でき婚は8割が離婚する？！離婚率が高い理由とでき婚でもうまくやっていくための心構え！

愛し合って結婚したのに、離婚という結末が訪れることもあります。

こんにちは！MIROR PRESS編集部です。 離婚は以前ほどはめずらしいものではなくなってきています。 データによると、結婚した三組に一組ですから３割強が離婚しているとのことです。 さらに、いわゆる「でき婚」では、何と５年以内の離婚率が８割という現実があります。 「授かり婚」とも「おめでた婚」とも言われる「でき婚」ですが、もちろん幸せな家庭生活を送っている人もいます。 離婚率が高くなっている原因をきちんと認識することは、離婚を防ぐだけでなく、幸福度を高めるポイントにもなります！ 「でき婚」ではない夫婦にも共通する課題が多いですので、ぜひ参考にしてください。

離婚には、それぞれの夫婦の事情があります。 しかし、でき婚の離婚率高くなってしまう事情にはでき婚ならではの理由があるようです。 でき婚から離婚へと至った理由の中で、大きく５つのポイントを挙げて考えていきましょう。

《1》もともと結婚するつもりがない関係だったので、気持ちがついていかない

でき婚は、正確には「できちゃった婚」です。 できちゃったことの後付けでの結婚ですと、どうしても気持ちが固まっていないことは否定できません。 真剣に結婚を考えていての男女関係でしたら、きちんと避妊を考えるものです。 そうした計画性のなさや刹那的な行為がきっかけでの結婚ということも少なからずあるでしょう。 「お互いその時は気持ちが高ぶっていたけど、結婚なんて考えたこともなかった」「お互い嫌いではないけど、本当に子供ができると思っていなかった」など。 いざ本当にでき婚となると、どちらかといえば「まだ自由でいたかった」という思いもあり、気持ちがついていかないことは想像できますね。

《2》子どもを育てるお金の余裕がないのにでき婚してしまった

嫌な言い方ですが、子どもは愛だけでは育てられないことをわかっていながらでき婚してしまった。 そうです、子育てには経済的基盤がどうしても必要ですよね。 結婚と子育てを前提に貯金をしていたならばダメージは減るでしょう。 特に子どもが乳幼児期には夫婦共働きは体力的にも時間的にも難しいものがあります。 子供を育てるためにどちらかの親と同居することでトラブルが増えてしまうことがあったり、貯金もない状態であったり。 授かった命だからと責任を持つことを決めたはいいものの、経済的な苦しさから気持ちが塞いでしまったり、夫婦関係が悪化することもあります。 やはり子どもを育てるには愛とお金が必要になりますので、でき婚したその時にお金がない状態から奮闘した夫婦が離婚してしまうことも...！

《3》相手のことをよく知らないででき婚し、合わない面がどんどん出てきた

どんな夫婦でも結婚してから相手の知らなかった一面を目にするものです。 実際、完全に価値観が一致している夫婦を見たこともありませんね。 しかし、気持ちが全然なかったとは言えなくても、知り合って間もない相手、付き合って日が浅い相手と結婚するとなると、後から違いに苦しむことがあるよう。 でき婚してみてから、夫婦になってみてからさまざまなギャップがどんどん出てきて、「どうしても合わない...つらい」と感じてしまったり。 でも子供が生まれればどんな状態でも、もう「父と母」になり、簡単に逃げ出すこともできないですよね。 そういった気持ちの葛藤から、言いたいことを我慢して溜め込み、結果的に最後はこらえきれず離婚の選択をしてしまう人もいます。

