねてきたものが、あなたの自信になってくれるはずです。

失敗してこそ、成長だと考えよう

失敗のなかに大切な気づきがあると言います。 失敗をしたからこそ、自分に足りないものや何が必要なのかなど、見えてくるものがありますし、失敗から学ぶことがあるのです。 失敗してそのままにしていては傷ついてしまっただけで終わってしまいますが、失敗してしまった後にどう考え、どう行動するかが大切なポイントになってくるんですね。 失敗が怖くて緊張してしまう時には、こうして失敗しても大丈夫、失敗は怖いものではなくて、成長に必要なことと考えてみましょう。

緊張している自分を受け入れてあげよう

緊張はいけないことのように考えてしまいますし、緊張しないぞと暗示をかけてしまえば大丈夫と思っても、それがかえって緊張に拍車をかけてしまうなんてことはないでしょうか。 そんなときは緊張してもいいと、緊張している自分自身を素直に受け入れてみましょう。 緊張している自分を客観的に見つめ、自分の心に耳を傾けてみます。 そうすると自分の素直な気持ちや、何が緊張してしまう原因なのか、緊張をほぐす方法も自分で見つけることができるようになり、冷静になれ、心を落ち着かせられるでしょう。

いかがでしたか？ 職場で緊張してしまうのは、環境や仕事内容などにも左右されてしまうこともあるかもしれません。 ですが緊張するのは誰でもないあなたであり、考え方一つで緊張から解放されるようになります。 自分がどんなことで緊張してしまうのかを知り、緊張してしまう自分を受け入れてあげることで、解決の方向が見えてくるのです。 緊張は悪者ではなく、どう付き合っていくかであなたの成長に欠かせない存在になっていくでしょう。