職場でのイジメは少し耐えるだけでいい。仕事を辞めずに状況を変える方法

職場でイジメの対象になってしまった。 こういった状況になってしまった時、どう対応するべきかわからないですよね。 「職場のいじめは耐えるしかないの？」と思う人もいるかもしれません。 そんなことはありません。 今回はそんな状況を抜け出し、前向きに過ごす方法をご紹介します。

では実際にイジメにあってしまった方々のお話を聞いてみたいと思います。 イジメの種類も様々ですね。 職場でのイジメに耐えているのはあなただけではありません。 どのイジメが酷いのかというのは上下はつけられませんし、他にもイジメに耐える日々を送っている人がいるということで我慢した方がいいとか、これくらい平気だろうと言いたいわけではありません。 だからといって辞めることが解決ではないのです。 そして仕事なんてそう簡単に辞められません。 嫌だから、辛いからとコロコロ変えられるものではないのです。 解決法を見いだすためにも、いろいろなイジメの体験を聞いてみましょう。

《1》異動したばかりなのになぜ？部署みんなに無視されて仕事の報・連・相もままならない！

異動してきて、まだ誰ともお互いのことを知らないのに何故かさけられている。 理由は全くわからなかった。 コミュニケーションが取れないので、仕事もスムーズに進まない。 それでも聞かなければ進められない業務もあり話しかけても、教えてはくれるものの冷たい対応だった。 きちんと教えてくれればわかることも、表面しか話してもらえないので理解できなかった。 そうなると尚更聞きづらくなり、誰とも話せなくなった。 原因を考えてみると、私の異動がご栄転といえるものだったので、それしか考えられなかった。 （３０代・OL） ほとんどの仕事というのは一人でしているわけではありません。 チームワークが大事です。 未熟なもの同士が集まって、大きなパワーになることもあります。 このように、外からデキる人がやってきた、しかも望まれていない、妬みの対象。 そうなると元々いた人間たちは妙に団結します。 そしてデキる人を出来ない人にしてしまうのです。 男女問わず、大人のイジメでいちばん多いのではないでしょうか。

《2》「死ね」「邪魔」「目の前から消えろ」などの暴言…持ち物を隠されることも毎日

キャバクラで働いていたときのこと。 持ち歩いていた化粧品がなくなっていたり、靴がなくなっていた。 女だけの職場で、無くなった場所を考えるとお客様や外部の人とは思えない。 どう考えても同僚の女の子の誰かだと思った。 お客様に気に入られれば「死ね」「仕事に来るな」などの暴言を言われていた。 お客様や上司に相談すると、今まで以上に嫌がらせが酷くなった。 前からいる女の子より成績がいいとイジメにあう職業なんだと思った。 （２０代・元ホステス） 女性だけの職場です、一見楽しそうで皆仲良さそうに見えますが、客商売なので表向きはそう見せています。 ですが内情はドロドロです。 売り物は自分自身、会社のように技術で勝負出来なう場所です。 誰かが気に入られれば、見ている方は自分自身を全否定されたような気になり、自分の至らなさを改善するよりも人を恨んでしまいます。 焼きもちが大きくなったような、嫉妬からくるイジメですね。 そして人、経験値などが商品であるからこそ、仕事でミスさせるようなことは出来ず、物を隠す、言葉の暴力でしかイジメが出来ないのです。 誰かに相談すればエスカレート。 子供のようですが、大人の世界のイジメです。

《3》指示された仕事をこなしたのに「勝手にやった」と言われ部署変更後も「あいつは使えない」と言いふらされた

与えられた仕事をせっかくやるのだから、よりいい物にしようとした。 その結果、喜んでくれた人もいたが、他の人の仕事を奪ってしまうことになった。 指示されたのに勝手にやったと言われ、反論したけれど聞いてくれず、周りの人にまで評価を下げるような濡れ衣を言いふらされた。 （２０代・サラリーマン） 仕事は自分で探すもの、仕事を完成させるのは当たり前で前より良くして初めて仕事をしたといえる等、よく言われたものです。 人間の能力が皆同じなら、誰も出世しませんしリーダーというものは生まれません。 もちろん、当たり前のことを当たり前に出来ることが最低条件で、それでもかまわないわけです。 しかしそこに飛び出て能力を発揮してしまうと、周りからはたたかれます。 出る杭は打たれると言うことです。 そして優秀な人にばかり仕事が任されるようになり、他の人はおもしろくありません。 成長のためにライバル意識を持つことは大切ですが、イジメで蹴落とそうとする方向性の間違ったライバル意識もあるのです。

