職場で友達がいないと悩む人へ。そもそも職場に友達は必要？仕事仲間との関係の築き方

職場に友達いないことで悩んでいるあなたへ。 そもそも職場に友達は必要なのか、上手く関係を築き友達になる方法はあるのかをこれからご紹介します。 友達いない状態でのメリットとデメリットも、一緒に確認していきましょう。

まずは、職場に友達は必要なのかどうかという意見を見ていきましょう。 編集部に寄せられた内容をまとめてみました。 友達は職場に必要なのか、みんなの意見を確認してみてください。

なんでも相談できる友人はいた方が良い

「なんでも相談できる友人はいた方が良いかもしれないな…仕事で悩んだ時に話すだけでスッキリとするし、やっぱり同じ職場だから理解し合えると思う」(28歳・受付) 「私は職場に友達いないなんて考えられない！なんでも相談できる友達は絶対にいた方が良いし、仕事に行くのが楽しくなるから」(27歳・美容師) なんでも相談できる友人はいた方が良いという意見がありました。 仕事に行くのも楽しくなりますし、何かあったら相談したり、多少の愚痴を言い合えるくらいの友人がいた方が気持ちも楽になるからでしょう。 お昼ご飯を一緒に食べたり、帰りに飲みに行くことも楽しみのひとつなのです。

職場は友達づくりの場所ではない

「職場で友達がいなくても全然いいと思いますよ…だって職場は友達づくりの場ではないし、仕事をする場所なので、学校とはわけが違うんですから」(29歳・販売) 「職場は友達づくりの場所ではありません！友達がいないと仕事ができないならば意味がないし、社会人としてどうかと思ってしまいますね」(30歳・事務) 職場は友達づくりの場所ではないという意見もありました。 学校と違い、職場は仕事をしに行く場所であり、友達を作って過ごす場所ではないのです。 目的が違いますし、友達がいないから仕事が嫌というのは社会人としてどうなのかという疑問を持ってしまう人もいるでしょう。

人間関係が面倒になるから必要ない

「自分は人間関係が面倒くさくなると思うと、友達はいなくてもいいかなって思う…職場の人間関係に悩まされたくないし、恋愛沙汰とかいじめとかあって巻き込まれるのは嫌なんで」(31歳・経理) 「別に友達はいなくてもいいと思う…人間関係が面倒になるし、正直仕事だけしていれば問題ない場所なので、面倒なことを自ら増やす必要はないですよね」(32歳・金融関係) 人間関係が面倒になるから必要ないという意見も。 恋愛沙汰や悪口、いじめなど関わると様々な問題に巻き込まれる可能性もあります。 そんな面倒な人間関係に悩まされるくらいならば、友達はいなくてもいいと思う人も多いでしょう。

友達と言わないまでも気軽に話せる人はほしい

「友達と言わないまでも、気軽に話せる程度の人はほしいかな…やっぱり寂しいし、息抜きにもなりますからね…外で会わなくても職場で仲いいと思える子は一人ほしい」(26歳・アパレル) 「友達いない状態でもいいんだけど、気軽に話せる程度の知り合いはいてもいいと思う…職場でしか話せないこともあるし、距離感があれば面倒なこともなく普通に楽しい会話だけできそう」(33歳・開発) 友達と言わないまでも、気軽に話せる人はほしいという人もいます。 すごく仲が良いわけでも、外で会うわけでもないのですが、職場で普通に話せる程度の人はいた方がいいと思うのです。 職場の話もできますし、息抜きに他愛のない会話をして楽しむことができます。

では、職場に友達いない人はどんな原因や理由があるのでしょうか。 ここからは、職場に友達がいない理由についてご紹介します。 自分に当てはまっているか、チェックしてみましょう。

人付き合いが苦手

人付き合いが苦手な人は、職場に友達がいないでしょう。 人と話すのが苦手、人見知りで上手く話すことができない、深い仲になるのを避けてしまうといった人付き合いが苦手とう意識がある人は、なかなか友達と呼べる相手を作ることができません。 人と壁を作ってしまうため、相手もそれ以上踏み込むことはできず、自分からも積極的に仲良くなろうと行動することができないからです。 仲良くなりたいと思っても、その方法や会話の内容が分からないため、話かけることも難しいでしょう。 社交的で明るい人は友達は増えますが、暗く人見知りな人は友達いない状態になってしまいます。

