駆け落ちの成功率って一体！？ロマンティックな駆け落ち体験談と成功の秘訣

恋人との結婚を親や周りに反対されてしまい、もう駆け落ちすることでしか一緒にいられない。 悲しいことにそんな状況になってしまいお悩みの方のため、今回は駆け落ちの成功率を上げるためにはどうすればいいのかということを、読者の方や実際の駆け落ち経験者の方から頂いたエピソードも交えて、お送りしていきたいと思います。 是非参考にしてみてください。

そもそも、何を「成功」とするかが微妙なところですが駆け落ちの成功を 「二人で関係のない土地に移って平穏な生活を送る事」 だとすると10%以下と言ってもいいのではないでしょうか。 現にQ&Aサイトでの駆け落ちした人の体験談を見ると上記のような生活をできている、といった人はほとんどおらず、多くの人が何らかの問題を抱えています。

一言に駆け落ちと言っても、理由は様々なもの。 ここからはまず、実際に駆け落ちをした方々のエピソードをみていきましょう。

《1》年の差恋愛すぎたために…

今でこそアリと言われる年上彼女ですが、彼は私の１９歳年下。 彼の両親に私が年上すぎることを理由に結婚を反対され、彼の実家から遠く離れた地へ二人で駆け落ち。 しかし、駆け落ち後彼は仕事にも就かず私だけが働いて生活を支えています。 彼といられるだけで幸せと思っていたはずだったのですが、今では後悔しています。 （看護師・46歳） お互い年齢なんて関係なく愛し合った気持ちは本物だったはずです。 ですが、別の土地で生活を立てられるのかをある程度考えた上で駆け落ちするということが、男女共に大人としての責任だったと思います。

《2》離婚が認められなかったが故に

結婚11年目の時、妻とは違う女性を愛してしまい妻に離婚を願い出ましたが、まだ小学生の娘が居ることを理由に離婚に同意してもらえず、やむ無く愛する彼女と駆け落ちすることに。 結果、娘には一切会わせてもらえなくなり、父親としてはつらい思いをするとこになりました。 （会社員・35歳） 子供がいると、辛い思いをしてしまうことも多いですよね。 男性の方が、子供よりも恋人をとるケースが多いのかもしれません。

《3》家柄の違いが最大の困難だったために

僕の彼女は幼稚園から大学までエスカレーター式の女子校育ちのお嬢様。 僕は高卒のサラリーマンでしたので彼女のご両親には門前払いでした。 お互い24歳の時、彼女が駆け落ちを言い出し、押しきられるように駆け落ちをして今は二人で暮らしていますが、お嬢様育ちの彼女を養って幸せにしなければならないプレッシャーに、ほんの少し後悔しています。 （サラリーマン・25歳） 彼女を幸せにしたいと思ってくれる、素敵な彼ですね。 物語では輝いて見える身分差に燃える恋ですが、現実では生活が待っているため甘い恋だけではないですよね。 苦労してでも一緒にいたい、一緒にいれれば苦労なんて感じない、そんな恋だと幸せですね。

これまでのエピソードでもあるように、駆け落ちをして幸せになれる保証はありません。 では、どうしたら駆け落ちをしてより幸せになれるのか、駆け落ちの成功率を上げる方法について考えていきましょう。

2人の生活拠点選びは慎重に《駆け落ちを考えるすべての人の場合》

どんなに愛し合っていても、生活という現実は甘い恋とは別物。 主に男性側は、現在のお仕事は継続したままで駆け落ちをするのか、それとも新たな地に行ってそこでお仕事を見つけて全てを一新するのか、まずはそこをしっかりとパートナーと話し合う必要があります。 前者ならば、住む場所を決めるだけで済みますが、それでも新生活には色々と物入りなもの。 後者ならば、まずはお仕事を見つけることが得策といえると思います。 その際、何か活かせる資格を持っていると非常に有利になりますね。 そのために何か資格を取っておく、といった下準備も必要なのかもしれません。 どのパターンをとるにしても、少しだけ恋い焦がれる気持ちをぐっと抑えて、成功率を上げるために入念に話し合いと準備を重ねましょう。 また、彼だけに負担を強いるのは後々彼がプレッシャーを感じてしまい生活が不安になり、気持ちにすれ違いが出てしまうきっかけになってしまうかもしれません。 駆け落ちをして俺の胸に飛び込んでこい！と言ってもらえた場合を除いて、駆け落ちとは二人で二人三脚をしながら歩いていくようなもの。 彼だけに頼らず、女性側も生活を立てるための努力をすればきっと、成功率も上がり逆境を越えて一緒になって良かったと思ってもらえるはずですよ。

