回避依存症って？《陥ってしまう理由》や《男女別の特徴》をご紹介！

「回避依存症」という言葉の意味をあなたは知っていますか？ 今回は「回避依存症」について、男女別に特徴や陥ってしまう理由について解説。 まずは、「回避依存症」の意味を一度確認していきましょう。

回避依存症とは人との深い関係性の構築を避けている人のこと

「回避依存症」とは、人との深い関係性の構築を避けている人のことを言います。 自ら人と深く関わることを避けてしまい、他人に対して壁を作ってしまう人がこの回避依存症ということです。 人と関わることが怖かったり、トラウマがあったりと他人を信じることができないという心の傷を負っているため回避依存症になってしまう人も多いでしょう。 しかし他人と深く関わるのが面倒くさいから一人でいたいという、心の傷ではなく性格によって回避依存症になってしまう人も中にはいます。 自ら深い関係性になることを避け、一人でいることを選んでしまう人が回避依存症と呼べるでしょう。

では、なぜ「回避依存症」になってしまうのでしょうか。 原因は一つではなく、いろんな理由があります。 まずは、それを一緒に見ていきましょう。

過去に起きた辛い人間関係のトラウマ

過去に起きた辛い人間関係のトラウマが原因で、回避依存症になってしまう人がいます。 例えば学校でいじめられた、信じていた友人や恋人に裏切られたなど人間関係で傷つき、悲しんだ経験があるとそれがトラウマになってしまい、人を信じることができなくなってしまうのです。 そのトラウマのせいで以前のように人間と深く関われなくなり、そして人間関係を深く構築するのが怖くなってしまい、人を避けてしまうようになります。 トラウマを呼び起こしてしまうならば人と関わらない方がいい、自分が傷つくくらいならば友人も恋人もいらないと思ってしまうことが回避依存症に繋がるのです。 以前のように人間と深く関われなくなってしまい、人間関係を深く構築するのが怖くなってしまったことで、人を避けてしまうようになります。

親からの偏った愛情表現

親からの偏った愛情表現が原因で、回避依存症になってしまう人もいるでしょう。 親からの愛情は感じられていたのですが、それが自分にとってはとても重かったのです。 かなり過保護で大人になった今も友人や仕事、恋人など自分の生活に干渉してくる両親がトラウマになり、人に愛されたり、関わったりすると束縛や過度な干渉をされてしまうんだと思い込んでしまっているのでしょう。 もっと自由に生きたいのに、そうさせてくれないという束縛されている生きづらさがあると、人の干渉が嫌になってきてしまいます。 一人でいた方が誰からの干渉や束縛をされずに自由に生きられると思い、人と関わることを避けるようになってしまうのです。

コミュニケーション能力が欠如している

コミュニケーション能力が欠如しているのも、原因の可能性があります。 上手く人と話すことができない、極度の人見知り、人の気持ちを考えられないなど他人と上手にコミュニケーションを取れないため、人と関わることが嫌になってしまったのです。 関わっても嫌われてしまったり、仲良くなることができないならば、一人でいた方がマシと思ってしまうのでしょう。 自分は、上手く人と関わることができない人間と思い込んでしまっている気持ちも原因になっています。 人と人は上手にコミュニケーションをとることで心を交わすことができますが、それが欠如していると、どうしても人と心を交わせることはできないのです。

相手に主導権を握られることを恐れている

相手に主導権を握られることを恐れていることも、回避依存症の原因でしょう。 自分よりも相手が上に立ってしまうことや馬鹿にされること、見下されることを極端に嫌います。 上下関係をすごく気にしてしまうがために、主導権を相手に握られて指示や指摘をされてしまうのが嫌なのでしょう。 人は平等であり、対等な関係で接することができるのですが、どうしてもそれができません。 自分と他人を比べてしまうことが多く、相手の思い通りになりたくない、振り回されたくないという思いが強いため、人と関わることが嫌になってしまい、避けるようになってしまうのです。