自己主張が強すぎる

自己主張が強すぎるのも、友達いない理由のひとつです。 自己主張ができる人ってコミュニケーションが上手なような感じがしますが、実はそうではありません。 もちろん、しない人よりは周りとコミュニケーションを取ることができますが、集団行動をする場において、強すぎる自己主張は反発の原因になってしまうのです。 自分の意見ばかり押し通そうとしたり、自分の主張を曲げずに周りの意見を聞かないほどの自己主張の強さだと、仕事をしていく中で衝突が起きてしまったり、周りから反感を買いやすいでしょう。 その結果、周りは自己主張が強すぎる相手と距離を置くようになってしまいます。

会社の行事に参加しない

会社の行事に参加しないのも、友達いない理由です。 もちろん、疲れているから帰りたい時や面倒くさいから誘われても断ってしまう時は誰にだってあります。 しかし、すべてを断ってしまい参加しない状態になってしまうと、浮いてしまうのも事実。 周りは会社の行事でプライベートの話をしたり、お酒を飲んだりして楽しい時間を一緒に過ごしているため、打ち解けやすく親近感を持ちやすくなり、次第に友達になっていくのです。 しかし行事に参加しないとどんな人なのかもわかりませんし、自分と関わることを避けているような感じに思わててしまうため、自然と距離ができてしまうのでしょう。

忙しすぎるため、友達いない人もいます。 ずっと仕事をしている、残業ばかり、休日も仕事など、ずっと仕事に追われてばかりだとプライベートの時間がまったくありません。 職場の人に誘われても断るしかありませんし、人と話す時間やお昼休憩に行く時間もないため、職場でまったく人と関わらない状態になってしまいます。 ですから、性格が問題なのではなく、忙しすぎて時間がないのが問題の場合もあるのです。 忙しそうにしている人に話しかけるのは周りも躊躇してしまいますし、誘っても断られることがわかっていたら誰も誘いません。 その結果、友達と呼べる親しい人間ができなくなってしまうのです。

忙しすぎる

挨拶ができない

挨拶ができない人も、友達はいないでしょう。 挨拶は基本中の基本であり、挨拶をするだけで相手に好印象を持つものです。 明るく「おはよう」と言うだけで、親しみやすい人だな、話かけやすそうな人だなというイメージを持つため、何かあったら話してみようと思えます。 しかし、まったく挨拶をしない人や挨拶をされても返さない人は、イメージはあまり良くありません。 暗い、不愛想、無視をされた、マナーが無いなどマイナスなイメージがついてしまい、周りは寄ってきません。 挨拶ができない人に良い印象を持つ人は誰もいないため、周りもそんな人と仲良くなろうとは思わないのです。

職場に友達がいないことで得られるメリットをご紹介します。 メリットが自分にとって最高のものと思えるならば、職場に友達がいなくても何も問題はないでしょう。

面倒な相談を持ち掛けられない

面倒な相談を持ち掛けられないのはメリットでしょう。 どうしても仲が良い友達がいると、面倒事を頼まれてしまうことがあります。 仕事を手伝ってほしい、職場内で浮いてしまっているのをどうにかしてほしい、好きな人がいるから協力してほしいなど、いろんな相談を持ち掛けられてしまうことがあるのです。 しかし、友達がいなければそんな相談を持ち掛けられることもありません。 仕事を手伝ったり、変わってあげることもありません、人間関係のごたつきに巻き込まれることもないでしょう。 面倒なことで悩み疲れてしまうこともないため、自分の仕事のことだけ考えていればいいのでとても楽と思えます。

