元彼がネットストーカーに！彼の目的と対処法。行為の真意の見抜き方

SNSを活用していないという人がほぼいないくらい、現代の世の中には普及していますよね。 いつ、どこで、誰が、何をしているかが自由に発信できて、知ることができます。 そのあなたが発信した写真や情報は、もしかして常に元彼によって監視されているかもしれません。 あなたの元彼は、ネットストーカーになっていませんか？ という事で今回は、元彼がネットストーカーをする心理や目的、対処法について解説していきます。 下手に行動をして元彼を刺激し、ネットストーカーがエスカレートする事のないように、まずは元彼の心理を探っていく事が大切です。

ネットストーカー(orサイバーストーカー）とはインターネットを利用して、特定の人物にしつこく付きまとう、ストーカーのことです。 その中には主に、SNS上のコメントでのつきまといや、誹謗中傷の書き込み、個人情報や写真の勝手な公開、ウイルスソフトを送ってくるなどがあります。 もし元彼がそのような行為に走ってしまっていることに気付いたのなら、 ・ネットストーカーをしている情報を集め、 ・一切の接触を断ち、 ・ストーキング行為にも対応しないようにしましょう。 また、話し合いで解決を求められた場合は ・人目の多いところで ・かつ、知り合いに近くにいてもらうようにしましょう。 それでは、各対処法をさらに詳しく解説していきます。

ネットストーカーをしている証拠を集める

まず、本当に元彼による行為なのか、証拠を集めてみましょう。 ネットストーカーをしている割合は男性が80％だそうです。 その心理は「自分の存在を分かって欲しいから」という自己承認欲求によって起こるものです。 ネット上で反応しては相手の思うつぼなので、自分で記録をつけたり、写真や動画で証拠をとっておきましょう。 今後さらに被害が大きくなった場合に、弁護士へ提出する証拠として必要になってくるものだからです。 また、そもそも警察へ被害届を出す際にも、証拠がなければ何も協力をしてくれないという場合がほとんどです。 協力な証拠がなければ警察は動いてくれず、大きな事件へと発展してしまうネットストーカーの被害も多くありますからね。 ただ、詮索しすぎて、勘付かれてしまうと、過剰な行為にもなりかねないので証拠集めをする際には十分に注意しましょう。

元彼には一切接触をしない

学校や職場が同じでないのであれば、可能な限り、元彼には一切接触をしないようにしましょう。 相手は自分の存在を分かって欲しいのですから、「あの書き込みはあなたがやったんでしょ！」と突っかかってしまえば、相手の思うツボです。 どんな手を使ってでもあなたに構ってほしいという心理からネットストーカー行為をしている男性もいるくらいですから、一番やってはいけないNG行動だと言えるでしょう。 元彼の中のあなたという存在が消えるまで、そっと潜めていることが大事です。 視界に入ってしまえば、それだけ意識してしまうものです。 例え、学校や職場を変えられなくとも、できる限り距離をとり、存在を消すように行動すると良いでしょう。

ネットストーカー行為にも一切反応しない

あまりにも酷い場合や、自尊心を傷つけられてしまった場合、どうしても言い返したくなってしまいますが、そこは我慢して、どんな行為にも一切反応しないようにしましょう。 「顔が見えていないから思ってることが言いやすい」 「この一言で被害が止まるなら物申したい」 と思ってしまうかもしれませんが、それも元彼の思うツボです。 あなたを傷つけることで、反応を促し、「まだ自分のことを相手にしてくれているんだ」と思わせてしまえば、また被害は大きくなります。 なので、反応しないことによって元彼の諦めを促すことができるかもしれません。 強い気持ちを持って耐えることが大事になります。

話し合いをするのであれば人目の多いところで

もし、話し合いで解決しそうだ、と思った場合でも万が一ということがあるので、必ず人目の多いところで話し合いをするようにしてください。 ネットストーカーをする時点で、元彼はあなたに対する独占欲が強いのです。 「あなたのことを支配したい」という思いから、最悪の行動に移ることもあります。 人目の多い場所では、周りの目が気になって変な行動は起こせませんし、何かあっても誰かが助けてくれる確率が高くなります。 ただ、元彼は人目のつかないところや、つくところでも、時間帯によっては少なくなる場所を指定してきたりしかねないので、公園や家などは避け、ファミレスやカフェなどを選択しましょう。

