すぐ怒る旦那の心理とは？短気な原因と原因別の対処法を解説

うちの旦那はどうしてすぐ怒るの。 もしかして私の旦那だけなの？ 毎日一緒にいる旦那が怒ってばかりだと自分も憂鬱になりますよね。 そんな悩みをお持ちのみなさんの不安を集めてみました。

自分の思うようにいかないと嫌。 自分のことをわかってほしい。 すぐキレる旦那、あなたにしかその一面をみせていないのかも。

部屋の掃除、毎日の食事…妻が日々努力していることも「できていて当然」と思っている

「朝から仕事へ向かい様々な人と接しなければならない、 お客以外にも上司や、部下との関係もありストレスはたまる一方、 妻にはそんな思いさせてないから家のことはやるのが義務だ！」(32歳・販売員） 「仕事で疲れているから家で休ませて欲しいのに、家のことができてないのはおかしい」（29歳・公務員） 外で働いている、養っている。 だから、あなたもお家のことを完璧にできることが当たり前ということです。 旦那さんより自宅にいる時間が長いですよね？ 実際にあなたがどのような1日を送っているのかわからないのです。 それを理解していないのが旦那のキレる原因。 旦那にとって家は休む場所になっているからです。

妻と価値観が違いすぎていて愚痴が受け入れられなかったり、意見が食い違ったことに怒る

夫婦で価値観の違いでぶつかるのは、当然のことなのに、旦那の意見としては、 「俺のことを否定している！話をきこうともしていない！」（27歳・銀行員） 「僕のことをわかってくれていない！どちらかに合わせていかなければならないのに、話にならない」（30歳・不動産業） 女性だって話を聞いてもらって同調してもらえるとホッとしたり、嬉しかったりすることがありますよね。 男性だってそうなのです。 例えば仕事で部下の勤務態度が気に入らない時も、その愚痴に対して妻が「やり方を変えてみたらいいんじゃない？」「部下はまだ仕事に慣れていないからじゃない？」などと口を出したりすると、「仕事の事なんてわからない癖になんだ！」とますますイライラするでしょう。 プライドの高い男性なら尚更です。 男性はプライドが高い反面、甘えん坊なところがありますよね。 会社では自分の思う様に振る舞えない分、家では甘やかされたい、受け入れられたい、と感じているのです。 そう思っているのに妻に反論されたらどうでしょう？会社でも家でも受け入れられない自分に虚しさを感じてしまうかも…。 会社では気を張っていそうな旦那なら、いくら自分の意見とは食い違っていたとしても、家では「頑張っているのに大変ね」と旦那の意見を受け入れ、労う事を優先させて上げるといいでしょう。 また、女性側は旦那が帰ってきても、食事の準備や片付けとやることたくさん。 ついつい旦那との会話が「ながら聞き」になってしまっていることも原因の一つです。 「ながら聞き」と思われないように、自分の聴く姿勢ができているかを確認してみましょう。

八つ当たり？職場や外の人間関係でのストレスがたまっていて、家庭内でキレる

旦那の八つ当たりの原因は、 「仕事がうまくいかなかったから、妻にあたってしまった」（24歳・居酒屋店長） 「上司や部下の板ばさみの毎日に疲れているのに、家ではゆっくりできる時間がないといらいらするからね」（27歳） 旦那の意見は、職場や外でストレスを抱えているのに帰宅後に休めないのは、しんどい。 というのが大きいです。 職場関係で日々ストレスは感じていくので妻の前だと、自然な態度を取ってしまうみたい。 仕事の人間関係は家庭に影響が出ます。 反対に良い事があったときは、ご機嫌で帰宅したり。 無意識に行動に出てしまいます。 あなたが旦那のストレスを八つ当たりしてくる前に解消することは無理です。 八つ当たりされた時に、旦那に何か嫌なことがあったのだと気づき、聞いてあげると素直になるかもしれません。

