駆け落ちをしたエピソード。成功と失敗を分ける条件とポイント

誰になんと言われようと、この人と絶対に一緒になりたい！という気持ちが強くて駆け落ちを考えている人、駆け落ちをした人も、ふと冷静になると後戻りができないことへの不安を感じるときがあると思います。 反対を押し切って駆け落ちをすると、頼ることのできる人がいない状況になるから不安が生じるのです。 実際、駆け落ちして本当に幸せになれるのでしょうか？

駆け落ちという言葉は何となくイメージがついているかとは思いますが、もう一度意味を確認しておきましょう。 駆け落ちとは、親から結婚の許しを得られない男女が、親の知らないところで同棲生活をするために一緒に逃げることを言います。 まさに愛の逃避行というやつですね...！

まずは知りたい、駆け落ちして幸せになった人のエピソード。 やはり、経験した人が幸せと感じれているエピソードがなによりの励みになりますよね。 駆け落ちが大変なことだというのが想像できるからこそ、幸せになったというエピソードは知っておきたいですよね。

駆け落ちをして結婚できる事に...♡

２０代前半の時に３０代前半の彼と職場で出会いました。 仕事の相談をしているうちに次第にお互い惹かれるようになり、付き合うようになりました。 順調に交際を深め、いざ私の両親に紹介をしたところ大反対。 私の気持ちなんて全然聞く耳を持ってくれませんでした。 なぜ両親が大反対したかというと、実は彼はバツ２だったのです。 私はどちらかというと過保護に育てられたので、両親が心配する気持ちも分かりますが、どうしても彼と一緒になれないなんて受け入れられず駆け落ちをしました。 駆け落ちは予想以上に大変でしたが、彼と一つ一つ話し合いながら前に進むことが出き、お互いの結婚に対する気持ちも変わらなかったため結婚することができました。

駆け落ちをするほどの真剣さに両親が結婚を認めてくれた

高校３年生の時に同級生の彼と付き合っていたのですが、卒業間近のときに私が妊娠していることが分かりました。 彼とは１年くらい付き合っていたのですが、結婚するなら彼以外考えられませんでした。 両親に妊娠のこと、彼に対する真剣な気持ちを話しましたが、予想通りの大反対。 反対されても私の気持ちは変わりません。 おろさないなら「親子の縁を切る覚悟でいなさい」とまで言われました。 悲しい気持ちと分かってくれない怒りと彼への気持ちが入り乱れ、あの時は本当に辛かったことを覚えています。 高校卒業をしてすぐにはお金もないので結婚は出来ませんが、駆け落ちをして一緒に子供を育てようと彼との同棲生活を始めました。 家を出て生活をすることはお互いに初めてだったので、初めて生活を支えてくれていた両親のありがたみを感じました。 子供が生まれ、初めて子供を心配する気持ちやかけがえのなさを感じ、両親への感謝の気持ちが芽生えました。 彼は高校卒業後とても一生懸命働いてくれて、生活も徐々に落ち着いていきました。 私たちの頑張っている姿を見て、両親は「そこまで真剣な気持ちがあるのなら」と結婚を認めてくれました。

駆け落ちして幸せになったという人がいれば、反対に幸せになれなかったという人もいるのがげんじつです。 こういう現実もしっかり知ったうえで心構えをしておかないと、駆け落ちしたことが後悔になってしまう危険性があります。 出来れば考えたくないことですが、きちんと将来を見据えて２人の関係を深めるためには必要なことですよね。

駆け落ちをしても生活は苦しく...