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職場でのイジメを解決するために、してはいけないことがあります。 イジメに耐える日々を少しでも早く終わらせることが目的です。 相手の方が理不尽なことをしているのは百も承知の上ですが、こちらが正論に出ても通用しないことがあります。 イジメに拍車をかけてしまう、これは絶対やっちゃだめ！という事もあります。 納得できないかもしれませんが、今は参考にしてみてください。 現状をこれ以上悪くしないための養生期間だと思って聞いてください。 何をしてはいけないのか、NGな言動も合わせて見ていきましょう。

理不尽だけど…「なんでいじめるんですか！」と直接的な聞き方は相手を余計刺激することも

当たり前のことを聞いているだけですが、なぜだめなのでしょう？ 相手側からすると、イジメをしたつもりはないかもしれません。 または覚えがあっても直接言われたことで、決めつけられた、侮辱されたと腹を立ててしまうかもしれません。 直接聞いて、「はい、いじめています」なんて言う人はいません。 図星だっただけに、相手は保身に走るでしょう。 そうなるとどうでしょう、あなたの立場が尚更悪くなってしまうかもしれません。 あなたにいじめられていると指摘されたことで、相手もあなたを嘘つき、被害妄想などと言いふらし、見方を増やすことに走るかもしれません。 尚更孤立してしまう可能性があるので、ここは我慢、止めておきましょう。

エスカレートするかも…「私なんかどうせいじめられたってしょうがないですね」など自分を否定する

卑屈になる、いじめられたことで傷ついているとなると、いじめた側からすれば楽しくて仕方ありません。 自分が行った事が相手に影響するというのはおもしろいものです。 辛くても平気なフリをする方が、相手にはつまらないので、イジメも控えめになります。 つまりこのような発言をすると、あなた自身がイジメ、いじめられていることを認めていることになります。 その上で私はいじめられる理由があるので仕方ないと、いじめた側を正当化してしまっているのです。 そうなると、いじめた側は罪悪感も薄れ、さらに酷いことをしてくる可能性があります。 イジメは悪いこと、いじめられている人は悪くないのです。 あなたは悪くないので、自分からそのようなことを言ってはいけません。

反応するとその分調子に乗る？「やめてください」と泣いたり感情的になる

あなたが取り乱して泣き叫ぶこと、これはいじめた側がいちばん見たかった光景ではないでしょうか。 こうなってしまえばいじめっ子の思う壺です。 大人になって、職場で感情的になり泣き叫ぶ人はあまりいないでしょう。 そうなるという事は、それほどの事があったからなのですが、いじめている人間以外からも、好奇の目で見られてしまいます。 そして我慢が足りない人、すぐ不満を口に出す人、大人のくせに子供のように泣いて感情的になるというレッテルを貼られてしまうかもしれません。 取り乱したあなたが見たくて、またちょっかいを出されることも。 そんなあなたを見るのが快感なのです。 こうなれば、イジメをしている方もされている方も、小学生に見られてしまいます。

ここまでイジメにあった場合にしてはNGな行動を見てきましたが、逆にとった方がいい行動はどうでしょうか。 その方法については、残念ながら、これが正解！というものはありません。 ですが、これ！というものはなくても、原因や状況別ではもちろん正解があります。 それぞれ場合分けをして解説していきますのでみていきましょう。 これを読んで、少しでも対策を取って下さい。

イジメる人は反応を見たがっているので一切無視して淡々と仕事に打ち込む《辞めたくはない場合》

あなたがイジメに対して無反応、何も気にしていない、もはやイジメに気づいていない状況を振舞いましょう。 仕事なので、仕事に必要なことだけをすれば良いのです。 用事があればはっきり話し、てきぱき仕事をこなすのです。 相手が仕事上の話しでも無視してくるのなら、無視出来ないくらい大きな声で話しましょう。 イジメをしている相手からするとつまらないですね。 苦しめたいのにあなたはのうのうとしている、この方法ではへこたれないんだというところを見せてあげましょう。 相手はつまらないことで人をいじめていることが恥ずかしくなります。 自分がイジメをしている間にも、あなたは仕事を進め前に進んでいるのです。 イジメは無意味で恥ずかしいことなんだと教える気で頑張ってください。