旦那は妻より偉い、妻には乱暴に接してもいいと思っているためにすぐ怒る

「養っているのは自分だから、僕のお願いはそれなりに聞いてもらわないとね」（32歳・自営業） 「外で家族のために働いてきてるし、家のことは妻に任せてるんだから、できてなかったら怒るのは当然」（35歳・弁護士） 旦那としては、外で大変な思いをしながら稼いでいる。 社会ではもっときびしいこともある。 少し厳しく注意しているだけ。 そう感じている旦那も多いでしょう。 そういった意見を持っている短気な旦那は「乱暴にしているつもりはなく、注意しているだけ」と感じている場合がほとんど。 悪い事をしている意識はありません。 強い立場でいることで、あなたを支配しようとしています。 パワハラですね。 昔の日本は確かに夫婦の上下関係はありました。 刀を持つ武士によって日本は成り立ってきたのですから、刀を振り回すほどの肉体の強さを持つ男性が女性よりも優位に立つのは仕方がなかったと言えます。 世を作ってきた、と考えれば尊い存在とも言えなくはないですね。 でも近年は男女の上下関係はほぼありせん。 女性も社会を担う逸材としての力を備えています。 当然夫婦も同様です。 しかし古い考えに囚われ、妻よりも自分は偉いと考えている様な旦那は、家庭では命令されたくないと考えています。 少し意見を述べただけでも「俺に意見してきた生意気な女だ」とあなたを非難するでしょう。 乱暴にすることで自分が強いということをあなたに理解させようとしているのです。 身に危険を感じるくらいに乱暴に扱われている場合は専門機関に相談するべきかも…。

自分に自信がなく、旦那として上の立場でいるためにあら探しをして妻に怒ることで地位を保とうとしている

「妻に家のことで注意されるといらいらする」（29歳・公務員） 「自分だって家のことをできてないくせに、注文ばかりつけてくる」（26歳・会社員） 外での男性は競争社会に放り出され、常に気の抜けない精神状態にいます。 営業職であれば成績を競い合わされることもあるでしょうし、営業職でなくても仕事のできる人、できない人、と常に評価対象にされているのです。 精神状態は不安定と言ってもいいでしょう。 不安感に晒されると、人間はその弱い心理を隠そうとして怒りという感情にすり替えてしまうことがあります。 手負いの獣と同じですね。 また、「自分はいつも精一杯やっている、まだ自分よりもできない奴がいる」と、自分を正当化するために他人のあら探しを始めたくなることも…。 会社ではできなくても家ではしても許されると感じて、こうして自分を正当化するために妻のあら探しをする旦那は多いのです。 自分の立場を優位なものだと言い聞かせて安心感を得ようとしているのでしょう。 あら自体に怒りの原因がある訳ではないので、旦那の怒りの原因が理不尽なものであればあるほど、その可能性は高いと思われます。

様々な旦那のキレるポイントがありました。 なぜだろう？と悩んでいる方、職場や外で起きた出来事を引きずる傾向があると思います。 次は解決策をまとめてみたので見ていきましょう。

妻が努力していることを当然と思っていてできていないとすぐ怒る場合

「自分は外で頑張っているんだ、お前も努力するべきだ」「家庭のことなんて簡単だろう、俺のほうが大変だ」そんな考えがキレる旦那を作り出しています。 旦那がそう思う理由は自分という人間を尊敬し、立てて欲しい思いが強いからかもしれません。 会社では使われる立場の旦那は家では一家の主人として認めてもらいたいと思っているのです。 ですから、妻は自分が仕事から帰ってきた時にはきちんとした対応をとるべきで、自分の留守中に掃除はきちんとしていつも綺麗な状態を保ち、子供達に関わるトラブルにも対処し、常に居心地のいい家庭を作る努力をするのは当然だと思っています。 ですから頼んだことを妻がやっていなかった時などには「努力が欠けている」とすぐ怒るのでしょう。 「忘れていた」「時間がなかった」と言うことが更なる怒りの原因になることも。 努力を当然と思われてるのですから、旦那に言い返すと言い訳と捉えられてしまうかもしれないので、まずはできていないことを認める姿勢を見せましょう。 なぜできないのか旦那に聞かれたら、あなたのスケジュールを詳しく教えてあると、大変さを分かってくれるかもしれません。

妻は努力して当然！と思っている旦那に効くのはプチ家出です。 あなたにもそれなりのスケジュールがあるのだという事を訴えても効き目がない場合は、体感してもらうしかありません。 妻にはやってもらって当然！そういった考えを持っている男性は「料理」「洗濯」「掃除」「子供の世話」その全てのやり方を知らないはずです。 かなり困ると予想されます。 プチ家出は前もって事前準備をしておきましょう。 旦那の前で出て行く準備をすると、引き止められたり、再度話合いをしなくてはいけないかもしれません。 いないときにさっと家を出るほうが、帰ってきたときにショックを与えられます。 急にいなくなるのは寂しさと不安になります。 やってもらっていたことを、急にやろうとしてもできませんよね？ 感謝の気持ちは嫌でも出てくるはず。 素直に謝れない旦那さんもいると思うので、謙虚な言葉で手紙を置いていくのもいいかもしれません。

