社内恋愛からの結婚って気まずい？！結婚へのきっかけとメリット・デメリット

こんにちは！MIROR PRESS編集部です。 社内恋愛からの結婚、と言われると「上司が今は旦那さん」という話や、職場で知り合って結婚した、という話はたびたび耳にする話で珍しいことでは全然ないですよね。 でも、ふと社内恋愛が結婚に結びつきそうなとき「ちょっとやっぱり気まずいかも..」と考えてしまう女性も多いのではないでしょうか？ 結婚=女性が退社、という流れが当然でもない時代です。 そこで、社内恋愛から結婚した経験者から「どういう流れで結婚したのか」「仕事を辞めた人、そうでない人」「社内恋愛で結婚することで起こるいいこと、悪いこと」を学びたいと思います。 社内恋愛、そろそろ結婚したい！そう思っている女性のためになれば幸いです。 是非参考にしてみてくださいね！

さっそくですが、実際に社内恋愛から結婚したカップル(現在はご夫婦)から頂いたエピソードをご紹介していきたいと思います。 ほんの一部の回答ですが、参考になる！と編集部が判断したエピソードを、3つのパターンに分けて見ていきましょう！

《1》結婚後も夫婦が同じ職場で働き続けているカップルの場合

「私たちは20代の中盤からずっと一緒に仕事をしてきた、いわば同志みたいな関係でした。 会社的には特別、社内恋愛は絶対するな！という風潮ではなかったですが、結婚を意識するまでは誰にも内緒にしていました。 同じ仕事をするチームの仲間なので、お互いの大変さ、仕事の進み具合、気持ちの問題まですべて把握できてしまうところは、分かり合えることが嬉しいことでもあり、そんな理解しているがために遠慮したり、たまに八つ当たりし合うこともあります。 そんなこんなで付き合いも5年くらいになり、結婚して家庭を持ちたいね..と話したとき、まずは信頼できる上司に付き合っていることをこっそり明かしました(男性上司です)。 もちろん、彼から言ってもらいましたが、上司的にはふたりは仕事はどうしようと思っているのか？ということをしっかり話し合ってもらいたい、ということでした。 私たちは子どもができるまで職場にいたいという結論になり、結婚の時期や準備も含めて話を徹底的に詰めてから再度上司に話をしに行きましたよ。 やっぱり結婚なんて言って社内で別れてしまうカップルも見てきたことがあるそうで、本当に話が進んでいる段階にこないとイマイチどうとも言えない、というのが上司の意見でした。 結婚後も働き続けることを了承してもらい、今でも無事に同じ職場で働いています。 結婚式後は特に気まずさはないですが、夫婦だから..という目で見られないよう、結婚前よりもさらに職場ではプライベートと仕事のけじめをつける意識が強くなりました。 あとは、プライベートも職場も同じということが少しお互いに窮屈になるときがありますね...ストレスが溜まらないように、夫婦でもたまにはお互いの自由になる時間を作っています」(30歳・IT産業)

《2》結婚後妻が転職したカップルの場合

「私と彼のいた会社は、まず基本的に社内恋愛はしてはいけないというルールがありました。 また、サービス業なので繁忙期が頻繁に訪れる忙しい企業でした。 本当はダメなんですが、どうしても私と彼が親しいことがバレてしまいまして...同僚やパートさん、アルバイトの人から見てもやっぱり付き合っているんじゃないの？と噂になってしまって。 こんな形は望んでいませんでしたが、マネージャーの女性に呼ばれ『実際、そうなの？』と聞かれて認める形で結婚を前提にして付き合っていることを話すことになってしまいました。 そこで上司から言われたのが、頑張ってほしいけど、結婚するなら結婚と同時に転職した方がいいと思う、うちの会社は社長が社内恋愛を嫌っているし、まわりも噂とかするからねと。 確かに、付き合っていることが噂になるくらいなので、今後も色々言われそうだなって自分でも思いました。 それに、サービス業は休日やお盆なども忙しいので妊娠・出産のタイミングもなさそうと思って。 その後社内恋愛を実らせて結婚後、私は定時で帰れる事務に転職、彼は残留です。 彼といた会社に最初は未練もあったけど、転職して離れてみてから、彼との関係がバレるのではないか...といつも緊張したり気を張っていたことが自分でもよくわかり、気持ちが楽になりました！ 妻として家の事もやる時間ができて、別の場所で働くのって悪くないなと感じています」(28歳・経理事務)

