旦那と別れたいと決断する前に考えておきたい事と穏便に別れる方法

実に既婚女性のほとんどが一度は思ったことがあるという「旦那ともう別れたい！」「限界！」という気持ち。 確かに結婚した時はこの人だと決めて結婚したはず。ではなぜ、旦那ともう別れたいと思うほど辛くなってしまうのか…。 旦那と別れたいと悩んでいる既婚女性は多いものの別れずに我慢し続けている現状がさらに多いのも事実。 別れたい…別れられない。そうやってぐるぐると悩みながら毎日頭を抱えていませんか？

結婚はゴールではなくてスタート。 ゴールインしたからといってやれやれなんて言ってられないものなんですよね。 旦那と別れたいと思うのにはもちろん原因があるんです。 でも気持ちだけではどうにもならない離婚という壁。 当然ですが結婚しても家庭も妻も大切にしてくれて、一生懸命働いてくれる優しい旦那だったらこんな考えにはならないものです。 まずは別れたいと思うまでに至る８つの原因をご紹介しましょう。

お金がないにもかかわらず、真面目に働こうとしない

お金がないのに嫌になるとすぐに仕事を辞めてしまう、心が弱い旦那。 現代にとても多いようですね。 人間関係がへたくそだとか、体調をすぐにストレスで壊してしまうとか、上司が嫌いだからとか…。 そんな打たれ弱い「ヘタレ旦那」を持った女性は、苦労します。 自分も働きに出たり、それはいいとしても生活がなかなか安定しないとなると毎日のやりくりだけで相当大変ですよね。 それなのに、「今日は飲みに行くからお金ちょーだい」なんて言われたらイラッ！

女癖が悪い

結婚してからも女癖が悪いのはとても辛いこと。 結婚したら落ち着くだろうなんて考えは甘いんです。 結婚しようがしまいがやる人はやります。 バレて土下座して謝ってもまたします。 結婚後も続く浮気は一種の病気です。 そのたびに不信感が大きくなり、精神的に傷つくのは女性の方。 しかもそういう旦那に限って、こっちの心の傷なんてわかろうともしないで 疑われることを嫌い、逆切れしたりします。 信じることができなくなると、毎日が憂鬱で辛いものです。

子どもをほったらかしにしている

子どもが生まれても、父親と言うよりは気が向いたら構ってるくらいの旦那。 子どもが「パパー！」と甘えても、旦那はスマホゲームに夢中。休日もほとんど遊びに連れていく事もなく、疲れているからとずっと寝ている…。 ねえ、誰の子どもだと思ってるの？ みんなで楽しくお出かけしたり、かたぐるまされてはしゃぐ子どもの笑顔が見たい。 一緒に公園で走り回っている姿を思い描いていたのに…。 そんな虚しさと寂しさを抱えている既婚女性は非常に多いそうです。 子どもが健気にパパになついていても、抱っこもしてあげない旦那なんて、もう別れたい！と思ってしまいますよね。

思いやりが感じられない

妻といえど風邪をひくこともあるし、体調が悪くて寝込みたいときだってあります。 熱があってしんどい時も、「俺の飯はないの？」「病院行けば？」など自分のことばかり言う旦那。 こんな時くらい適当に済ませてくれたっていいのに…。 俺が外で仕事してるのに一日中ゴロゴロ寝てたの？なんて嫌味までいう旦那もいるそう。 その前に「大丈夫か？」の一言もないんかい！

妻を家政婦のように扱う

これといった会話も持とうとせず、仕事から帰ったら食事をして、気にいらなければ平然と残したり。 身の回りのことさえできていれば無言な旦那。 家事と子育てに奮闘していても、それが当たり前だという態度で妻の事なんてほったらかし。 汚れた靴下をポンっと床にほって、ソファーから延々と動かない旦那もいます。 私はあなたのお母さんではないのよ！妻なんだよ！と言いたくなります。

ギャンブルが大好き

パチンコや競馬が大好きな旦那も、高確率でだめ旦那。 厄介なところがもうちょっとした息抜きのレベルではなく、本気でお金を儲けようと考えているレベルの旦那。 何度言っても嘘までついてお金を使い込んだり、誰かにお金を借りてまでやるようになると、お金のトラブルに巻き込まれる危険だってあるもの。 結婚してからもこれでは、もう別れたい！ 中毒になっている本人は、あれやこれやと言い訳をして結局やめられずにいるパターンがほとんど。

養ってやっていると言ってくる

喧嘩したり、ちょっとした些細な言い合いの度に「俺が養ってやってるんだろ！」と言ってくる旦那。 確かに養ってもらっているけど、私だって毎日の家計のやりくり、子どものお世話、家のことすべてやっているじゃない。 それに対してやってあげてるなんて言ったことないでしょう？！ お金を持って帰ってきている人が一番偉くてなんでも言いなりにならないといけないわけではありません。 夫婦とは役割分担をして、お互いに支え合って家庭が成り立っているもの。 都合が悪くなると言い返せないこの言葉に、ショックで腹立たしい妻の気持ちは考えてないんでしょうか。