相手への気持ちの硬さをもう一度考える《駆け落ちを考えるすべての人の場合》

若い人には若い人なりの、人生を重ねた人にはそれなりの、燃え上がる情熱と愛情があることは事実です。 相手を思う気持ちが幻である、などとは言いません。 しかし、ここで少し考えてみてください。 反対されているために駆け落ちを考えている方、周りの反対、特に親の反対は理不尽なものですか？ 親とは、いつか娘を幸せにしてくれる人と一緒になってほしい、娘の幸せを願い続けて幼い頃から大切に育ててくれるものです。 なので、その親が反対するというのは、何かしらの根拠や年長者の経験からわかる勘、もしくはこっそり彼の過去や背景を調べた結果、娘に告げるには残酷な事実を見つけてしまった等々、様々な理由があるかもしれません。 彼を抜いてご両親と話し合った上で、それでも彼を愛しているのならば、迷うことはありません。 自らの幸せのために突き進みましょう。 今、家庭がある方は本当に幸せではないですか？ 伴侶に言えない不満の当て付けではないですか？ 神に誓ったあの時の気持ちをもう思い出せない程に、消えてしまっていますか？ 夫婦、特に日本人の夫婦は結婚してしまうと、同居人や友人など恋人の頃の気持ちを忘れてしまいがちです。 ですが、お見合い結婚や政略結婚等ではない限り、あなた方は確実に愛し合った二人だったのです。 出会ったあの日、初めて恋を確信した日、想いを告げた日、寄り添うことを誓い合ったあの日、様々な思い出があなたたちの胸には刻まれているはずです。 それらを一つ一つ一人で思い出してみてください。 その頃の気持ちよりも、今目の前にある気持ちは輝いていますか？ もし、そうならば新たな想いに寄り添っていく誓いを新たにしましょう。 自分の世界と違う恋をしている方、自分とは違った世界が新鮮に思えているだけの恋ではないですか？ 隣の芝生は青いという言葉がありますように、今の自分ではないものが良く思え、惹かれるのは当たり前のことです。 もし、彼が自分と同じ生活圏や育ちが似ていたとしても、愛しているのならば構いません。 どの状況の方にも一度問うてみてもらいたいことは、ロミオとジュリエット症候群ではないのかということです。 障害があるからこそ燃え上がる、言い換えれば障害に恋している可能性も否定できないかもしれません。 それら全てのことを考え、今の自分が満たされているけれども、それでも愛する人と一緒になりたい、と思えるのならばその気持ちは本物だと言えるでしょう。 さあ、 気持ちを確信出来たならば、今後のことを計画立てていきましょう。

両親との話し合いを継続することも視野に入れておく《両親の反対からの駆け落ちの場合》

両方の御両親、またはどちらか片方のご両親に反対された場合、すぐに駆け落ちに飛び付くのは得策とは言えません。 反対されて、じゃあ駆け落ちしてやる！などといった態度ではずっと平行線のままになってしまいます。 いつか子供を産んだとき、きっとお母さんに助けてもらいたくなったり、知恵をもらいたくなるかもしれません。 いつかその子供に、おじいちゃんおばあちゃんは？と問われるかもしれません。 人生において大切なものの一つは、家族です。 いつか生まれてくるかもしれない子供のためにも家族と決別するのではなく、定期的に顔を見せに行き説得を続けましょう。 反対されてしまったけれども一緒になる選択をしたことは正しかったんだよ、ということを感じてもらいましょう。 幸せな子供の姿を否定する親なんて、きっといませんよ。 きっといつか祝福してもらえるはずです。

自分の気持ち、離婚して残すものと、その後の対応についてしっかりと考える《離婚が成立しないことが原因の場合》

もし、円満に離婚出来なかった場合、離婚すら成立しなかった場合、もう腹を括りましょう。 書類上の法律上の契約を全て覆してでも、愛する彼と一緒になりたいと願ったのは誰でもないあなた自身なのです。 心ない人に傷つけられることもあるでしょう。 辛い日々を過ごすこともあるでしょう。 もしかしたら、子供がいた場合子供を失ってしまうかもしれません。 親戚一同に、もう会わす顔がなくなってしまうかもしれません。 けれど、覚えておいてください。 その選択をしたのは、あなたです。 自分の人生の指針を自分で決めて、自分の責任において歩き始める。 簡単ではありませんが、自立した女性としての未来がそこには待っています。 愛する彼と歩むことを選んだ自分に恥じることのないような、責任ある行動をとっていきましょう。

いつか認めてもらえる可能性を考えて、自分なりの努力はしておく《家柄の差が原因の場合》

家柄、身分違いの恋の場合は認めてもらうことは難しいかもしれませんが、けれども突き詰めていけばみんな人間なのです。 学歴が問題ならば、勉強をしちゃいましょう！ 素晴らしい学歴を取る必要はないのです。 努力をしていますよ、という姿勢をみてもらうのです。 家柄が問題ならば、相手の家柄をまずは尊重しましょう。 その上で覚悟を決めて、教えを乞うのです。 彼の家柄が素晴らしいものだった場合、もしかしたらいじめられてしまうかもしれません。 けれど、愛する彼との生活のためにそこは耐えましょう。 いじめ続ける体力なんて、きっと長続きしませんよ。 努力を続けるあなたに、反対しいじめ続けたことを反省してくれる日がきっと来るはずです。 だって、愛する彼を育てたご両親なんですから。

駆け落ちについて色々とみてきましたが、成功率を上げるための大切なステップは至って簡単なのです。 まずは、彼への気持ちが確かなものなのかを自分にしっかりと問うこと。 自分の中で、全てを捨てて地球に初めて産み落とされたイヴのようにアダムを愛することができると確信出来たならば、その気持ちは本物です。 次は、恋に盲目にならず浮かれず、現実をしっかりと見据えること。 生活はどうするのか、彼は頼れる人なのか、自分は生活のために何を出来るのか、周りに何を言われても耐える強さを得たのか。 それらの準備さえ出来たならば、駆け落ち成功まであと一歩です。 最後は駆け落ちに限らず人生すべてにおいて言えることです。 それは、努力を続けること。 駆け落ちを反対した人に対しても、駆け落ちをしてまで自分を選んでくれた彼に対しても、常に努力を続けて輝き続けるあなたでいることが、大切です。 駆け落ちというと、どうしても明るい話題にはなれないかもしれません。 ですが、だからこそあなた自身が輝いて正しい選択をしたのだと発信し続けましょう。 あなたが駆け落ちをして輝いていると、誰かが感じたその時こそが、駆け落ちの成功と言えるのではないでしょうか。