共依存を克服する方法を徹底解析！そもそも共依存の意味は？特徴と原因って？

依存という言葉はよく耳にするかと思われますが、共依存とは一体何なのかご存知ですか？ 共依存とは相手をコントロールしたり、その人とずっと一緒にいるために自分を犠牲にするなど、特定の人との関係に依存してしまうことです。 そんな共依存ですが、どのような状態は共依存でどのような状態だったら信頼したり愛し合っている関係なのかよくわかりませんよね。 それで克服方法や原因を見ていく前に、あなたとパートナーの関係は共依存なのかチェックリストを使って診断してみましょう。

私たち共依存な関係なのかもしれないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか？ しかし、共依存や信頼、束縛などの線引きは曖昧で、自分たちの状態を判断するのは難しいですよね。 一体共依存とはどんな状態なのか、まずはそこから見ていきましょう。簡単にできるチェックリストを元に自分たちの状況を整理していきましょう。 3つのうち1つでもあはまった方は共依存の状態にあると考えた方が良さそうです。

どんな事をしても彼を咎められない

もし全く関係ない第三者や友達が、常識的に考えてありえないような行動。例えばお年寄りを突き飛ばすなんてことをしたら当然注意しますし、非難だってしますよね。 しかしあなたのパートナーがそれをやった場合はどうでしょうか？同じようにきちんと咎めることができるでしょうか？ そんなことをしても彼を咎められないのは共依存に陥っている可能性があります。 簡単に言えば、彼を否定することができなくなってしまっている状態です。 注意したことで彼を怒らせ、愛想をつかされて失ってしまうのではないかという恐怖を感じているのでは？

彼の問題を受け入れず、自分の責任だと思い込む

よくある特徴として挙げられるのは、共依存に陥ってしまっている場合、相手の問題や相手の悪い事であるにも関わらず自分に問題があると思い込んでしまう状態です。 例えば、相手が1時間デートに遅刻してきたとしましょう。 ですが、共依存に陥ってしまっている場合「それは彼が早く来たいと思えるほど可愛くない私のせいなんだ」と思うようになってしまいます。 自分がいけないから、彼が問題を起こしたんだ。結局は私の責任だと思い始めてしまうと、彼自身も全ての責任をあなたに押し付けるようになります。 一度や二だけではなく彼が問題を起こすたびに、あなたが自分を責めるようになると彼もあなたに甘え、あなたもある意味彼に甘えてしまっている共依存の状態になってしまうのです。

でも彼の存在が全て、彼がいなければ生きていけない

どんなに彼が最低な行為をしているとしても、あなたに危害を加えるとしても、それでも彼が全て。 彼がいなくなってしまったらもう生きていけない。と考えるようになっていたら要注意です。 自分を犠牲にしたり、自分が傷つけられる恐怖よりも彼がいなくなってしまうことに恐怖を感じるような状態では正常な判断も行動もできません。 結果として上記の二つのように、彼を咎められなく、自分のせいだと思うようになる悪循環が生まれてしまうんですね。

まずは共依存である自分たちの状態を受け入れる

共依存の人たちは自分たちが共依存だということにすら、気づけないことが多いんです。 一番はじめにできることは共依存の状態を自覚して受け入れること。 何が原因でそういう状態になってしまったのか、どのくらい前からなのか、そして何か改善できそうな手立てはあるかなど現状を確認しましょう。 すると共依存を克服するためにどの手段をとるのが良さそうなのか、それとも誰かの手を借りた方がいいのかなど対処法も見えてきます。

彼に意見する事断る事を恐れない

先ほど少しお話ししましたが、彼を失うことを恐れるあまり絶対服従の関係に陥ってしまうと共依存の悪循環が始まってしまいます。 彼の気分を害したり、機嫌を損ねてしまうことは怖いことですよね。 しかし一歩踏み出して意見することはあなたのためだけでなく、彼のためにもなるんです。 そう考えてみると少し勇気が湧いてきませんか？ いきなりNOをいうのはハードルが高いと感じるなら、一度彼の意見を受け入れてからでも私はこう思うかなと意見をいうようにすると、だんだんと意見すること、断ることへのハードルが下がっていくはずです。

自分を大切にして自立する

共依存の状態を脱するためには精神的に自立することも大切。 精神的に自立することで彼がいなくては生きていけない、だってお互いに必要としあっているからという考えを捨てられるようになります。 自分1人でも生きていけるけれど彼と一緒にいるとさらに幸せに過ごせるからと、付き合う理由を変えていけると相手との関係性も違ったものになってきます。 さらに1人になる恐怖を捨て、自信を持てるようになって自分を第一に考えられるようになると自然に彼への対応や考え方も変わってくるはずです。