時間を自分のためだけに使える

時間を、自分のためだけに使えるのもメリットです。 仕事が終わったら職場の外の友達に会ったり、恋人に会ったり、家でゆっくりとした時間を過ごしたいと思うものでしょう。 友達がいると、飲みに誘われてしまい家に帰るのが遅くなってしまうこともあります。 ゆっくりしたい、誰かに会いたいと思っても職場の誘いのせいで予定を変えないといけなくなってしまうのです。 しかし友達がいないならば、予定は変わりませんし、自分が過ごしたいように自由に過ごすことができます。 就業中でも一人で好きなお昼ご飯を食べに行ったりすることもできるため、どんな時も自由でいられるでしょう。

無駄な出費をしなくて済む

無駄な出費をしなくて済むのも、メリットのひとつ。 飲みに行ったり、行事に参加することで外食費や会費がかかってしまうことがあります。 行きたくないものであっても、無理に行くとなると無駄な出費になってしまいますし、一度行くとなかなか断れなくなってしまい、出費が増えていくだけ。 しかし友達いないことで、何かに誘われて無駄な出費をすることはないのです。 自分のためだけにお金は使えますし、つまらない、行きたくないという場所に行って無理にお金を使うこともありません。 出費を抑えることで、趣味に費やしたり、貯金をすることができるのでメリットといっていいでしょう。

もちろん、メリットがあればデメリットもあります。 続いて、職場に友達がいないことで発生するデメリットを一緒に見ていきましょう。

上司や先輩には言いづらい悩みを相談できない

上司や先輩には言いづらい悩みを相談できないのが、デメリットのひとつです。 職場に友達がいれば、悩みを相談することができ、少し気持ちを楽にしたり、解決策を一緒に探してくれることもあるかもしれません。 しかし友達がいないと、一人で悩むことになってしまい、誰にも聞いてもらえません。 相談をするにしても仲良くないため信用もできず、自分が言ったことが上司や先輩に漏れてしまったらどうしようという不安感も出てきてしまいます。 誰にも相談できないため、一人で解決しないといけなくなり、気持ちに負担がかかってしまうのがデメリットなのです。

会社の行事でひとりぼっちになる

会社の行事でひとりぼっちになってしまうのも、デメリットです。 部署のみんなで飲みに行ったり、新年会や送別会などの行事があった場合、一緒にいてくれる人が誰もいません。 ひとりぼっちで参加しないといけなくなってしまい、誰も話す相手もおらずただそこにいるだけの状態になってしまうこともあるでしょう。 周りが楽しく話していてもその輪の中に入ることもできないため、誰とも話さずに時間が過ぎるのを待つだけになってしまいます。 ひとりぼっちなので楽しく行事に参加をするということができなくなってしまい、行事が苦痛のものになってしまうでしょう。

どうしたら職場で良い人間関係を築くことができるのでしょうか。 友達いない状態から抜け出したいと思うなら、今から紹介する良い人間関係を築くステップを参考にしてみてくださいね。

STEP1:挨拶は明るく元気に

挨拶は明るく元気にしましょう。 「おはようございます」とすれ違う人にきちんと声をかけることです。 そしてトーンをいつも話すときよりも少し上げて、相手に聞こえる声ではっきりと言ってください。 表情は笑顔で、ムスッとした態度で挨拶はしないように注意することです。 挨拶を明るく元気にするだけで、あなたの印象はがらりと変わります。 見知らぬ人や顔見知り程度の人でも、挨拶をすることでイメージを良く持ってもらえることもあるので、気にせずにいろんな人に挨拶をしていきましょう。 恥ずかしがらずに毎日挨拶を心がけることで、自然と素敵な挨拶ができるようになっていきますよ。

STEP2:世間話や雑談にも応じる

世間話や雑談にも応じていきましょう。 職場なんだから仕事の話だけすればいいと思うかもしれませんが、それでは友達はできません。 やはり職場であっても、ある程度の雑談や世間話も必要であり、それがきっかけで仲良くなることも多いのです。 まったく関係ない話をされても、笑顔で頷き、適度に聞いてあげるようにしましょう。 自分からしてみることで、話かけるきっかけを作ることもできます。 しかし職場は仕事をする場であり、おしゃべりをする場所ではありません。 世間話や雑談ばかりに夢中になりすぎて、仕事を怠らないように気をつけましょうね。