１０代の頃から付き合っていた彼と結婚を考え、お互いの両親へその気持ちを伝えました。 その時はお互いに社会人１年目でまだ私生活が落ち着いてはいませんでしたが、結婚への気持ちが強かったんだと思います。 ですが、１０代の頃に彼は不良グループにいたこともあり、両親が簡単に認めてくれるはずはありません。 私も彼もまだ若かったこともあり、感情にまかせて駆け落ちをしてしまいました。 初めは「絶対に一緒になりたい」「一生一緒にいようね」とお互いに感情のままに進んでいましたが、現実はそんなに甘くありません。 社会人１年目で給料も少ない上、仕事が思うようにいかなくストレスを抱えてしまい、喧嘩が増えていきました。 金銭面でも精神面でも生活が苦しく、結局別れることになってしまいました。

駆け落ちはしたものの、結局離婚する事に

１０代の頃に路上ライブをしていた彼に一目ぼれ。 何度か通うようになり、次第に話す頻度が増えていき、両思いに。 「いつかは悩んでいる人を励ませるような歌を、大勢の前で歌うんだ！」という夢を語る彼のことが大好きでした。 私が誰よりも彼の夢を諦めない！　支えていくんだ！　という想いでいました。 だから、彼から「今はアルバイトで収入も少ないけど、いつか有名になれるように頑張るからついて来てください」とプロポーズされたときに迷いは全くありませんでした。 しかし、安定した職に就かない彼に両親は大反対。 誰に何と言われようと絶対に彼との結婚を諦めない！と駆け落ち結婚を決意。 それからしばらくは、毎日彼と一緒にいられる幸せでいっぱいでした。 しかし、５年・６年と何年経っても彼はアルバイトで夢を追う生活。 とても子供を考える余裕はなく、それでも夢を追い続ける彼に「私との生活を考えてくれないの？夢の方が大切なの？」と不満が積もり、結局は離婚をしてしまいました。

周囲の反対を押し切り実行する駆け落ちは、幸せになるかなれないか五分五分というとってもリスクのある行動なんです。 そんなうまくいかせることの難しい駆け落ちですが、実は成功のための条件があるのです！ 幸せになれる駆け落ちの５つの条件を確認して、自分の状況と照らし合わせてみましょう。

駆け落ちして幸せになるかならないかは、頭で考えていても分からないもの。 自分は幸せになれる！と思っている気持ちと、もしかしたら幸せになれなかったエピソードと同じ状況になるかもと不安がよぎる気持ちと、複雑な気持ちでいっぱいになります。 幸せになれる駆け落ちの条件を読んで、当てはまるか少し考えてみるのも良いかもしれませんよ。

お互いに経済がある

1つ目の条件は、お互いに経済があるという事です。 正社員として経済的に自立をしていることが、生活のためにはなくてはならない条件だからです。 お互いに経済がないと「もっとしっかりしてよ！」「生活どうするの！」とお互いに罵り合う気持ちが生まれてしまい、関係に亀裂が入ってしまうのです。 特に男性が正社員ではなく派遣はアルバイトという場合には苦労することが目に見えています。 駆け落ち後の生活もよく見据えた上で考えましょう。

冷静な話し合いの上での駆け落ち

2つ目の条件は、冷静な話し合いの上での駆け落ちという事です。 誰でも「この人しかいない」という相手との結婚を大反対されると、感情的になってしまうものです。 だからと言って反対を押し切って、感情のままに突っ走ってしまうと痛い目を見てしまいます。 今後の２人のこと、駆け落ち後の生活の事などたくさんのことをきちんと冷静に話し合っているかどうかが大きな分かれ目となります。

最悪の自体を想定した上での駆け落ち

3つ目の条件は、最悪の事態を想定した上での駆け落ちという事です。 駆け落ちは周囲の反対を押し切って行うため、味方を失うという事でもあります。 困った時、悩んだ時、頼れる人がいなくなるということは、精神的な支えを失います。 「どんな状況になっても私はこの人と乗り越えていく」という、最悪の自体を考えても覚悟をして行うのであれば、多少のことでは心が折れないでしょう。

事前に駆け落ち後の生活の準備をしたのちの駆け落ち

4つ目の条件は、事前に駆け落ち後の生活の準備をしたのちの駆け落ちという事です。 駆け落ちはつい準備なく勢いで決行してしまいがちですが、準備なく行動してしまうと駆け落ち後の生活が大変なものとなりうまくいかなくなってしまう確率が高まってしまいます。 揉め事も多くなり、「これ以上この生活を続けていけない」と感じてしまう結果になりがちなんです。 駆け落ち後も生活を送れるくらいの貯金があるのか、仕事は安定しているのか、お互いの気持ちに大きな差はないか等、事前に話し合いも含めた準備をしたうえでの駆け落ちをした方が良いでしょう。