失敗・過ちから学ぶ

特に共依存の原因が彼氏のDVという場合に多いのが、少しでも彼が反省しているそぶりを見せるとつい許してしまい、結局また暴力を振るわれてなかなか共依存から抜け出せないという状態。 人はそう簡単には変わることはできないと思っておいてください。 今までもそうだったように、彼は本当に反省して変わってくれたわけではなく、反省したふりをしているだけです。 あなたは彼を過信しすぎているのかもしれません。 過去の失敗、ここでいうとつい情が湧いて彼を許したが、結局何も変わっていなかったということを教訓に同じことは2度と繰り返さないようにしましょう。 判断をするときには感情ではなく論理的に考えるようにしてください。

心療内科・カウンセラーなどの専門家に第三者として関与してもらう

自分たちには改善できそうな手立てがない、自分の命に危険が及ぶかもしれないという時は第三者の力を借りて見ましょう。 特におすすめなのは心療内科・カウンセラーを頼ること。やはり彼らは専門家ですので、知識も経験もたくさんもっています。 できるところまでは自分たちの力で頑張ってみてもどうにもならないというときに最終手段として使えるということは覚えておいてください。 信頼できて頼れるところがあるだけで心も軽くなり、行動を起こしやすくなります。 あなたは1人ではないということを覚えておいてください。

親子の共依存は多いのですが、その共依存している状態に気づくことができないことが多いんです。 親としての子供への愛情なのか、子供として親に頼っている状態なのか、はたまた共依存にあるのかは、恋愛における共依存よりも判断が難しいんですね。 そんな親子の共依存を抜け出すためにできることも、まずは自分たちの状態を知ることです。 共依存にあることを自覚しましょう。 そして愛しているからこそ相手のために突き放さなければいけない場合もあると考えてください。 始めは辛いかもしれませんが、あなたがそう対応することで相手の関わり方も自然と変わってくるはずです。 ポイントは自分たちの状態は2人で共有し、どう対処していくのかも話し合ってから実施すること。 でないと、相手はいきなり突き放されたと感じてしまうこともあるからです。 話し合いをすることで、今まで伝えられていなかった考えなどもお互いに伝えられることができ、それだけで共依存から脱出できることも。

恋人の場合でしたら、西鶴の場合関係を解消し別れるという選択肢も選ぶことができますが、結婚している夫婦の場合、別れる＝離婚を意味します。 離婚はできるだけ避けたい選択ですよね。 離婚をせずに共依存を抜け出すためには第三者の力を借りることが一番の方法です。 結婚生活をこれからも送っていくことを考えると、あまり傷跡が残るような方法は取りたくないですからね。 さらに、一時的な関係でも、親子のようにこれからは自立して関わることが少なくなるわけでもありません。 なのでお互いを根本的に変える必要があります。 そこでカウンセラーなどに相談してお互いの状況を冷静に分析してもらい、どこを直さなくてはいけないのか、本当に自分を変えることができるのかを監視してもらいましょう。

ここまで見てきたように共依存の状態や解決方法は見えてきましたね。 しかし、そもそもの原因は何なのでしょうか？ 克服方法を選んでいく上でも、それを実践していく上でも根本的な原因を知っておくことは大切です。 共依存に陥ってしまいやすい性格やその原因、また共依存から抜け出せない理由を見ていきましょう。

視野が狭く自分たちの関係を客観的に見る事ができない人

自分たちの関係をどのように見ていますか？どんな関係か、考えてみたことはありますか？ つい感情的に関係を見てしまうと、相手の問題も自分の問題も正しく観察することも分析することも出来ません。 そのせいで冒頭でもお伝えしたような責任転嫁などの悪循環に陥ってしまうことに。 もし客観視できない、もしくはしたことがないのでしたら、一度自分たちの関係と向き合ってみましょう。 客観的に見るとは第三者の立場になって自分たちを見てみる、ということですよね。 そうやって見ると、自分たちの関係の問題や異常性にも目を向けられるようになるはずです。

自分に自信がない人

あなたは自分に自信がありますか？もしなければ、それが共依存の原因の一つになっているかもしれません。 自信がないから、相手に依存してしまうのですね。 相手を束縛したり、異常なほどに相手に尽くしたりするのはその自信のなさの現れです。 もし自信を持てていれば放っておいても彼がいなくなることはないと考えることはできます。 心配だからつい相手をコントロールしたいと思ってしまうんですね。

自分と他人の境目がなくなる人

付き合った以上は自分のことも相手のことも全て把握していたい、全て共有して2人で一つになる関係を作りたいともう人は共依存に陥りやすいです。 初めのうちはそれを愛情表現と考えていられるかもしれませんが、時間が経つにつれて感覚が麻痺し、自分と相手の境界線がわからなくなってしまいます。 すると彼をコントロールしていないと落ち着かなくなったり、少しでも秘密があることを許せなく思ったりすることも。 さらに自分をどんどん失っていくことで彼がいなければ自分は生きていけないという共依存に陥ってしまうんです。

克服するのが難しそうにみえる共依存。 しかし、そんなことはありません。まずは依存を認めましょう。 それが共依存克服への一番大切な一歩、そこから冷静に自分たちを観察し過去から学ぶことができれば共依存状態から抜け出すことができます。 初めは恐怖も感じ、難しいと思うかもしれませんが、お互いのためにも共依存を克服しましょう。