《3》結婚後妻が退職したカップルの場合

「うちの場合、まず彼が直属の上司で責任のある立場の人だったので、彼本人が、結婚したら退職して欲しい、みんなに祝福されてやめていく方が自分の立場的にも今後の仕事においても示しがつく..と言われていて。 結婚するから、というのは彼自身がみんなの前で公にすることになりました。 上司と付き合っていると、働いていても無条件に心強いし、いてくれるという安心感、姿が見られるので浮気の心配もしなくていいといういいところがあるんですよね。 でも、場合によっては上司に頼り過ぎ、甘えてない？とか...言われるじゃないですか。 実際、結婚後も引継ぎの関係ですぐにやめられなくてしばらく働いていましたが、社内ではみんなから信頼される彼でしたし、妻が社内にいることで今まで関係の良かったみんなの目が変わったり、気を遣われたりしました。 「○○さんの奥さんだから下手に何も言えない」みたいな空気があって。 そんな感じだったので、結婚する時期には気を遣いました。 話し合って6月(会社が少し落ち着いている時期)を選び、結婚して3ヶ月後に退職しましたね。 退職してみて、彼との時間が減った寂しさもありますが、まだ若いので好きな仕事を辞めてしまったことは少し後悔も残っています。 退職してしばらくは専業主婦でしたが、逆に時間の余裕がストレスになったのでパートに出ています」(27歳・ファッション雑貨店勤務)

実体験は、いかがでしたか。 社内恋愛から結婚する上では、社内のルール、忙しさや周囲の人の目など、気にするポイント(独特の気まずさ)がやっぱりあるんですよね。 ただ、結婚後もそのまま働いているというパターンもたくさんありました。 そんな上手くいくパターンがたくさんある一方で、これは絶対やっちゃだめ！という事も。 何をしてはいけないのか、NGな言動も合わせて見ていきましょう。

社内でいちゃいちゃしない！

社内でいちゃいちゃ、仲良すぎ...は絶対アウト!? 「夫婦だから仲いいのはわかるけど、新婚の幸せ満開で仕事を忘れてる人がいる。 大丈夫？とか言ってるけど大したことでもない、ってことはありますね...やりにくいわ！」(32歳・編集者) 「上司が旦那さんの人が同期でいるんですが、ふっと見ると頭ナデナデされてた。 家でやってくれ...と思ってその上司のイメージも変わったし、恋愛気分を出すなって感じです」(26歳・広告デザイン) 「休憩中とはいえ、社内でラブラブしているのは社会人としてどうなのかと思う。 夫婦だからと思って誰も何も言わないけど、けじめ持ってほしいですよね」(30歳・通信会社) 新婚さんエピソードは結構多いようですが、いくら夫婦でも、社内でいちゃいちゃしていると「仕事のやる気がないんじゃないか」「周囲の空気を考えていない」と思われてしまうんだとか..。

公私混同しない！

「自分の奥さんの企画書ばかり通す男性上司...バレバレだから！と言いたい。 奥さんも、何かあったら私の旦那は上司よ！みたいな風を吹かせている。 あなたたちを中心として会社は回っているんじゃないんだよ」(29歳・制作会社) 「結婚しているからって、他の女性社員に目をつけすぎる女性...嫉妬心むき出しで困ります。 別に会社なんだから聞かないといけないこともあるし、別に好意なんかないって」(24歳・福祉) 仕事に個人的な感情を持ち込むことは、周囲の人にとってやりづらく、とてもめんどくさい..！ あまり公私混同しすぎて仕事にも影響が出るようでは、悪いイメージが広がってしまうかも。

家庭内の揉め事を会社に持ち込まない！

「いやいや、絶対きのう喧嘩してるやん..と分かる社内夫婦の二人。 会議のときに機嫌が二人とも悪い、あからさまに旦那を無視！口調がキツイ！みたいな。 周りとしてはどうでもいいことに気を遣わされて、機嫌の悪さに巻き込まれて...最悪です」(32歳・観光) 「結婚していることは分かっているからいいんだけど、もめごとを社内で愚痴らないでほしい。 私だってお世話になっている分、プライベートなことを聞かされると余計な感情が出てくる。 ピリピリムードなのも伝わってきて、仕事がやりにくい」(25歳・出版社) 家庭は家庭、仕事は仕事..結婚後も同じ職場で働き続けるなら、会社と全く関係ない家庭内の事情で社内の人間関係が乱されることも！ 家庭と仕事はしっかりと分けて、仮にけんかしたりもめても社内では態度を変えない、ピリピリした気持ちは隠して周りを巻き込まない努力は必須なのではないでしょうか。

ここまでNG行動を見てきましたが、上手くいかせる方法はすべてにおいてこれが正解！というものは残念ながらありません。 ですが、これ！というものはなくても、原因や状況別ではもちろん正解があります。 それぞれ場合分けをして解説していきますのでみていきましょう。