3か月まではと決めて耐える。状況が変わることもあるし3か月は働いたほうが経歴にも無難《辞めたくはない場合》

ゴールが見えないからこそイジメに耐えるのは辛いのです。 自分で、取り合えずいつまでは頑張ろうと目標を決めれば少し楽にすごせますよ。 仕事をすぐに変えてしまえば、次に就職するときに若干不利になります。 面接で、前職を辞めた理由を聞かれることもあるでしょう。 苦しんでいる人にこんなことを言うのはこちらも辛いですが、あと少し耐えてみてください。 あなたは悪くない、被害者なのに、イジメをする人のせいでこの職場を離れた後も不利になるのは避けたいものです。 ３か月耐えると決めた、その間にイジメはなくなり、その職場に居られる心情になるかもしれません。 それで変わらないとしても、目標までは勤め上げたのだからあなたも強くなっているはず、心機一転辞めてもよし、残って次の対策を練るもよし。

公的にも社内イジメの相談窓口があることを知っておき、利用する《辞めたくはない場合》

同じ職場内にもホットラインのようなところはあると思いますが、小さい職場だとあったりなかったりだと思います。 その時は公共の相談窓口を使いましょう。 あなたの税金で給料をもらっている方たちです、遠慮せずに使いましょう。 この様なところは、様々なところから相談を受けています。 狭い世界の中で解決しようとするより、知識の豊富なところに相談した方が道も広がります。 今の世の中、昔と違っていじめられている人の方が立場が強くなっています。 開き直って、いじめられていることを武器に戦ってみましょう。

心療内科などを受診して場合によっては休職する《耐えられないほど辛くなった場合》

プロに任せてみるという手もあります。 イジメのせいで心の病になってしまったと感じたら、迷わず病院に行きましょう。 いちばん大事なのはあなた自身です。 仕事は所詮仕事、こてから探せばいくらでも見つかりますし、イジメのある会社なんて捨ててやりましょう。 また同じことがあったらと、他の場所でも仕事をするのが怖いなら、しばらく休むのもいいかもしれません。 それは、今必要な時間です。 時間というものは取り返せないのです。 このまま続けて傷が深くなり、立ち直るまでにもっと時間を要することになるかもしれません。 辛い今、休養をとり心身ともに回復しましょう。 そうすれば、復帰も早くなります。 大丈夫です、仕事もお金も必ず取り返せるものです。

粛々といじめの証拠集め、いじめられたら証拠を残してくれたんだと考える《退職も考えている場合》

誰かがイジメで職場を去るということは、公になればその職場にとっては大きなダメージになります。 退職してもいいというなら、思いっきり復讐してやりましょう。 言い方は悪いですが、そんな職場に残る罪もない人たちが次の標的になるかもしれません。 辛い思いをしたあなただからこそ、他の人が同じ被害い合ってほしくないと思うはずです。 あなたは辞めてしまっても、誰かを助けることが出来るかもしれません。 イジメがあった、長い間耐えてきた証拠を人事でも総務でもどこへでも出してやりましょう。 その結果、イジメをしてきた相手になにか罰則があれば、今後のイジメは減るかもしれません。

いかがでしたでしょうか？ どんなイジメが存在するのかを紹介しましたが、やはりイジメを受けている側が悪いわけではないという印象を受けました。 どんな理由があってもイジメをする人は方向性が間違っていて、全面的に悪いのです。 そしてイジメにあった場合、やってはいけない反論をご紹介しました。 反論にも勇気がいりますし、行動に出ることはすごいことです。 ですがその前に、ぜひこの記事を読んで参考にしていただきたいと思います。 イジメをする方は、あなたを傷つけたくてやっているのです。 なので反応すれば相手の願いが叶ってしまいます。 ではどうすればいいか、このまま耐える場合、現状を変える、動く場合と紹介してきました。 イジメをする人なんかに負けないでほしいと強く思います。 あなたは悲しい思いをする必要はないのですから、感情にまかせて動かず、上手くやって行ってください。 この記事が少しでも参考になれば幸いです。