周囲からよく見られたいから

周囲によく見られたいと思っている人も、回避依存症になってしまいます。 人によく見られたいという気持ちを持っていると、自分を飾ったり、良く見られるために自分を大きく見せてしまうことがあるでしょう。 しかし、他人に深く関わられてしまうと自分のその飾った部分を保つことができないため、本来の自分が相手にバレてしまいます。 それでは、カッコイイ自分、魅力的な自分ではない部分を見られてしまうことになり、良く見られなくなってしまうかもしれないと思ってしまうのです。 よく見られる魅力的な自分を保つために、他人と深く関わることを避けてしまいます。

幼少期に虐待を受けていた

幼少期に虐待を受けていた人は、回避依存症になってしまうことがあります。 子は親から愛情をもらえるものと思っていますし、それは当然のことでしょう。 しかし当然にもらる愛情をもらえず、虐待をうけ、自分を否定される中で育った人は愛情を信じることはできません。 人は人を愛することはない、自分は誰からも愛されないと思い込んでしまい、他人を信じることができなくなってしまうのです。 親からの愛は無償の愛であり、それを受けることで人は愛することの意味や愛される喜びを知ります。 それを知らないからこそ、愛情を信じられず、自分は愛されない人間と強く思ってしまうのです。

プライドが高く弱い自分を見せたくないから

プライドが高く、弱い自分を見せたくないから回避依存症になってしまう人もいます。 弱い自分を見せられる人は、他人に頼ることや相談をすること、悲しい気持ちを吐露して慰めてもらうことができるでしょう。 しかし、プライドが高い人はそんな自分を見せることは恥ずかしい、情けない、みっともないと思ってしまうため他人に弱みをさらけ出すことができないのです。 他人に自分の弱みを見せることで弱みを握られる、馬鹿にされると思い込んでしまうため他人に心を開くことができません。 他人には絶対に自分の弱い部分を見せたくないという強いプライドが、他人を遠ざけることになってしまうのです。

ここからは、回避依存症の人の特徴を男女別にご紹介します。 まずは、回避依存症の男性の特徴を見ていきましょう。

わざと自ら嫌われるような態度をとる

わざと自ら嫌われるような態度を取ってしまうのは、回避依存症の男性の特徴でしょう。 友人が好意でやってくれたことに対してきつい言葉や態度をとり、相手に不快感を感じされてしまったり、恋人に会わずに避けたり、暴力をしてしまう人もいます。 自分と深く関わられるのが怖いため、自ら人に嫌われにいってしまうのです。 嫌われれば、相手はもう自分に関わってこないので、自分の保身のために嫌われる行動をしてしまいます。 相手のことを拒否するには、嫌われることが一番と極端な考えになってしまっているのでしょう。 関わりを避けるために、あえて自分を嫌な人にしてしまうのです。

相手に捨てられる前に浮気する

相手に捨てられる前に浮気をするのも、回避依存症の男性の特徴です。 回避依存症の人は、相手に主導権を握られるのが嫌と思っていることがあります。 ですから、相手に「別れてほしい」と言われるのは主導権を握られていると感じてしまうのです。 そのため相手に捨てられてしまう前に浮気をし、自分から捨てることで自分が主導権を握られると考えるのでしょう。 自分が傷つくのも嫌なので、自分が傷つくよりも相手を傷つけた方がマシとも思ってしまいます。 相手の気持ちよりも自分を大事にしているからこそ、相手を傷つける浮気を平気でしてしまうのです。

別れる時は未練もなくバッサリと別れる

別れる時は未練もなく、バッサリと別れてしまいます。 回避依存症の人は人と深く関わることを避けるため、元々恋人に対してもそこまで執着をしていたり、愛情を持てていない場合があるのです。 そのため未練もなく相手が離れていくならばそれでいいと思えてしまい、別れをあっさり受け入れてしまいます。 これ以上一緒にいても深く関わってしまう、相手が自分に踏み込んできてしまうという気持ちもあるため、なるべく長く付き合っていたくないという人もいるでしょう。 愛されることや愛することをしない、避けているからこそ未練もなく、バッサリと別れてしまうことができてしまうのです。

本当は自分のことが好きではないけどナルシスト

本当は自分のことが好きではないけど、ナルシストな男性もいるのです。 自分のことが好きではなく、今の自分を受け入れてあげられないのですが、周りには自分の弱いとこは見せたくありません。 周りに良く見られたい、自分を良く見て欲しい、受け入れて欲しいという気持ちが人一倍強いので、他人の前では自分を良く見せようとしてしまうのです。 ですから、外ではナルシストになってしまい、自分はカッコイイ、すごいというところをアピールしてしまいます。 しかし、本当はそんな自分も嫌いであり、自分はカッコイイ、すごいなんて思えていません。 自分を良く見せるために、自分を偽ってしまっているのでしょう。