付き合っていることをまず上司に報告する《社内恋愛を秘密にしている場合》

言わなくても噂でバレちゃった...という体験談もありましたが、本来社内であるという意味ではバレるよりも自ら報告することが望ましいでしょう。 その方が知らされた上司や関係者にとっても、印象が悪くなりにくく、けじめがつきます。 社内恋愛はあまりおおっぴらにしている人の方が少ないものですよね。 そこでまず報告するのは、直属の上司(一番近い存在)の上司にあたる人です。 もし社内恋愛禁止のルールが暗黙であった場合にも、礼儀としては自己報告をし、「隠していて申し訳ありません」「結婚を前提にした真剣なお付き合いです」と丁寧に打ち明けてみましょう。 そこで上司からまず社内で結婚して今後も仕事を続けてもいいか、結婚する時期はいつぐらいなら会社にとっても大きな負担にならないか、相談するつもりで報告するのが良いですね。 報告する時期もきちんと見極めましょう。 体験談でもありましたが、上司としても「結婚と言って色々こっちも調整を考えていたのに、喧嘩別れなんかしないんだろうな？」という不安を多少なりとも抱いているからです。 結婚の話がいよいよまとまってきて、自信を持って言えるときがいいのではないでしょうか。

まず上司に相談し最適な時期、異動可能かお伺いを立てる《どちらかが異動を希望する場合》

仕事自体は辞めたくないが、会社の中で異動した方がやりやすいと思うことも多いですよね。 さすがに結婚して同じ部署で..というのも、よほどの信頼を得られていなければ気まずい環境ではあります。 大事にしたいのは自分の都合で言ってしまわないようにするということです。 最初から「いついつに結婚したいので、これくらいにここへ移動できないでしょうか」と言ってしまうと、本人の勝手で言っていると思われてしまうかもしれません。 印象を良くするためにも、”お伺いをしっかり立てておく”ということがとても大事です。 どちらかが異動してもなるべく迷惑をかけない時期で構わないです、という謙虚さを持っておけば、上司の心情も悪くならないでしょう。 自分主導ではなく、社内結婚ならなるべく会社主導で、うまく時期を相談していくのをおススメします。

大まかな結婚の時期を決め、頼みたい上司に報告し日程を決める《上司に仲人を頼む場合》

結婚したいこと、仲人を頼みたいと告げる場合は、大まかな結婚の時期を決めておくことです。 社内恋愛、結婚は日程の調整が難しいんですよね。 ただ仲人を頼まれて嫌な気持ちになる人はほとんどいないでしょう。 仲人を頼むことによって、二人の結婚が上司的にも「公式」になると、認めやすいもの。 日程は会社のことも含めて相談するようにしていきましょう。

繁忙期を避け、上司に日程を相談する《新婚旅行で長期休暇をとる場合》

体験談でも見られましたが、会社や企業には繁忙期がありますよね。 勤めている社内の事ですから、あなたも彼も、そのあたりは理解しているのではないでしょうか。 忙しい時期になんであえて言ってくるんだ..？と「考えなしに言っている」という印象が付くのはあなたとしても気持ちいいものではないので、新婚旅行などでまとまった休みが欲しい場合は絶対に時期を考えて申し出るようにしましょう。 繰り返しますが、お伺いは立ててくださいね。

繁忙期を避けて退職したいタイミングを上司と相談する《どちらかが退職する場合》

寿退社したい..！と考える女性も少なくないでしょう。 退職する場合は、先ほどと同じく繁忙期に言わない配慮は絶対に必要です。 タイミングの相談はきちんとして、退職したいという意思を伝えましょう。 ただ退職を考えていても、はっきりとした意思が固まるまでは報告しない方がいいかもしれません。 本当に今の仕事から結婚を理由に離れてもいいのかどうか、妊娠や出産のことも考えてよく見つめてから決めてください。 流れのように結婚して退職しても、あとで後悔することもあるからです。 人間関係的に、結婚後働き続けることでストレスになりそうだな..と強く思う場合は退職も悪くないですし、仕事が好きだという強い気持ちがあるなら彼ともよく話し合ってくださいね。 人生は一度きり、結婚=退社ではないし、結婚後も社内に残ることもけじめさえつけられれば不可能ではないはずですしね。

いかがでしたか？ 結論！社内恋愛からの結婚は、多少やっぱり気まずい部分あり。 でもそれは、公私混同したり、社内にプライベートな感情を持ち込む、周囲の人間関係に気をしっかり遣うことをうっかり忘れてしまうから。 社内恋愛で結婚後も、努力は必要になりますがしっかりと仕事に支障がないように冷静になれる自信や覚悟があれば、気まずさも徐々に突破できるはずです。 何より「社内結婚」を上司、関係者の人に認めさせることができれば問題なし！ 夫婦で同じ立場を分かち合えること、旦那さんの仕事への理解度が高いことなどメリットもあります。 逆に同じ社内にいないことで、ストレスから解放されることもあるようです。 是非、旦那さん(彼)ともよく相談して、結婚の際にはかならず上司や会社のためにも、日程や時期も考慮して決めていってくださいね！応援しています！