妻との意見の食い違いで不機嫌になりすぐ怒るという場合

自分の意見を言っただけなのに怒られた。 旦那側としては、自分の考えを認めてもらえない。 わかってくれない。 という気持ちになっているのかもしれません。 言葉足らずな男性は「言わなくてもわかるだろう」という人が多く、言葉にしなくても理解して欲しいという願望を常に持っています。 話を最後まで聞いてあげて、「あなたの考えいいわね！」などと認めてあげる言葉を言ってから、あなたの事もさりげなく言ってみてはどうでしょうか。 不機嫌になる前に気持ちよく話を聞いてあげましょう。

勘のいい女性なら旦那と意見交換するとき「自分の思っていることはあるけど、きっと今言うと怒るだろうな」とピンとくることもあるでしょう。 そういう考えのときは思いっきり笑顔で聞き流してみるのが一番です。 わざわざ怒るかもしれないと分かっているタイミングで口を出すことはありません。 笑顔で聞いてもらえて、嫌な顔をする人はいないですよね。 旦那は、自分のことをわかってもらえた。 と、思うはずです。 心に余裕が生まれ、あなたの意見も聞きたいと意見を求めてくるかもしれませんよ。 しかし、聞いてばかりでいるのもよくありません。 自分の考えだけ通されるのはあなたにもストレスですよね？ 笑顔と真顔で旦那を上手く操ってみましょう。

妻に自分を大きく見せようとしてすぐ怒る場合

あなたより自分の方が偉くて、強いということを証明したい。 上の立場でいることで、優越感を感じている。 自分に自信がないから、そう見せたいのかもしれませんね。 実はあなたに必要とされたい。 頼りにして欲しいと思っているから、支配してしまうんです。 必要であること、自信をつけてあげるだけでもを余裕が生まれて、旦那に変化があるかもしれませんね。

自信をつけさせてあげるキーワードとして、こういったプラスの言葉が大事になってきます。 日ごろから言われていると「認めてくれてる」「頼られてる」と、安心した気持ちになるものです。 気持ちのいい言葉ばかり言われて、悪い気持ちになる人はいないですよね。 急に言うと、ご機嫌取りをしている。 何か隠している。 と、疑われるかもしれないけど、継続して続けることで効果が出てくるでしょう。

職場や外の人間関係でのストレスで八つ当たりをしてくる場合

帰ってきても無視される。 物にあたっている。 あなたまで嫌な気分になりますよね。 帰ってきてすぐは、まだ気持ちも落ち着いていなくて、話をしたくないのかもしれません。 帰宅して返事がない場合は注意が必要です。 八つ当たりしている場合は本人は心の奥底でそれを理解していて、罪悪感を感じていることがほとんどです。 理不尽に感じたからといって対抗すると、相手は自分を正当化しようとあなたの言葉が原因だとばかりに更に怒りを加速させるはず。 しばらくはそっとしておき、さりげなく旦那の好む料理を出したり、お酒が好きな旦那ならお酌をしてみたりしてみましょう。 付かず離れずでいれば旦那は次第に安心感を感じて気持ちが落ち着くはずです。

いくら会社で大変なことがあったんだな、とわかっていたとしても、あなたも怒られてばっかりだと気が狂いそうになることもありますよね。 旦那さん自身も怒ってばっかりではきっと疲れてきます。 いい関係になるためには、あなたから心を開いてもらえるように歩み寄ってみましょう。 「お疲れ様」「大変だったね」など労いの言葉は必須です。 玄関に迎えに行くと尚いいですね。 機嫌が悪い日でも、帰宅後には口を開きたくなるような環境になるでしょう。 数日だけでは変化が難しいので、毎日続けることに意味があります。 「家に帰るとホッとする」そんな環境を作ってあげることが大切。 しばらくは忍耐が必要ですが、続けていけば旦那はストレスを家庭で爆発させる事はなくなるはずです。 代わりに細かい会社での愚痴が増えるかもしれませんが、そこはしっかり聴いてあげましょう。

理由はわからないがとにかく怒っていて自分ではどうしようもない場合

理由を聞いても答えてくれない。 話しかけたらすごく怒った。 タイミングが悪かっただけ、八つ当たりや、自分自身に怒っていたりと様々です。 あなたからすると、どうしようもないですよね。 何度か声をかけてみても無視されるようであれば放っておきましょう。 その内、旦那から声をかけてくるかもしれません。

無理に理由をきいて怒らせるより、そっとしてあげましょう。 必ずしもあなたが原因ということはありませんよね。 頭が冷えたころに、きっと話したくなるはずです。 素直になれずあなたから話しかけられるのを、待っているかもしれないので、態度を見ながら話しかけてあげるのもいいですね。

キレる旦那は、あなたが嫌いなわけでなく自分のことをわかってほしい、認めてほしい、頼りにしてほしい。 必要とされたいし、あなたを必要としています。 あなたの行動次第できっと、キレる旦那を卒業できるはず。 自分を守るためにも、少しずつ行動していきましょう。