産後はセックスレスである

出産してから、女として見られないとか子どものお母さんになってしまったとかで 誘ってもあからさまに拒否する旦那にも女性として大きなショックを受けるもの。 セックスがすべてだなんて言ってないんです。ただ子どもを産んだからって、もう性的な触れ合いが一生ないなんて…。 そして勇気を出して誘うたびに断られると精神的にズタズタになる女性もいます。 私ってもう死ぬまでただの母親で終わりなの？と旦那から女性として要らないと宣告された気がしてなかなか立ち直れず、自信を無くしてもう別れたい！とまで思うものです。

いつでも妻より姑の味方

口うるさい姑でも、妻の味方なんてしてくれたことがない旦那。 孫のことをあれこれ口出ししてきたり、時々やってきては「私の時はもっと頑張ってたのよ」なんて目の前で言われていても知らん顔。 むしろ「本当だな！もっと頑張れ！」みたいな態度の旦那。姑は旦那の母親だから強く言えないのかもしれないけど、旦那が味方になってくれなければ妻はひたすら耐えるしかありません。 姑は家族になったなんて言っても他人です。 妻は妻。自分で選んだ妻を否定しないで欲しいと思うのも当たり前ですよね。

子供を育てる際に父親のそばにいさせてあげられない

別れたいと毎日考えるような旦那でも、子どもからするとやっぱりこの世に一人だけの父親。 それに小さいうちは冷たいパパでも意外と分かっていなくて、子どもはパパが好きというパターンも多いんです。 妻から見れば、特にちゃんと愛情をかけていないように見えている旦那なのに、そんな理屈は子どもにはなかなか通じません。 自分が我慢さえしていれば、子どもに悲しい思いをさせなくていい…。そう思って離婚に踏み切れない女性も多いのではないでしょうか。

子どもに十分なお金をかけてあげられないかも

今は別れていないから、経済的にまだやっていけているとしても長い将来子どもにやりたいことが見つかった時、自分一人の稼ぎではさせてあげられないかもしれない…。 学費や教育費だけでもかなりかかるうえ、子どもが独り立ちするまでは早くても18年はかかります。 将来のためにも大学までちゃんと出してあげたいと思っている場合、離婚はデメリットかもしれません。 大人の事情で離婚したことが原因で、子どもに不憫な思いをさせるのは母親として心ぐるしいんですよね。

どんな時も働き続けなくてはいけない

シングルマザーになれば、働く代わりに犠牲にしなくてはいけないのは子どもとの時間です。 小さければ保育園に預けながら働かなくてはならないし、小学生なら帰ってきてもお母さんが帰宅していないのでポストから鍵をだして自分で家に上がる、いわゆる「かぎっ子」な子どもにさせてしまうかも。 休めば収入が減るため、参観日もいけないかもしれません。どんな状況でも、時には心を鬼にして自分が稼ぎ頭となる覚悟が必要です。 体調が悪くても満足な休息がとれないこともあるでしょう。

片親になることで子どもが不安定になるかも

それこそ子どもが赤ちゃんだったらまだ何もわからずでいられる可能性もありますが、物心がちょうどついてきたころなら「どうしていないんだろう？」とまわりのお友達と比べて疑問に思うことも出てくるかもしれません。 ほとんどの場合、旦那と離婚すれば義両親とも会わなくなりますよね。 そうなるとパパだけではなくておじいちゃん、おばあちゃんも父方の方は会えなくなりいなくなることになります。 今まではいた人に、会えなくなったという孤独感が、子どもの心を不安にさせてしまうことも。

引っ越しなどで環境を変えてしまうことも

離婚することが決まると、大体は切り出した方が出ていく事になります。 子どもを連れていく場合、慣れ親しんだ場所や友達と離れてしまったり、学校の転校など子どもにとって大きな環境の変化が起こることで精神的なストレスになることもあります。 多くの場合、嫌で離婚するとなるべく近くにはいたくないという心理になるもの。 心機一転できるのは親だけで、子どもは離婚と言う環境の変化にプラスしてさらに一から友達を作らないといけなくなる可能性も。

はっきり言って、言われなくてもいろいろなデメリットだって十分わかっているんですよね…。 だからこそ、悩んでいるし我慢してきたんですよね。 それでも結婚と言う一生の約束を交わしている以上、このしんどさから死ぬまで抜け出せないなんてつらすぎる！ でも心からもう愛していない旦那と、仮面をかぶって一緒にいるくらいなら一人でも笑顔でいる方が子どもにとってもいいのかもしれない！ そんな決意があるのなら旦那と別れたいその気持ちを貫いてみてもいいのではないでしょうか。