その際には近くに知り合いに待機していてもらおう

話し合いにはできるだけ応じないのが一番なのですが、どんな場所であれ、知り合いに近くに待機してもらうのが良いでしょう。 あなたと元彼は意見が食い違っているからこういった状況になっているのですから、解決には高確率でたどり着けないでしょう。 「どうにかして、自分の言うことを受け入れてもらおう」と彼は思っています。 その場合、異常な行動に出たとしても、友人や同僚に助けてもらうこともできますし、後々の証言人としても協力してもらうことができます。 女性の知り合いだけよりは、男性の知り合いの方が心強いかもしれません。

そもそも、元彼があなたをネットストーカーする心理はなんなのでしょうか？ あなたはそんなに恨みを買うようなことや傷つけた記憶がないのであれば、尚更のことです。 特に別れる時に問題なく、別れられた時ほど、理由は不可解なものになります。 例えば、 ・話がしないのに取り合ってくれない ・未練があるので他の男に取られたくない ・別れた腹いせ などが考えられるかもしれません。 それではネットストーカーに走ってしまう元彼の心理をさらに詳しく見ていきましょう。

話がしたいのに取り合ってくれないから

まず、話がしたいのに取り合ってくれないことが理由としてあげられます。 男性は女性以上に未練を持ちやすいと言われています。 「別れた理由をはっきりさせたい、君の口から直接聞きたい」というのが本音でしょう。 論理的な思考が得意な男性にとっては、あなたの言い分を解決すれば、また幸せだったあの頃に戻れると思っています。 しかし、女性は感性の方が強いので、うまく言葉に表現できず、根本的な解決にはなり得ないのです。 元彼はあなたの気持ちを分かったつもりでいるので、理由もシンプルに、気を持たせないようにズバリと可能性は０であることを伝えましょう。 また、この心理からネットストーカーをする原因として一番多いものが、女性が一方的に元彼を振ったり、いきなり音信不通になるなど、元彼が納得もできない内に関係を終わらせてしまう事です。 まずは元彼をネットストーカーにしてしまった原因に思い当たるものがないか、別れ際の言動を思い返してみましょう。

未練があるので他の男に取られないように監視したい

次に、未練があるので、他の男に取られないように監視したいという理由です。 あなたへの気持ちが断ち切れない元彼は、まだ彼氏だった頃の自分にとらわれています。 なので、「俺の○○に手を出すな」という思いで、あなたの他の男性とのやりとりを見ている可能性があります。 例えあなたが、そのつもりがない男性だとしても、元彼からしたら、全ての男性が敵になります。 動物の本能と同じで、男性は自分が一番であるということを主張してきます。 ネットストーカーを受けている状態であるならば、SNSへの投稿は基本的に控え、もし載せるにしても男性が写ってないような写真を選択することが良いでしょう。 その際コメント欄を非表示にするなどして対策を立てましょう。

別れた腹いせに嫌がらせがしたい

別れた腹いせに嫌がらせしたいという理由もあるようです。 「俺の何が悪いんだ！」 「俺がどれだけのモノをお前に投資してきたと思っているんだ！」 と思っているかもしれません。 お金やモノでしか愛情表現ができなかった元彼は、あなたに与えてきたもので見返りを求めている傾向があります。 この場合には、プライドが高い自信家の男性が多く見受けられ、自分の努力が実らなかったことをあなたのせいだと責任転嫁し、逆恨みしているようなものです。 そこに対しては一切の情は見せず、終わったことは終わったこととして受け流しましょう。 ここで申し訳ないという気持ちになってしまうと、見返りを求めてあなたを支配しようとするので、注意が必要です。