相手のことを支配しようとする

相手のことを支配しようとする男性もいます。 相手を支配し、自分を裏切らない人間にすることで自分は安心することができるのです。 回避依存症の人は過去に大きなトラウマがあり、他人を信用することができない人も多くいます。 そのため普通に付き合っていても壁を作ってしまい、どんなに相手に良くしてもらっても疑心暗鬼を持ってしまうことがあるのです。 支配をすることで相手を自分の思い通りにできますし、絶対に自分に従ってくれるため安心感を持つことができ、自分が傷つくことを避けることができます。 また同じように自分が傷つかないために、相手をコントロールしようと思ってしまうことがあるのです。

続いて、回避依存症の女性の特徴をご紹介します。 どんな女性が回避依存症の特徴なのか、一緒に確認していきましょう。

干渉されたり束縛されるのを嫌う

回避依存症の女性は、干渉されたり束縛することを嫌います。 干渉される、束縛されるということは相手に深く関わられてしまうということです。 自分と深く関わって欲しくないと思っている回避依存症の女性からしたら、干渉や束縛はとても苦痛であり、不快感を感じてしまうものでしょう。 自分に踏みこんで来て欲しくないという拒否反応が起こってしまうため、どんなに仲の良い友人でも好きな恋人でも嫌だと感じてしまうのです。 少しでも干渉や束縛をされると気持ちが一気に離れてしまうこともあり、相手に対して距離を置いてしまうことも多いでしょう。

他人には絶対に心を開かない

他人には絶対に心を開かないのも、回避依存症の女性の特徴です。 心を開いてしまうと、相手に自分を知られてしまうことになります。 自分のことを深く知られるのが嫌なので、絶対に他人に心を開くことはなく、自分の話はほとんどしません。 仲の良い友人であっても、恋人であってもスタンスは変わらず、基本的に聞き役に回ることが多いでしょう。 聞かれても曖昧に答えたり、適当に話を流してしまうことが多く、プライベートのことや悩み、家族構成など自分に関することは話そうとはしないのです。 他人のことをあまり信用できないため、大きな壁を作ってしまい心を閉ざしてしまいます。

恋人が途絶えたことがなく浮気性

恋人が途絶えたことがなく、浮気性な女性も回避依存症の特徴でしょう。 恋人と長く付き合ってしまうと、深い関係になってしまいます。 自分のことを知られてしまいますし、相手のことをも知っていくため回避依存症の人が避ける深い関係性が自然と構築されてしまうのです。 それを避けるために、短い期間でしか付き合わずすぐに恋人を変えてしまいます。 相手のことを知りたい、もっと深く愛されたい、愛したいという気持ちを持つことができないため、相手を傷つける浮気という行為を構わずしてしまうのでしょう。 愛し、愛されることを避けているため、浮気性を改善することができないのです。

今の幸せから逃げようとする

今の幸せから逃げようとしてしまうのも、回避依存症の女性の特徴です。 回避依存症の人も、幸せになりたいという気持ちは持っていますし、その気持ちはとても強いものでしょう。 しかし、幸せでいることが怖く、先の幸せを信じることができないため、自ら幸せを手放そうとしてしまうのです。 幸せなのに恋人と離れようとする、友人にきつい態度で接してしまうなどいきなり相手を遠ざけようとする行動を取ることがあります。 幸せがいつかなくなるならば、自分から手放した方がマシと思ってしまう気持ちが原因でしょう。 幸せでいることが逆に不安に感じてしまうため、幸せでいる自分が怖くなり、逃げ出してしまいたくなるのです。

予定をドタキャンしたり急に会いたくなくなる

予定をドタキャンしたり、急に会いたいと言ってくるのも回避依存症の女性の特徴。 回避依存症の人は人と接することが嫌になってしまうことがあり、気分が落ち込み、会いたくないという気持ちを持つことも多いのです。 しかし、一人でいることが寂しくなったり、怖くなったり、不安になることもあるためいきなり人恋しくなってしまい、誰でもいいから会いたい、そばに居て欲しいという気持ちが湧いてきてしまうこともあります。 人と深く繋がることは嫌うのですが、一人でいることも不安で仕方がないのです。 自分で上手く感情をコントロールできないのも、回避依存症の特徴でしょう。