《4》「でき婚なんてうまくいかない、恥ずかしい」という気持ちが常にある

「でき婚」に対して自分自身がネガティブなイメージを持ちすぎてしまい、また周囲の目線までもネガティブにとらえすぎてしまうこともあるでしょう。 「順序が違うって思われてるんだろうな...」「子供ができたから結婚したんだろうなと軽く見られていないだろうか」と不安が消えないのです。 日本では、結婚とは家族と家族のものという価値観がまだまだ残っているのが現実というところもあります。 個人と個人の結婚だという意識もありながら、家族や親戚から心底喜んでもらえなかった「でき婚」することへの割り切れなさが深層心理にあるのかもしれません。 世間に対して恥ずかしいことをしている自分自身への申し訳なさと育児疲れ、夫婦関係のトラブルもそこに積み重なると、メンタルヘルスにも重大な影響を与えかねません。

《5》唐突な結婚で心の準備ができておらず、互いに夫婦の自覚があまりない

夫婦となる二人の側でなはなく、「できちゃった」ことで周りがどんどん話を進めてしまう場合もあります。 実は心のどこかで中絶なども選択肢として考えていたり、「できたんだから責任取ってちゃんと一緒になりなさい」などの親や周りのペースに翻弄され、結婚や夫婦関係・家庭生活に対する実感もないままに結婚を迎える…というのもある話なんです。 こうした課題を先送りしたケースでは、何か家族の問題が発生した時に「夫婦になること」「親となること」への覚悟ができていないケースも。 頑張ろうと流されるように決めたはいいけれど、しんどいことがあると心がガラガラと一気に崩れていくこともあります。 もちろん、当人たちの無自覚から精神的な準備ができず、上手くいかないケースも少なくないですね...。

でき婚の難しさばかりにフォーカスしてしまいましたが、もちろん幸せな生活をしているでき婚カップル・ファミリーもたくさんいます。 これから結婚を考えているカップルも参考になる３つのポイントを紹介します。

《1》いずれは結婚したいという気持ちのあるカップルだった

実際にある話です。 結婚に反対されていた男女が、最終手段としての「できちゃった」で双方の両親を認めさせたという例もあります。 真剣に結婚を考えていた二人だからこそ、ですね。 この例は極端かもしれませんが、経済的・精神的な準備ができていたなかでのでき婚は単純に妊娠と結婚の順番が前後しただけでのことです。 むしろ、「できちゃう」ことも想定して準備を進めていたならば、多少は慌てることもあるかもしれませんが、世間でいうところの順番を守っいるだけのカップルよりも成熟した関係ですよね。 こうした相互理解と段階的準備は、でき婚であるなしにかかわらず、とても重要です。

《2》結婚するのだからと、互いのことを改めてわかりあうように心がけている

でき婚という事実やそれまでの関係にとらわれず、未来志向型で関係を再構築する姿勢も大切ですね。 過去はだれも変えることはできませんが、現状を認識して考えを定め、新たな目標設定をすることは夫婦生活ばかりでなく、人間関係全般や仕事においても重要な考え方です。 男女から夫婦、そして父母へとステージが変っていくなかで、そのステージごとにお互いが分かりあうためにきちんと言葉でコミュニケーションすることが、ステキな家庭づくりのベースですね。

《3》一緒に子どもに向き合い、育てることで絆を深めることができている

子育てって、本当に大変なことですよね。 動物の子どもは生まれてすぐに立ち上がり、ほとんど親の世話を必要としないものもあるそうです。 一方で、人間の子どもは…一人前に自立するなるまでにはとてもとても手がかかりますよね。 順調にいかないことも多いですし、親にとってはもしかすると最大の悩みにすらなることもあります。 だからこそ、子育ては素晴らしいのですね。 手がかかったり悩んだりしたことより、もっともっと大きな喜びを与えてくれる存在が子どもともいえるでしょう。 一緒に子どもに向きあい、育てることで、夫婦の絆も強まっていきます。 こうして深まった絆があるからこそ、夫婦として一生添い遂げることができる関係になっていくのですね。