では、現実的な問題ともう少し向き合ってみましょう。 どうせ別れるなら少しでも自分に有利になるような別れ方をしたほうが、今後のためにもいいもの。 そのために考えておきたい３つのことを見ていきましょう。

旦那と別れてまともな生活をする経済力はある？

今現在、専業主婦であれば一から職探しをすることになります。 旦那と別れて一人の場合ならそれなりに働いていればそこそこの生活はできるでしょう。 しかし子どもがいれば正社員、朝から晩までがっつりと働くことが条件になってきます。 今パート程度に働いているなら、そこで正社員になれたり長時間働けるかどうかかけあってみるのもよし、一人でも食べるに困らない生活をするための計画を立てていきましょう。 できれば少し余裕が欲しいので、別れる前に貯金しておければなおさらいいですね。

親権について勉強しておこう

離婚するには、法律上のいろいろなことが絡んできます。 普通はそんな知識はあまり知らないものです。 ですが離婚を決意するなら、法律家に相談してみたり、無料で話を聞いてくれるアドバイザーなんかもいるので 離婚に関しての法的な知識をちょっと知っておくことをおすすめします。 特に親権争いで余計なトラブルに発展すると、精神的にもかなりの負担になります。 子どものためにも、調べられることは調べておきましょう。

夫婦と親子を区別して考える

旦那が嫌で離婚するのですから、本当は子どもにもあんまり会わせたくないなと感じてしまったり。 会ったり離れたりすることで逆に子どもがなにか思わないかと不安になったりしますよね。 それでも夫婦の関係が悪いことと、子どもと父親の関係とは別問題です。 子どもにとっては親は親なので、離婚するからといって離別することばかり考えるのではなく、子どもにとって一番いい形に持って行ってあげられるよう冷静になってみてください。

ここまで旦那と別れたいと決意した女性のための注意ポイントなどをご紹介してきましたが、 色々なデメリットや覚悟しなければいけないことなどをふまえた上で、旦那となるべくもめないで奇麗に別れる方法を最後にご紹介します。

話し合いはお互いが納得いくまで冷静にする事

離婚の話をするのに、最初から終わりまで淡々と話すことは不可能でしょう。 過去の事や気持ちを話しているうちに熱くなって、色々な感情もこみあげてくるものです。 でもそこで冷静に、相手が納得いっていないところも徹底的に話して本気を見せましょう。 よくある痴話げんかとはもう訳が違います。 そのためには、今までの辛かった気持ちもぶつけたいとは思いますが旦那の言い分も聞き、納得いくまでちゃんと話すことが大事です。

子どもに関することの取り決めは専門家に頼む

大切な子どもに関しての事は、専門家を交えてきちんと書面で約束事を取り決めることを勧めます。 というのは、子どもが絡んでくるとどうしても夫婦間で口約束で決めたことは曖昧になってきがちだからです。 子どもに会いたいからと頻繁に会うようになって、やっぱりもう一回、、、なんていうことになるとややこしくなります。 親権をどちらが持つのか、どちらが育てるのか、会わせるならどのくらいのペースなのか、養育費なども含めてきちんとした取り決めをしておきましょう。

話し合いが終わる前に離れない

離婚の話が進んでくると、もう今すぐにでも別居したい！という気持ちに駆られるのが女性側。 言いたいことも言って、決意も固めるとなおさら一緒に暮らしているのが嫌だ！と旦那を拒絶したくなります。 でもこれはやめておきましょう。 話し合いがきっちり決着がつく前に離れてしまうと、旦那の言い分が二転三転することがあるからです。 有利に離婚するためには、その時まではきっちり妻としての仕事をやることが重要です。 そうすれば向こうも何もツッコミどころがなくなります。

別れる前に準備をしておこう

もうひとつ、大切なことは余裕をもって別れることです。離婚宣言はしたものの仕事はこれから、貯金は全くなし、住むところもなし。というのは現実的ではありません。 できれば旦那がいるうちに職探しをきっちりとやっておきましょう。そして貯金です。 離婚したあとのことを考えた生活に切り替えていく事で子どもにも負担がかかりにくくなります。 もう今なら離婚話を持ち掛けても、いつでも引っ越せる。というくらいにはなっておきたいですね。

いかがでしたか？ 旦那と別れたい！そんな決断をするのは相当な覚悟と勇気が必要です。 でも、幸せの形は人それぞれです。 一生つらい気持ちのまま結婚生活を強いられるような時代じゃありません。 女性であろうと、自分の道を探り続けることで本当の幸せが待っていることだってあると思います。 覚悟を決めて前に進むのあなたを私は応援していますよ！