STEP3:仕事に真面目に取り組む

仕事に真面目に取り組んでください。 職場なので仕事をすることが一番大事であり、目的でもあります。 あなたが一生懸命仕事をすることで、その姿勢や成果が評価されることだってあるのです。 仕事ができる人と思われることで、周りに慕われますし、憧れを持ってあなたに寄ってくる人もいるでしょう。 人に尊敬される、評価される自分になることで、周りと良い関係を築くことができるのです。 仕事をさぼらずに、ひとつひとつのことに真面目に取り組みましょう。 適当に仕事をしていると、あなたのその態度から悪いイメージを持たれてしまうことになりますよ。

STEP4:飲み会などにもなるべく参加する

飲み会などにもなるべく参加しましょう。 もちろん、無理に参加することはありません。 あなたが行きたいと思える時や、誘われた時に行ってみようと思える時に参加をすればいいのです。 一度飲み会に行くだけで、周りと話す時間も増えますし、お酒が入ることで親近感も湧き、仲良くなるきっかけを作ることができます。 一度誘いに乗ってくれたら、その後も誘いやすいと周りも感じ、声をかけられることも増えていくでしょう。 しかし、全て行かないと友達はできないと思わないこと。 体を休めたい日や行きたくない時は、断っても問題ないので、無理はしすぎないようにしてください。

STEP5:たまには弱みをみせる

たまには弱みをみせるのも、大事なことです。 職場だから弱みをみせてはいけないなんてことはありません。 あなただって、仕事でミスをしたときは悲しいものですし、上手くいかなかった時は悔しい思いだってするでしょう。 そういった感情をみせることで、周りはあなたに声をかけて慰めよう、話を聞いてあげようと思ってくれるのです。 弱みはすごく人間らしい部分であり、隙ができたと思える瞬間なので人も寄ってきやすくなります。 たまには弱みをみせてみることで、周りもあなたの印象を変えてくれるでしょう。 しかし弱みをみせすぎるとただ構ってほしい人のように感じられて、反感を買ってしまうので打し過ぎにも注意してくださいね。

STEP6:困っている人がいたら助ける

困っている人がいたら助けてあげてください。 仕事で悩んでいる、ミスをして悲しんでいる、やり方が分からず途方に暮れているなど、困っている人は職場でたくさんいるはずです。 その人を見かけたら、声をかけてあげるようにすることで相手と話すきっかけや仲を深めるきっかけを作ることができます。 困っている時に助けられたら、相手はあなたを優しい人だと思い、何かあったら頼ろうと思ってくれるでしょう。 それと同時にあなたが同じ状況になった時、自分が助けてあげようと思うのです。 見て見ぬ振りする冷たい人間には、周りは寄っていきません。 優しい人間だからこそ、仲良くなりたい、自分も恩返ししたいと思うのです。

STEP7:うわさ話や悪口は聞き流す

うわさ話や悪口は聞き流すこと。 仲良くなってくると、どうしてもうわさ話や悪口を言われることがあります。 しかしあなたがそれに乗ってしまうと、人を傷つけることにもなりますし、周りからの印象も悪くなってしまうのです。 悪口で周りと共感性を高めるのは絶対にしてはいけないことであり、自分の評価を落とす行為。 うわさ話や悪口を言う人と仲良くなりたいと思う人は誰もいないので、そういった話が出た場合は適当に聞き流すようにしましょう。 「そうなんだ」「へえ」といった適当な相槌を打つことで、無視をすることなくその場を流すことができますよ。

いかがでしたか？ 職場に友達いない状態であっても、何も気にする必要はありません。 職場は友達をつくる場所ではないため、友達いない人もたくさんいます。 しかし、それでもある程度良い人間関係を築きたいと思うのならば、まずは元気よく挨拶から始めていきましょう。 世間話をしたり、たまには職場の飲み会に参加したりと自分から積極的に交流するようにしてください。 そうすることで、次第に親しみを感じられる人が増えていき、友達と呼べるほど仲の良い相手だってできてくるはずですよ。 仕事仲間と良い関係を保ち、仕事も頑張っていきましょうね。