どうしたら、回避依存症を克服することができるのでしょうか。 ここからは、回避依存症を自分で克服する方法をご紹介します。 あなたの意識が変われば、きっと少しずつ克服をしていくことができるでしょう。

冷静になり自分自身を見つめなおす

冷静になり、自分自身を見つめなおしてみてください。 一度、自分と向き合う時間を作り、今の自分をしっかりと認めてあげることも大事なことです。 きちんと自分を見つめず、すべてを避けてしまっているから今の自分を変えることができないのでしょう。 見て見ぬ振りをするのではなく、自分をしっかりと見つめてあげることで自分を理解することができます。 自分を理解することで、原因や対処法を考えることもできるので、まずは自分自身をしっかりと見つめることを大事にしてみてください。 休みの日にゆっくりできる時間を作って、自分の今の状況や過去、気持ちと向き合ってみましょう。

愛情を確認し信頼関係を確かめる

愛情を確認し、信頼関係を確かめてみてください。 しっかりと相手からの愛情を感じることができれば、あなたも相手を信頼できると感じられるはずです。 行動だけでは分からないと思うので、きちんと言葉で伝えてもらうようにすることで、あなたもきっと安心することができるでしょう。 恋人に「好きだよ」「愛してるよ」という言葉を言って欲しいとあなたから伝えてみてください。 そしてできたら、言葉と同時に抱きしめてもらうことで、あなたも愛情を感じることができますよ。 自分の好きなところや惹かれたところなどを相手に聞けば、もっと愛情を感じられて、信頼できると少しずつでも思えてくるでしょう。

恋人には本心をさらけだす

恋人には本心をさらけだすようにしましょう。 もちろんすぐには無理でしょうし、本心をさらけ出すのは怖いと思うでしょうが、恋人はあなたのことを愛しているため、あなたの本心も受け止めてくれます。 そこを疑わずに、少しずつでも自分を出して行けるように努力をしてみてください。 言いたいことがあったら相手に伝える、好きや愛しているという言葉を言うように意識する、悩みや過去のトラウマを話してみるなど、自分を知ってもらうために伝えることを意識してみましょう。 そうすることで、少しずつでも自分を相手にさらけだすことができるようになり、受け止めてくれる相手の気持ちも感じられますよ。

あまり深く考えすぎないようにする

あまり深く考えすぎないようにしましょう。 あなたはきっとすごく繊細で気持ちの動きに敏感だからこそ、回避依存症になってしまったのです。 しかしあまり深く考えすぎてしまうと、疑心暗鬼になったり、ネガティブな思考ばかり湧いてきてしまい思い込みが強くなってきてしまいます。 深く考えても相手の気持ちは分からないことですし、状況が解決するわけではありません。 ですから、もう少し軽く物事を考えられるようになっていくことも大切なのです。 考える時間を作らないようにするために、趣味にのめり込む時間を作ったり、運動をしたりとヒマな時間を減らしていきましょう。

なるべく物事をポジティブに考える

なるべく物事をポジティブに考えてください。 ネガティブな思考に陥ってしまうから、相手を信頼できなくなってしまったり、疑心暗鬼に囚われて不安や恐怖を感じるようになってしまいます。 ポジティブに物事を考えれば、気持ちも前向きになり、今の幸せや楽しさを感じられるようになるでしょう。 相手の悪いとこを見るのはやめて、良いところを見つけられるように努力してください。 相手は自分のために好意で何かをしてくれているんだと、前向きに思うことでネガティブ思考にならずに済むでしょう。 どうしてもネガティブになってしまいそうな時は、気持ちを切り替えるために外に出て散歩をしたり、好きなことをして気持ちをリフレッシュさせてくださいね。

ここからは、回避依存症に関することが書かれているおすすめの本をご紹介します。 回避依存症を理解することができますし、自らと向き合うこともできる本ばかり。 気になったものがあったら、是非読んでみてくださいね。