でもネットストーカーをする元彼の真意ってどうやって見抜くの？

ネットストーカーをしてくる元彼の心理が分かれば、ただただ分からず怯えるよりも、正しい対応で過ぎ去るのを待つことが可能になります。 ではどうやって見分けるのか？ そのポイントは ・会いたい、話がしたいと言ってくるか？ ・ネットストーカーでどんな行為をしているか？ ・ネットストーカーが始まった要因はなんなのか？ が重要になってきます。 元彼のネットストーカーをする真意を見抜く事で、今後の対処法や効果的な対応も変わってきますから、しっかりとポイントを押さえるようにしましょう。

会いたい話がしたいと言ってくるか

あなたに会いたい、話がしたい、と執拗に連絡してきたり、SNSのコメント欄に書かれていないか、チェックしてみましょう。 「一回会えば、チャンスはあるかもしれない」 「解決するまで、相手を拘束できる」 といった心理が働いているからこその、会って話がしたいという交渉をしてきます。 あなたと元彼の意見が会って話したことによって、何も解決の方向には向かないので、基本的にお断りか、対応しないようにしましょう。 もし、会ってしまえば、力でねじ伏せようとされたり、今後のネットストーカーの程度がエスカレートするかもしれません。 一番は連絡先を拒否し、SNSもやめてしまい、全ての連絡手段を断つのが、被害が最も少ないでしょう。 ただし、自分に非がある場合には、安全を確保した上で話し合いをする事も有効になる場合があります。 元彼も自分が納得できる話し合いができれば、心を入れ替え、ネットストーカーをやめてくれるはずです。

ネットストーカーでどんな行為をしているか

ネットストーカーでどんな行為をしてくるか、観察してみましょう。 SNSのしつこい書き込み、誹謗中傷、個人情報の流出、ウイルスソフトの送付、などかもしれません。 その心理は 「あなたと接点を持ちたい、どんなことをしても興味関心をひきたい」 「あなたの情報が知りたい」 などあなたに未練があるからこその行動です。 しつこく接点を持とうとするだけであれば純粋に、話をしたい、関わりを持ちたいという未練が動機となっていますが、なんのためらいもなくあなたを傷つける場合には復讐心や恨み、怒りといった感情に支配されている事がほとんどです。 あなたを傷つけることにためらいもなくなってしまった元彼は、あなたが反応してくれるまでその行為を辞めなかったり、それこそもっとエスカレートする可能性もあります。 なので対応せず、証拠を残すため、どんな行為をされているか、記録しておきましょう。 言い返すことも勿論、対応のうちに入るのですが、「辞めてください！」などの反応も元彼としては好都合になってしまいます。 なので、もう自分の手に負えないと思ったら、元彼の行動には反応せず、記録した証拠を持って警察や弁護士に相談しましょう。

ネットストーカーが始まった要因が何か。心当たりがあるのか

何度も繰り返しにはなりますが、ネットストーカーが始まった要因はそもそも何なのか？は、あなたにとっても思い返すことも、必要かもしれません。 ストーキングという行為は、している本人にとって、生活のほぼ全てのエネルギーを注ぎ込んで行なっています。 片手間にできることではありませんし、それだけの熱意あるエネルギーだからこそ、こちらは恐怖を感じるのです。 それだけの火をつける何かを、あなたがしてしまった可能性もあります。 それは「相手に希望を持たせるようなこと」かもしれません。 あなたが優しすぎるあまり、同情してしまったり、勘違いをさせるようなことをしてしまっていたら、余計にエスカレートする原因となります。 なので、自分の行動を見返し、一切誤解を生まないように、どんなことがあっても反応しないことが重要です。 勿論、ストーキング行為をしている人が悪いのですが、未然に防げるものは、あなた自身も気をつけていく必要があります。

ネットストーカーには大きくわけて２つの動機があります。 未練からくるもの、そしてあなたへの怒りからくるもの。 ネットストーカーをしている元彼を逆上させる事なく、自体の収拾を図るには元彼の心理を観察し、適切な対応をする事が必要となってきます。 被害を受けているかもしれない、怖い、など感じているのであれば、恥ずかしがらず、知り合いや同僚、もしくは警察や弁護士などに勇気を持って、話してみて下さい。 1人で抱え込まない事が大切です。