離婚率が高いと言われる「でき婚」でも、うまくいっている人の特徴も参考に、でき婚を幸せな結婚にするための方法を見ていきましょう！

《1》ネガティブな意見に晒されることもあるが「どうせでき婚だから」と自分たちを批判しない

「でき婚」ということで子どもを授かる前提で考えていましたが、子どもが欲しくても授かれないカップルもたくさんいますよね。 不妊治療などで不安を抱える夫婦もいるなかで、子どもを授かったことは子どもによって「夫婦としての縁を授かった」ということだと思いませんか？！ でき婚カップルに対してだけでなく、ネガティブな意見は必ずあるものですね。 その意見の根っこには、結婚や子どもに対する嫉妬心が大きく存在しているというだけのことですよ。 自分たちの生き方をポジティブにとらえ、「でき婚」というきっかけに感謝しましょう！

《2》1対1の人間として、互いの性格や価値観をわかりあうようにする

結婚にむけての気持ち的な準備不足が事実だったとしても、それは過去のことですね。 特に性格や価値観については、結婚生活を始めてから初めて気づくことばかりというのが実際です。 大切なのは、男女としての関係から夫婦そして父母とステージチェンジすることを受け止め、お互いの性格や価値観について尊重し、お互いに歩み寄る姿勢ですよ。 相手の新しい面を発見する楽しみもあります。 お互いの性格や価値観をブレンドして、ふたりの生活観をつくっていきましょう！

《3》家族の将来について、具体的にゆっくり話し合う場を持つ

家族って、話し合いの連続ですよね…今日の夕飯のメニュー、家事の分担、週末のお出かけ…などなど。 忙しい毎日のためついつい目の前のことでいっぱいいっぱいになりがちですが、ずっと先のことをいっしょに思い描いてみてはいかがでしょうか？ 家を建てたい、子どもをこんな学校に行かせたい、結婚10周年はパーティーを開きたい…ワクワクしませんか！ そんな目標を共有できるって、素敵ですね。 家族の将来について、お互いでゆっくりと話し合う場を持つようにしましょう。 共通の目標は、夫婦の絆を一層深めますよ！

《4》子育てについて夫婦できちんと話し合い、協力して行うようにする

可愛い子どもだからこそ、子育てはしっかりしたいと考えるものですね。 しかし、夫婦それぞれが違った方向性で頑張ってしまうと、子どもにとって夫婦にとってマイナス面がでてしまうこともあります。 喜びや悩みをシュアすることも大切ですが、家事や育児も話し合いの上でしっかりとシェアすると、夫婦の頑張りがより効果的に発揮できますね。 そうした協力関係のなかでみられる子どもの成長は、夫婦の信頼関係をより強めるものにもなりますよ！

《5》経済面、子育てなどについて悩んだら人生の先輩や親などに相談する

結婚生活をしていく上での悩みのなかには、自分たちだけでは解決できないものもありますね。 経済面での悩みであれば、親と同居することもメリットなども考えあわせて相談してみましょう。 住居費ばかりでなく、パートなどに出ることができる時間も増やすことができますね。 また、さまざまな子育ての悩みについては、経験者である先輩のアドバイスはとても貴重です。 先輩ですから失敗談もふくめてざっくばらんに話してくれるでしょうし、あなたのなかに溜まったガス抜きもしてくれますよ！

統計やデータだけをみれば、確かにでき婚からの離婚率は高いかもしれません。 でき婚という事実をあなたとパートナーがどう受け止めるかが、幸せになれるかどうかの分岐点です。 結婚というきっかけを授かったというポジティブな気持ちで、お互いの理解を深め、笑顔に満ちた家庭を築いていきましょう！ 子どもが自立したときにでき婚カップルはまだまだ年齢的に若いでしょうから、そこで第二の夫婦生活がスタートできるという点でも魅力的なもの。 でき婚で離婚する人は確かにいますが、でき婚から幸せに過ごしている方もたくさんいることを忘れないでくださいね。 子どもを授かることは尊いことであり、結婚の形に関わらずそれは同じ。 あなたが前向きにあなたらしい形で幸せな家庭、家族となっていけるよう、応援しています！