苦しい恋から抜け出せない人たち ：伊東明

まずは「苦しい恋から抜け出せない人たち」という伊藤明さん著書の本をご紹介します。 いつも苦しい恋ばかり選んでしまう人を共依存、回避依存、ロマンス依存、セックス依存という4つの恋愛依存症のタイプから、心理学的視点で解説してくれるのです。 苦しい恋から抜け出すために恋を終わらせているのに、何度も何度も苦しい恋をしてしまうのには理由があります。 どうしたら苦しい恋を終わらせて、幸せな恋ができるようになるのかを、示してくれる一冊です。 心の傷にも癒しを与えてくれるため、読んだ後少し自分を好きになったり、自分を変えようという気持ちを持つことができるでしょう。

ラブ・アディクションと回復のレッスン：ハワード・M. ハルパーン

「ラブ・アディクションと回復のレッスン」という、ハワード・M. ハルパーン著書の本もおすすめです。 こちらはアメリカで、恋愛依存症と戦うたくさんの人々に読み継がれたロングセラー作品。 恋愛相手が依存の対象にしてしまうことをラブ・アディクションと呼ぶのです。 なぜラブ・アディクションになってしまうのかという原因や、その人の心理を分析して、克服できる道を示してくれる一冊になっています。 依存してしまう男女の気持ちを解放し、幸せになれるように導いてくれるのです。 読み終わった後は、とても気持ちが落ち付き、心が軽くなって気持ちになれる一冊でしょう。

「愛し方」「愛され方」がわかる本：マドモアゼル・愛

「愛し方」「愛され方」がわかる本もおすすめの一冊です。 こちらはマドモアゼル・愛さん著書の一冊であり、恋する自信が湧いてくる前向きになれる本になっています。 恋をしたいと思っているのに、勇気が出ずになかなかすることができない人や、恋をしているのに、なぜかいつも不安を感じてしまう人も多いでしょう。 そんな恋が上手にできない人がもっと恋をすることが楽しくなるように、本当の恋を手に入れる方法を解説してくれています。 大好きな人と幸せでハッピーな関係になれる31個のヒントを教えてくれるのです。 この本を読むことで、今の自分と向き合うことができ、自分を理解し、幸せに導いてあげることができるでしょう。

心の傷を癒すカウンセリング366日：西尾和

西尾和美さんの「心の傷を癒すカウンセリング366日」という本もおすすめの一冊。 機能不全の家族の中で育ってしまったアダルトチルドレンや共依存に悩む人たちへのメッセージ本です。 自分を愛してあげることができず、ずっと苦しんでいる人を前向きな気持ちにさせ、生きることの楽しさや幸せを感じてもらえるような内容になっています。 悲観的にならないで、もっと前向きに生きていこうということが綴られている本。 どうしたら今の自分から抜け出すことができるのかという方法も解説してくれているので、この一冊が今の自分を変えるきっかけになるはずですよ。

共依存かもしれない：ケイ・マリー ポーターフィールド

「共依存かもしれない」というケイ・マリーポーターフィールド著書の本もおすすめの一冊です。 必要以上に人に尽くしてしまったり、何かにのめりこみ過ぎて周りが見えなくなってしまうのはどうしてなのかということをしっかりと解説してくれています。 何かに依存してしまう原因を探り、自分を愛することが出来ない自分から愛することができる自分へと変えていくことができる一冊になっているのです。 今を乗り越えるヒントをたくさん示してくれているので、きっと今のつらい状態から抜け出すためのきっかけになるでしょう。 本はあまり読まないから苦手という方でも、さらさらと読めてしまうくらい分かりやすく読みやすい本になっています。

いかがでしたか？ 回避依存症の人は過去にトラウマを抱えている、コミュニケーションの欠如、親からの虐待や過度な愛情表現など何かしら原因があるものなのです。 その原因をきちんとあなたが向き合い、理解し受け入れることで回避依存症を克服するために一歩を踏み出すことができます。 回避依存症を克服したいと思うならば、自分を受け入れて、変えていく努力をしましょう。 あなたのその意識があれば、少しずつでもあなたは変わっていけます。 ポジティブに物事を考える、相手に愛情を確認する、本音をさらけだすことを意識してみることで、今の自分から抜け出すことができるでしょう。