将来を見据えた上で他に選択肢がなかった場合

5つ目の条件は、将来を見据えた上で他に選択肢が無かった場合という事です。 大反対をされたからといってすぐに駆け落ちという行動に走ることはとても危険です。 賛成してくれるように何度も両親に話したり、努力をする事がとても重要です。 「ここまで話したけれどやっぱり賛成してもらうことは難しそう」とお互いに感じるまで説得をし、それでも一緒にいたいという最終手段として駆け落ちを選ぶことが大切です。 そこまでして一緒にいたいとお互いに気持ちが揺れなかったとしたら、お互いに相手に対する想いは本物ですし、意思が固いという証拠でしょう。 駆け落ち後の困難も２人で乗り越えていける力にも変わりますよ。

幸せになれる幸せの５つの条件を確認し私たちは大丈夫と感じた人も、駆け落ち後に幸せになるための注意点を確認しましょう。 最も大切になる駆け落ち後の2人の関係。 それを幸せな結末に結び付けていくためにも、きちんと押さえておきたいことですね。

駆け落ちしたあと困難が多いと心得ておく

駆け落ち後の困難は十分覚悟していると思いますが、本当に困難なことだらけなんです。 駆け落ちをしようとバタバタと住まいを見つけ、貯金も十分とは言えない状況です。 初めは家具もそろっていなく、必要最低限のものしかない状態でしょう。 頼れる人も少ない状況で、悩みや辛いことを聞いてもらえる相手もいません。 そんな困難な状況では、彼といて幸せな時間だけではなく喧嘩も当然増えます。 気持ちがすれ違い、寂しさを感じることもあるでしょう。 困難が多いという事を十分覚悟した上で、それでも彼と乗り越えていき幸せになりたいということを強く想う気持ちが大事になってきます。 困難を覚悟できているかできていないかでは、乗り越えられる壁の高さが違ってきますよ。

これまでの一切の縁を切る覚悟でいる

周囲の反対を押し切って行う駆け落ち。 そうまでして2人で生活を始めるという事は、当然周囲の協力は得られません。 むしろ、「もう知らない」「勝手にしなさい」等と突き放されてしまうため、縁を切る覚悟がなければ行えません。 頼れる人を失うという強い覚悟の上駆け落ちをするのであれば、困難があっても「頼らずに自分で乗り越えていく！」という気持ちを持てている証拠でしょう。

自分の身は自分で守る！支えてもらおうとしない事

駆け落ち後は今までの付き合いのような、彼に支えてもらいたい、彼と楽しくデートがしたい等という当たり前の日常を望むことは難しいでしょう。 自分も一生懸命に働き、将来彼と幸せな生活を送るために一緒に頑張るという行動をしていないと、お互いに「もっとしっかりしてよ！」と不満だらけの生活に陥ってしまいます。 駆け落ちが上手くいかなくなっても、両親の反対を押し切って決行した駆け落ち。 戻る場所がありません。 また、相手がきちんと働かない男性だった場合、借金を背負ってしまうことも。 相手をよく見て、自分の身を守ることも大切です。 金銭的、精神的にも自立することが必要です。

駆け落ちしても幸せになるためには、 ・周囲の縁を切る覚悟と、困難が多い生活になる覚悟が必要 ・必要最低限の駆け落ちの準備をしてから行う ・金銭的、精神的に自立する ことが重要です。 ２人の感情だけではなく、きちんと話し合った上での覚悟や必要最低限の準備をし、その上でどうしてもこの方法しかないという場合に踏み切るという考え方でいたほうが良いでしょう。 きちんと客観的に考えたうえでの駆け落ちであれば、幸せになれる確率が高くなりますよ。